ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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二週間ぶりです!!大変お待たせしました!
第44話です!!今回は三人称視点ではなく、
鶫、正義の一二人称視点で書いてみました!

私としては久々にまともに書けたかな?と
個人的に思っております(笑)




第45話 テジョウ

鶫side・・・

 

 

私はクロード様の呼び出しで屋敷の地下、ビーハイブ特別研究施設にいる。ここでは基本、兵器や薬品などの開発が日々行われているらしい。私自身、この場に呼び出しをされたのは初めてだ。一体なんなのだろう・・・・?

 

 

「誠士郎来たか。」

 

「クロード様一体どのような用件で?」

 

「ふむ・・。誠士郎、最近一条楽、一条正義の様子はどうだ?」

 

「・・・どうといいますと?」

 

「最近その糞ガキ共とお嬢と何をして、どこに行っているなどという行動の報告がお前から全くされていないぞ?」

 

「申し訳ありません。ここの所最近奴らに動きがないものでして・・・」

 

クロード様はまだお嬢に一条楽達が毒牙にかけている証拠を探しているのか。これはあくまで私の勝手な推測だが、一条楽、一条正義はそんな真似はしないだろう。以前にそのようなことを計画していれば直ぐに問いただし、私が直々に抹殺している。

 

「・・・そうか。ならば誠士郎。これをお前に授ける。」

 

「こ、これは?」

 

「うむ。これはビーハイブが開発した”尋問用の手錠”だ。これを付けたものは心拍数が跳ね上がった途端に大爆発が起きる仕掛けになっている。最近これを使用する時がなく、処分に困っていたのだ。使い道はお前に任せる。これであのガキ共の善人面した化けの皮を剥がすが良い。」

 

「・・・・了解しました。」

 

相手がクロード様故に渋々受け取ってしまった・・・。正直なところ、これを渡されても困るのだが・・・。こんなものを一条楽につけて何かあればお嬢が悲しむだろうしな・・・。一条正義に関しては・・・私自身もあいつが死なれるのは嫌だ。クロード様には申し訳ないがこれは処分しよう。

 

 

 

*・・・・・

 

 

 

「はぁ〜・・・」

 

 

とは言ったものの、どう処分すれば良いのだろうか・・・。クロード様の言うようにはこれは手錠の形をした爆弾だということ・・・つまり、火薬が仕込まれている筈だ。そうなると、普通に公共のゴミ捨て場に捨てれば、他の者が巻き込まれる危険性がある。中の火薬さえ取り除ければ良いのだが、ほぼこれに関することが無知な私が解除を試みたとして、自分に危険が降りかかる可能性もある・・・。

どうしたらいい・・・・?処分法を考えるために学校にこれを持ち込んでしまったが・・・。

 

 

私がこの手錠を持って廊下を歩いていると、丁度曲がり角があり、私はその角を曲がろうとすると、誰かとぶつかってしまった。

私とした事が不注意だったな・・・

 

「すみません!だ、大丈夫ですか!?」

 

「イテテ、こちらこそ・・大丈夫か?」

 

私はひとまずぶつかってしまった者に謝罪の言葉をかけた。そして、その者の顔を確認する。

 

「あれ?鶫?」

 

「い、一条正義?」

 

そして、ピッピッピッと謎の機械音が流れ始めた。その音に気がついた私は周りを見渡すと、私の腕と一条正義の腕に繋がれている一本の鉄の鎖に気がついた。そう・・・手錠の形のした爆弾が私と一条正義の腕に繋がれてしまったのだ。

 

 

ど、どどどどどどうすればよいのだ!?クロード様から解除方法を聞くのを忘れてしまった!!

 

「ん?なんだこれ?手錠?」

 

「さ、触るなぁああ!!!!」

 

「え!?」

 

私が声を荒げ、一条正義が手錠を触ろうとするのをなんとか阻止した。そしてその直後手錠についたメーターのようなものが一気に跳ね上がった。いかんいかん!!冷静にならねば・・・!!深呼吸をして・・・・・・よし!

 

「いきなり大きい声出してどうしたんだよ?びっくりするじゃねぇか・・・。」

 

「いやその・・・すまん。一条正義。この手錠について話したい事がある・・・!!ば、場所を移さないか?」

 

「え?まぁ・・・良いけど?」

 

ここは今学校の廊下だ。生徒が他にも沢山通る狭い通路。こんなところでこの手錠爆弾の事を話せばパニックが起きるだろう。全く・・・私とした事が問題を大きくしてしまったな・・・。

 

「すみません、ここ通してくれませんかね?」

 

「あぁ、悪いな。」

 

ここが通り道となれば当然人が通る。大きな荷台を運んでいる生徒がこの狭い通路を通ろうとしているのだ。私達は後ろにも前にも行けないとなると、横の壁に寄るしかないのだ。

 

 

寄ると言ってもな・・・なんでこんなにコイツと距離が近いのだ!!??別にそんな近く無くてもいいだろ!?!?それに私を一条正義が覆い被さる形で寄っている・・。仕方がないっちゃ仕方がないのだが・・・。それになんと言っても・・・

 

 

「・・・なぁ鶫?なんでそんなに顔赤いんだよ?大丈夫か?熱でもあるんじゃ・・・」

 

 

顔顔顔顔顔顔!!!顔が近い!!!!コイツの息遣いがモロ聞こえてくるし・・・それに・・・キスが成立してしまいそうなぐらい・・・って!何を考えているのだ私は!?!?落ち着け!!!落ち着くのだ私!!

このままの状態だと恥ずかしくておかしくなりそうだ!!コイツを引き剥がさないと・・・!

 

「お〜い鶫?だいじょ-----」

 

「離れろ変態め!?」

 

「痛ッ!?なにすんだいきなり!?」

 

なにをしているのだ私は!?!?どうしてこうも私は直ぐに手が出てしまうんだ!?コイツを逆上させて心拍数を上げて爆発すれば元も子もないだろうが!?私の馬鹿馬鹿!!

 

「一条正義!これには・・・」

 

「ったく・・・どうせ俺の所為だとか言うんだろ?分かってるよ。お前に殴られんの慣れっこだし。とはいってもやっぱ痛えなお前のパンチ」

 

「・・・ゴホンッ。次からは・・気をつけるんだぞ?」

 

「・・・んだよお前らしくねぇな。急に怒ったり、優しくしたり・・・」

 

「う、うるさい・・・。さっさと移動するぞ・・・」

 

 

私はこの動悸をどう処理すればよいのだ・・・・?いつもであればコイツを殴って、罵倒を浴びせるのだが・・・!!

 

 

「・・・正義・・・何してんだお前?」

 

「鶫?あんた弟さんと何してんの?」

 

「兄貴!?それに桐崎まで・・・!」

 

 

お、お嬢!?それに一条楽だと!?そうだ・・・!!お嬢達の存在を忘れていた!!まずい・・・この状況をどう説明する!?どう見ても私と一条楽が手錠を使って間接的に手を繋いでいるとしか思われないぞ!?

 

「なんだ?正義が鶫さんと手を繋いでるだぁ??っんだテメエ!?羨ましいじゃねぇかコンチクショウ!!!」

 

「はぁ!?馬鹿!?これのどこが手ェ繋いでんだよ!?」

 

「手錠してるしどう見ても怪しすぎんだろうが!?正義テメエ鶫さんとデキてんだろ!?」

 

「バッ・・・!?そんなんじゃねぇって言ってんだろうが!?」

 

め、メーターが跳ね上がってる!?馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿!!!!一条正義!?そんなに激しく動揺するな!!そういう私も動揺してどうする!?とりあえず、誰だか知らんが貴様は黙ってろ!

 

「鶫もなんか言ってくれよ!?」

 

「えっと・・・まぁいいじゃないか・・・。別に怒るようなことじゃないし・・・」

 

「えぇえ?ちょちょ!?鶫!?本当にどうしたんだよ!?」

 

 

と、とりあえずここから離れないと・・・!!

 

「早く行くぞ!?」

 

「ちょっ!?いきなり引っ張んなって!?うわぁ!?」

 

「きゃ!?」

 

 

痛てててて・・・全くあの男は・・・!!私が移動することぐらい直ぐに察しろ!転んでしまったじゃないか・・・って!?なんでまた一条正義が私を覆い被さっているんだ!?それにコイツ何処を触ってる!?へ、変なところに触れるな!?

 

「う、うわぁ!?す、すまん!?わ、悪い!!わざとじゃねぇんだ!!その・・・手が偶々む、む、胸に・・・」

 

「な、なな〜に・・・次はき、気をつけるんだぞ?」

 

「な、なに笑顔で怒ってんだよ・・・逆に怖いんだけど・・・」

 

 

貴様・・・後で覚えてろよ・・・!!この手錠が外れたら血祭りに上げてやる・・・!!

 

 

*ーーーー

 

 

 

私は無事にとは言えないがなんとか人気のない場所に移動することに成功し、一条正義に

この手錠型爆弾の事を説明した。

 

「爆弾・・・!?ま、まじ?」

 

「あぁ・・・大マジだ。」

 

「はぁ・・・。なるほど・・・それでお前の態度が妙に変だったのか・・・・」

 

「う、うるさいな仕方が無いだろう!?私や貴様が激しく動揺すればいつ爆発してもおかしく無かったのだぞ!?」

 

「お、落ち着けって・・・!わかってる!わかってるから!」

 

 

この男は時折私の神経を逆撫でするな・・・。全く・・・なんで私はこんな奴を好きになってしまったんだか・・・

 

 

「それでだ・・・。これからどうすんだよ?まずこの手錠擬きを外さねえ限り授業どころじゃねぇぞ?なんか手はあんのかよ?」

 

「それが・・・申し訳ないがその手立てがなにもなくてだな・・・」

 

「は、はぁ?じゃあこのまんまずっとって事も・・・?」

 

「あ、ありゆるな・・・。」

 

「まじかよ・・・・」

 

 

確かに一条正義の言う通りこのまま外れながらったら一生をコイツと過ごすことになる事もあり得る・・・・私は別にそれでも良いような気がしてきたような・・・って!?ダメだろ!?なにを考えてるんだ私は!?

 

 

「今が何も出来ないとなると学校に居ても無意味って事だな・・・。とりあえず俺たちは今日はもう学校を早退しよう。当然クロードに事情説明したところでダメだろうし、今回はその・・・俺ん家に・・・来るか?」

 

 

「なっ・・・!?」

 

な、なななななな!?何を言っているのだコイツは!?そ、そんなこと急に言われてもこ、心の準備が・・・!!

 

「ちょっ!?鶫!?顔が急に赤くなって・・・め、メーターが!?」

 

 

一条正義のおそらく何気なかった一言に動揺した私は手錠のメーターを上げてしまった。残り数センチ上がればこの手錠は爆発を起こしてしまう。お、落ち着け!落ち着け!よく考えれば一条正義の家など何度も来てるじゃないか!!

・・・・・・よし・・・大分落ち着いてきたな・・・。あれ?な、何故だ?メーターがこれ以上下がらない?こ、故障か?・・・・いや違う・・・

 

「・・・・//ど、どうすんだよ・・・来んのか?」

 

コイツも顔を赤くして・・・まさかコイツも・・・私同様ドキドキしているのか?

全く・・・コイツは・・・。

 

 

「・・・貴様が良いと言うのであればその・・・是非・・・」

 

 

バシャ!!

 

私が一条正義の案に賛同の返事を返そうとすると、突如上から大量の水が私に降りかかってきた。

 

「お、おい!?だ、大丈夫か!?ったく!誰だ!?バケツの水をここに捨てやがった奴は!?・・・・!?」

 

「お、おい貴様・・・なに目をそらして・・・!」

 

「いやだから・・・その・・・透けてんだよ・・・」

 

「透けてって何が・・・・!?ひ・・・ヒィャアアア!!??早く教えろ馬鹿者!!」

 

「お、教えましたけど!?!?」

 

 

もう!!一条正義に下着を見られるだなんて・・・・!!全く!!今日は最悪の日だ!!!!

 

 

 

 

*ーーーー

 

 

正義side・・・

 

 

 

ったく・・・誰だよ・・・鶫の頭上に水こぼした奴は・・・!見つけたらしばき倒してやる・・・!!つうか、なんで俺が鶫に殴られなきゃなんねぇんだ・・・。ツイてねぇな・・・つくづく俺は・・・。

 

「貴様・・・!!後ろを見たら目ん玉に鉛玉撃ち込むぞ!?」

 

「・・・わ、わかってるっつうの・・・!」

 

はぁ・・・俺もそうだけど鶫も災難だったな・・・。もう春だっつうのに寒いし、濡れたまんま外にいれば風邪引いちまう。

 

「鶫・・・ほら・・・。これ着ろ。」

 

俺は鶫に上着を渡した。まぁいつも鶫が着てるブレザーやワイシャツもおかげさまでびしゃびしゃだしな・・・。俺も寒いっちゃ寒いけど、コイツの寒気に比べれば俺の寒気なんかどうってことねぇ。

 

「そ、それだと貴様が・・・」

 

「う、うるせえ・・・とっとと着ろよ・・・。俺の上着の内ポケットにカイロも入ってるから暖けぇぞ?」

 

「・・・・まったく貴様は・・・・優しいな・・・」

 

「ん?なんか言ったか?」

 

「な、何でもない!!」

 

 

鶫はなんか小声で呟いてたみたいだけど全然聞こえなかったな。寒い所為で耳が若干痛いし、聴力、俺少し鈍っちまったか?

 

 

「なぁ・・・貴様は・・・なぜ私なんかを家に上がらせようとしたんだ?」

 

「は?なんだよ急に・・・」

 

「いいから・・・早く答えろ・・・」

 

俺にはヤダとか、いいえ、NOの選択権ねぇのかよ・・・。人権損害で訴えるぞ?・・・まぁ別に良いんだけどよ・・・

 

「別に・・・俺がお前を家に上がらせようとしたのは下心があったわけじゃねぇよ・・・。ただ、まだ俺ん家の方が安全かと思ってだな・・・。まぁ・・・それにだ・・・。お前とはよく桐崎と兄貴の護衛任務を共にしてるだろ?ずっと一緒にいる訳だし、心が許してんのかもな。」

 

俺には鶫を家に上がらせようとした理由がまだこれだけじゃないような気がするんだよな・・・。妙に心に引っかかるっつうか・・・なんつーか・・・変な感覚だ・・・。

 

「ふ、フン・・・別に貴様が私に気を許していたとしても私は貴様に気を許しているわけじゃないんだからな!?もしかすれば今日貴様が寝てる間に私が貴様の寝首をかくかもしれんのだぞ!?」

 

「いやいや、そんな事する気があんなら最初から殺しに来てるだろ?それにお前がそんな卑怯な真似しねぇことぐらい既にお見通しなんだよ。」

 

「・・・一条正義の癖に偉そうに・・・」

 

「偉そうにして悪かったな。」

 

 

なぜだろう・・・コイツと話してるときだけ本音がさらけ出せるんだよな。桐崎や小野寺、橘と話してるときとは全く違う。

 

「ふふふっ・・・あはははっ!!」

 

「へへへっ・・・ふはははっ!!」

 

突然鶫が笑い出し、俺もつられて笑い出してしまった。

 

「まったく私達は一体何をしているんだろうな。馬鹿馬鹿しくなってきたな。」

 

「あぁ俺もだ。こんな爆弾付けられてるけど、俺たちまだ生きてるしな。早くこんな爆弾取り外そうぜ?ひとまず俺の部屋に来て、この爆弾の解除法を探そ・・・」

 

カチャ!

 

俺がそう言いかけた時、何かが外れたような音がした。腕を見ると、手錠が外れていた・・・。

 

 

*ーーーー

 

 

鶫side・・・

 

 

『誠士郎、言い忘れていたのだが、その爆弾の解除法は一定以上の心拍数の上昇の逆、一定以上の心拍数の低下によって解除される仕組みになっているのだ。それに、ずっと使っていなかったから爆弾は外しておいたぞ?やはりそれはお前に処理を任せる。じゃあな。』

 

な、なんだそれは!?!?今までの私たちの苦労はなんだったんだ!?!?

 

「えっと・・・まぁ外れたんだし良いんじゃねぇか?確かに腑には落ちねえけど・・・」

 

まったく・・・一条正義の自宅に上がれると思っていたのに・・・!!爆弾に振り回された上、挙げ句の果てにはこの爆弾の中身は空っぽだと・・・!?なんなんだ一体!!!!

 

はぁ・・・しかし・・・一条正義の私に対する気持ちが少し知れただけで・・・まだ良いのかもしれないな・・

 

「なんだ?怒っては急に静かになりやがって・・・情緒不安定か?」

 

「うるさい!!!!貴様を本当に爆弾であの世まで吹き飛ばしてやろうか!?」

 

「うおうおうお!?わ、悪かった!だからその手榴弾しまえよ!?」

 

 

こうして、なんとも大変な数時間を過ごしたのだった・・・。

 

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?
私として今までほぼ原作の
流れすぎでしたので、オリジナル
要素を高めにしました。書いていて
とても楽しかったです(笑)

余談ですが、今回
このテジョウの回を長引かせて
正義の家に鶫を本当に泊まらせようか
とも考えたのですが、リアルの方が忙しい
ということもあり、それは断念しました。
(本当は泊まらせたかったけど泣)
そのうち鶫を正義の家に泊まらせる
回を作りたいと思います!!

さて、次回はようやく例の
妹さんの登場でしょうかね?
私としても正義とどう絡ませようか
考えております。

感想、評価をお待ちしております(^_^)

次回をお楽しみに!
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