ニセコイ Another story 俺と楽の波乱万丈な日常!? 作:覇王神 ゾディアーク
すみません。予告詐欺となってしまいました。
今日は鶫回です!
お気に入り件数50人になりました!
ありがとうございます!
最近、鶫は思い悩んでいることがあった。
”あの事”があってから何かが変なのだ。
(最近の私は何処かおかしい・・。)
鶫は今、千棘の護衛についている。
千棘に何かあったらいけないように
と思っての事だろう・・。
「だから、ずっとついてこなくていいってば‼︎」
ずっとついてくる鶫に千棘は喝を入れる。
しかし、負けじとそれに反論する。
「そうゆう訳にはいきません・・!お嬢のことをいつ何度機でもお守りするのが私の役目です!(それにこうやってお嬢のそばに居られるんだし‼︎)」
千棘との再会を本当に喜んでいるようで、
心の中でそう呟く。
そう思っていると、廊下から楽と正義の姿が見える。
「あ、おはようダーリン。」
「おう、おはようハニー。」
「よ!おはよう、桐崎、鶫。」
その言葉に反応したのか、はたまた正義の顔を見たからなのか、鶫は頭を壁にぶつける。
「えぇ?ど、どうしたんだ?」
突然の事に少し慌てる正義。
いきなり、頭を壁にぶつけていたら
そりゃ慌てるだろう。
「いえ・・何でもありません・・・。」
「そ、そうか・・。」
鶫は正義の方を振り向くと、顔を赤らめる。
「私に寄るな、触るな、話しかけるなぁああああ‼︎‼︎」
「何で⁉︎」
鶫に嫌いな人に言う言葉三原則をぶつけられ、理不尽な言われようにびっくりする。
(俺、なんかしたか⁉︎こりゃまたかなりの嫌われようだな・・)
鶫のあの反応に少し落ち込む正義。
女の子から嫌がられるのは少し心にくるものがある。
「行きましょうか、お嬢。教科書をお持ちします。」
そういって、千棘の教科書を持ち、立ち去ろうとする。正義の横を通り過ぎようとするが、
「おい、肩に埃がついてるぞ。」
そう言って正義は鶫に付いていた肩の埃を払おうと肩に触れると、
「ホォワァアアア‼︎」
グルグルと体を回転させて廊下を直進する。
端からみていたらただの変な人だろう。
「ど、どうしたんだ?そんなに触っちゃマズかったか?」
(やはり、最近の私は何処かおかしい・・!)
*ーーーーーー
今、千棘と鶫だけで、外のベンチに座っている。
「何?相談って?」
鶫からの突然な相談。コーラを開けながらそう聞く千棘。
「いえ・・大したことではないのですが・・
実は最近体の調子がおかしいのです。ある条件下でのみ体に変調が現れるという今までに経験のないもので・・」
「ふーん。どんなのなの?」
「それが・・特定の人物の前でのみ動悸が激しくなって・・・胸が苦しくなって顔が熱くなり、その人物の前では会話もまともにできない有様でして・・・」
「あんた・・それって・・大きな病気とかじゃないでしょーね?病院とか行った方が良いんじゃない?」
「はぁ・・・いえ・・自分の感覚としてはそういう類の物には思えないのですが・・」
二人はやはり鈍感であった。
本来ならごく普通にあるものなのだが、
全くそれに気づかない二人。
(もう少し誰かに当たってみるとするか。)
まずは鶫にとって師匠であり、最も親しい存在の人に聞いてみることにした。
「ほう・・それは初めて聞く症状だな。」
クロードに先ほどの症状を話す。
「私では対処しかねる。一度専門機関で診てもらうことを進めるぞ。しかし、体調管理は任務の一環なのだぞ。以後十分に注意しろ。」
この人も鈍感であった。ギャング一筋で生きてきたのだからそういう気持ちが培われないのかもしれない。
ともあれ、特に収穫が無かったため、他の人に当たることにした。
次は楽と正義の親友。集に聞いてみることにした。
「へ?そりゃあ誠士郎ちゃん。そいつはもちろん・・・てゆかもしかして正義のこと?」
「うぉ!?なぜ分かる・・・⁉︎」
鶫の図星を突いてきたため、驚く鶫。
この男はそういうところは鋭いらしい。
「プッ!クククッ!」
「貴様!何がおかしい‼︎笑うな‼︎人の話を聞いてるのか⁉︎笑うな‼︎」
突然笑い出す集に鶫は集の頬に銃を突きつける。
その後も先生やクラスメイトに聞いて回るが
ほとんどの人に言葉を濁されてしまい、結果的には収穫が何もないのだ。
(うーむ・・一体私のコレはなんなのか・・)
考えながら教室に入ると、そこには小野寺と宮本がいた。その二人にも先ほどの相談をする。
「それって・・」
「ねぇ・・・」
「お心あたりがあるのですか小野寺様‼︎」
「え・・・えーと、それは多分・・
鶫さんは”恋”をなされてるのではないでしょうか。」
「なっ!・・・それは絶対違います‼︎
私がなぜあのような男に恋なんて・・ありえません‼︎それだけは絶対に‼︎」
必死にそのことを否定する鶫。
一般的に考えたら、恋だろう。しかし、
認めたくないという気持ちがあるのだ。
「恋か・・・私があんな男に・・?バカな・・・そんなことあるわけ・・」
鶫の脳裏には正義との出来事がフラッシュバックする。
「うおおおお!何を考えてるんだ私は‼︎
そんなこと断じてあるものか‼︎」
鶫は顔を壁に何度も何度もぶつけ、自分の体を戒める。
(どうしてしまったんだ・・私は・・・)
「おい。」
突然背後から話しかけられる鶫。
その人の正体は・・・
「何やってんだ?そんな顔を打ちつけて・・・。」
正義だった。鶫は正義の顔を見た瞬間、
顔を赤らめる。
「ほわぁああーーーー!」
「痛え‼︎‼︎」
鶫は思わず、正義の顔を思いっきり引っ叩いてしまう。思いっきり引っ叩いたため、パチーン!と大きな音を立てる。
「違うんだぁあああ!!!」
「な、なんで叩かれたの・・俺?」
鶫はそのまま立ち去ってしまい、理不尽な上に引っ叩かれたため、困惑する正義。
「疲れた・・・」
様々なことの連続で疲労がたまっていた鶫。
鶫に暗いムードが漂う。
(どうすればいいんだ私は・・・この状態のままお嬢を守ることなんて・・)
ベンチに座り、頭を抱える。
「あ、いた。鶫〜?どう?なんかわかった?」
千棘が鶫にお茶を持って話しかける。
「それは恋だと言われました。」
「えっ恋!?」
「あ〜〜なるほど〜〜‼︎それなら合点がいくじゃない・・‼︎」
素直に感嘆する千棘。
「だって・・・その人の前だとドキドキして上手く話せないんでしょ?その症状ともぴったりじゃない?」
「もう・・そんなんじゃありませんよ。」
「うーん。違うか。」
「まぁ私は経験ないからわかんないけどさ。」
「何をおっしゃっているのですか。お嬢には一条楽という恋人が・・」
「そーでした‼︎けっ・・・経験が少ないって意味ね!アハハハハ!!」
千棘は思わずボロを出してしまい
一生懸命誤魔化す。
「・・・それにお嬢の恋愛経験はそれだけではないでしょう?初恋があるじゃないですか。あの10年前の。」
「へ?」
いきなりの事にびっくりし、素っ頓狂な声を出す千棘。
「やはりお忘れでしたか。無理もありません。」
「あーー!」
声を出して、その約束を思い出す。
(そっか・・・10年前の初恋・・きっと私が何か約束した男の子ってその子の事だ。
何約束したんだっけ。何かとても大事な事だったような気が・・・)
「ねぇ鶫?その子の事覚えてる?私まだ顔と名前が出てこなくて・・・」
「さぁ・・私もそこまでは・・・
でも、とても素敵な恋をされているようでしたよ。あんなに一途に誰かを思えるなんて素敵だなと思ってました。」
鶫の話に恥ずかしがる千棘。子供の頃の事だ。その頃の初恋を掘り返されるのは
恥ずかしいだろう。
「そ、そんな事よりあんたの話でしょ?
恋じゃなかったらその症状は一体なんなのよ?」
話題の矛先を自分から逸らすために話を変える千棘。
「もう一回その症状聞かせて?」
「えーと。まずその特定の人物の前では動悸がですね・・」
千棘にもう一度症状を話すのだが、
ある男が通りかかる。
「ふーん。それって”恋”じゃね?」
ある男が鶫と千棘の近くを通る。
その症状を発症させる人物に図星を突かれてしまったため、鶫は顔を赤らめる。
「違うわバカ者〜〜〜‼︎」
「危ね!!」
鶫は正義に向かって銃を乱射する。
その銃弾を右左と必死に避ける。
(まったく今日は一体なんなんだ?)
なんとも波乱な1日に疑念を抱く正義であった。
どうでしたでしょうか?
鶫ちゃんも少しですが正義に対する
気持ちに気付き始めましたね。
次回は待ちに待った林間学校!!
そこでの楽と正義の波乱の日々とは!?
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