東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~ 作:日差丸
この血塗られた灰色の世界に正も悪も無い
...罪......存在そのものが罪なのだ......
by白咲狂夢
楼夢side
ガキン キィーーン
現在楼夢の精神世界では二人の剣術の達人が激しくも見る者全てを魅了する程に美しい戦いが繰り広げられていた。
「(......アイツ、俺の狂華閃を全てコピーしていやがる。流石俺の裏という所か)」
「狂華閃四十奏『雷光一閃』」
「狂華閃二十二奏『バーベキュー斬り』」
俺は自身の黒月夜に雷を、狂夢は炎を纏い刀で強力な一閃を放った。雷と炎が交わり巨大な爆発を起こす。
「へ~流石本体なだけある。結構やるじゃねェか」
「褒めてるのか?それとも馬鹿にしてるのか?まあいい、俺は俺自身のプライドにかけてテメェを倒す」
「......言うじゃねェえーか。だったら鬼道はどうだ!」
「破道『金剛爆』」
狂夢の黒月夜の矛先に巨大な火球が出来る。そしてそれを俺目掛けて放つ。
「大火球『大狐火』」
俺は狂夢の火球に自身の火球を当て、爆発させる。
「縛道の六十二『百歩欄干』」
「縛道の六十三『鎖条鎖縛』」
俺は狂夢に無数の棒状の霊力を放つ。一方狂夢は霊力で作った太い鎖をムチの様に使い、全ての百歩欄干を砕く。
「破道『牙気烈光』」
「火球『狐火小花』」
続いて俺は剣先からいくつもの緑色の閃光を放つ。狂夢はそれを八つの狐火でかき消す。
「破道『氷牙征嵐』」
狂夢がお返しと言わんばかりに冷気の渦を発生される。
「ちぃ!面倒くさい技が来たね!」
この技は今迄の鬼道とは違い、攻撃範囲が広いので俺の鬼道の中では中々厄介な技だ。
「狂華閃六十奏
俺はいくつもの風の刃で水などを全て切り裂く。
「「霊刃『森羅万象斬』」」
俺と狂夢は蒼い斬撃を同時に飛ばす。二つはぶつかると互いに相殺しあった。
「......決着が着かないな」
「......ああ。もう昼寝したい自分が居る」
確かに良く考えれば解る事だ。俺と狂夢は同じ存在......つまり同じ力を持つ者同士という事になる。だから二人が殺し合っても決着が着かないのだ。まあ解っててもやらなきゃいけないんだがな。俺も木の下で昼寝したい気分だ。
「安心しろ。寝たいのはお前だけじゃない」
「何故安心していいか解らないが。まあいい、お前が思った事は正論だ」
「やっぱり」
「だが一つ勘違いしている」
「......何をだ?」
「......一つ聞く。姿も能力もそして力も!全く同じ存在があったとして!その違いは何だ!?と聞いてんだ!!」
「......?」
「答えは一つ......
本能だ!!!」
「同じ力を持つ者がより大きな力を発する為に必要な物、強くなる為に必要な物は!!」
「ただひたすらに戦いを求め、力を求め、敵を容赦無く叩き潰し、引き千切り、切り刻む戦いに対する絶対的な渇望だ!!」
「俺達の皮を剥ぎ、肉を抉り、骨を砕いた神経のその奥!!」
「原初の階層に刻まれた研ぎ澄まされた殺戮反応だ!!!」
「そしててめえは甘い!!愚かな程に!!」
「てめえはその甘い考えで妖怪も自分とは相反する人間も中途半端に助けようとする!その結果多くの人々を不幸に追いやっている!!」
「そんな事は......
「そんな事は?現実を見ろ!!結局てめえは今も昔も何も変わっちゃい無えェ!!てめえはその甘い考えで全ての人間を助けようとする!!そんな考えでこの残酷な三千世界の血の海の中で通じる訳無えェだろ!!てめえがそんなに弱かったから村も......メリーも蓮子も救えなかったんだろうが!!!」
「だからてめえは弱えェんだよ!!楼夢!!!」
狂夢がそう叫んだ瞬間、彼は自分の黒月夜を楼夢へと投げた。楼夢は狂夢が吐き出したその残酷な現実に気を取られ、楼夢の体に白い黒月夜が突き刺さり、貫通した。
「俺は御免だぜ、楼夢」
「てめえがどう考えてるか知らねえが俺はそんな叶う事の無えェ幻想を抱いてる弱えェ奴に体を預けて斬られるの耐えられねえ」
「てめえが弱いのなら俺はてめえを潰して......
俺が白咲楼夢になる」
狂夢は楼夢の体に突き刺さった黒月夜を引き抜く。そして
「
巨大な黒い光線が楼夢を呑み込んだ。
ふー戦闘シーンを書くのは苦手だな。
後狂華閃六十奏の風乱れを風乱に変更しました。以後宜しくお願いします。そして作者は学校を転校しました。うんどうでもいいね。
さて次回、まだまだ続く
後狂夢戦は長くなると思います。