ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!?   作:覇王神 ゾディアーク

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お待たせしました!!第46話です!

春ちゃん回の続編です!




第47話 イモウト2

正義side・・・

 

 

 

「私は小野寺春!!小野寺小咲の妹です!!」

 

「え?えぇえええええ!?」

 

 

ま、マジか・・・朝助けた子って小野寺の妹だったのか・・・。顔を初めて見たとき、もしやとは思っていたけど・・・。

ていうかなんで出会い頭ほぼ初対面の子に罵倒されねぇといけねぇんだよ・・・。悲しくなってくるわ・・・。

 

俺はあのとき助けて良かったという感情と

恩人に向かって罵詈雑言を垂らされていることになんとも複雑な感情を抱きながら思わず溜息を吐いた。

 

 

「えっと・・・春ちゃんっだっけか?」

 

「ひゃああ!?なんでいきなり下の名で呼び出すんですか!?私とわざと親しくして漬け入ろうとしてもそうはいきませんからね!?お姉ちゃんはあなたには絶対に渡しません!!」

 

「は、はぁ!?」

 

「えぇええ!?」

 

いきなり何言い出すんだよ・・・。小野寺を俺には絶対渡さないって・・・?もう訳わからねぇよ・・・。俺が何言おうとしても春ちゃんは聞く耳を持ってくれないし・・・

 

「は、春!?な、何言ってるの!?」

 

「目を覚まして!お姉ちゃんはこの人に騙されてるんだよ!!」

 

うわ・・・。もう泣きてぇ・・・・。何もしてねぇのにこの仕打ちってあんまりだろ・・・しかも命の恩人だぞ・・・?

 

 

俺はあまりにも残酷な流れに涙を流しそうになりながらも必死に堪える。

 

「さっきから騒がしいな・・・どうしたんだ?」

 

「あれ?弟さんに小咲ちゃんだ。それと・・・」

 

「あ、兄貴ぃ・・・桐崎ぃ・・・」

 

「う、うわ!?ま、正義!?なんでそんな泣きそうな顔してんだ!?め、珍しいな・・・。」

 

 

そりゃ泣くよ・・・。俺だって泣きたくなるときだってあるよ!?これ以上俺のメンタルを破壊するのをやめてくれないとマジで泣いちゃうよ?こんなこと言うの俺らしくもないけどさ・・・。

 

とりあえず、俺は兄貴の前で泣くなんて事は恥ずかしくて到底出来ないので、無理やり涙を抑え込んだ。

ていうか春ちゃん、桐崎の方ガン見してんじゃねぇか・・・。そりゃそうだよな。桐崎と一緒に居すぎて感覚が麻痺してたのかもしれねぇけどコイツはマジで美人なんだよな。

内面はガサツで凶暴なゴリラだけど・・・。

これ言ったら殺されるな・・・。

 

 

「その子は小野寺の妹だよ。」

 

「え!?小咲ちゃんの妹!?小咲ちゃんって妹いたんだね!よろしくね〜。お名前なんて言うの?」

 

「・・・・よ、弱みでも握られてるんですか!?」

 

「「「えぇ!?」」」

 

おいおいおい・・・・勘弁してくれよ。

この調子だと俺と親しい奴ら全員にそんな感じの質問をふり続けるんじゃねぇか?春ちゃんの目には俺は完全に犯罪者としか見えてねぇなこりゃ・・・。この誤解どうやって解くんだよ?解けなくね?話すら聞いてくれないし・・・。って困りすぎて思わず自問自答しちまったじゃねぇか・・・。

 

「だっておかしいじゃないですか!?先輩みたいに美人で人当たりの良さそうな人がこんな如何にも軽薄で根が曲がってて、顔立ちの良さをいいことに何人もの老若男女を引っ掛けてそうな人とお友達の仲とは思えません!」

 

「おい!?言い過ぎだろ!?」

 

「春!?一条君に何て事言うの!!謝りなさい!!」

 

「そうだ!偏見が過ぎるだろ!?兄貴と桐崎からもなんか言ってやってくれ!」

 

「まぁ顔立ちの良さは間違ってないけどな・・・?」

 

「そっか〜。春ちゃんって言うんだ〜!私桐崎千棘っていうの〜よろしくね〜。」

 

兄貴はなんでか反論しないし、桐崎に関しては春ちゃんとニコニコしてほっぺすりすりをしながら自己紹介をしている。

・・・・こんのやろぉ・・・。後で覚えてろよ・・・。

 

 

「コラァ!!一条正義!!貴様!私との約束をほったらかしてどこにいたんだ!?」

 

「イテッ!?な、何すんだいきなり!?」

 

俺が桐崎を睨みつけていると突然頭に衝撃が走った。背後を振り向いたら鶫がいたとなると、どうやら鶫にゲンコツを食らわされたようだ。

鶫のゲンコツって痛えんだよな・・・。もうちょい手加減してくれよ・・・。

 

「何すんだじゃない!!今日の放課後は私と町の見回りをする約束だったじゃないか!?まさか・・・忘れてたわけではないだろうな・・・?」

 

「ちょちょ!?待て待て!!そんな物騒なもん今こっちに向けんなって!!」

 

確かに鶫の言う通り忘れてたよ!?忘れるのも無理ねぇだろ!?だってこのまま放っておいて噂がどんどん広がったら面倒になるんだよ!!

てゆうか、こっちに拳銃突きつけてくんなよ!?学校の中だぞ!?

 

「ほら!春ちゃん怖がってんじゃねぇかよ!!」

 

「春ちゃん?」

 

「そうそう。この子は小野寺の妹だよ。」

 

「・・・!?そ、そうでしたか。突然お見苦しいところを見せてしまい申し訳ありませんでした。私は鶫誠士郎と申します。以後お見知りおきを・・・。」

 

 

「はい・・・。えっと・・・先輩ですよね?先輩は一条先輩といて怖くないんですか?まさか先輩も弱みを握られてる感じなんですか?」

 

 

「・・・確かにコイツはバカでアホでドジでスケベですっとこどっこいですが。全く怖くありませんよ。」

 

笑いながら俺の悪口を連発してんじゃねぇよ・・・。てか俺の事そんな風に思ってたの?マサヨシサミシイ。何言ってんだ俺・・・・

精神イカれたか?

 

 

「・・・そうなんですか。」

 

 

 

*ーーーーーー

 

 

 

 

春side・・・・

 

 

「あのね春。一条君は春が思ってるような悪い人じゃないよ?春がどんな噂を聞いたかは知らないけど、噂はあくまで噂だから。」

 

「だって・・・!この人は!!」

 

 

違うよお姉ちゃん。お姉ちゃんは優しいからそんな事言えるんだよ・・・・。

お姉ちゃんは昔から人当たりが良くて自分のことを関係なしで誰かの為に頑張っちゃうぐらいのお人好しだから・・・。だからこそ・・・私がお姉ちゃんを守らないと!!あの人はお姉ちゃんの優しさにつけこんでるんだよ!!それに・・・一条先輩は・・・!!

 

 

「私のパンツ見たんですよぉおおおお!?」

 

「「「「!?」」」」

 

 

私のこのカミングアウトに全員に驚きの表情が伺えた。そして先程とは打って変わって一部の人から流れていたオーラが変わった。

 

 

「・・・へぇ・・・弟さんそんなことしてたんだ〜?」

 

「一条正義・・・貴様・・・どうやら冥土に行きたいようだな?いいだろう・・・貴様のような不埒者には鉄拳制裁以上のものをくれてやろう・・!」

 

 

「ち、違ッ!?風が吹いてちょっとチラッと見えちまっただけで・・・!!おいおい待て待て待て!?」

 

「「問答無用!!!!」」

 

 

「ギィイヤァアアアアア!!!!」

 

 

2人の美人の先輩からの一条先輩への鉄拳制裁。一条先輩は2人のダブルパンチで遥か彼方まで飛んで行ってしまった。

こんな漫画やアニメみたいなことって起きるんだ・・・・。

 

 

*ーーーー

 

 

 

はぁ・・・最悪だよ。あんな人にパンツ見られるだなんて・・・。お姉ちゃんも信じてくれないし。どうしたらいいんだろう・・・?

あれ・・・これって・・・?

 

私が溜息を吐いて立ち止まったところには

学校の掲示板らしきものがあった。

私の目に入ったものは飼育係の募集要綱だった。

 

「飼育係か・・・・。」

 

飼育係か〜。たまには可愛い動物達に囲まれて癒されるのもいいかもしれないね!はぁ〜

どんな動物がいるんだろう〜?ワクワクする!

 

 

ってさっきまで思ってたのに・・・!

 

 

「お〜いマルガリータ〜?飯だぞ〜?」

 

「グァアア!!」

 

「なんでそんな睨みつけんだよ・・・。ったく・・・なんで俺コイツにそんな嫌われてんだ?イデデデッ!?あーもう!!桐崎と鶫もマジで殴ってくんなよな・・・。俺、生きてんのが不思議だよ・・・。」

 

 

なんで”あの人”がいるの!?!?

なんでなんでなんで!?はぁ〜・・・・もう嫌だ・・・。帰ろ帰ろ・・・あんな人と動物のお世話とかしたくないし・・・

 

 

「はぁ〜・・・今日は小野寺来ないのか・・・」

 

 

・・・・え?今なんて・・・?

 

 

「小野寺がきてくれれば俺としても助かるし・・・」

 

 

私は一条先輩の一言にいても立っても居られなかった。

 

 

「先輩・・・!」

 

「え?は、春ちゃん!?」

 

「私・・・今の一言でハッキリとわかりました。お姉ちゃんに手を出そうとしてますね・・・?言いましたよね?貴方にお姉ちゃんは絶対渡さないって・・・」

 

「いやいや待て待て!君なんか勘違いしてるだろ!?俺は別に・・!」

 

「言い訳なんか聞きたくありません!!貴方なんかに絶対お姉ちゃんは渡しません‼︎‼︎」

 

 

私はそう言い放った。でも・・・私にとってまた屈辱的な出来事が起きたの。

そう、また突然突風が吹いて私のスカートをめくり上げたの。

 

 

「・・・!!//その・・・また・・・熊さんが・・・ね?」

 

「きゃあああああ!?」

 

私はこの後、その人に全力で自分の手のひらを

振り抜いたということしか覚えていないのだった。

 

 

 

*ーーーー

 

 

 

 

あの最悪の出来事の後、私は自宅に帰宅して

久々にお姉ちゃんとお風呂に入ることになった。うぅ・・・お姉ちゃんとお風呂は嬉しいはずなのに”あの人”のせいで色々台無しだよ・・・・。なんとも言えない羞恥心のあまり、私は湯船に顔を埋めた。

 

「ねぇ・・・春?一条君の事まだ怒ってるの?」

 

「だって私のパンツを見たんだよ!?しかも二回だよ二回!!もう信じられないよ・・・。よりによってあの人だなんて・・・絶対許せないよ・・・。一瞬でも良い人だと思った自分が憎らしいよ・・・。」

 

「そんなに言わなくても・・・。でもね?一条君は良い人だよ?それは今日はたまたまわからなかっただけかもしれないけど・・・」

 

 

私には良くわからないよ・・・。あんな人のどこが良いんだか・・・・。

 

「お姉ちゃんはあの人のどこが良いの?」

 

 

「う〜ん・・・どこって言われると難しいけど・・・。強いていうと優しいところ・・・かな?」

 

「えぇ〜?あれのどこが?」

 

「そうだね・・・・普段はぶっきらぼうな所があるけど、やる時にはやる人で、いつも人の事を考えてて、困ってる人を見ると放っておけなくて、自分の事なんかすぐにどうでもよくなって、その人が喜んでくれたら、自分も一緒に喜んでくれる・・・・そういう人なの。一条君って。」

 

 

別に「どこが好きなの?」とは聞いてないんだけどね・・・・。

 

 

「だから、春も一条君とすぐに仲良くなれると思うんだけど・・・。」

 

「私はいいよ。興味もないし。」

 

 

お姉ちゃんは優しすぎるんだよ・・・。だからあの人の本当の中身がわかってないんだよ・・・・。やっぱり私がちゃんとお姉ちゃんを守ってあげないと・・・。

 

 

*ーーーーー

 

 

 

正義side・・・・

 

 

 

 

はぁ〜つっかれた・・・・。今日は酷い目にあったな・・・まさかあんなに嫌われるなんて・・・。とりあえず部屋に戻ってとっとと寝るか・・・。

 

 

俺は寄り道する事なく、自分の部屋に一直線で向かった。

 

 

 

そう・・・客人が来ている事を知らずに・・・。

 

 

 

「はぁ・・・さてと・・・とりあえず風呂にでも・・・。・・・・!?だ、誰だ!?」

 

俺は襖をやや乱暴にガラガラとあけた。しかし、開けた瞬間目に入る人の形をした黒い影。

俺は直ぐさま、懐に入れていた拳銃を謎の侵入者に向ける。

 

 

「・・・・よぉ・・・久しぶりだな・・・。

”モンチュ”。」

 

 

声からして男と直ぐに判断し、その声はどこか聞いた事あるものの声だった。しかも、なんで俺の異名を知ってんだ・・・・!?

俺はそう思いながら、直ぐさま俺の正体を知っている可能性があり、会った事のある人物を脳内でリストアップした。まさかとは思うが・・・

 

 

「その声・・・お前・・・ブルーアイなのか?」

 

 

 

俺はこれからコイツと波乱な生活を送ることをまだ知らないのだった・・・。

 

 

 

 

 




どうでしたでしょうか?


最後に正義とブルーアイが
再び対面しました!!これからどうなって
いくのでしょうか?w

次回は正義とブルーアイとの
絡みのオリジナル回の予定です!

感想、評価お待ちしております!^ ^


次回をお楽しみに!!
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