ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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*読者様からのご意見を頂いたので、
正義の設定を少し変更しました。


一条正義<いちじょう まさよし>

身長 170センチ

体重 70キロ

特技 縁日の遊び 射撃 料理

好きなもの 楽の作った飯

嫌いな物 特になし

苦手な物 オバケ

幼い頃、集英組 組長(一条楽の親父さん。)
に拾われ、男たるものかくあるべしの
精神で育てられ、自分の名前を名付けた
楽に恩を感じている。

とても優しく、身内や友人に対して
は優しく接する。ただし、
身内や友人に危険を及ぼそうとする
ものに対しては容赦のない一面を見せる。

楽のことを危なかっしく
思っており、楽の護衛をすることもある。

何カ月に一回任務があり、その業界では
悪魔として恐れられている。

喧嘩もとても強く、料理もでき、
頭も抜群に良いため、集英組では
組員の中で最強である。

ただし、女心がわからないという
朴念仁な一面があり、そこだけが
唯一の弱点である。


第2話 ヤクソク

「初めまして!アメリカから転校生してきた

桐崎千棘です!」

 

そう。楽のことを膝蹴りした女だったのだ。

にしても、もの凄い美人だ・・。モデルだと言われてもおかしくない。

どうやら父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフのようだ。

 

他の奴らは「可愛い!」やら、「美人だ!」

やら言っている。まぁそりゃそうだろう。

 

「あぁ!さっきの暴力女!!」

 

楽の一言により、クラスから沈黙が流れる。

 

「ちょ!?何よ!暴力女って!?」

 

「さっき校庭で俺に膝蹴り喰らわせたろ!!」

 

「ちゃんと謝ったじゃ無い!」

 

「あれが謝っただ!?あれのどこが!?」

 

「謝ったわよ!何よちょっとぶつかっただけで被害妄想やめてよね!」

 

「どこがちょっとだよ!!こっちは気絶しかけたっつーんだよ!!」

 

「へーそう!血圧低いんじゃないのあなた!

こっちは謝ってんだから許してくれてもいいでしょ!女々しい人ね!!」

 

楽は頭にきたのか禁断の言葉を言ってしまう。

 

 

「この猿女!!」

「誰が猿女よ!!!」

 

桐崎が大きく拳を大きく振りかぶり、楽を殴り飛ばす。そのまま楽は壁に一直線に吹っ飛び叩きつけられる。

 

 

これが波乱万丈な日常の始まりだったのだ。

 

 

*ーーーー

 

「どうしてくれんのよ!恥かいちゃったじゃない!!」

 

楽は桐崎に怒られている。

これに関してはどっちもどっちだと思うが

これ以上拗らせてもしょうがない。

俺だったら直ぐに穏便に済ませるが。

 

「つうかなんで俺が怒られる側なんだよ。」

 

「こっちだって、迷惑してんのよ!!

日本での新しい生活・・せっかく華々しい高校デビューの一歩目を刻むはずだったのに・・あんたのせいで計画が台無しよ!!」

 

「知るか!先に手ぇ出したのお前だろ!!」

 

「なぁ正義?あの娘が膝蹴りの主?」

「だから本当だって言っただろ?」

「でもあんな可愛い子になら膝蹴りされてもいいかも!」

「お前がもし町の女の子に手を出したりしたら俺が直々に病院送りにしてやる。」

「おぉ怖い怖い・・」

 

この変態が・・女のことになると直ぐにバカになるからな。

 

集が楽と桐崎の関係を聞いてきたが俺も

頷いて返す。

 

 

 

 

「おやおや〜?なになにお前ら知り合いだったの?それなら丁度良かった。」

 

 

 

 

俺らのクラスの担任のキョーコ先生が

桐崎と楽の関係を見て、二人は動きだした。

 

 

「えええええ!?」

 

教室で広がる楽と桐崎の叫び。

原因は二人の席の位置だ。

二人は隣同士で座り合っている。

必死に先生に抗議するがダメらしい。

 

「そういえば小野寺?いい加減苗字で呼ぶのやめねぇか?」

 

「え!?なんで?」

 

小野寺は素っ頓狂な声を出すがなぜそんなに動揺しているのかが俺はわかってない。

 

「いや、なんでってか、一条って呼ばれると

俺と楽は同時に振り向いちまうんだよ。」

 

なんで顔が赤くなってるんだ?

 

「いきなりとは言わねえけど。」

 

「う、うん!そのうちね!」

 

 

一条正義。弱点ーーーー鈍感。

 

 

※ーーーー

 

 

「なに!?ペンダントを無くした!?」

 

楽が小さいころから肌身離さず持っているペンダントをなくしたというのだ。俺に肩に掴みかかってくる。

 

俺は楽にとってどれほど大事なものなのかを知っている。小さい頃にあった女の子との約束の証だそうだ。

 

「兄貴どっかで落としたんじゃないのか?

落し物保管室に行ってみたら?」

 

「あの時だ。きっとあの時だ!」

 

恐らくあの時というのは桐崎が楽を膝蹴りしたときだろう。

 

「桐崎!お前があのとき膝蹴りしたときだ!

その時しかない!」

 

「はぁー!?自分で探しなさいよ!!」

 

「何言ってんだよ!お前にも責任があるだろう!?」

 

「まぁ桐崎も楽も落ち着け。俺も探すの手伝ってやるから!」

 

これ以上口論を続けさせるとエスカレートし兼ねないので俺は仲裁することにした。

 

 

*ーーーー

 

一週間近くたまに手伝ってくれる小野寺と

俺と楽と桐崎はペンダントを探したが見つからなかった。

落し物にも無かったので、可能性としては

あのとき膝蹴りを食らった校庭が高いだろう。

 

生憎、俺は先生に手伝いを頼まれていたため

ペンダント探しに遅れてしまった。それに向かおうとする途中の廊下の曲がり角で小野寺と鉢合わせる。

 

「い、一条君!?」

 

「小野寺か。お前も楽のペンダント探し手伝ってくれるのか?」

 

「う、うん。」

 

「いつも悪いな。お礼に後でなんか奢ってやるよ。」

 

「え!?だ、大丈夫だよ!!気にしないで!」

 

小野寺はいい奴だな。他人行儀っていうか。

 

「いいんだよ。こんぐらい男気出させてくれよ。」

 

「天気予報だと雨だって言ってたし、まだ降ってねえみてえだから急いで探そうぜ?」

 

そういって俺と小野寺は外に出ようとしたその時だった。

 

「うるっせぇな!!!!だったら探さなくていいからどっか行けよ!!!!」

 

楽のいつも家で聞いてる怒鳴り声とは違った

ものだった。これはマジで怒ってる声だ。

 

俺と小野寺は急いで楽たちのもとに駆け寄るが雷が鳴り出し、大量の大粒の雨が降り始めた。

 

「小野寺・・。先に帰っててくれ。」

 

「で、でも・・。」

 

「この雨の中探して風邪引かれても困る。

あと、この雨じゃ探そうにも探せねえ。」

 

「う、うん。わかった。気をつけてね。」

 

こんなギスギスした空間はひさしぶりだな。

 

「おい、楽・・。」

 

声をかけようとするが桐崎と楽のギスギスした空間に言葉を止めてしまう。

 

「わかった・・。」

 

桐崎と楽はしばらく睨み合っていたが、

桐崎は去っていく。

 

「やっちまった・・女に本気で怒鳴っちまうなんて・・男らしくねぇな・・。」

 

「兄貴・・俺・・先に帰ってるぞ。」

 

声をかけるべきではないと判断した俺は

ひとまずこの場から去ることを選んだ。

 

楽からは特に返事はなく、雷と雨の音だけが

沈黙の空間を流れていた・・。

 

しかし、俺は家にはまだ帰らなかった。

向かった場所は教室。俺はそこで・・

 

*ーーーーーー

 

 

 

 

あの日以来、桐崎は楽”とは”ペンダント探しをしていなかった。俺もあの事を気にしていながらも楽のペンダント探しを手伝っていた。しかし、未だにペンダントは見つからない。

 

「・・・・クソ!」

 

楽は自分の拳を地面に叩きつける。

 

「兄貴・・」

 

「一条く〜ん!!」

 

聞き覚えのある声が俺と楽の耳に響く。

 

「小野寺?」

 

「うん。桐崎さんが呼んでるよ」

 

俺はこの一言で大体察した。

 

 

 

「こんなところに呼び出して何のつもりだ?」

 

俺と楽が呼び出された場所は校庭の真ん中。

周りは土と砂と草だらけだ。

 

「あれ?桐崎じゃないか?」

 

俺たちの位置からは距離があるが桐崎が

いた。

 

桐崎は野球の球を投げる容量で

大きく後ろに振りかぶり何かを投げつけてきた。

 

楽は気づいていないが、何かが高速でこっちに飛んでくるものが俺には見えていた。

 

それは楽に一直線に飛んでいくが、

俺はそれを楽の顔面すれすれでキャッチする。

 

「うぉ!?」

 

何かを思いっきり叩きつけたかのような

強い音がなり、驚く楽と小野寺。

 

俺は掴んだものを確認した。

それは楽のペンダントだった。

 

「それって、一条君の・・」

 

「あぁ、でもなんであいつが・・。」

 

桐崎がペンダントを持っていたことに驚きを隠せ無い楽と小野寺。

 

 

「実はな?あいつずっとそれ探してたんだよ。兄貴に見つから無いように。言うなって

釘刺されちまったけどな・・」

 

楽のペンダントのチェーンには一枚の紙が

結んであった。

 

それを楽は開くが桐崎の文章が書かれていた

。しかも、英語で書かれている。

 

楽には読めていないようだが俺には意味がわかった。

 

[義理は果たした。今後私に話しかけないことクズ野郎!!千棘]

 

と書かれていた。

 

相変わらず、素直じゃねぇな・・。

この文章は楽には言わないでおこう。

 

しかし、裏面に小さくこんなことが書いてあった。

 

[あんたの似てない弟にありがとうって伝えておきなさいよ!あんたのペンダント見つかったのあいつのおかげなんだからね!]

 

と書かれていた。

 

 

「お前・・。」

 

俺は少し恥ずかしくなった。

顔が赤くなってるのが自分でも分かる。

 

「お、俺は別になんもしてねえよ!

ほ、ほらペンダント見つかったんだし先に帰ってるぞ!?行くぞ小野寺!」

 

「え!?う、うん。」

 

あの時桐崎に楽がどれだけペンダントを大事にしてたかを教えてたなんて言えねえ。

 

 

※ーーーーーー

 

 

俺と小野寺は帰路を歩いていた。

 

「ねぇ?一条君?」

 

「なんだ?」

 

「一条君はやっぱり優しいね。」

 

「へ!?そ、そんなことねぇよ。」

 

「私。見てたんだ。桐崎さんと一条君が

ペンダントの事について話してたの・・」

 

「お、お前見てたのか?」

 

「うん。気になっちゃって・・。」

 

「はぁ〜。マジかよ〜。」

 

「私は一条君の良いところ知ってるよ?」

 

「俺には喧嘩が強いってことぐらいしか

取り柄はねぇよ。影で兄貴をサポートするぐらいしか出来ねえ。」

 

「ううん。そんなことない。お兄さんを助けることってなかなか難しいことだよ?それは

十分に良いところだと思うな。

あと、優しくて、お料理も上手だし、あと・・・・カッコ良いし・・カァァァ//」

 

「そ、それはどうも・・ってなんで顔赤くなってんだ?」

 

「え!?な、なんでも無いよ!!気にしないで!」

 

「そ、そうか・・」

 

そんなことを話してる間に小野寺の家についてしまった。

 

「じゃあな。小野寺。」

 

「それじゃ一条君またね」

 

俺は小野寺を家に送っていったあと家に戻った。

 

家の玄関の前には集英組の組長。

そう。楽の親父が立っていた。

 

「帰ぇったか正義。」

 

「親父。どうしたんだ。」

 

「楽はどうした?一緒じゃねぇのか?」

 

「あぁ。もうすぐで帰ってくると思うけど

なんでだ?」

 

「この前、楽とおめえに大事な話があるっていったろ?楽が帰ってきたら俺の部屋に来い。」

 

「お、おう?」

 

親父は俺そう伝えて去っていった。

俺はそのことに疑問を抱きながらも承諾した。

 

楽が帰ってきたのは俺と親父が話し終えてから五分ほどだった。

 

楽に先ほどのことでお礼を言われたが

照れ臭くて、素っ気なく返事をした。

 

 

 

「で、親父?なんだ?大事な用事って。」

 

「なぁお前ら?最近のギャングとの抗争は知ってると思うが、それがいよいよ全面戦争になりそうなのよ。」

 

「全面戦争!?大丈夫なのか?」

 

「兄貴、大丈夫ではないな。本気でやりあったらお互いタダじゃ済まねえ。相手は俺が密かに偵察してたけど、かなり大きな組織だろうな。」

 

「そこでだ!!この戦争を回避する方法が一つだけある。しかも、お前らにしか出来ねえ事だ。」

 

「俺らだけにしか出来ない・・?」

 

「実はな?向こうのボスとは古い仲でな?

奴にはお前らと同い年の娘がいるんだが・・。そこでだ。」

 

「おめえらのどっちか、その子と

”恋人同士”になってくれねぇか?」

 

え?・・

 

「「ハァーーー!?」」

 

俺と楽は驚いた。そりゃそうだろう。

いきなり恋人同士になれとかいきなり過ぎる。俺も任務で女と一緒になったことはあったけど、それとは訳が違う。

 

「フリだけでいいんだ。互いの組の二代目が恋仲だって聞いちまったら他の奴らも水差す訳にはいかねぇだろ?」

 

「そりゃそうだけど・・でも恋人だなんて!」

 

「なんだ?恋人でも出来たのか?」

 

「いや、それは・・」

 

「生憎こっちも命かかってんだ。泣き言言ってもやって貰うぜ?おい。入ってくれ。」

 

え?もう来てるの!?

 

俺たちはこの時まだ知らなかった。

このことがきっかけで運命が変わることを。

そう。波乱万丈な日常への扉が開くのだ。

 

「聞き覚えのある声が・・」

 

親父がカーテンを広げるとそこには・・

 

 

「え?」

 

「は?」

 

「おうふ」

 

 

 

 

 

 

え?ーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーー桐崎?ーーーーーー

 

 

かくして、楽と桐崎は恋人同士となった。

そして、俺は2人にトラブルがないように

護衛兼、監視をする事になった。

楽の十年前の約束へと導いていく事になるのだが、俺たちは知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?

やっと本編に突入できそうです!

早く鶫ちゃん出したーいww

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