ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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お待たせしました!

今回は完全オリジナル回です!
少しバイオレンスな正義君を楽しんで
貰えると嬉しいです。今回は
基本的にシリアス回ですが、
最後はラブコメ的な会話も!?

それでは投下します!


第22話 オシゴト

橘の親父さんとの面談が終わった次の日。

今日は学校で朝のホームルームの最中だ。

教壇の上に立っているキョーコ先生が一枚の紙を持って要件を生徒に告げる

 

「えーと。突然だが、一条正義が約一週間家庭の事情で休むみたいだ。」

 

その事を伝えられた生徒たちはざわつき始める。正義が長期休むのは小中学でも年に一回はあるのだ。

 

「はぁ〜。」

 

「ダーリンどうしたのよ?元気ないわよ?」

 

「いや・・別に・・・」

 

千棘は楽に問いかけるが、楽の返事は何処か曖昧。

そして、更にはもっと深いため息を吐く。

 

「お前らには教えてもいいかもしれないな・・・千棘・・鶫と小野寺と宮本。橘を後で屋上に連れてきてくれ。」

 

千棘は楽に突然そう言われ、目を丸くする。

 

楽の顔からは不安の色が窺える。

楽はいつものメンツになら正義の事を話してもいいかと考え、屋上へ呼ぶ。

 

ホームルームが終了し、楽と呼び出された五人の屋上での集会が始まるのだった。

 

「「「「「え!?アメリカ!?」」」」」

 

「あぁ。」

 

楽は正義がアメリカに向かわされた話を皆んなに伝える。

 

正義がアメリカに向かった理由は他でもない。そう。千棘と楽の誘拐を目論んだ悪の組織の制圧だ。

 

「とうとう、あの輩が動き出したのか・・話はクロード様からよく耳に挟んでいたのだがまさか一条正義がその任務に向かわされる事になるとはな。」

 

鶫は考え込むかのように拳を顎に当てる。

 

 

「そいつらはどうやら俺と千棘の誘拐を目論んでたみてえでな。その情報を一足先にキャッチしたうちの組が正体も身元もバレてない正義を親父が送り込んだんだよ。」

 

楽の親父の一征が正義を送り込んだのは、組員の中で最強というのもあるが、一番は正体不明の人物に組織を壊滅させられればビーハイブと集英組との戦争状態の劣悪化を防ぐことができるのだ。

 

「私のお父様からも最近海外マフィアからの密輸入品が増えているとよく聞きますわ。」

 

どうやらそいつらの活動は日本にも影響が出ているらしい。これ以上奴らをほったらかしにするのは危険だろう。

 

「なるほどな・・なぜ一条正義は正体をバラしてないのだ?しかも前々からも任務にはよく向かっていたのだろ?一条正義の裏世界の名は全く身に覚えがないのだが。」

 

「あいつの裏世界の名前は”モンチュ”どうやら戦争の神から取られた名前らしい。」

 

「”モンチュ”だと!?噂でしか聞いたことなかったのだが・・!」

 

鶫は驚愕する。正義の今までの行動から鶫は

正義を凄腕と認めざるを得なかったが、正義が伝説の存在となっているモンチュだとは思いもしなかったのだ。

 

「モンチュって?紫獅会って?」

 

千棘がモンチュとは何か?紫獅会とは何かを鶫に問う。

 

「私も初耳でしたが、一条正義はモンチュという裏世界では伝説の存在となっているヒットマンです。狙った獲物は逃がさない。最新テクノロジーを駆使した小型兵器を使い、巧みな戦闘技術と頭脳で百戦錬磨の成績を誇る存在です。恐らくモンチュという名はそれ故でしょう。紫獅会は我々ビーハイブと集英組と戦争状態になっている組織で奴らは残忍冷酷。邪魔なものは即刻排除する。我々の間でも奴らには被害を被られていましたが・・・」

 

 

「正義・・・・」

 

「一条君・・・」

 

どうやら鶫の言ったことが楽と小野寺の不安感を煽ってしまったようだ。二人は顔が沈んでいて不安に満ちている。

 

「大丈夫だよ。小咲。弟君は必ず帰ってくるわよ。」

 

「そうですわよ小野寺さん。正義様はそんな奴らにやられるようなお方ではありませんわ。」

 

「一条楽。一条正義がそう簡単に死ぬはずがない。悔しいが私に一度勝った男だ。」

 

宮本、橘、鶫は楽と小野寺を慰める。

 

「そうだな・・・」

 

楽はそう言って頷く。しかし、励まされたとしても弟が死ぬかもしれないという不安感を抱きながら生活するという期間を何年も味わってきたのだ。その懸念を完全に抜き取ることはまだ出来ない。

 

「鶫も正義のこと心配なのか?」

 

「ファ!?な、なんなんだ!急に!?」

 

楽からの突然の質問に鶫は取り乱す。

 

「さっきから顔が沈んでたぞ?やっぱり

お前も心配なのか?正義のことが。」

 

「・・・まぁな。悔しいが奴からは色々教わったことがあるからな。その借りを返すためにもまだ死なれては困るからな。」

 

鶫は本心をさらけ出すことはしなかったが

心の中では不安でいっぱいなのだろう。

 

『そりゃ勿体ねえな・・せっかく可愛いのに・・・』

 

『ラブレター?そりゃもらったら嬉しいけど・・・』

 

それらの言葉が鶫の脳内でフラッシュバックする。それと同時に顔が赤く染まる。

 

(なぜ今更そんなことを思い出すんだ・・!)

 

鶫は心の中でそう呟く。

 

「お前も素直じゃないな・・でも正義の事心配してくれるみてぇで嬉しいよ。ありがとな。ちょっと元気出たよ。」

 

「フン・・まぁいい。貴様の事をまだ認めた訳じゃないからな!」

 

学校のチャイムが鳴り、もう授業が始まる時間だ。各々屋上を出て行く。

 

(正義・・)

 

(一条正義・・)

 

(一条君・・)

 

(正義様・・)

 

 

そう同じ心を通わせて・・

 

 

 

*ーーーーーー

 

現在時刻 午前9:40分。数時間のフライトを終え、アメリカのニューヨーク国際空港に到着した正義。

 

(ふぁ〜あ。退屈だったな・・本でも持ってくりゃよかった・・)

 

正義は空港の休憩所で大きなあくびをし、

大きく背伸びをする。

 

(やっぱでも・・兄貴にはこの事伝えておいたけど・・あいつらやっぱ心配してくれてるのかな・・)

 

正義の心の中ではいつも以上に絶対に生きて帰らなくてはならないという気持ちが大きかったのだ。ここまでの強い感情を今まで感じたことはない。やはり大事な友達ができたからという理由からだろうか?

 

(取り敢えず、任務でよく使う空き家で作戦を練るとするか・・・)

 

 

因みにその空き家は正義の任務の事情などで

楽の親父が用意してもらったものであり、広くないが隠れ家としてはベストマッチな場所だ。そこには大量の武器と日本刀。そして正義自作の小型兵器などが保管してあるのだ。

 

正義はスーツケースをガラガラと引きずり、タクシーに乗って空き家に向かった。

 

 

*ーーーーーー

 

 

空き家に到着した正義は玄関のドアを開け、

部屋に入る。五畳という部屋だが所詮任務で使うだけの家だ。広さは十分だろう。

 

正義は竜達から伝達された情報を元に、スペックの高いパソコンで粗方な敵の位置情報をしらべる。そこは殆ど一般人が立ち入ることのない危険地帯で、チンピラやマフィアなどが独占しているのだ。警察も下手に手を出せないでいる。それ故に非常に分かりやすく、お陰様でそこから繋がっている敵の無線データをハッキングすることは容易で、どこで何をして、何をするつもりなのか丸聞こえだ。

中にはくだらなく、破廉恥な内容を含んだ会話も聞こえるが気にしない。

(ん?これか?)

 

正義は特定の周波数の無線のハッキングをすると、ある組織の会話を傍受した。

 

『お前ら、資金はどれぐらい集まった?』

 

『はい、大体5000万ドルぐらいでしょうか?クライアントにハッパ売ったら大量に資金をもらいましたぜ?やはり紫獅会は一味違いますねぇ〜!流石ボス!』

 

(紫獅会・・この無線の周波数が奴らのだな。)

 

紫獅会の部下と思われる人物がベラベラも喋ってくれたお陰で確証がついた。この無線が奴らので間違いないだろう。

 

しかし、ここからが本番だ。この無線データを詳しく解析して位置情報を突き止める。

 

(緯度2185・・経度1854・・ここだな。)

 

位置情報を突き止めた正義だが、しかし何処か違和感を感じる。

 

(簡単すぎる・・今まで戦ってきた奴らでも

無線を他の誰かから傍受されないためにシグナルジャマーを入れてきたりした・・しかし

こいつらの警備体制はなんだ?甘すぎる。

下手したら罠かもしれない・・・)

 

ベラベラと喋っていた部下が馬鹿なだけだった可能性があるが、今までの敵ですらも厳重体制だったというのにここまでデータを漏らしているとなると、罠とも考えられる。特にあの冷酷残忍で有名な紫獅会のことだ。尚更だ。

 

だとすれば・・・恐らくだが・・奴らは超武装をして正義を真っ向から叩きのめすつもりだろう。となるとこちらもそれ相応の装備で挑まなくては勝ち目はない。

 

(さてと・・恐らく奴らが一番行動すると思われる夜に作戦決行だ。奴らを根こそぎ狩っていくぞ・・)

 

正義は夜に向けて戦闘の準備をするのであった・・・

 

*ーーーーー

 

 

現在時刻 午後9:21分。アメリカ、ニューヨークの街の街灯が夜を照らす。その中、

正義は黒い伸縮自在なスーツを身にまとい、

正体がバレないように覆面を被る。胴にはリキッドアーマーといわれる伸縮し、尚且つ軽量の防弾チョッキを着用している。

腰には25口径のサプレッサー付きハンドガン二丁とナイフ、日本刀二本と閃光弾。その他諸々だ。

 

敵地はとある巨大建物の中。ここ周辺には明かりがあまりなく、潜入にはもってこいだ。

しかし、これが仮に罠だとしたら大勢の敵が待ち構えていることだろう。

そして忘れてはいけない作戦内容は・・・

 

紫獅会の壊滅工作とボスの抹殺。

 

 

(さてと・・お料理タイムと行きますか・・)

 

正義はポキポキと指と首を鳴らし、気合いを入れる。

 

潜入方法は正面ドアから突入するのは危険な為、建物にあるダクトを通り、一気にボスの元へ向かい、暗殺又は、警察への身柄引き渡しだ。さらには、奴らの資金となっている麻薬などを燃やし、資金の根源を取り除くことがサブ任務だ。

 

 

正義は建物を近場の高台から偵察したがやはり警備が巡回しており、こいつらを片付けない限り潜入は難しい。

 

正義は警備を片っ端から目立たない程度に片付けることにした。

正義は敵の背後から近づき、腰に刺してあるナイフを首に当てて、尋問をする。

 

「てめぇらのボスは何処だ?」

 

「て、てめぇ!この・・うぅん!」

 

正義は騒いで仲間を呼ぼうとする敵の首を絞める。

 

「黙って質問に答えろ。・・さもないと二度とお天道様を拝む事ができなくなるぜ?」

 

「わ、わかった・・!この建物の地下でガキの誘拐計画を立ててるよ!ハハ・・!ボスはてめえでも殺すことはできねぇぜ!」

 

(ガキ?兄貴や千棘の事か。)

 

正義はそう冷静に判断し、尋問を終わらせる。

 

「あんがとよ・・じゃあな・・」

 

「グハア!!!」

 

正義は手持ちのナイフの肢で敵の頭を殴りつけ、気絶させる。

 

(どうやら時間はあまり残されてないみてぇだな。急ぐか。)

 

正義は思ったより事が進展していることを知り早めにカタをつけるために急足で建物のダクトから侵入する。

 

ダクトを出るとそこは地下に通じる格子があり、格子の下、そこには敵がマシンガンなどの武器を持ち10人ほど待ち構えていた。そこには紫獅会のボスと麻薬と思われるコンテナが何個もあった。

 

 

(さてと、これだけマシンガンを持ってるとなると正面から勝負するのは危険だな。)

 

そう言って、正義がポーチから取り出したのは銃・・ではなく銃の形をした折りたたみ式の超小型マイクロチップ発射装置。因みに発射音はほとんどせず、無音に近い。

 

それを敵の持つマシンガン一丁一丁に打ち込んでいく。その結果どうなるかは後で分かるだろう。

 

打ち込み終わった正義は、格子を開けて敵のいる地下に突入する。

 

ドン!

 

鈍い着地音が地下中に鳴り響く。それと同時に敵が正義の存在に気づく。

 

「おぉ、はははは!君がモンチュ君かね?なんだ見るからに弱そうじゃないか!」

 

紫獅会のボスと思われる、白いスーツに葉巻をくわえ、中折れ帽子を被った中年の男が正義に話しかける。

 

「ハ!弱いかどうか後で分かるぜ?おっさん。あと、その白白したスーツはあんたには似合わないねぇ。てめぇなんぞ、泥水で洗ったシャツとパンツで十分だね。」

 

「ほぉ〜言うじゃないか。この数の部下と武器を相手に君は勝てるとでも?」

 

「あぁ。むしろ追加してもらいたいぐらいだね。この程度の数じゃ俺の足元にも及ばないな。」

 

正義は紫獅会のボスを相手に減らず口を叩き続け、尚且つ挑発する。

 

「このぉ・・・殺せ・・」

 

ボスの命令と同時に武器をもった敵たちが

一斉にトリガーを引く。正義は絶体絶命・・と思いきや・・

 

 

「「「「「「「「「「ぐぁああああああ‼︎‼︎‼︎」」」」」」」」」」」

 

爆発と共に数十人の男達から聞こえる悲鳴。

その原因は、正義が先ほど打ち込んだマイクロチップにある。

 

それを打ち込んだ銃やスタンバトン、機械などは、マイクロチップから発せられる電流が

電気を通すもの、例に鉄などを介してシステムなどに直接干渉し誤作動を起こして使用時に人が死なない程度の爆発が起きる。これを食らったら人間、象や猛獣なども意識を取り戻すのに1日はかかる。

 

 

「て、てめぇ・・何しやがった!」

 

「見てみりゃわかんだろ?爆発したんだよ。さて、お前はもう一人だ。さぁ、おとなしくお縄につけ。さもないと地獄を見ることになるぞ?」

 

「ふふふ・・・あはははははは!」

 

ボスは突然奇声を発しながら大きな笑い声を響かせる。

 

「何がおかしい。」

 

「地獄を見るのはテメェの方だ!あはははははは!来い!ジョセフ!」

 

ボスの合図とともに出てきたのは正義とほぼ同じ背丈の男でフードを被り、刀をもった男が立ちはだかる。

 

「こいつは無口で全然喋らねえ!だけどよ、

重要なのはそこじゃねぇ。こいつは何百人と人の命を殺めてきた殺し屋なんだよ!てめぇもこれで終わりだ!ここで死ね!」

 

ボスはこのジョセフと呼ばれる男の解説を入れてくる。しかし、ここで強敵が現れたとしても関係ない。ぶっ倒すだけだ。

 

「なぁ?お前は何の為にこの世界に入ったんだ?」

 

「・・・・・・・」

 

正義が質問するも、相手からの返事はない。

沈黙したままだ。

 

「ったく・・・やっぱ無口か・・じゃあ、遠慮なくいかせてもらうぜ!」

 

正義はジョセフに腰にかけてあった日本刀を

構え、斬りかかる。相手も応戦して正義の一撃を防御する。他にも正義はトリッキーな動きで相手に猛攻を掛けるが、相手も負けじと正義の一撃を一発一発回避しながら攻める。

攻めと防御。どれも欠けることなく戦いが続く。

 

「はぁ・・はぁ・・中々やるな・・」

 

「・・・・・・」

 

相手も数十分にも及ぶ刀と刀のぶつかり合いをしているのだ。2人の顔からは疲労の色が伺える。

 

やはりジョセフは未だに無口。しかし・・

 

 

「・・・俺の名前はブルーアイ。俺はある人を助ける為にこの世界に入った・・・」

 

「!?」

 

ジョセフと名乗る奴は口を開き、フードを剥がし、姿を晒す。そこには整った顔に青い目をしたアメリカと日本人のハーフと思われる者だった。僅かだが、正義よりも一つ年下だろうか?

 

「俺は生まれてすぐに父親、母親を病気で失い、孤児院で育った。俺には妹がいた。無口な俺だったけど、妹といた時間はとても楽しかった。でもだ!妹は不治の病にかかり、意識は未だにないんだ!

だから・・俺は妹を守る為に金が必要なんだ!何千万、何億っという金がな!

だから、お前に俺を雇ったボスが殺される訳にはいかないんだ!」

 

こいつにそんな事情があるとは知らなかった。確かに妹を助けたい気持ちは分かる。

しかし、こちらにもやることがあるのだ。

 

「お前の事情はわかった・・だけどな・・あいつは俺の大事な奴を誘拐し、己の私利私欲の為に利用しようとしてるんだ!そいつをほったらかしたら何をするかわかったもんじゃねぇ!何の罪もない奴も殺されるかもしれない!」

 

そんな事は自分勝手な事かもしれない。しかし、正義も守りたい者がいるのだ。

 

「だから俺はお前を倒す!」

 

正義は刀の鞘をジョセフの溝に叩きつけ、怯ませる。更に、正義はジョセフの胸ぐらを掴み上げ、背負い投げを決め、ついでに、ジョセフの腕の骨を折る。

 

「ぐぁああ!」

 

「悪いな・・ジョセフさんよ・・でも、俺にも守りたい者がいるんだ。俺の邪魔をしないでくれ。報酬だったら俺が代わりに払ってやる。お前はここで待ってろ。」

 

正義はそう言ってジョセフの近くから離脱し

ボスの元へと向かう。

 

「ク、クソ・・!や、やめろ!」

 

「いい加減諦めろ。お前の負けだ。」

 

ボスは正義に銃を向ける。しかし、奴は恐怖からか目の焦点が合っておらず、銃を向けている場所もブレブレだ。

 

「ぐぁああ!」

 

その隙に正義は刀の鞘でボスの顔面に向かって一閃を放つ。ボスはその衝撃で顔が歪み、前歯が折れ、数メートル先に吹き飛ぶ。

 

正義は吹き飛んだボスの元へと向かい、確認するが、死んではいない。完全に気絶している。

 

「はぁ・・やれやれだな。」

 

「・・・・・」

 

こうして、正義の激戦は幕を閉じた・・・・

 

*ー--------

 

 

 

正義は証拠隠滅の為に、建物を燃やし、

麻薬が詰め込まれたコンテナごと燃やす。

ここ周辺はほぼ無人だ。被害者は出ていない。火事を聞きつけた警察がここに向かってくるので、紫獅会の連中を紐で縛り上げ、

警察に引き渡す。因みにジョセフはというと・・

 

 

「お前・・なぜ俺を助ける?」

 

正義はジョセフを背負い、アメリカの病院へと送るつもりだ。

 

「なんでって、お前は本当に悪い奴じゃなさそうだし、俺はお前は本当は優しい奴だと思ってる。ボスは何百人殺したとか言ってたけど・・・お前、人殺したこと・・一度もねぇだろ?」

 

「・・・!!・・」

 

ジョセフは少し動揺しているようだが、無口。

 

「はぁ〜。図星か・・」

 

「・・・・なんでわかった。」

 

「お前の刀には殺意がなかった。俺を殺そうとする気持ちが感じられなかった。でも、この俺に対抗できる奴とあったのは久しぶりかもな。”ブラックタイガー”以来か。」

 

「ブラックタイガーか・・・ビーハイブの番犬と呼ばれた奴か。」

 

ブラックタイガーというのは鶫の裏の世界の異名だ。鶫もかなり有名らしい。

 

「あぁ。そうだけど。」

 

「そのブラックタイガーって奴のことが・・お前は好きなのか?」

 

「ブフゥ!はぁ!?い、いきなりなんだよ!?」

 

突然ジョセフに鶫の事が好きかと聞かれ、激しく動揺する正義。

 

「いや、俺は人間として好きなのかと聞いたつもりなんだが?」

 

「へ?あ、あぁそうだよ!?そうだけど!?」

 

「ふーん。」

 

正義の頭に浮かんできた鶫とのあらゆる記憶がフラッシュバックし、覆面をかぶっている為気付かれないが、顔を赤らめる。

 

 

「ほ、ほら、着いたぞ!その・・腕を折って悪かった。」

 

「・・・大丈夫だ。問題ない。」

 

ジョセフは右腕を抱えている。見た限り大丈夫そうではないが・・・

 

 

「そうか・・じゃあ。またな。もしかしたらまた会うかもしれないな。お前には正体がばれても大丈夫そうだ。ほら、治療費の負担は俺がするから。」

 

正義はそう言って、ジョセフに住所と生徒手帳

のコピーを教える。彼とは完全に打ち解けたようだ。

 

「・・・・すまんな。」

 

「いいって事よ。」

 

 

正義はジョセフと最後に別れの挨拶を交わし

正義はグラップリングガンでこの場から立ち去る。

 

「一条か・・・奴とはまた会う事になりそうだな。」

 

ジョセフは最後にそう呟き、病院に入ったのだった・・・

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか!

因みにこの小説はニセコイです!
私的にもこのような話を描きたくて
ウズウズしていましたw

そして、まさかのオリキャラ登場ww
ジョセフさんとはまた、正義とその
うち絡む事になるかも?

評判が良ければ、このような話を
また執筆するかもしれませんねww
その為にも読者の皆様からの感想
が貰えるとありがたいです。

次回からはニセコイっぽい話に
戻りますよ!

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