東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~ 作:キメラテックパチスロ屋
どう使おうが、主人の勝手
byルーミア
ドガァァッ!! 紫が吹き飛ばされ、岩に背中から激突する。それを追いかけ、ルーミアが剣を振るった。
後ろには岩があるせいで、逃げることはできない。ならばと、刀を縦に構え、力を込めた。
ガガァァァァッ!!! ルーミアの見た目に反して凶悪な一撃を、紫は真正面から受け止めた。だが、まるで重たい巨大なハンマーを振り下ろしたかのような一撃は、そのまま紫の体を通して岩にヒビを入れていた。
当然、その間にいる紫が受ける衝撃は、並のものじゃない。
不幸中の幸いか、先ほどのように吹き飛ばされることはないが、体が岩にめり込んでしまった。
その状態のまま、ルーミアはさらに剣を押し付けるように、力を込める。そして、不敵な笑みを浮かべた。
「どうしたのかしら? まだ何も持ってない方が良かったんじゃない。とんだ恥晒しね。楼夢が浮かばれないわぁ」
「ヘぇっ、じゃあ見せてあげようっ、かしら! 私流の剣術ってやつをねッ!」
「そういうのは、これを受け止めてから言いなさいッ!『フルムーンナイトエッジ』!!」
技名を叫ぶと、ルーミアは光を纏った斬撃を、身動きが取れない紫に向けて振るう。
それは、吸い込まれるように彼女の刀に当たりーーーー
激突、そして大爆発を起こした。そして、少女は後ろに大きく吹き飛ばされた。
「ガハッ!? ……なん、で……っ!?」
ダメージを受けたのは、ルーミアの方であった。後方に吹き飛ばされ、そのまま背中から地面に落ちる。
「……ふぅ、なんとか上手くいったようね」
その隙に、紫は岩から脱出し、安堵のため息をつく。そして、地面に倒れているルーミアを見下ろした。
「何をしたっ、八雲紫ィ……ッ!」
「さてね。貴方に教える必要はないわ」
「舐めるなッ!!」
凄まじい形相で、ルーミアが飛び上がり、再び紫に向かって刃を振り下ろす。そして紫も、それに合わせて刃を振るった。
刃と刃が再びぶつかり合う。その時、ルーミアは見た。
当然、ルーミアの攻撃は空振りに終わり、大きな隙が生まれる。その瞬間にカウンターで、紫は刀を上に振り上げ、その刃に刻んでいた爆発の術式を解き放った。
「ゴッ!? ぐぅっ、なるほどね……っ」
ルーミアは、一連の紫の動きから、紫流の剣術というものを理科した。
まず、刃と刃が交差する瞬間にスキマを開き、相手の攻撃だけ空振りにさせる。そして、それで生まれた隙を突くように、刃を振るう。この時、刃が相手を切り裂く直前に術式を刃に刻み、発動することで、ゼロ距離から相手に妖術を当てることができるのだ。
ルーミアは、先ほどのように紫に安易に突撃することをやめる。そして、どうすればあれを突破できるか思考を張り巡らせた。
だが、時は待ってくれない。形成逆転で、今度は紫から彼女に攻めていった。
「来ないならこっちから行くわよ!」
「……ったく、落ち着きがないわね……っ」
再び、両者は斬り結び合う。だが、何度目かの斬撃の時、またルーミアの剣がスキマに受け流された。そして、空を切り裂くように、刃が上に迫ってきた。
だが、来ることはわかっていたので、すぐにスウェーで間一髪避ける。だが、再び刃が輝き出し、爆発に巻き込まれてしまう。
「……ぐっ……!」
だがルーミアは、驚くことに、爆発に巻き込まれながらも紫に突っ込んできたのだ。これには彼女も驚きで、動作が遅れるも、一瞬で対応し直す。
もはやルーミアに、余裕というものはなかった。紫を強者と認め、手加減を捨て去っていた。
ゴォォォォオ!!! という風を切る音とは裏腹に、鋭く速く正確な連続切りが、紫を襲う。
それを前に、紫は再び防戦一方となってしまった。先ほどのようにフルスウィングで来てくれればカウンターを合わせられるのだが、あれほど手の巻き戻しが速ければ意味もないだろう。
紫のスキマを使った剣術は完璧ではない。確かに相手の斬撃を受け流せるのは強みだが、自分の視認できる速度を越えれば受け流すことは不可能だ。特に楼夢などの秒速で数回斬撃を放てる人物には、一つ受け流しただけでは意味がない。
ルーミアはこれにいち早く気づき、スピード戦法で倒しに来ている。だが、賢者と呼ばれた彼女が、これに対策していないわけがなかった。
止めとばかりに、全力で秒間に数回の斬撃を放つ。だが、それらは紫が展開した、
そして、それらが受け流された場所はーールーミアの、真後ろであった。
ザクジャキズパッ!! いくらルーミアでも、自分自身の全力の斬撃で無事なわけがなかった。鮮血が大量に舞い、体が前のめりに崩れ落ちる。
だが、それをこらえて、ルーミアは叫び、紫に向かって走り出した。
「紫ィィィィィィィッ!!!」
耳が痺れるような咆哮が響く。そしてルーミアは渾身の一撃を、体ごと叩きつけるように放った。
だがそれも、スキマによって受け流されてしまった。ルーミアは全力でバックステップをして逃れようとする。
だが、
「逃がさないわ……っ!」
紫自身が、距離を詰めるようにルーミアに駆け出した。そしてお返しと言わんばかりに、同じように渾身の一撃を、叩きつけた。
ルーミアは剣を横に構えて防御の体制をとる。だが、今度は紫自身の刃がスキマに吸い込まれーールーミアの後ろに開いた。
再び、鮮血が飛び散る。紫の一撃は先ほどの傷口を抉るように当たり、ルーミアは悶絶する。そして前を向いて見たものは、光り輝く紫の手であった。
「破道の八十八『飛竜撃賊震天雷砲』」
動けないルーミアの腹に手を当てて、紫はそう口にした。
瞬間、手のひらがスパークし、そこから青い雷の閃光が放たれた。
それはルーミアの腹を容易く貫通し、そのまま天を貫き地を響かせた。
「あッ、ああ……ぁ……っ」
「終わりよ、ルーミア。そこで安らかに眠りなさい」
その言葉を終えた瞬間、ルーミアがとうとう地面に倒れーー動かなくなった。
「……とうとう、終わったのね……っ。さすがに疲れたわ……っ」
そう呟くと、背を向けて霊羅の元に歩いていく。
だが、紫はあまりの疲労で警戒を怠っていた。そしてそれが、後の悪夢に繋がってしまった。
ーーガチッ、と紫は足首を強く掴まれた。
悪寒がする。恐る恐る振り返ると、そこにはーーーー
「つーかーまーえーたー、アハッ!」
狂気の表情で地を這う、ルーミアの姿があった。
すぐに止めを刺そうと、刀を振り下ろす。だが、彼女の方が圧倒的に速かった。
グチャリ、という音が響く。そして、美しい赤が飛び散った。
ルーミアが握り潰したもの。それは、
「っ!? ぐっ、あああああああああ!!」
「まだまだこんなもんじゃないわ、よォッ!!」
再び、鮮血が舞う。今度は、いつの間にか立ち上がっていたルーミアの腕が、紫の腹を深く貫いていた。
「がっ、ああぁぁ……っ!!」
「とうとう叫ぶことすらできなくなってきたかしら? まっ、私には関係ないけどねェッ!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!
あまりの激痛に、紫の目から徐々に光が失われていった。
そんな彼女を放り投げ、ルーミアは能力を発動させる。
「切り刻めッ! 『ジャックミスト』!」
辛うじて立ち上がった紫にまとわりつくように、黒い霧が辺りを埋め尽くす。そして、その霧が突如姿を刃に変え、紫の体を切り裂いた。
「アハハハハハハハッ!!! 踊りなさい、赤く、美しく!」
霧は次々と姿を変え、紫の体を切り裂いていく。倒れようにも、あまりに高速で切られるせいで、倒れられない。倒れることすら許されない。
「くっ、……ぁぁ……っ」
「……そろそろね。止めを刺してあげるわ」
ルーミアのダーウィンスレイヴ零式に、膨大な闇が集中していく。それは徐々に姿を変え、巨大な暗黒の槍の形状に姿を変えた。
「魔閃『レイ・オブ・ダークネス』」
ルーミアはそれを、持てる全ての力で投げた。
凄まじい勢いとともに、地獄の槍が飛んでいく。それは距離を増すごとに巨大化していき、戦いの余波でボロボロになった建物を消し飛ばしながら、紫に迫った。
「……」
もはや紫に防ぐすべはない。
そして、幽鬼のようにたたずむ紫を、巨大な槍が貫いた。
鮮血が飛び散る。だが、それだけでは終わらない。
巨大な槍は紫を貫いたまま、建物を破壊していき、壁に突き刺さったところで勢いをなくした。
破壊し尽くされた街を、ルーミアはゆっくりと歩いていく。
ルーミアの闇妖怪と言う種族のように、自然に関する妖怪の自然回復能力は高い。なぜなら、その種族に関する自然の力を取り込めば、回復が早まるからだ。
さすがに背中の傷はすぐには治らなかったが、それ以外の傷はほぼ全て癒えていた。
対する紫に、そんな回復能力はない。全身を切り裂かれ、腹を貫かれれば、もはや致命傷すぎて動くことすらできないだろう。ルーミアがゆっくり歩いているのには、そういった理由もあった。
「……酷い有様ね。私がここの住人を殺した後の時は、こんなにズタボロじゃなかったわよ」
周りの建物を見回し、ルーミアは呟く。
先ほどの渾身の一撃で街の何割かが消し飛んだが、その前を含めると無事な部分は一、二割ほどしか残っていなかった。
「墓荒らしならぬ、街荒らしとはこのことを言うのかしらね? もっとも、これは街荒らしの規模じゃ済まないんだけど」
そうこう呟いていると、ようやく壁の前に到着した。とは言っても、壁はルーミアのレイ・オブ・ダークネスや紫たちの高威力の術によって破壊し尽くされ、もはやその役割を果たすことは永劫ないだろう。
そして、そこにその壁の一部に突き刺さっている、紫の姿があった。
足は地に届いていない。槍に固定されて、空中でぶらぶらと手足を揺らしていた。
「やっぱり、一回飛ばすと回収の手間がかかるのが欠点ね。まあ、改善しようもないからどうしようもないけど」
ルーミアは槍を引き抜くため、紫に近づくと、槍の握り部分を握る。そして、思いっきり引っこ抜こうとした、その時。
「……ッ! ハァッ!!」
突如、紫の目が開いたかと思うと、ルーミアの腕を掴んで拘束した。
だがルーミアは、それを気にもとめず、冷たい眼差しで紫を射抜いていた。
「……それで? 死にかけの貴方が私の腕を掴んだところで、どうなるのかしら? 言っとくけど、腕は片方が残っているわよ」
「こうするのよッ!」
紫は最後の妖力を振り絞って、能力を発動した。
直後、ルーミアと紫の周りの時間が昼間に変わり、暖かい日差しで辺りが包まれた。
「今更それで何になるっていうの?」
「貴方ねぇ……いつから相手が私一人だと思っていたのかしら?」
「……ッ!? しまった!」
「今よ、霊羅!!」
「あんたがつないだこのチャンス、無駄にはしないわ! 破邪の封印『マジャスティス』!!」
霊羅は、溜めていた全ての霊力を解き放って、今まで詠唱していた術、正確には魔法を発動した。
直後、ルーミアの体を不思議な光が包み込んだ。そして次の瞬間ーーーー
「なっ!? ……体が……重い……ッ!? 力が、吸い取られる……ッ!」
その不思議な光は、ルーミアの妖力と魔力を急速に奪っていったのだ。
どんどん力が減っていくルーミア。だが、このままでは終わらない。
元凶を霊羅と考えると、残った魔力で魔法を放った。
「『ヘビィフレア』!」
集中している霊羅に、大きな火球が飛んでいく。威力はかなり弱くなっているが、人間一人を吹き飛ばすには十分な威力だった。
「……まずっ!? ……キャァアッ!!」
周りが見えていない霊羅は当然、炎に吹き飛ばされてしまう。致命傷にはならなかったが、代わりに詠唱が途切れてしまった。
ルーミアの周りの光が、少し弱まってしまう。その気を見逃すまいと、彼女は全ての妖力を体に集めた。
「……これを破られたら、もう後が……っ!」
「残念だったわね! これで、私の勝利よ!」
紫は祈るように手を握った。霊羅も同じ。すがるような思いで、必死に願った。
対照的に、ルーミアは勝ち誇った笑みを浮かべた。
そして、全ての力を解き放とうとしたその時、
『いいや、テメェの負けだ、ルーミア』
ルーミアと紫たちの耳に、男性の声が聞こえた。
その声はルーミアにとってとても聞き覚えのある声だった。
「ひっ、火神なの!? 私の負けって、どういうこと!?」
『言葉の通りだ。テメェは格下と油断して戦い、封印されかけるにまで至った。その時点で、お前の敗北だ』
「待って! 私はまだやれる!」
『言い訳は聞かない。『ギガジャティス』』
そう火神が唱えると、光は輝きを遥かに増し、一気にルーミアを包み込んだ。
そして、数秒後。中から出てきたのはーーーー
「うぅ、痛たたた。……あれ、私ってこんな声だったっけ?」
出てきたのは、ルーミアを小学生サイズまで戻したかのような姿をした、少女であった。
ふいに、空中から手鏡が落ちてきた。それを拾って顔を確認すると、少女は叫んだ。
「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!!」
光から現れた少女。彼女こそが、先ほどまで紫と戦っていたルーミアであった。変わった点は、体のサイズと、保有妖力が中級妖怪ぐらいまでに減っている点。あとは、頭にいつの間にか赤いリボンがつけられていた点だ。
不思議に思い、それを触っていると、
『ああ、言い忘れたがそれを外すと封印が解けるようになっている。とはいえ、解けるのは俺か楼夢ぐらいだから、素直に諦めとけ。そうだなぁ……楼夢が生き返るまでお前はずっとその姿な』
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁ!!!」
生涯これほどまで叫んだことがあるだろうか? それほどの音量で、ルーミアは涙混じりに叫んでいた。
しばらく叫んだ後、彼女はがっくりと地面に崩れた。そして、本当に泣きだしてしまった。
『それはそうと、そこの巫女。見事なマジャスティスだったぜ。ルーミアの力を奪えたのは、お前の技術が高かったおかげだろう』
「……聞きたいことが二つあるわ。まず、貴方は何者? そして、なんでマジャスティスについて知ってるの? あれは博麗の巫女に代々伝えられている秘術なんだけど」
『なんだよお前、その術の開発者が誰なのかも分からずに使っていたのか?』
「何代目かの博麗の巫女が作ったんじゃないの?」
霊羅が疑問を向けたのは、火神ではなく、紫だった。
彼女はしばらく迷う素振りを見せると、観念したかのようにため息をついた。
「……仕方ないわね。その術、いや魔法を作ったのは伝説の大妖怪『産霊桃神美』よ。霊羅が使ったのはちょっと特殊で、彼が霊力で発動できるように改造したものだけど」
「つまり、私が使ったのは妖怪の術ってこと? うわぁ、後味わるっ!」
「まあいいじゃない。今回は彼のおかげで生き延びたようなものだし」
「よくないわよ。それに、まだ質問は残っているわ」
今度は貴方よ、と言う風に、何もない空間をビシッと指さす。だが、しばらく無視されてしまい、霊羅の顔は羞恥心で赤くなってしまった。
「と、とにかく。私の術がその伝説の大妖怪が作ったものなのはわかったけど、なんで貴方がそれを使えるの? しかも私のよりも強力だったし」
『別に、同じ伝説の大妖怪が奴の魔法を教えられてても不思議ではないだろう?』
「というと?」
『俺の名は火神矢陽。伝説の大妖怪の一人で、灼炎王と呼ばれている。これで満足か?』
「ええ、満足よ。だけど、最後に質問いいかしら?」
『……なんだ?』
霊羅は、今だ泣きじゃくっているルーミアを指差した。
「今私たちがこいつを殺すと言ったらどうするのかしら?」
『もちろん、今のルーミアに攻撃しようとした瞬間に殺すつもりだが?』
「へぇ、そんな一瞬で出来るのかしら?」
『簡単だ。ルーミアを回収した後、ここら一帯を蒸発させればいいだけだ。……自惚れてんじゃねェぞ。俺にとっちゃお前らは塵同然だ。いくら増えようが変わらないザコなんだよ』
最後の言葉の部分だけに殺気が込められていた。
ただの言葉、だがそれだけでこれほど恐ろしいと思ったことはない。急に立った鳥肌が、今の霊羅の感情を物語っていた。
『最後に、八雲紫!』
「……何かしら?」
『……テメェは、あいつにそっくりだ。貧弱なくせに、根性だけは人一倍ありやがる』
「……何が言いたいのかしら?」
『……見事だった、とでも言っておこう。おかげで懐かしいものが見れた』
その言葉を最後に、プツンと通信が切れてしまった。
紫は、改めて周りを見渡す。
相変わらず酷い様だ。藍はまだ寝ているし、霊羅は霊力切れ、そして自分はダメージが大きすぎて指一本動かせない状況だ。
敵に至ってもそう。今だに事実を受け入れられないで、泣きじゃくっている。
だけどまあ、いい気分だ。これでルーミアによる破壊は起きることはないだろう。
とりあえず今は寝たい。その思考を最後に、紫の意識は闇に落ちていった。
「ルーミア編終わりました! ですが私の宿題は終わりません! 作者です」
「というか今回紫が主人公に見えたんだが? 狂夢だ」
「ドラクエ11全クリしましたー!!」
「おお、結構早いクリアだな。次は裏ボス頑張れよ」
「いえ、裏ボスもついでに倒しました」
「はっ?」
「裏ボスもついでに倒しました。ちなみに今全員レベル99です」
「早すぎねえか!? まだ発売してから二週間も経ってねえぞ! いくら今作のレベル上げが簡単だからと言っても、お前どのくらいやったんだよ!」
「裏ボス倒した日は確か夜の十時くらいから始めて、真エンディングが終わったのが朝の六時半だったな」
「寝ろ! そして勉強をしろ!」
「待って、まだ最強装備全部集めてないから!」
「……ちなみにそんなに早くクリアしたら長く楽しめなくないか?」
「……しまった……っ!」