ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!? 作:覇王神 ゾディアーク
第27話です!
今回は題名通り・・海の回ですよ〜!!
季節は夏・・・・
夏といえば何が思い当たるだろうか?
例えばプール、夏休み、スイカ・・
その他にも思い当たるだろう。
正義達が何をしているかというと、プールではない。”海水浴”だ・・
集の知り合いが、民宿近くのビーチの予約をキャンセルしたらしく、普段、予約が殺到して到底遊ぶ事ができないビーチを安く譲って貰えたのだ。集の顔の広さは異常である。
面子は勿論、小野寺、千棘、鶫、万里花、
宮本、楽、正義、集、である。
海辺へと続く一本道をひたすら歩いていると
青く広がる海が顔を出す。
「ヒャホー!私いちば〜ん!」
千棘が海の方へと走り出す。千棘も日本の海は初めてなのだろう。あいからわずテンションが高い。
正義達も先陣を切った千棘の後を追いかける。
「うわ〜〜!!海だ〜‼︎」
千棘はそのまま、海へと駆け出し、日焼け防止の為に着ていたパーカを脱ぎ、海に飛び込む。
「桐崎〜!遊ぶのは良いけど、まず先に準備を手伝ってからにしてくれ。」
正義が千棘に注意を呼びかける。まぁ、まずみんなで遊ぶのだ。一人で勝手にするわけにはいかない。
「は〜い・・・」
少し、しょぼくれる千棘だったが、
すぐにいつもの調子に戻る。
*ーーーーーー
レジャーシートを敷いたりなどと色々な準備を済ませ終え、 各々、水着の上に着ていたものを脱ぐ。
やはり、女子というだけあって、肌が白くて綺麗だ。
「お嬢・・・この水着恥ずかし過ぎます・・」
一方、鶫はというと、千棘が選んだと思われる水着が恥ずかしいと顔を赤らめていた。
しかも、鶫の豊満な胸がより一層恥ずかしさを高めている。
「海にまで来て何言ってんの?観念なさい。」
「これだから、胸なんか要らないんですぅ・・・」
「ほら、せっかくの体なんだから、自信持ちなさい。」
鶫が胸を隠しながら縮こまっていると
万里花が後ろから飛びつく。
「ヒャア!?」
そのまま万里花は鶫の胸を揉み始める。
「アハハハハ!!⁇」
「むぅ・・・私よりも胸が大きいですわね・・・けしからんですわ・・・」
「うわ〜何この弾力!?」
「お、お嬢まで・・・!」
万里花が鶫の胸を揉んでいると、ここぞとばかりに千棘も介入してきた。
その勢いに任せて、砂場に向かって押し倒す。
(あいつら何やってんだ・・・)
正義は心の中でそう呟く。
「お前はさっきから何やってんだ?」
「C・・・B・・・A・・・」
正義の隣にいる集はというと、持参した望遠鏡を使って周りの女性を物色していた。
この行為は、もはやただの変質者である。
そして、集の後ろには宮本が、砂場に落ちていた木片を使って、集の尻をぶっ叩く準備をしていた。
「よいしょ〜‼︎」
バチーン‼︎
「ギァアアア!?」
そして、案の定ぶっ叩たかれ、数メートル先まで吹っ飛ぶ集。
これはもはや、恒例となってしまっている。
一方楽はというと・・・
「楽様・・・私・・日焼けすると肌が荒れてしまうのです。ですから・・日焼け止め・・塗ってもらえますか?」
「はぁ!?いや、それは・・いつものお付きの人に塗ってもらえよ!」
万里花に日焼け止めを塗ってもらえないかと
頼まれ、顔を赤らめる楽。
男としてはやってみたいシチュエーションではあるが、楽にそんな事をする度胸はない。もとや、偽物といえど彼女である千棘もいるのだから。
「 ちょっと橘さん?なに人のダーリンに手を出してるのよ・・?日焼け止めなら私が塗って差し上げましょうか・・・!?」
案の定、千棘が万里花の大胆な行動を咎めに入る。しかし、
「大変申し訳ないのですが、楽様でないと効果が無いみたいなので・・・さぁ楽様!ひとつよろしくお願いしますね!」
「えぇ!?了承してないのに!?」
万里花は楽の腕にわざとらしく胸を押し当てている。彼女には羞恥という言葉を知らないのだろうか?
「!?あんたは何デレデレしてんの!!」
「ちょっ!待て!ぐぁああああああ!!」
「兄貴〜〜〜〜‼︎⁇」
この行動にキレた千棘が、矛先は万里花ではなく、楽に向き、怒りの鉄拳が楽に炸裂する。楽は数メートル先の海に吹き飛び、
ボチャンと大きな音を立てて、墜落する。
(なんで桐崎の奴あんなイライラしているんだ?)
正義は心の中でそう呟くが、理由は未だにわからない。
*ーーーーー
「じゃあ、夜の食事当番を決めとこうか。
夜はバーベキューセットを借りる予定になってるから。」
集が指示で当番を決める事となった。
勿論、くじ引きで決める。
ペアというと、
楽、千棘ペア 食器担当
正義、鶫ペア 食材担当
小野寺、宮本、万里花、集 火起し担当
となった。
「ほぉ〜、恋人同士ペアか〜頑張って〜。」
「なんであんたと・・・」
愛からわずの千棘のツンデレっぷりである。
そして、正義と鶫のペアは・・・
「なんで貴様なんかと・・・」
「俺とで悪かったな・・・」
(はぁ〜何がともあれ、桐崎と小野寺には悪いけど、鶫とペアで良かった・・・)
今回、実質1人になる事が一番恐れていたことだったので、それが外れて良かったと
内心安心する正義であった。
食材を調達し終わり、ビーチへの帰路を辿っている正義達。
(私がこっちに来てからこいつとずっと一緒にいるような気がするな・・・こいつは
お嬢と一条楽の護衛という関係でもあるし・・・私もお嬢を守る使命があるのだから
目的が一緒である以上しょうがないと思うのだが・・・)
そんなことを鶫は歩きながら考えていると
あっと言う間にビーチに到着した。
「よし・・じゃあ、今回はバーベキューらしいから材料を切ってくとするか。鶫も料理できるしな。」
「なんだ?お嬢が料理出来ないとでも言いたいのか?」
「いや、そう言うわけじゃ・・・ほら。取り敢えず切ってくぞ。鶫も頼む。」
正義は千棘の料理下手の事について
お茶を濁したが、鶫に作業に移らせるように
仕向ける。
正義と鶫は皮むきをして、材料を切り、ボールに放り込むという作業をする。
お互い隣で作業をしているため、距離がとても近い。
正義が他のジャガイモを取ろうとすると
鶫もそのジャガイモを取ろうとしているため
偶然にも手同士が触れてしまった。
「ヒャア!?きゅ、急に触ってくるな!」
「え?いや・・俺は普通にジャガイモを取ろうとしてただけなんだけど・・・」
「私だって、ジャガイモを取ろうとしていただけだ!大体、貴様が手を置いているのが悪いんだ‼︎」
「え?いや、そうかもしれないけど・・なんて理不尽な・・・」
「次からは気をつけろ!」
「わかったけど・・・」
鶫から理不尽な注意を受け、正義自身も
不本意ながら注意を受け入れるが、そう簡単に治せるわけがない。
再度、手同士が触れてしまう。
「ヒャアァァアアアア!?」
「えぇええええええ!?」
正義も何故鶫がそんなに動揺しているのか全く分からず、頭に疑問符がでている。
(クソ・・なんで私はこんなに動揺しているんだ・・!?)
鶫も何故こんなにも自分が動揺しているのか分からない。何故か正義に触れるとドキドキするのだ。
そんな状態だと、手が震える上、無駄に力が入るため、包丁にも力が入る。
ザグッ!
「痛ッ!」
鶫は指先を切ってしまい、指からは
血が出ている。
「あ〜あ。大丈夫かよ・・・ちょっと待ってろ絆創膏貼ってやるから・・・」
「フン!だ、大丈夫だ・・!これぐらい舐めとけば問題ない・・!」
「いや、ダメだ・・お前だって女なんだから
傷跡残ったら嫌だろ?」
「!?」
正義は血が出ている手を握って、常備している絆創膏を指に貼る。
(全く・・・本当に何なのだ・・こいつは・・)
*ーーーーー
各自、準備が終わり、待ちに待ったバーベキューだ。外も太陽が沈み始めていて、
徐々に暗くなってきた。
「「「「「「「「「いただきまーす!」」」」」」」」」
「旨え!流石正義!バーベキューなんて
誰が作っても味が同じだと思ってたよー!」
「へへぇん!こういうのは野菜選びと
肉の下処理で違いが出るんだ。」
しかし、鶫は何処か思い悩んでいるような表情をしていた事を小野寺は気づいていたが
正義は気づかないのだった・・・
*ーーーー
正義は海岸の岸に座っている。
程よくさざ波の音が聞こえ、時間が時間なので程よく眠気が誘われる。
そんな中、小野寺が正義の隣に座ってきた。
「一条君・・鶫ちゃん・・なんだか、元気無さそうだったけど・・何かあった?」
小野寺は正義に心配の声を掛ける。
「いや、特に思い当たる節はないんだけど・・・ありがとな?心配してくれて。」
「ううん。そんな事ないよ。」
「えぇと・・みんなは?」
「じゃんけん負けた人が後片付け・・
鶫ちゃんとお兄さんもいるよ?」
「そっか・・・」
小野寺は正義の方を向きながら喋る。
「なんだか・・不思議だね。中学の頃は一条君と海に来るなんて想像もしてなかった・・・」
「俺も。お互いそんな話すような仲でもなかったしな。」
正義は海という言葉を聞いて、あることを思い出す。
「あ、そういえば小野寺カナヅチだったよな?海・・楽しめたのか?」
「え?う、うん。大丈夫。私・・海くるとああいうのが楽しいから。」
小野寺が指をさした方向には、砂でできた
見事な城のオブジェクトが建っていたのだ。
まさか和菓子作りのスキルがここでも生かされるとは・・・驚きである。
「一条君は楽しめた?」
「あぁ。楽しかったぜ?海に潜って
貝を採ったりして遊んでたよ。もうちょい遊べばよかったな〜。」
正義は感想を言いながら海の方を振り向く。
夜空は満天の星空。夏の星々が爛々と輝いており、星の光が反射して、なんとも絶景である。
「海・・・綺麗だな。」
「うん。そうだね。」
(一条と話してると・・自然に元気が湧いてくる・・・もっと一緒にいたいな〜。
やっぱり・・”好き”だな〜)
今はとても良い雰囲気である。あわよくば
このまま一気に告白のチャンスでもある訳であるが・・普段の小野寺はそんなことは言えない。しかし、小野寺の口からは自分からも想像できないような言葉を口にする。
そして、そのタイミングで鶫が小野寺を呼びにやってくる。
「小野寺様〜!」
「ねぇ・・一条君・・・”キス”してもいい?」
「!?」
次回に続く・・
どうでしたでしょうか?
女子と海・・・シチュエーション
としては満足ですね!ww
そろそろ、テスト期間なので
投稿が遅くなる場合があります。
ご了承ください。
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次回をお楽しみに!