ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!? 作:覇王神 ゾディアーク
第35話です!
私のニセコイssのお気に入り件数
200人突破記念により、今回はオリジナル回
です!
今回、前編と後編に分かれています。
今回はヒロインの出演がほぼ無いです(汗)
ニセコイの世界ではヒロインが出ないなんて事
あってはいけない気が・・・・(−_−;)
次回は確実に出します!
今回はオリジナルという事もあり、
文章構成が下手くそかもしれません(汗)
温かい目で読んで頂けると嬉しいです。
キンコンカンコーン
今は学校の昼休み。クラスメイトは団欒として
集まり、食事を囲む。
その中、正義は昼ご飯を食べようと弁当箱を開けている。そんな中、ある人物が話しかけてきた。
「一条正義!」
「ん?なんだ?」
鶫が何やら張り詰めたような表情をしながら
話しかけてきた。
「貴様に折り入って話がある。」
「また爆薬をどこかに隠すのか?前も言ったように体育倉庫にしまえば・・・」
「違う!もっと重要な事だ!こっちに来い。」
「ちょっ!?」
鶫に腕を引っ張られ、何処かに連れて行かれる
正義であった。
*ーーー
現在学校の屋上にいる。この場にはまだ誰もいない。
「で?なんの話なんだ?」
「うむ。それが・・・家族についてだ。」
「はぁ?家族?なんでそんな急に・・・」
突然家族の事を持ちかけられ、少し戸惑う正義。正義と鶫はどちらとも孤児である。
本当の親の顔を知らない上、どんな人なのかもわからない。
「実は・・・昨日こんなメールが届いていたんだ。」
「・・・?どれどれ?」
正義は鶫の携帯の液晶を覗き込む。
件名は「山本様から娘探しを依頼されました」というものだった。
「どうやら私の本当の名字は山本というらしい。私の父親は大地主らしく、海外出張の際に私とはぐれ、以降ずっと探していたそうだ。
本文にはこうもあった。父はもう病気で長くないらしい・・・他に身寄りのない父のため、遺産を相続して、一族を継いで欲しい・・と。」
正義は思った。鶫のいうそのメッセージは
完璧な詐欺メールだと。
「あのな・・・鶫・・。その遺産って・・・10億ぐらいだろ?手続きで120万。」
「な、なぜ貴様がそれを・・!?」
正義は前日、似たのメールを受け取っていた。
その為、すぐに気付けた。
「昨日、俺にも届いたよ。山本様からな。こっちは娘の婿を探してるみたいだけど。」
「なに!?私の父親は貴様を婿にしようと!?
そ、そんな・・・!きゅ、急すぎるし、お嬢にはなんて説明を・・・!?」
鶫は突然赤面しながらもテンパり始めた。
彼女はこれが詐欺メールだということに気づいていない。
「違えよ!!これはただの迷惑メールだから!!」
「へ・・・?迷惑メール?」
正義の言葉に素っ頓狂な声を上げる鶫。
しかも、迷惑メールも知らないらしい。
「マジか・・・こんなメール誰も引っかかる奴なんていないと思ってたのに目の前にいやがった・・・。」
「ちょっと待ってくれ!迷惑メールとは?」
「あぁ〜そこからか・・・いいか?迷惑メールっつうのはな?」
正義は迷惑メールについて一から説明した。
まぁ、ヒットマンとしてストイックに育ったせいか、そういう事を知らなかったのだろう。
数分後・・・・
「・・・てな訳で、お前は詐欺師に金を振り込みかけたんだ。」
「そうか・・・私は詐欺に・・・そうだよな・・・実の親がそう簡単に見つかるわけないよな・・・」
鶫はこれが詐欺だという事をを知り、かなり落ち込んでしまった。
(あ〜あ・・・こんなに落ち込んじまって・・・・)
「えっと・・・ほら。元気出せよ。飴やるから」
正義は鶫を元気付ける為に、ズボンのポケットに入れていた飴を鶫に渡す。
「・・・すまない。一条正義。パクッ・・・美味いな。」
「だろ?これ俺気に入ってんだ。・・・・まぁ
取り敢えず元気出せよ?軽々しく言えることじゃねぇけど・・・。」
「すまんな。だが同情には及ばない。寧ろ詐欺などに騙されかけた自らの不明を恥じ入るばかりだ。かくなる上は、ビーハイブの総力をあげてこのメールの送り主を特定し、このような行為に及んだことを心の底から後悔させてやる!」
「まぁ・・・殺さない程度にな?」
どうやら一応前向きにはなったらしい。
しかし、その詐欺メールの送り主は死を覚悟するべきだろう。
この話で、正義は思う事があった。
(家族・・・か。俺は大人になったら・・・結婚とかするのか?)
正義は心の中でそう呟いた。
*ーーーーーー
翌日の土曜日。今日正義は特にやる事はなく、
暇を持て余していた。そして、明日の日曜日は
楽と千棘の定期デートである。
その為、楽は自室に籠もってデートスポット関係の雑誌をひたすら読んでいた。ここ最近、
凡矢理市のデートスポットは行く尽くしてしまって、ネタに困っているのだ。
(俺も今日は暇だし、凡矢理市の中をブラブラ歩きまわって、スポット発掘でもして、兄貴に教えるか・・・。)
しかし、正義はこれがきっかけで変わった1日を過ごす事となることはまだ誰も知らない。
*ーーーー
(はぁ〜。デートスポットっつっても行き尽くしちまったからな・・・何にもねぇな。)
正義は昼間の繁華街をブラブラと歩いている。 近くの本屋に寄って、スポット関係の雑誌を読むも全て行った事のある場所ばかりだ。
正義は歩きながらため息をついていると、
突然の怒声。
「おいコラガキ!!何ぶつかってんだ!?あぁん!?」
(なんだあいつ・・・あんな子供相手に威張りやがって・・・ダサすぎんだろ。)
チンピラらしき人物が、小学六年生ぐらいの
少年に怒鳴り散らしていた。低俗さもいいトコである。
その少年は、髪に楽とお揃いのバレッタを付けていて、心なしか正義に顔が似ているような気がする。
(まぁ、取り敢えず助けてやるか。頼むから坊主変な真似すんなよ?)
正義はチンピラにお灸を据えようと子供に絡んでいるチンピラの元へと近づく。しかし、
「ねぇ?おじさん?おじさんが俺にぶつかって来たの間違いじゃないの?」
「はぁ?てめぇが前見てねぇのが・・・」
「俺は前を見てたよ?おじさんが前を見ずに走ってきたんでしょ?あれぇ?おじさん目が悪いのかな?」
「てめぇ・・・下手に出れば意気になりやがって・・!このクソガキィ‼︎」
(あの馬鹿‼︎)
正義は子供に手を出そうとするチンピラを止める為に駆け出す。しかし、そんな心配をする必要はなかったようだ。
「グハァアア!‼︎」
(えぇええ!?)
その瞬間、チンピラの体が背後にすっ飛んで行ったのだ。正義は一瞬何が起こったのか分からず、戸惑う。そして、理解した。あの子供が吹き飛ばしたのだと。そして、男は建物の壁に衝突して、伸びてしまった。
(ま、マジ・・・?なんだあの子供・・!?
まるで桐崎みてぇな腕力だな・・・)
これで取り敢えず、一件落着と思ったが
事は簡単に収束できなかった。
「あ、兄貴!?てめぇ、よくも兄貴を・・!!」
「っ!?ちょっと!!離せよ‼︎」
「黙ってろ‼︎逃げるぞ‼︎」
先ほど子供が吹き飛ばしたチンピラの弟分と思われるチンピラのグループが一斉にやってきたのだ。そして、子供に狙いを定め、一斉に襲いかかりに行っている。これには正義も黙って見ているわけには行かないため、子供を抱き抱えて逃げる作戦に出たのだ。
正義は自慢の脚力であっと言う間にチンピラのグループを撒いた。
「はぁ・・・はぁ・・これで大丈夫だろ。怪我はねぇか?坊主。」
「う、うん・・・。ありが・・・っ!?」
その少年は正義の顔を見た後、何やら驚いた表情をしている。正義はその事に疑問符を浮かべる。
「どうかしたか?」
「う、ううん!?全然!?」
「そ、そうか・・・。ところでよ、お前みたいな年の坊主が1人であんな繁華街歩いてたら危ねえだろ?ああいう輩がいっぱいいるんだからよ。にしても・・・お前・・どこであんな芸当覚えたんだ?」
正義がそう問う。確かに並の人間が出来ることではない。正義が知っている限りでは、あのような芸当が出来るのは千棘か正義、後は鶫ぐらいだ。
「実は、お父さんが教えてくれたんだ。あの武術。」
「へぇ〜・・・お前の親父バケモンか?お前も大概だけどな・・。」
自分がそう言える立場ではないが、 言いたくなるのも無理はない。
「ば、バケモンじゃねぇよ!!お父さんはすっごく優しいんだよ!?でも・・・怒ると怖い・・・。」
少年は体をプルプル震わせている。おそらく
相当怖いのだろう。
正義と少年は数分間黙りこくっていたが、
少年は第一声を発する。
「ねぇ、お兄さん。俺と一緒に遊ばない?」
「は?俺と?」
「だって、1人だとつまんないんだもん!お父さんはお仕事でいないし、お母さんもそうだし・・・」
その少年は急に悲しそうな表情を見せる。
1人で街をウロウロさせるのは危険であるし、少年にも何かスポット的なものを聞き出せるかもしれないのでここは乗る事にした正義。
「分かったよ。じゃあ、どうすんだ?」
「そうだな・・・じゃあ動物園に行こう‼︎」
「動物園?まぁ・・・悪くはねぇな。」
正義は素っ気ない返答を返すが、実際
動物が大好きなのである。
学校の飼育委員の仕事を進んで受け持ったりする程の動物好きである。恐らく、楽が原因だろう。
そして、2人は凡矢理動物園に向かった。
*ーーーー
「うわぁ〜ウサギ可愛い〜〜」
「だよな〜〜モフモフしてて・・この鼻をピクピクさせる仕草がたまんねぇんだよな!」
2人は動物園の触れ合いコーナーでウサギに戯れていた。この触れ合いコーナーは殆どが子供で占めている。その中に高校生(正義)が紛れている状態なのだ。
「なぁ、坊主。動物好きなのか?」
正義がウサギを撫でながら少年に問いかける。
「うん。家ではペットを飼ってるんだ。」
「へぇ〜ペットね〜。名前はなんて言うんだ?」
「うん。名前はとげちーって言うんだよ?不思議な犬種でね?頭から金髪が生えてるんだよ〜〜!」
(い、犬なのに金髪!?ど、どんな生物!?)
正義は最初ゴールデンレトリバーを想像したが
恐らく違うだろう。金髪が生えた犬とは想像しがたい。
「そ、その犬は・・・何処で?」
「えーとね。ペットショップ。お母さんの話だとお母さんの親友に似てるからって」
「へ、へぇ〜。ん?なんか騒がしいな。」
正義と少年が話していると、突然周りが
騒がしくなっていた。
正義が周りを見渡してみると何処か見覚えのある姿が視界に入る。
「お嬢様・・・無理をなさらずに。」
「だ、大丈夫です!本田!心配しないでくださいまし‼︎う、ウサギぐらいどおってことないですわ!?」
(た、橘!?)
そう。万里花がいたのだ。何やらウサギと格闘しているらしい。万里花の周りには子供がゾロゾロと集まっていた。
なぜこのようなところに万里花がいるのだろうか?正義は万里花の元へと近づく。
「橘!なんでこんな所に。」
「あ、あら。正義様。おはようございます。」
正義は万里花に近づいて見てわかったが
汗でビッショリだった。気温はさほど高くないのにビッショビショだったのだ。恐らく冷や汗だろう。
「なにウサギと格闘してるんだ?」
「それは・・・実は私、動物の方が苦手でして。」
「じゃあ、なんでこんな所にいるんだよ?」
「楽様に近づくためですわ‼︎」
万里花はまさしくドヤァ‼︎という顔をしている。そんな自慢して言うことではないのだが。
「楽様は動物が大好きでいつも飼育の仕事をしておりますわ。私が動物嫌いを克服すれば
楽様ともお近づきになれるかと。」
「それでウサギとあんなに冷や汗垂らしながら
格闘してたのか?」
正義は腕を組みながらそう言う。
彼女の楽への積極的な行動は尊敬できるものがある。楽に千棘という存在があるにも関わらず楽に積極的に近づく。猪突突進という言葉が相応しいのかもしれない。
「お兄さんどうしたの?」
すると、あの少年が正義の元へと近づいてきた。
「あら?そのお子さんは?正義様にそっくりなのですが?」
「あ、こいつか?実はな・・」
「言わないで結構です!この私、橘万里花は
何もかも見通せますわ!」
「前もそう言って全く違う回答をしたじゃねぇか・・・」
過去、身体測定の時に同じようなセリフを万里花が言ったが全然正義の思惑とは違う返答が来たことがある。今回も少し心配である。
「正義様は皆さんには内緒で愛を築いていらしゃったのですね・・・大丈夫ですわ。皆さんには内緒にしておきます。」
「違ぇええええよ!‼︎そんなんじゃねぇよ!此奴は!!」
やはり違った。変な勘違いをされるのは正義としても困るので否定する正義。
「こいつは偶々知り合って、それでかくかくしかじかで!!」
「あ〜成る程。そういうことでしたか。」
かくかくしかじかで済ませたが何とか理解してくれたようだ。
「それにしても本当にこの子は正義様そっくりですわね・・・可愛いですわね〜〜。」
万里花は何やら目をキラキラさせながら、
その少年に手を伸ばしている。
「へ?な、何をする気!?グフゥ!!お、おねぇさん止めて!?」
「申し訳ございません!あまりにも正義様にそっくりなものですから!」
万里花はその少年の頭から体を己の体で
所謂だいしゅきホールドをかましているのだ。
少年は顔を赤らめている。顔もそうだが仕草からしても正義にそっくりである。
「く、苦しいぃぃい!ぶはぁ!!」
「あら。もう少ししていたかったですのに・・・残念です。」
「いやいや、何お前急に母性に目覚めてんだよ・・・初めて知り合った子にに抱きつくとか
ある意味すげぇな・・・。」
「正義様?それは少し語弊がありますわね。
母性に目覚めた訳ではなく、将来、楽様と結ばれて出来た子にするスキンシップの練習ですわ。」
「それを母性っつうんだよ‼︎‼︎てか、なんで兄貴と結ばれる前提なんだ!?」
正義は万里花にそうつっこみを入れるも、
万里花のだいしゅきホールドから抜け出した少年が見当たらない。
「そんな事よりもあれ!?あの坊主は!?」
「お兄さん!動物園から出よう!!お腹空いた!!お菓子食べたい!!」
その少年はいつの間にか触れ合いコーナーの出口に出ていた。時計の針は2時を過ぎていた。
お昼はすでに食べていたものの、やはり育ち盛りの子供からしたら小腹は空くだろう。
「もうこんな時間か。橘。悪りぃ。俺らもう出るわ。」
「そうですか・・・正義様とお話をしたかったですのに・・・」
「また今度な。じゃあ、今度学校の飼育小屋に来いよ。動物との触れ合い方を教えてやる。それならいいか?」
すると、万里花の表情がパァアと明るくなった。
「はい!!喜んで!よろしくお願いしますわ!!」
正義はそう言い残して、動物園から退園した。
次回に続く
どうでしたでしょうか?
オリジナル回・・・難しい!
そして、タイトルが思いつかない!
古味さんはすごいですね・・・リスペクトですわ・・
あの少年・・・一体何者なのでしょうかね?ww
千棘並みの腕力を持ち、顔つきも正義にそっくり
という・・・w
今回の回は各々考察が浮かぶと思います。
感想欄での各々の考察コメントをお待ちしており
ますwww
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次回もお楽しみに!