ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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お待たせしました!!
第40話です!!

今回は大晦日!!ヒロイン達の巫女姿・・・
可愛いwww


第41話 ミコサン

大晦日・・・・。大晦日は年越しの行事が行われる一年最後の日である。

正義達は楽の親父に頼まれ、近所の神社のアルバイトに来ていた。

 

「ったく・・。親父も人使い荒いよな・・せっかく年末だっつうのに・・」

 

「そう言うなよ兄貴。あんな人でも俺らはお世話になってんだ。」

 

「それにここの神主さんは親父さんと知り合いなんだろ?俺は寧ろ嬉しいけどね。」

 

「はぁ?なんでだよ。」

 

集は大晦日に神社のバイトをする事が嬉しいと言っている。基本的にはこの日にはバイトなんかしたくない人の方が多い。でも、何故嬉しいのだろうか・・

 

「楽様ぁあああ!!どうですか楽様?巫女さんの衣装似合ってますか?」

 

「タッハァアアアアアアアア!!!いいねいいねいいね!!!万里花ちゃあああん!!!」

 

毎回恒例、万里花の『楽様ぁああ』&巫女姿で登場してきた。

集はその姿に目をキラキラ輝かせ、感激している。彼が嬉しがっている理由は”コレ”だろう。

 

「おいおいおいおいおいおい!!!!楽!!正義!!巫女さんだぞ!?み・こ・さ・ん!!!

しかもこんな可愛い巫女さん!!そうそう会えるもんじゃねぇぞ!!!!お前らはもっと親父さんに感謝するべきだ!!!!」

 

「まぁ・・・わからなくもないけどな・・。」

 

顔が近い・・・。正義と楽の顔数センチ付近まで集の顔面が接近している。彼も巫女さん姿にに萌え上がっているのだろう。非常に興奮しているのが感じ取れる。

 

「コラァアア!!橘万里花ぁああ!!!ちゃんと働け!!」

 

「フォオオオオオオオオウ!!!!いいね!!いいよ!!誠士郎ちゃん!!!」

 

万里花を呼ぶ怒号の後に登場してきたのは万里花と同じく巫女姿をした鶫だ。万里花もそうだが鶫の巫女姿も非常に似合っている。

 

「貴様らも何をサボってる!!」

 

「休憩中だよぉ〜ん!誠士郎ちゃん!」

 

(テンション高けぇな・・・こいつ)

 

集のテンションのボルテージは最大を振り切ったのか、いつも以上にテンションが高い。

 

「・・・わ、笑いたければ笑え・・。」

 

「は?」

 

鶫は突然正義にそう言いかけてきたのだ。

 

「何を笑うんだよ・・。」

 

「いや・・だから・・その・・・。」

 

鶫は何故か赤面している。意味がよくわからない。その衣装の事だろうか?だとしたら笑う要素など何処にもない。寧ろ可愛いと言ってやりたいぐらいだ。

 

「はぁ〜やっと着替え終わった〜。随分と時間かかっちゃったね千棘ちゃん。」

 

「えっと・・・これでいいんだよね?」

 

続いて現れたのは巫女姿の小野寺と千棘だ。

やはり彼女達も非常に似合っている。

 

「お待たせ。一条君。」

 

「お、おう//」

 

巫女姿で小野寺のその輝かしい笑顔は破壊力抜群である。もはや反則に近い。

 

 

 

 

さて、これにて役者は揃った。先ほどまでは

全員揃うまで神社に落ちている枯葉を掃除していたのだがここからは変わって男子は獅子舞の練習である。集は何故か宮本にぶん殴られているが気にしない。

 

「ヒックシッ!!!」

 

「ハックションッ!!」

 

正義と楽はお互いにほぼ同タイミングにくしゃみをする。

 

「どうしたのよ?風邪?」

 

「いや・・・なんか朝から妙な寒気が・・それになんか体が重くてな・・・」

 

「俺も・・・。」

 

正義と楽は今日の朝から妙な寒気と体の重さに悩まされていた。風邪に似ているがまた違うような気がするのだ。まぁ特別体調が悪いわけではないので大晦日のバイトに来たわけだが。

 

「じゃあ俺たちは行くからお前らも頑張れよ?」

 

楽が千棘一行(宮本は別の仕事)にそう言葉を投げかけ、正義が倒れている集を担ぎ上げ千棘一行から離れた場所で獅子舞練習に移る。

 

 

 

「着替えは済んだのかい?ベイビー達。」

 

「あ、神主さん。」

 

神社から出てきたのは湯○婆のような髪型をし、サングラスをつけ、口にタバコをくわえたなんともファンキーな神主さんだった。

 

「まぁ、お前達の仕事はそんな大変じゃねぇ。楽にやってくれ。」

 

「「「「はい」」」」

 

神主さんは楽と正義の方を見ると顔を顰めた。

 

「なぁ・・・あの黒髪の坊や2人はベイビー達の知り合いかい?」

 

神主さんは千棘にそう問いかける。

 

「え?あ、楽と弟さんのこと?はい。そうですけど・・・」

 

「う〜ん・・・・ありゃ良くないね・・・。放っておくとマズイことになるね・・・。」

 

「?なんの話?」

 

千棘は神主さんの言葉がなんの話か理解できず思わず目を丸くする。

 

「えっ・・・」

 

神主さんの言葉に小野寺も驚いた表情を見せている。

 

「どうかなさいましたか?小野寺さん?」

 

「えっ・・あ、ごめん。ここの神主さんは実は凄腕で有名な霊能師さんなの。昔からこの辺では有名な方で私達のおばあちゃん世代では知らないぐらい。私のおばあちゃんも何回か助けてもらったことがあるみたいで、一度は町の危機も救ったんだとか。」

 

すごい霊能師だというのは話を聞いて容易に理解した。しかし、問題は楽と正義に憑いている霊である。

 

「ねぇおばあちゃん。楽と弟さんには何が取り憑いてるの?」

 

「そうだね・・・ちと厄介なのが憑いてるね。」

 

見たところ楽と正義には変わった様子は見られない。せいぜい風邪を引いているぐらいなんじゃないかという感じだ。

 

 

ピチャ・・

 

「わ!?な、何だこれ!?鳥の糞!?」

 

「あ〜楽ついてないね〜。いや、寧ろウンがついてるか。」

 

「ふははははッ!!兄貴・・・!ふはははは!!」

 

「集!!くだらねえこと言ってんじゃねぇよ!!てか正義も笑いすぎだ!!!」

 

正義は楽の不幸にゲラゲラと笑っている。更には集のギャグが相まって爆笑している。

 

正義は腹を抱えて笑いながら歩いていると、

階段近くに落ちているバナナを踏んづけ、滑り落ちる。

 

「うわ!?こんなとこになんでバナナが!?」

 

(こんぐらい普通に着地・・・出来ない・・!?

体が動かねえ・・・!?うわぁああああああ!?)

 

正義はバナナを踏んづけ素っ転び、着地を試みるも何故か体が動かない。まるで見えない腕に羽交締めされているようである。そして、正義は階段から転げ落ちる。

 

「正義!?大丈・・・ってうわぁああああああああああああ!?」

 

楽は正義の無事を確かめようと階段から転げ落ちた正義の元に向かう。しかし、楽は階段を踏み外し、正義同様に転げ落ちていく。

 

 

「楽ぅぅうううううううう!!!正義ぃいいいいいいいいい!!!」

 

 

「「「「・・・・!?」」」」

 

この光景を見れば一目瞭然だ。正義と楽の身にはただ事ではないほどの不幸が降りかかっている。鳥の糞ぐらいなら運が悪かったで済むが、階段に関してはもはや事故に近い。下手すれば命を落としている。

 

「・・・・今のあの坊や達・・・よほど良いことがあったのか”モテない男達の怨霊”が大量に憑いていてな・・その厄は今年中に払っておかないと下手をすれば命に関わる。」

 

「「「「い・・・命!?」」」」

 

今年の内となると、今日は大晦日だ。一年最後の日である。となると、どうやらタイムリミットは除夜の鐘が鳴り終えるまでのようだ。それに、正義と楽の生死にかかわる重大な任務だ。

 

「安心しな。厄払いの方法はいくつかある。ただ協力してくれるのなら注意が一つある。あの子らに厄の事を気づかせちゃならない。厄払いが効かなくなるからね。本当ならあの”除夜の鐘”でぶっ叩くのが一番手っ取り早いんだが・・・。あれの効果は絶大だよ?」

 

「できれば他の方法で・・・・。」

 

除霊以前に死んでしまったら元も子もないからである。しかし、最悪の場合を考えてるの切り札として取っておくことにする千棘一行。

 

「なら仕方ないね。あのレベルの怨霊は塩とか並みの除霊方法は効かん。だったら・・・」

 

「それは・・・」

 

神主さんは札ほどの大きさの一枚の紙らしきものを取り出した。

 

「これは私が書いた除霊用のお札さ。生憎2枚しかないが、これがあればどんな悪霊だろうが一発KOって代物さ。さぁベイビー達どうする?」

 

「わ、私がやる!」

 

「わ、私も!」

 

先に先陣を切ったのは千棘と鶫だった。

 

「それを体の何処かに貼ればいいのね!?」

 

「いや、何処かじゃダメだ。貼る場所は人間の気を発生させる丹田の近くであり、且つ体から悪いものを排出するのに相応しい場所でないといかん。」

 

「「つまり・・・?」」

 

「うむ・・・・・・”尻”だ。」

 

 

((・・・・尻!?))

 

 

 

こうして、4人の恋する乙女達の激戦の火蓋が切って落とされるのだった・・・。

 

 

 

*ーーーーー

 

 

 

「ぷはぁ!はぁ・・・全く今日はやたら運が悪いぜ・・・。寒気があるわ体は動かねぇはバナナですっ転ぶわで散々だぜ・・・・」

 

正義は神社の近くの水道で顔を洗っていた。

正義は悪霊の厄の被害を見事に受けていた。

本人もかなり参っているようだ。

 

今回の除霊作戦は楽担当・・千棘&万里花

正義担当・・鶫&小野寺となった。

 

「ゲフンッ!い、一条正義・・!!」

 

「ん?あ、鶫か。どうした?」

 

鶫が顔を洗ってる正義に声をかける。

 

「えっと・・・その・・頼みがあるんだが・・」

 

「?なんだ?」

 

「その・・・服を・・・全部脱いでくれないか?」

 

「は・・はぁ!?い、いきなり何言い出すんだよ!?う、上だけじゃダメなのか!?」

 

鶫は顔を赤面させながらそう言う。今回何よりも辛いのは厄のことを正義に知られてはならないということだ。それゆえにお札を素肌のお尻に貼る事を更に難しくしているのだ。

そのため非常に説明しにくい。

 

「だから・・・その・・さっさと全部脱げと言ってるんだ愚か者め!!」

 

「はぁぁああああああああ!!?いやいや待て待て!?理由を教えてくれよ!!」

 

最後は何故か罵倒された。正義には何故脱がねばならないのか理解ができていない。そりゃそうだ。何の前触れもなく服を全部脱ぎ捨てろなんて言われたら困惑するに決まっている。

 

「それは・・・えぇええい!!面倒くさい!!さっさと脱がんかぁああああああああああああああああああああああああああああああ‼︎‼︎‼︎」

 

「強行かよ!?待て待て待て待て!?ゴハァ!?何すんだ!!止めろって!!」

 

鶫はしゃらくさくなり、正義にドロップキックをかましてダウンを奪い取る。そして、馬乗り状態になり、無理やり服を引き剥がそうとする。

 

「大人しくしてろ!!すぐに済む!!良いから早く服を・・・!!あぁあああ!!お札がぁあああ!!」

 

「な、何が!?」

 

抵抗する正義に気を取られ、神主さんのお札が水溜りに浸ってしまった。お札は水を吸い込み、グチャグチャになってしまった。これでは使い物にならない。

 

「あちゃ〜失敗しちまったね。金髪のベイビーも失敗しちまったし、もうお札の方法は無理だね。」

 

神主さんは木陰に隠れながら小野寺にそう言う。

 

「お、おばあちゃん!何をすればいいの!?私!なんでもするから!!」

 

「う〜ん。そうだね〜。次の方法は・・・1分間抱きしめるとかだな。」

 

「え?」

 

抱きしめる・・・つまりハグである。

 

「その装束はね・・・私が作ったものでな?僅かながら浄化の力を秘めているんだ。可能性としたらあるはずだ。」

 

(はわわわわッ//抱きしめる!?でもこれは一条君の為なんだ!恥ずかしいけど頑張らないと!)

 

「わ、わかった!!やります!!」

 

 

 

*ーーーー

 

 

「い、一条君・・・・」

 

「ん?あぁ小野寺。そうだ、さっき鶫の奴がな・・・」

 

バサァ!!

 

正義が先ほどの愚痴を小野寺に話そうとすると

小野寺は正義に抱きつく。

 

「え・・・?//」

 

「何も言わないで・・・ジッとしてて・・。」

 

(・・・・・な・・・な・・・!!どうなってんだぁああああああああ⁉︎⁉︎)

 

正義は小野寺に抱きしめられ、思考、体が固まった。正義が感じているのは自分の前方から小野寺に抱きしめられ、小野寺の温もり、息使い、胸の柔らかさ、女子独特の匂いである。

 

この状態で10秒、20秒、30秒と時間が過ぎていく。そして、沈黙の1分が過ぎ去る。

 

「それじゃ・・・・」

 

小野寺はその後何も言わずに正義の前から立ち去る。そしてそのまま神主さんの元に戻る。

 

(なんだったんだ今のぉおおおおお!?)

 

正義は心の中でそう叫んだ。

 

 

 

「ん〜ダメだね〜除霊できてないね。」

 

「あんなに頑張ったのにぃいいいいい!!」

 

神主さんの目にはまだ正義の体にまとわりつく悪霊がウヨウヨしているのが見えていた。やはり装束だけでは効果が薄かったのだろう。万里花も楽に抱きついたものの除霊は叶わなかった。

 

 

*ーーーー

 

 

 

ゴーンゴーン!!

 

いよいよ新年が開ける時間が近づき、除夜の鐘が鳴り始める。

 

「まずいね!除夜の鐘が鳴り始めた!!除夜の鐘が鳴り終えれば今年も終わり!坊や達の安全は保障できないよ!」

 

「「「「そ、そんな!!!!」」」」

 

「お祖母様!!何か他に方法はないのですか!?私達なんでもしますから!!」

 

「・・・・仕方ないね!とっておきを出す!!

この御香水を飲ませれば絶対に除霊できる!!」

 

「よかった・・・」

 

「ただし!口移しじゃないとダメだ!」

 

「「「「く、口移し!?」」」」

 

口移し・・・。口移しとなると口から口へと御香水を移し飲ませると言う事だ。つまりキスが成立する事となる。

 

一足早く動き出したのは万里花だった。千棘も御香水を口に含み楽の元へと向かう。鶫と小野寺もその水を口に含み正義の元へとダッシュで向かうのだった。

 

 

*ーーーー

 

 

ドドドドッ!!

 

「ん?なんだ?つ、鶫!?」

 

正義の背後からやってきたのは、口に水をパンパンに詰め込んだ鶫だった。その様子はまさに餌をほおに溜め込んだハムスターのようである。正義は追いかけてくる鶫に驚き思わず逃げ出す。

 

「ムンゴ〜ッ!フグッ!!フングーッ!!(待て〜一条正義〜!!)

 

「なんて言ってんの!?わかんねぇよ!!てか怖えって!!」

 

正義は後ろを再び振り返ると、鶫の背後を走る小野寺の姿が。

 

「なんか後ろにもう1人スタンばってるんですけど!?何何ッ!?怖えって!!」

 

正義は神社の周りを走り回る。体が重いせいか

思うようにスピードが出せず、御香水を含んだ鶫と小野寺が迫っていた。

 

「ヒエェエエエエエエエ!!??あ、兄貴!?」

 

「ま、正義!!お前もか!?」

 

正義が走り回っていると、楽と遭遇する。

楽も正義同様御香水を含んだ千棘、万里花に

追いかけ回されていた。

 

「「た、助けてぇええええええ!!」」

 

謎の恐怖心に駆り立てられた正義と楽は除夜の鐘に突っ込んでいく。正義は勢いのあまり、除夜の鐘の鐘に頭から激突し、楽は鐘を鳴らすハンマーに顔を思いっきり押しつぶされる。その衝撃は激突した正義にも伝わり、ゴォオオオン!!といった轟音が正義の脳内が揺れ鳴り響く。

 

2人ともその凄まじい威力に数分間気を失うのだった・・・。

 

 

 

*ーーーー

 

 

「なるほど・・・そういうことだったのか・・。」

 

「しゅなおに感謝はできにゃいけど・・・ありがとう・・・。」

 

正義は頭の中がまだ轟音が鳴り響いており、

楽も顔がすごく腫れていた。そのため滑舌がおかしくなっている。正義と楽には事情を説明し終えたため、先ほどまでの行動のなぞは解けたわけだ。

 

「全く・・あんたらが変な抵抗するから・・。」

 

「そ、そうだぞ!?一条正義!!」

 

「俺らが悪いのか・・・?頭痛ってぇ・・・」

 

「と、とにかく!除霊できてよかったね!」

 

「「あぁ・・・。」」

 

 

(確かに除霊は出来たけどね・・・あの坊や達が持ってる女難の相はまだまだ続きそうだね〜)

 

 

各して、正義と楽の波乱の大晦日は幕を閉じた。

 

 

 




どうでしたでしょうか?

正義は小野寺に抱きつかれて
幸せですね!!羨ましいwww
小野寺さん推しにとっては羨ましい
限りですねwww

次回はお正月の回です!!

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次回をお楽しみに!
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