ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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千棘ちゃんの誕生日の回の二話目です!


第15話 カクニン

千棘の誕生日会

 

千棘と楽の叫び声が聞こえる30分前のこと・・・

 

正義と楽、そして千棘は皆んながワイワイ騒いでいる中、夜の星々を眺めていた。

 

「なぁ兄貴・・・プレゼントのセンスもう少し考えろよ・・・危うくギャング達に殺されるとこだったぞ?」

 

「うるせぇな。そういうお前だってセンスねぇだろうが。おあいこだろ?」

 

「にしてもだな・・・」

 

一条兄弟は、楽があげた千棘への誕生日プレゼントのゴリラのぬいぐるみのことに軽く口論していた。しかし、これが彼らの日常だ。

 

その最中、ある少女が現れる。

 

「本当、あんたの弟さんに同意だわ。あんたプレゼントのセンス無さすぎよ。」

 

楽のニセモノの恋人関係でもあり、ギャングのボスの娘・・桐崎千棘だ。

 

「なんだよ・・・やっぱ芝居かよ・・・別にいらなかったら捨てたっていいからな?」

 

「バーカ。一応私達は恋人同士でしょ?大事にしないと怪しまれるじゃない。」

 

千棘はベランダの手すりに寄っ掛かってそう言う。

 

「だから、大事にするわ。仕方なくね。」

 

「なぁ桐崎・・・お前本当は結構気に入ってるんじゃ・・・」

 

「んなわけないでしょバカ。」

 

本人はプレゼントのことをどう思っているのかは本心はわからない。しかし、プレゼントを渡された時の表情を見た限りでは、

とても”嬉しそう”だったのだ。

正義はそれを少しだけ感じ取り、千棘にそう問うが、否定されてしまう。

 

正義はうーんとした表情を浮かべながら

黙りこくってしまう。

 

「ねぇ・・・楽・・・あんたに聞きたいことがあるんだけど・・・」

 

「あ?なんだよ急に改まって・・・」

 

「あんたってさ・・・今でも10年前の約束した女の子のことって好きなの・・・?」

 

千棘のその言葉に楽と正義は少しびっくりした表情を浮かべる。そりゃそうだろう。

彼らは10年前の女の子との約束の真実を知りたがっているのだから。

約束した女の子は一体誰なのか・・・どんな約束をしたのか・・・それを知るカギは楽と正義の持つペンダントと約束の女の子の持つ錠を開けるカギが必要なのだ。

 

「はぁ?別にそういうんじゃ・・・」

 

楽は一旦否定するが、数秒黙る。

 

「あぁ・・・好きだよ・・・。」

 

「じゃああんたさ・・・

 

 

 

 

 

”ザクシャインラブ”って言葉知ってる?」

 

 

 

(え・・・・なんで桐崎のやつ・・・俺の夢で出てくる言葉を知ってるんだ・・・!?)

 

 

 

「お前・・・どこでその言葉・・・‼︎」

 

「あるのね・・聞いたこと・・・」

 

正義は頭の中で脳内会議が開かれている。

「桐崎が約束の女の子なのか?」とか

「これで真実がわかるんじゃないか・・!」

などだ。

 

千棘は最近、部屋で古い日記を見つけて

そのことを色々と思い出したらしい。

千棘も10年前にある男の子と出会っていて、夏の間一緒に遊んで仲良くなり、お別れのときにその子と何かを約束したそうだ。

その日記に挟まっていたのは”謎のカギ”。

 

「そのカギって・・・!」

 

「正義知ってるのか!?」

 

「えっ!どういう事!?」

 

「いや・・・実は俺も10年前女の子と何かを約束したんだよ・・・俺はそのことをよく覚えてないけど・・・俺も兄貴と似たペンダント持ってて、ザクシャインラブって言葉も知ってるんだよ・・・。」

 

「そうなんだ・・・」

 

「俺・・・昔その子と約束したんだ・・再会したら一緒にこのペンダントを開けようって

だからもしその子が約束を覚えてたら、その為のカギを持ってるはず・・・」

 

楽はペンダントを見せながらそう言う。

 

「まさかコレが・・・?」

 

正義と楽と千棘は顔が一気に赤くなり、

心臓がバクバクッと高鳴る。

 

「・・・ってそんなわけないわよねーー!?」

 

「「だだだだだよなーー‼︎⁇んんんなわけないよなーー!?」」

 

「だってだって私あんた達にに会った覚えなんて一つもないし・・・‼︎」

 

「俺だってお前とあの子じゃ全然イメージ違うし・・・!」

 

案の定、楽と千棘の喧嘩が始まってしまった。お互いに認めたくない気持ちがあってのことだろう。

 

正義はそこである打開策を提案する。

 

「じゃあ試してみりゃいいじゃねえか。

それが本物なら俺と兄貴のどっちかのペンダントが開くはずだろ?開かなきゃ俺たちは晴れて無関係・・・。」

 

「ふーんまぁいいけど・・・あんたらのどっちかがあの子なわけ無いし・・・あの子はあんた達と違って王子様みたいな人でねぇ、なんでも出来ていつも私を助けてくれて・・・」

 

(こいつイメージ美化してやがるだろ・・!)

 

「ほー言ってくれんじゃねえか。じゃあもし、俺か正義がその約束の相手だったらどうすんだ・・?」

 

「ハ!その時はなんだってしてあげるわよ!

”キス”だろうがなんだろうが!!」

 

「「え?」」

 

最初は勢いでそう言ったが、自分がおかした恥ずかしい発言で千棘は顔を赤らめる。

 

「やっやってやろうじゃないの!だってあんたたちの2人なわけないし・・・!」

 

「「お、おう!!⁇ばっちこい!!」」

 

「じゃ、じゃあ・・先に兄貴のやつから・・!」

 

正義は自分から確かめることを促しときながらも急展開に頭が付いて行けず、動揺が隠せない。

 

「行くわよ!?覚悟はいい!?」

 

「おう!かかってこいやぁ!!」

 

「おう!!」

 

「任せときなさい!すぐに分からせてあげる!私とあんたたちはなーんにも関係ないってねぇ!!」

 

「その意気だ!!ガッ!っていってやれ!」

 

「そうだ!」

 

「すぐに吠え面かかせてあげるから。だいたい私とあんた達が昔仲良くやってたってこと自体が・・・」

 

「「早くしろよ‼︎」」

 

千棘は緊張しているのか動揺しているのか

鍵を挿すのを躊躇している千棘に一条兄弟は

しびれを切らす。

 

「いっ、行くわよ・・・!」

 

正義と楽は緊張の瞬間に思わずゴクリと唾を飲む。

 

楽の錠に千棘の鍵が挿さる。そのまま左に

ぐるっと鍵を回して開ける・・・はずだった。

 

ガチンッ!!

 

大きな音を立てて鳴る金属音。

しかし、この音は錠が空いた音ではない。

鍵が折れた音だったのだ・・・。

 

「「折れたぁああああ!!!!」」

 

「何やってんだよこの馬鹿力〜〜!!」

 

「だって緊張して力入っちゃったんだもん!」

 

「あぁ〜もうこれ取れねえじゃねぇ〜かよ〜〜!」

 

「あー私知らなーい私知らなーい!」

 

千棘の鍵の折れた先は楽の錠に完璧に詰まっていて、もはや自力で取り出すことは不可能だろう。

 

「ま、いいじゃん。どうせ私達が約束の相手な訳ないんだし。じゃあね話はおしまい。」

 

「「あ!逃げんな!どこ行くんだよ!」」

 

「みんなのとこ。」

 

千棘はそのまま、立ち去ってしまう。

しかし、困った。これでは楽の錠は開けることができない。挙句には正義も確かめることができなかったのだ。

 

「兄貴・・取り敢えず戻るか。」

 

「あぁ・・・」

 

正義と楽はパーティー会場に戻るために

廊下を歩いている。

すると、そこにはある男がいた。

 

「久しぶりだね。楽君、正義君。誕生日を祝いに来てくれたのかい?どうもありがとう。」

 

その男とはギャング組織ビーハイブのボスであり、千棘のお父さんのアーデルト・桐崎・ウォグナーだ。

 

「桐崎の親父さんですか。お久しぶりです。」

 

正義は深々と頭を下げて千棘のお父さんに挨拶をする。

 

「頭をあげていいよ。娘とは仲良くやってくれてるかい?すまないねぇ色々と急に大変なことを押し付けてしまって。」

 

「いえ・・まぁ・・」

 

楽は軽く返事をする。

 

「日本に来てからあの子は毎日とても楽しそうだよ。きっと君たちのおかげだ。礼を言うよ。」

 

千棘はアメリカにいた頃、ギャングの娘のため友達が少なかったという。

 

「楽君とあの子は相性がいいからね。上手くやっていけると思っていたが・・・」

 

「相性!?良くないっすよ!あいつとは顔合わせりゃケンカばっかで・・!」

 

「ははは!そんなことないよ。だって君たちは”子供の頃”もとても仲良かったから。」

 

「子供の頃!?なんの話・・・!」

 

「やっぱり覚えてないだろうね。」

 

話によると、10年前、千棘と楽、正義は

子供の頃に会っていて、千棘のお父さんと

楽、正義のお父さんは一カ月近くかけて会談をしていた。正義達と親しくなっているのに気がついたのは会談の終わりに差し掛かる頃で、仲良くしているところが良く印象に残っていたらしい。

 

(マジかよ・・・じゃあ約束した女の子って

桐崎なのか・・・!?)

 

しかし、驚きはこれだけでは収まらなかった。

 

「でも、不思議なこともあるもんだね。

まさか君たちだけでなく、あの子までこの歳で再会することになるなんてね。」

 

「あの子?」

 

「あれ、覚えてないのかい?当時君たちはよく四人で遊んでいたんだけど。ほら、今日君と一緒に来たあの子だよ。」

 

(それってまさか・・・小野寺のことか・・!!マジかよ・・・! )

 

 

次回に続く・・・

 




どうでしたでしょうか!

面白くなってきましたね〜!
一体この先どうなってしまうのでしょうか?

次回は林間学校で撮った写真の購入日!
正義はそのときにあることに巻き込まれるが・・

感想、評価、リクエスト、アドバイス
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こんな駄文を読んでくださりありがとうございます!

また、リクエストやアドバイス等は
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次回をお楽しみに!
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