東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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過去から未来へ 未来から過去へ

by白咲楼夢


おnewな時

 

楼夢side

 

ちゃーすみんな。皆の希望の星、白咲楼夢だ!

………やべぇ、また滑った。だが後悔はしていない(キリッ。

まあそんな事は放っておいて、目が覚めたらなんでそこら中が焼け焦げているの?……ていうか何故こんな所に人間が居るの?死ぬよ、マジで。……まあ怪我をしているようだし助けますか。

 

「おいあんた大丈夫か?」

 

「……な!?……」

 

男に話し掛けてみたが、何故かあちらが驚いただけで終わった。……そーいや人間ってこんなに小さかったっけ?明らかに俺の十分の一も無ぇぞ。まあ取り敢えずそこの男に事情を聞こう。

 

「おーい聞こえてますかー?」

 

「……しゃ……」

 

「しゃ?」

 

男は何かをつぶやく様にそう言う。だが次の言葉はちゃんと聞こえた。

 

「しゃぁべったぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ああん舐めてんのかクソ餓鬼ゴラァァ!!」

 

俺はこいつの言動にブチ切れる。当たり前だ。俺は怪物扱いされるのが大嫌いなんだよ!

 

「きっ貴様本当に……八岐大蛇か?」

 

「八岐大蛇?なんだよその名?俺には楼夢って言う親から付けてもらった名があるんだが?」

 

まあ実際俺は親の顔を見た事は無い。父は事故で死に、母は元々身体が弱かったらしく俺を産んだ時に死んだそうだ。まあ特に気になったり寂しいとも思わない。そんな事より八岐大蛇だっけ?俺の何処の事を指しているんだか。(全部です)。……ちょっと待てよ。その名何処かで聞いた事あるぞ。

 

「いや俺は貴様が喋れる事に驚いているんだが」

 

「そうそれだ。おい男。名はなんだ?」

 

「俺の名は須佐之男命と言う。」

 

「そうか……俺の名は白咲楼夢。よろしくな」

 

そう言い、俺は須佐之男へ手を差し出す。……須佐之男命。この名も何処かで聞いた事がある。……ちぃ!数億年前の事なんて憶えてられっか!!

 

「あっああ」

 

須佐之男は戸惑いながら言葉を返す。取り敢えずこいつから情報を引き出そう。

 

「おい須佐之男。一つ聞きてぇ事がある。俺は今迄何をしていたんだ?」

 

「……やはり憶えてないか。……痛ッ!」

 

「あっおい大丈夫か?」

 

俺は須佐之男の身体を見る。まず全体的に火傷が酷い。この怪我のしかた。……恐らくは尋常じゃない火力に焼かれたのだろう。生きているのが奇跡と呼べる程の怪我だ。

 

「おい……治してやろっか?」

 

「!?……ああ頼む」

 

俺はいつもの様に【妖狐状態】になる。……あれ何故か姿が変わってる?

まず頭の左斜め上には手の平より大きな桜の髪飾りが付けてあった。一応取ろうとしたがどうやら付けているのではなく頭から咲いているみたいだ。......うん、なんで生物の頭から花が咲いているんだよ!俺の頭はお花畑とでも言いてぇのか!巫山戯るな!

 

「(それは溢れかえった妖力が行き場を無くして頭に咲いただけだ。まあ、取り敢えず妖力の貯金箱の様な物だ。だからあまり気にするな)」

 

狂夢の声が突然俺の頭の中に響く。良かった。取り敢えず悪影響は無さそうだ。

 

次に俺の巫女服だ。今迄は黒く塗り潰されていたのに袖の裾に赤いラインが描かれていた。更に黒いロングスカートの下に着ていたロングスカートが白くなっていた。お陰で黒いロングスカートから白いロングスカートがちょうどいい具合にはみ出ていた。うん、俺の巫女服のレベルアップなんて嬉しくないよパトラッシュ。

 

「楼夢……お主……女だったのか」

 

「女じゃねぇ、男だ!!」

 

「だがその姿は女ーー」

 

「それ以上言うとお前の口を縫い合わすぞ」

 

「だがーー」

 

「縫い合わすぞ」

 

「……はい、すいませんでした」

 

俺は【回道】と呼ばれる霊術を使う。ただ俺は基本的に普通の怪我位しか治せない。よって須佐之男の怪我は全て治らなかった。そう霊力とあと何かが足りないのでまだこの術は未完成だ。

 

「ほいよっと。すまねぇな。俺の実力じゃこれが限界みたいだ」

 

「いやさっきよりはだいぶマシになった……だがお主は何故こんな事をする?」

 

「少なくとも目の前で人が死にかけてるのを無視する程俺は冷たく無いんでね」

 

「……そうか。……あと俺は人間じゃない。神だ」

 

「んっ紙?」

 

「神だ神!お主今巫山戯て言っただろ!」

 

「気にするな!」

 

「気になるわ!」

 

「取り敢えず俺はさっきの質問に答えて欲しいんだが?」

 

「ああ、いいぞ」

 

 

 

 

紙説明中……。(紙じゃない、神だ!)

 

 

 

 

「成程、理解した」

 

取り敢えず話をまとめると

 

俺発狂→八岐大蛇に変化→二、三年間国という国を荒らしまくる→須佐之男登場、あっさり撃沈→現在

 

という所だな。俺って物凄い事してんな~。

 

「やけに冷静だな」

 

冷静ではない。俺だって驚いている。だが不思議と自分を責める気にはならなかった。

 

「過去の事をイチイチ気にしてたらキリが無い。これは歳上からの言葉だ」

 

「俺はもう五千歳超えているのだが?」

 

「残念俺数億歳だから」

 

「ええっ!!」

 

驚くのも無理ない。多分俺より歳上の生物なんてもう地球には存在しないだろう。……ていうか何俺等自分の歳で威張ってんだろう。子供かよ。

 

「そういや神を見るのは初めてだったな……神って色々出来るのか?」

 

「ああ、まあ俺は戦神だから戦う事しか出来ないけどな(ドヤァ」

 

「それで俺に負けたのかよ」

 

「そのような事があろう筈が御座いません。てか楼夢も神になってるぞ」

 

「Repeat please」

 

「えっ」

 

「もう一回言え」

 

「お主も神になってるぞ」

 

「マジかよ」

 

「マジです」

 

おいおいそんなの聞いてねえぞ。てか妖怪って神になれるの?そもそもなんで神になったの?

 

「お主は人間達を恐怖の底に突き落としたりしていたから邪神として妖怪達から信仰されているらしい。ちなみに種族は破壊神になっているぞ」

 

こりゃあ面倒な事になったな。これから苦労しそうだ。

 

「ありがとな。こいつは礼だ」

 

そう言い俺は天叢雲を須佐之男に投げる。

 

「おい良いのか。こいつはかなりの上物だぞ」

 

「良いよ。俺には()()()がある。あと、八岐大蛇はお前が退治した事にしてくれ。それは証拠品の様な物だ」

 

そう言い切ると、俺は須佐之男に背を向け新たな()()に手を当てる。

 

「おーい楼夢ー。またなー!」

 

俺は須佐之男に微笑む。さあ、新大陸だ。何処に行こうか......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~今日の狂夢~~

 

「ウオォォォォォォ!!!」

 

現在狂夢は自分の家(精神世界)でド●クエ8をしていた。どうやら現在ラスボスのラ●ソーンと戦闘中らしい。

 

「潰れろ。デブソーン!スーパーハイテンションのヤ●ガスからのーー

 

 

ーー蒼天魔斬!!」

 

デブソーンに3013のダメージ。

 

デブ「まだだ…まだ終わらんよ」

 

狂「なんで画面の中で喋れるんだよ!」

 

デブ「黙れ小僧!!!デブにだって色々事情があるんだよ!喰らえーー

 

 

ーーマダンテ」

 

「キュルァァァァァ!!」

 

その後、何故か精神世界に亜空切断を超える爆発が起きたとさ。でめたし、でめたし

 

 

 

 




すいませんでしたぁぁぁぁ!
今回は皆さんに大変お詫び申します。
なんとこの小説の一話と二話が逆になっていました。よって「はぁ、意味不明だわ」とか思った人がいたかもしれません。すいませんでした。

次はヒャホォォォォォォ!!!
春休みだぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!
という訳で投稿ペースを上げたいと思います。

「のっけからハイテンションだな」

あ、貴方は......狂夢さん!何故此処に!?ていうか大丈夫ですか!?

狂「ああ、マダンテで一回ピチュったがなんとかな。後で決着を付ける。そうそう作者、俺の次の出番は何時だ?」

多分五十話程後じゃないですか?

狂「嘘だぁぁぁぁぁ!......もう駄目だ......おしまいだぁ......」

何処かの惑星の王子様になってますよ。

狂「畜生、たまに此処に来て出番増やしてやるー!覚えてろー!......あ、今日冷蔵庫にプッチンゼリーブドウ味を入れてたっけ。ちょうどいいや。食おう」

......なんだか面倒臭くなりそう。皆さん高評価&お気に入り登録の他に感想などもバンバン書いて下さい。皆さんの感想をお待ちしております。

さて次回、新大陸に到着した楼夢。そこで待ち受ける物とは......

次回もキュルっと見て行ってね

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