東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:日差丸

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最終章:デザイア・オブ・ネクロファンタジア編
絶望の羽音


 

 

 無数のビルが上下左右あらゆる方向に突き出しているのが特徴の混沌と時狭間の世界。しかし今ではそれは変わり果てた姿となっていた。

 

 どこを見ても、ビルと呼べるものはない。あるのはただ空中に浮く無数のコンクリートの塊だけ。

 それの一つに乗っていた襲撃者は黒刀を下に向かって突きつける。その刃の先には腕や足が千切れ飛び、腹がえぐられ、見るも無残な姿となった狂夢がいた。

 

「ちぃっ、さすがに小細工なしじゃ分が悪かったか……っ。ムカつくぜ」

「まさか贋作一つ始末するのに一ヶ月以上かかるとは思いませんでしたよ。おかげで体もボロボロです。でも、これで私の計画が始められる」

 

 立っている襲撃者も勝利した者とは思えないほどボロボロだ。

 同じように片方の腕は千切れ、足も片足しか残っていない。腹部には三つほど空洞ができており、その他にも体のあらゆるところから刃が突き出している。

 

 だというのに襲撃者は顔を歪めることなく、むしろ笑みすら浮かべている。まるでこれから先に起こる未来に比べたらこの程度は些細なことでしかないとでも言うように。

 

「さあ、今世の別れとしましょう。何か言い残しておきたいことはありますか?」

「そうだな……計画通りとでも言っておこう」

「なに?」

 

 刀の切っ先が狂夢の首に触れ赤い雫が流れる。

 今度は彼の口が三日月となった。仰向けになっている状態から見えた襲撃者の表情の変化をあざ笑っている。

 それに苛立って襲撃者は刃にさらに力を入れるが、意に介す様子もない。

 

「断言してやるよ。テメェの計画は確実に失敗に終わる」

「……根拠は?」

「この俺が何も知らずにノコノコと過ごしてきたと思うか? 残念ながらピースはもう全て揃った。せいぜい一時期の復活を喜ぶことだな」

「……話になりませんね。では、さようなら」

「馬鹿が! 俺が黙ってやられるわけねぇだろうがよ!」

 

 刀を突き出そうとした瞬間、凄まじい暴風が吹き荒れ、彼を吹き飛ばした。

 その中心にいたのは狂夢。彼は狂ったように笑い叫びながら、残った全ての力を心臓へと集中させている。

 

 それを見たとき、襲撃者は彼が何をしようとしているのか悟った。

 

「まさか、自爆っ!? くっ、やらせない!!」

「あばよぉ神楽(カグラ)!! せいぜい俺の残りカスでも舐めておくんだな!! キヒャハハハハァッ!!!」

 

 神楽と呼ばれた襲撃者は必死に暴風を突き破り、刃を突き出す。それはなんとか狂夢の体を貫く。

 しかし力を吸収するには時間が足らず。

 スーパーノヴァを思わせるほどの大爆発が狂夢を中心に起こった。

 

「ガァァァァァァァァッ!!!」

 

 そしてその爆心地の中央にいた神楽は当然それに巻き込まれてしまう。

 膨大な熱がただでさえボロボロな体を焼き焦がし、消滅させていく。突き出していた腕は消し炭となってしまい見る影もない。

 残った部分は腕を失った胴体と顔だけ。それも爆風によって吹き飛ばされ、遠くのコンクリートの塊にぶつかることでようやく止まる。

 

「最後の最後にやってくれるじゃないですか……! おかげで能力が得られませんでしたよ……!」

 

 さっきの狂夢とのやりとりでも見せたことのないほどの憤怒に顔を染める。食いしばった歯から血が流れており、額に浮かんだ血管が破裂してしまいそうだ。

 それでも数分後には心がだんだんと落ち着いていき、無表情となる。

 

「……まあ仕方がありません。幸い妖力などは回収できましたし、『よしとしようじゃねぇか……。地上のゴミを潰す程度に能力は必要ねぇしな……』」

 

 だんだんと神楽の口調が変化していく。いや、口調だけではない。体全体が光の繭のようなものに包まれ、その中で体が再生していっている。

 

 そしてゆっくりと自分の体が癒されていく感触を味わいながらまぶたを閉じて、深い瞑想状態へと入った。

 

 

 ♦︎

 

 

 東風谷早苗は博麗神社に続く階段を上っていた。

 地底での異変から一ヶ月以上。冬はまだ終わらず木々を白く染めている。

 

 いつもは空を飛んで博麗神社に行くのだが今日は風が強い日だった。こうなると雪がどんどん体にぶつかってきて辛いので仕方なく地上を歩いている。

 だから、彼女がここであるものを見つけたのも偶然だった。

 

「んっ、あれは……黒い煙? もしかしてどこかで木でも燃えたんじゃ……」

 

 だとしたら大変だ。

 煙は階段から外れた森の中から伸びている。

 早苗はその方向へ走った。

 雪が積もった地面を踏むたびに白い粉が舞う。途中滑りそうになっても決して速度を緩めることはない。

 普通に考えればこの雪の中火がつくことはありえない。だがここは幻想郷。実際に水だろうが病だろうが神だろうが燃やすことのできる炎があるのだから何が起きても不思議ではないのだ。彼女はそのことを経験からよくわかっていた。

 

 だからこそ足を素早く動かし続けた。

 そしてたどり着いた場所で見たのはクレーターのようにへこんだ地面と——黒い着物を着てうつ伏せに倒れている女性だった。

 

「だ、大丈夫ですか!?」

 

 早苗は急いで彼女の側へ近寄った。そして女性を抱き上げる。

 どうやら煙は彼女の服から出ていたものらしい。着物の色のせいで見えづらいがあちこちに焦げがある。

 しかしそんな情報は早苗の頭には入ってこなかった。

 

「えっ……?」

 

 女性の顔を見て思わず早苗はそんな戸惑いと驚愕が入り混じったような声を漏らす。

 なぜなら抱き上げる際に見た女性の顔が、()()()()()()()()()()()()だったからだ。

 

 一瞬ドッペルゲンガーかと思ったが、よく見れば別人だとわかった。

 女性は言ってしまえば今の早苗を少し成長させたような顔立ちだった。そしてなによりも早苗の緑の髪とは全く違う、妖しさを帯びた紫色の髪をしていた。

 

 かなり驚いたが、彼女の肌が以上なほど冷たいことに気づいてすぐに我に返る。

 そうだ、こんなところでぼーっとしている場合ではない。まずは彼女を助けないと。

 

 そう自分に言い聞かせることで湧き上がる疑問を抑え込む。

 そして霊力で強化した体で女性を背負って元来た道を戻っていった。

 

 

 ♦︎

 

 

「はぁ……またあんた? 今度はどんな厄介ごとを持って来たっていうのよ」

 

 座布団に座りながら霊夢は顔をしかめた。その原因は目の前で呑気に茶をすすっている緑髪の少女だ。

 

 つい先ほど、早苗が彼女そっくりな女性を背負ってこの神社にやってきた。いくら薄情な霊夢でも人命は無視できずに遭難者を布団に寝かしてやっているのだが、彼女の勘は間違いなくこれは面倒ごとに発展すると囁いている。そのため、霊夢の機嫌は最悪だった。

 

「今回ばかりは仕方がないじゃないですか。それとなんですかまたって。私がいつどこで問題を起こしたっていうんですか」

「先月の異変」

「うっ……痛いところを突いてきますね……」

 

 一ヶ月前に起きた地底での異変の黒幕は、なんと守谷神社だった。

 彼女らは地獄鴉に太陽神を取り付かせることで核融合の力を自在に操ろうとしていたのだ。しかしその企みも鴉の予想を超えた暴走によって失敗してしまい、結果異変が起きる原因となってしまった。

 一年ほど前にも喧嘩を吹っかけてきて面倒ごとを起こしている守谷神社は、もはや霊夢の中では完全に厄介な連中という認識になっていた。

 

「それにあんたが助けたやつ。あれは妖怪よ。本来なら巫女の仕事じゃないわ」

「あら、あなたに巫女の自覚があったなんて意外ね」

「……はっ倒すわよ紫」

 

 グモンという奇妙な音とともに空間が裂け、そこから紫が出てくる。

 相変わらず神出鬼没で空気の読めないやつである。反射的に拳を繰り出すが簡単に避けられてしまった。

 あら酷い、と言いながら紫はあざ笑う。

 

 それを見て額に血管が浮かび上がったが、なんとかこらえようとする。彼女は頭だけは他よりもよく回るので下手に突っかかったら手痛いしっぺ返しをもらうのは目に見えているからだ。

 しかし追い討ちをかけるように霊夢の神経を逆なでする声が別の方向から聞こえてきた。

 

「というか妖怪助けるなんて今さらだろ。ここがなんて呼ばれてるかわかってるか? 妖怪神社だぜ妖怪神社。まったく、これ以上ないピッタリな名前だぜ!」

「どうやら死にたいらしいわね、魔理沙」

「へっ、ちょっ!? お祓い棒はダメだろ! ——もぎゅっ!?」

 

 弁解する間も無く、霊夢のお祓い棒が白黒の服を着た少女の頭に振り下ろされた。

 甲高い音が響き、魔理沙は頭を抑えて畳に倒れる。そしてあまりの痛みに悶絶してその場でジタバタと暴れ回った。

 

 それを無視してちゃぶ台に置いてあった茶入りの容器に口をつける。

 そして心を落ち着かせようとしたとき、ふすまの開く音が聞こえた。

 

「目が覚めてさっそく見た光景がこれとは……中々にカオスですね……」

 

 部屋にいた全員の視線が紫髪の女性へと集中した。そしてすぐに見比べるように早苗へと移り変わる。

 寝顔もそうだが、こうやって起きているのを見るとやはり早苗と瓜二つだ。違うのはその身に纏う妖しさ。

 全員に見られて照れている早苗とは対照的に、女性は少しも動じずに、耐性がない男だったら見た瞬間心臓を貫かれてしまうほど妖艶な笑みを浮かべた。

 

「私は(あやかし)早奈です。助けてくださりありがとうございました」

「……あんた、どこかで会ったことある?」

 

 霊夢だけではない。紫と魔理沙も目の前の女性が纏う妖力に漠然とだが覚えがあった。

 無意識に、握っていたお祓い棒に力がこもる。まるで背中を冷たい手で撫でられたかのような寒気が感じられる。

 他の二人もそうなのだろう。彼女らも霊夢と同じように早奈を警戒していた。

 

 早奈はそれを見て愉快そうに笑う。

 

「ふふっ、面白いことを言いますね。それはお得意の勘ですか?」

「半分正解よ。そしてその口ぶりからして、やっぱりお互い会ったことがあるみたいね」

「そうですねぇ。じゃあヒントを出しましょうか? ほいっ」

 

 早奈が柏手を打つと、どこからともなく幻想的な色合いをした蝶が現れた。

 紫とも青とも言えない色の翅をしたそれはゆらゆらと風に吹かれるように、水に流されるようにちゃぶ台の周りを旋回する。

 

「わぁ……綺麗……」

 

 その美しさに早苗は目を輝かせ、手を伸ばした。

 霊夢は慌ててそれをはたき落とす。

 

「触るな! 死ぬわよ!」

「えっ? え!?」

「心配しなくても大丈夫ですよ。仮にも命の恩人を殺すほど私は恩知らずではないので」

 

 今度こそ、霊夢たちは早奈の正体に気がついた。

 触れるだけで対象を殺すことのできる蝶。そんなものを扱えるのはこの世で二人しか存在しない。

 一人は冥界の管理人西行寺幽々子。そしてもう一人は——。

 

「——西行妖(さいぎょうあやかし)……まさか生きていたなんてね……」

「大せいかーい! ……って、うひゃっ!?」

 

 子供のように手を叩いてはしゃいでいる早奈へ霊夢はお祓い棒を振るう。それは残念ながら躱されてしまった。

 飛び退いた早奈はほおを膨らませる。

 

「もー、せっかちですねぇ。せっかくの感動の再開なのに」

「あいにくと私たちはあんたにいい思い出がないのよ。害虫はさっさと駆除されなさい」

 

 室内であるにも関わらず霊夢は左手をかざして弾幕を放つが、今度はどこからともなく出てきた闇によって防がれてしまう。

 

「まあまあ待ってくださいよ。今回は私も争う気はありません。むしろあなた達にとって今なによりも有益な情報をお届けしようとしているんですよ?」

「胡散臭い。話にならないわ」

「ちょ、ちょっと待ってくださいよ! もう少し話を聞いてあげたら……」

 

 霊夢が早奈の言葉を切り捨てたところで、今まで状況が飲み込めていなかった早苗が抗議の声を上げる。

 しかし霊夢の表情が動くことはなかった。淡々とお祓い棒を突きつけながら口を動かす。

 

「こいつは過去に何百何千もの命を奪った妖怪よ。話すだけ無駄だわ」

「そうだぜ。現に私たちも殺されかけたしな」

「でも早奈さんも戦わないって言ってますし……」

「そういうところが甘いのよ。こういう面倒ごとはね、早いうちに根元から絶っておいたほうがいいの。それにまさかあんた、顔が似てるってだけで庇ってるんじゃないでしょうね?」

「そ、そういうわけじゃ……」

「じゃあいいでしょ? 別にこいつが消えたところであんたの都合が悪くなるわけじゃないんだし」

「で、でもですよ! もし本当に重要な情報をだったらどうするんですか!?」

「異変が起きているわけでもないのに重要な情報? ハッ、たかが知れてるわね」

「起きてますよ、異変ならすでに」

 

 話が平行線になりつつある中、口を挟んだのは早奈本人だった。

 

 さすがに異変が起きていると言われればたとえそれが戯言であっても無視することはできない。反論しようにも材料がないため霊夢はお祓い棒を突きつけるのを続けたまま舌打ちをする。

 代わりに今まで静観していた紫が口を開いた。

 

「それはないわ。今スキマで確認したけど幻想郷に目立った異変は見当たらなかったわ」

「ああ、言い方を間違えてましたね。正確にはこれから異変は起こるんです」

「……それはあなたが起こすと受け取ってもいいのかしら?」

「違いますよ。というかこんなボロボロな状態で異変なんて起こせるわけないじゃないですか」

 

 たしかに、早奈から感じられる妖力にかつてのような膨大さは感じられなかった。それにダメージを負っているのも嘘ではないのだろう。

 となるとこの化け物じみた存在を傷つけられる誰かがいるというわけだ。

 そうなると彼女の話にも信憑性が出てきてしまう。ならば聞かざるを得ないだろう。優先すべきは幻想郷の平和だ。

 ここまで考えが至ってしまった霊夢と紫は複雑な思いを抱えながらも、彼女の話を聞くことにした。

 

「じゃあ、これから何が起こるって言うのよ?」

 

 全員の気持ちを代弁して霊夢が問いかける。

 それを聞いたとたん、早奈の顔は急に真面目なものになった。

 そして重々しく開かれた口から出てきた言葉は、全員に言葉にもならないほどの衝撃を与えた。

 

「……単刀直入に言います。あと数日でこの世界、いえこの星は消滅します」

 

 魔理沙の腕に当たった容器がちゃぶ台から落ちた。だが誰も見向きもしない。ただただ目の前の女性から聞かされた想像以上の話に、電撃に撃たれたかのように体を痺れさせている。

 

「は、はぁっ? なんの冗談だよそりゃ……?」

 

 最初に声を出したのは魔理沙だった。

 それをキッカケに決壊したかのように質問が早奈以外の全員から飛び出てくる。

 

「そ、そんな……地球が消滅するって……!」

「ジョークにしちゃ笑えないわよ、それは」

「それに、そんなことを楼夢が許すとでも思っているの?」

「楼夢さんはいません。一ヶ月前に敵の手に落ちました」

 

 再び衝撃がはしる。

 最強の妖怪が倒されたと言う事実に、今度は誰も声を上げることはできなかった。

 

「とりあえず、詳しい説明からさせてもらいます。まず——っ!?」

 

 早奈が話を切り出そうとしたところで、突如天井が光り輝いた。

 次に何が起こるのか理解した彼女は自身の写し鏡とも言える刀——妖桜を出現させると、刃を左手で持ってそれを頭上にかかげる。

 

 そして次の瞬間、博麗神社を真っ二つにするほど巨大な光の斬撃が天井を切り裂いて霊夢たちに降ってきた。

 

 それを刀で受け止める早奈。しかしあまりの威力と重さに彼女の腕がミシミシと悲鳴を上げる。

 

「早く逃げてくださいっ! 長くは持ちませんっ!」

 

 その言葉によって瞬時に我に返れたのは二人だけだった。

 紫はスキマを足元に複数展開することで自分と魔理沙、早苗を回収する。霊夢は持ち前の運動能力で自力でその場を離れてみせた。

 

 そして数秒後、巨大な光の線が山の頂上を横断した。

 博麗神社は上から見ればケーキのように綺麗に二つに分けられ、やがて柱が破損したことに耐えられなくなって倒壊する。

 築一年の短い命であった。

 

「私のっ、私の神社が……ッ!!」

「落ち着きなさい霊夢! まずは敵を倒すことが先よ!」

 

 その光景を上空より見ていた霊夢は普段あまり聞きなれない絶叫をあげた。そして神社だったものの元へ駆け寄ろうとしていたのを紫が止める。

 

 霊夢は涙を飲んで、代わりに鬼の形相となって光の刃が飛んできた方向を睨みつける。だがその視線の先には誰もいない。

 

 その代わりに、耳元で知らない声が囁かれた。

 

「よぉ。ずいぶん楽しそうな顔をしてるじゃねぇか。あっ?」

「……っ!?」

 

 突如背中から冷たい恐怖が頭の先まで這い上がってくる。

 誰も敵の接近に気づくことができなかった。

 霊夢は無意識のうちに、弾かれるように前へと跳んだ。そして後ろを振り返る。

 

 そこにいたのは一人の男だった。

 黒のシャツに紺色のパーカーというファッションは明らかに外のものだ。黒髪は男にしては長く、そして逆立っている。だが日本人風の顔立ちではあるがその瞳は紫だ。それもアメジストのように光を感じるものではなく、逆に吸い込まれてしまいそうな暗さを帯びている。

 

 当たり前だが、知っている人間ではなかった。いや、霊力だけでなく妖力も感じられる時点であれは本当に人間なのか?

 だとしても異常だ。軽く感じただけでも、どっちの力も霊夢と紫を遥かに上回っている。

 

「……誰よ、あんた」

 

 湧き上がる恐怖に唇を震わせながら霊夢は問いかける。

 男は手にした黒い日本刀を肩で担ぎ、笑いながら答えた。

 

「俺の名は神楽。妖怪と人間を滅ぼす者だ」

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