ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!? 作:覇王神 ゾディアーク
第38話です!
最近リアルの方が忙しくて(~_~;)
今回は鶫、小野寺が登場します!
兄貴が桐崎の母さんのところへ働きに行ってしまってから数日経った。
俺は兄貴が働きに行ってからしばらく経った後、電話を掛けたけど繋がらなかった。恐らくだが、ものすごく重労働で出られないのだろう。
兄貴が死なないか心配だけど、こればっかりはどうしようもない。それに、桐崎と桐崎の母さんにはなんだか蟠りがあるようだったし、
お節介な兄貴はそれをなんとかしてくれるような気がした。
それに、今日は集主催のクリスマスパーティーがあるのだ。 兄貴不在のパーティーは自分の中では少し寂しいが兄貴の分も楽しんでくるとしよう。
*ーーーーー
「はぁ〜・・・今日なに着て行こうっかな・・。」
俺は悩んでいた。普段あまり気にしない服選びの事で。
俺は今までクリスマスパーティーなんて、家でしかした事がないからだ。しかも、今回はホームパーティーとは訳が違う桁外れの規模のパーティーだ。勿論、他のクラスメイト、小野寺や鶫、橘、そして、桐崎もいる。自分でもなんでこんなに緊張しているのかわからない。
そんな事を考えていると、プロロッと携帯がバイブを震わせながら鳴った。
「ん?誰だ?あ・・・小野寺からだ。珍しいな。」
俺はなにも考えずに電話に出る。
『も、もしもし!!い、一条君?』
「おぉ小野寺。どうしたんだ?」
なにやら小野寺は声を聞いた限りでは緊張した様子だった。今夜のパーティーが原因なのだろうか?良かった俺以外にも同じ心情の奴がいて・・・。
「えっと・・・じ、実はね!?今日本当はるりちゃんと一緒にパーティーに行く予定だったんだけど、るりちゃんが少し遅れてくるから先に行っててって・・・。だからその・・・」
「?」
「今日!一緒にパーティーに行きませんか!?」
「お、おう!全然構わねえぜ?」
「あ、ありがとう!!じゃあ、今夜の6時に!」
「あぁ!じゃあな。」
俺はその会話の後電話を切った。小野寺・・・なんであんなに嬉しがってたんだろうな?
ま、いっか。さて・・・なに着て行くか・・。
*ーーーーー
プツ・・・
私は一条君の電話を静かに切った。
ど、どうしよう!?本当に一条君を誘えちゃった!!それにしてもるりちゃんヒドイよ・・・そんな突然・・・
『小咲。あなた今日一条弟君と一緒にパーティーに行きなさい。」
『えぇええ!?そ、そんな急に言われても!』
『いいから行け・・・‼︎‼︎‼︎』
『は・・・はい・・・。」
なんて・・・。でも、るりちゃんは私の為にしてくれた事だし・・・。でもどうしよう!!どんな格好していけばいいんだろう!?これでもないし・・あれでもないし!!あぁ〜緊張するよぉお・・・。
*ーーーー
「はぁ・・・緊張して集合時間の30分前に来てしまった・・・。」
そう。俺はあれからなんとか服を選び抜いたものの、ソワソワして集合時間まで居ても立っても居られなかったのだ。集合時間の30分前となると流石に・・・あれ?あれって・・
「あの・・・小野寺?」
「ヒャイ!?あ・・い、一条君」
「小野寺随分早いんだな・・。俺が言える事じゃねぇかもだけど・・」
「わ、私も・・・一条君がこんなに早く来てるなんて思わなかったよ。一条君ももしかして・・緊張して早く来すぎちゃったの?」
「ま、まぁな。なんか家だとソワソワしちまって・・」
「実は私もなんだ。うふふ・・お互い一緒だね。」
「そ、そうだな」
俺と小野寺はお互い軽く頬を赤く染めている。
冬だというのに体が少し熱い。
まぁ、取り敢えずお互い集合できたからパーティー会場まで歩みを始める俺と小野寺。
街中を歩いていると、巨大なクリスマスツリーに装飾が施され、静かな夜に美しい光を与えている。それ以外にも街全体的にも装飾が施されている。まさにクリスマスって感じだ。
それに・・・なんだか2人っきりでこんなカップル蔓延る街を歩いているとデートをしているかのような感覚に陥る。でもそれ以前に・・
(会話が続かねぇ・・・・)
会話が全く続かないのだ。俺と小野寺が集合してあの会話以降話をしていないのだ。
そうこうしている間に会場に着いてしまったのだった・・・
*ーーーー
「よぉ!一条!」
「あ、寺ちゃん!」
俺と小野寺が会場に着き、会場入りすると
クラスメイトから声をかけられた。まだ、開始まで時間があるというのにかなり集まっていた。
「おい一条?楽はどうしたんだ?」
「いや〜それがな・・・色々事情があってね?」
他のクラスメイトからはこんな茶を濁したような返答をしてちょいとばかり怪しまれているけど、まぁ、ここで桐崎の母ちゃんの元でバイトしてるなんて公の間で言う必要はないだろう。
それに、桐崎自身もこの事を話されるのは嫌だろうしな。
しばらく経った後、桐崎や鶫、橘、宮本
といったいつもの面子も集まってきたが、変わってた事が一点だけある。
それは、桐崎がいつもつけている赤いリボンをつけていなかったのだ。彼女は常にその赤いリボンをで髪を結んでいたのだが、付けておらず、髪を完全に下ろした状態だったのだ。
それに、どこか元気がない。いつもの活発さが見当たらないというか・・・
「一条正義・・・こっちに来い」
「え?あ、あぁ。」
俺は鶫に呼び出され、桐崎達とは少し離れた場所で会話をする。
「なぁ・・・一条正義。なんだかお嬢が元気がないのだが・・・一体どうしたのだろうか。まさか貴様か一条楽がお嬢に何かしたのか!?だとしたら許さんぞ!?」
「いやいやいや!なんでそうなるんだよ!?なんもしてねぇって!桐崎が元気ねぇとは俺も思ってたけどよ・・・まぁあいつにも色々悩みがあんだよ。いまの俺たちにはどうしようもできねぇ。ここは見守っとこうぜ?」
ここは変に手を出さないほうがいいと判断している俺は鶫にそう言う。桐崎の母ちゃんとの蟠りは多分兄貴がなんとかしてくれるだろう。
「・・・そうか・・。すまなかったな。その・・・お詫びと言ってはなんだが・・・一緒に・・・」
「?一緒に?」
「一緒に・・・しょ・・しょ・・食事でも・・しない・・・か?」
俺は鶫が小声でゴニョゴニョ言っていて聞き取れない。てか全く聞こえないのだ。てか、なんで顔を赤くしてんだ?
「え?なに?もうちょい大きい声で言ってくんね?」
「いや・・だからーーーーーえぇい!!こんな恥ずかしい事大きい声で言わすなぁぁああああ!!」
「何が!?」
いきなり殴ってくんじゃねぇよ!!てかなんで殴られたの!?理不尽すぎんだろ!?
「もういい!!また後でな!!」
「結局・・・何だったんだ・・・?」
*ーーーー
俺は集がいねぇな。と思い、辺りを見渡すもいなかった。しかし、その直後、蝶ネクタイをつけ、タキシードといった姿の集がホールのステージにスポットライトを浴びて現れる。
「レディース&ジェントルマン!!ようこそ!私、舞子集主催のクリスマスパーティーへ!!」
「おい遅いぞ舞子!腹減っちまったよ」
「そうだそうだ!早く食わせろ!」
他のクラスメイトの男共は腹が減っているらしく集の開会式を速攻で終わらせようとヤジを飛ばしている。
「まぁまぁ落ち着きなさいって君たち。俺たちはこの場を貸してもらってるんだし、それに料理だって作ってもらってるんだよ?ちゃんとお礼は言わないとね。」
集は笑いながらそう返しているが、言っている事は正論だ。参加している側からしたら確かに開会式などどうでも良いと思いがちだ。でも、開会式はここまでしてくれた人達への感謝を伝える場でもあるのだ。これをしっかりしないと人としてどうだろうという感じだ。
ヤジを飛ばしていた男達は言葉を聞いて理解したのか静かになった。集がステージ端に合図を送ると、10〜15人ほどの男女達が出てきた。
集が各人何をしてくれたのかを説明し、俺を含めた他のクラスメイトがお礼を言う。
ここまで盛大にお礼を言われて嬉しかったのか、笑みを浮かべて機会があればまた呼んでくださいと言ってくれた。パーティーを手伝ってくれた方々は仕事ですぐにホールから去っていった。
集にヤジを飛ばしていた男達は我先と食事に飛びつき、皿に盛り付けガツガツと食べていたが、一方女子はゆっくりとしたペースで料理を口にしていた。
一方俺はというと、自分が持っている皿に肉、サラダといった物をありったけ盛り付けてひたすら食べている。
「よぉ!正義!」
「痛っ!?なにすんだよ集」
俺が飯をばくばく食べていると、背後から集の背中への平手打ちが飛んできた。
「いや〜大盛況だね〜!あっははは!それで楽はどったの?」
集は猫のような表情をしながらそう言う。
「いや・・それがカクカクシカジカで・・」
「なるほど・・・桐崎さんのお母さんの元でバイト・・ね〜。中々大変そうだね。」
「まぁな。兄貴は相変わらずトラブル気質だからな・・・ちょっと心配なんだよ」
「まぁそこは同意かも。でも、楽だったらきっと大丈夫じゃないの?」
まぁ、確かにそうかもしれない。安心した気がする。少し桐崎と喋ってくるか。
*ーーーーー
「・・・・」
「元気無さそうだな・・・。」
俺は桐崎のいるエリアに行き、桐崎を見かけた。でも、やはり元気がない。いつもの彼女であればご馳走をがっついている筈なのにその様子が全く見られない。
「桐崎・・・?大丈夫か?」
「え?あ、弟さん・・・私は大丈夫よ。」
本当にそうなのだろうか?
「なぁ・・なんかお前の母ちゃんからスイートホテル宿泊券を貰えるみたいだったけど・・・」
俺は余計な事をしているのかもしれない。あくまでもこれは桐崎の問題だ。赤の他人とは決して言えないが、俺と楽とは関係のない話だ。
でも、友達として友達のこんな寂しい表情なんか見たくない。こいつにはこいつらしく居てほしいんだ。
「お前・・・本当はお前の母ちゃんとクリスマス一緒に過ごしてぇんだろ?」
「え・・・。」
「俺なんかが手を出していい話だとは思ってねぇ・・。お前の母ちゃんは今でもお前のこと大切に思ってる筈だ。」
「そんな訳・・・。」
「絶対そうだ!!自分の子供を大切にしない親なんか絶対いねぇはずだ!!兄貴はきっと・・・お前をお前の母ちゃんに遭わせるはずだ!」
「そんな・・・」
ブロロロロッ!
俺たちがそんな会話をしていると外から車の音が聞こえ始める。
「千棘ぇええええええ!!!!」
兄貴の声だ。兄貴はドタドタとホールに入ってきて、千棘を強引に腕を引っ張る。
「ちょっと!?どこに行くのよ!?」
「あぁ!?えぇえいだからぁ・・・!!高級ホテルのスイートルームだよ!!!!」
えぇええええ!?
次回に続く
どうでしたでしょうか?
このクリスマス・・・一体どうなる
んでしょうか?ww
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