東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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星々は流れる。この世界の時を数えながら。

星々は輝く。私達を照らしながら。


この世界で変わらない物があるのなら、それは天を昇る星々なのだろう。

by白咲楼夢


洩矢の騒動

 

 

 

楼夢side

 

あの日から既に一ヶ月の時が流れた。最近は人々とも仲良くなり洩矢神社に平穏な日々が続いた。ちなみに料理は毎日俺が作る事になっている。せめて当番制にしてくれコンチクショウ。

 

 

さておきこの国で過ごしているお陰であの神様の威厳0の諏訪子がどうやって国を治めているのかがわかった。

 

諏訪子はまず祟り神なのに民を呪わないのでどうやら民衆には好評らしい。次に政治の時は普段見れない神様の威厳を身体に纏っており、その姿は普段の諏訪子を知っている俺にとっては少し奇妙な物だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は村で買い物を終え洩矢神社へと続く階段を登っている。やっぱりこの階段は長い、長過ぎる!

俺の神社よりは短いが人が登るにしては長い。何時も鍛えてた俺は良いとして一般人だったら到着した時にはフラフラだろう。メリー達も最初に神社に来た時は死にかけ状態だったからな。

 

 

そんなどうでもいい事を考えていると

 

 

「楼夢さーん!!」

 

 

誰かが俺の名を呼び、階段を駆け上がる。

彼女は東風谷早奈。洩矢神社の巫女である。

早奈は近くにいるだけで元気を分けてもらえるような明るい子だ。誰にでもニコニコしながら話しかけるのも彼女の特徴だ。

そんな彼女が俺と一緒に階段を登り始める。村で買い物でもしていたのかな?

 

 

「早奈、買い物でもしてたのか?」

 

「あ、はい見てくださいこの髪飾り、かわいいですよね~」

 

 

早奈はカエルと蛇の髪飾りを取り出す。正直言って良く分からないが彼女が良いと言っているのだから良いのだろう。それか唯単に彼女のセンスがないのか。

 

 

「うむ、中々似合っているぞ」

 

「えへへー、ありがとうございます。それよりも楼夢さんもお洒落したらどうです?せっかくの美女が台無しですよ」

 

「俺は女じゃねえって何回言ったら分かるんだよ!」

 

「でも結局はブレスレットと頭には大きな桜の花の髪飾りを付けているし、その顔と服じゃ誰も信じませんよ」

 

「ま、まあ俺は気にしてないから大丈夫だ」

 

「とか言って気にしているの知ってますよ。この前も髪を短くしようと頑張って切っているのを見ましたからね。まあ結局生えてきた?というより再生してましたけどね」

 

「......チーン」

 

「さあ、正直に言ってください」

 

 

俺はダイナミック土下座を早奈にし、叫んだ。

 

 

「強がってましたぁぁぁぁぁぁぁ!!!すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「だって小さい頃から師父にも巫女扱いされてるじゃん!そして生まれつきこういう顔じゃん!さらに俺だってお年頃じゃん!最初にあった人に女だって、女だって、女だって......嬉しくねぇよ!!......うわーーん!畜生め!」

 

「......うむ、よろしい」

 

 

俺と早奈がそんなやり取りをしていると

 

 

ガサガサ

 

 

すぐ近くの茂みから何かが動いたような物音が聞こえた。そして俺と早奈は瞬時にそれがなんなのか理解する。

 

 

「この気配......まさか妖怪!?なんでこんな所に?」

 

「分からねえ......だけど神社に近づくたあ中々度胸がある野郎だぜ!」

 

 

俺がそう言い終えると茂みから妖怪が飛び出してきた。外見は蜘蛛のような身体を持ち顔が猿のようで身体は二メートル程の妖怪だった。

 

 

キシャアアアア

 

 

妖怪は飛び出すと同時に早奈に飛びかかった。恐らく本能で俺より早奈の方が弱いと感じたのだろう。

 

 

「ちぃ!このクズめが!!

 

星十字『スターライトクロス』」

 

 

俺は神力で作った2本の剣を飛ばし攻撃する。剣は蜘蛛に十字に突き刺さり、蜘蛛を縛った。

これが、神力を使った俺の術”神星術(しんせいじゅつ)”だ。

俺は神力を扱えなかったが此処に来て諏訪子に教えてもらったのだ。それで完成したのがこの術ってわけだ。

 

 

「星々の光に貫かれろ!!

 

星弾『サテライトマシンガン』!!」

 

 

俺は再び神星術を使う。今度の術は空から閃光が現れ、縛られて動けない蜘蛛を光の雨が貫いた。

 

 

蜘蛛は断末魔を上げるとすぐに絶命した。緋色の望遠鏡(スカーレット・テレスコープ)で確認すると、こいつはどうやら中級妖怪より少し下の妖力を持っていた事がわかった。

 

さて問題はこれじゃない。今回の問題は()()()()()この国に入ったかだ。

 

 

「......ふう、殺ったか」

 

「つ......強い」

 

「ねえ早奈。......なんでこの妖怪は国に入れたのかな?一応諏訪子の結界があったでしょ?」

 

「うむむ......多分これは最近森で出て来る妖怪ですね。隠れるのが上手くて諏訪子様でも妖力探知する事が出来ないんですよ。それに群れで動いてるらしいですし」

 

「ハアー、取り敢えず此処で考えても仕方が無い。さっさと行くぞ」

 

「は、はい!」

 

 

俺と早奈は急ぎ足で洩矢神社に向かう。あの妖怪が群れで来ても俺は大丈夫だが早奈は違う。彼女は能力があるとは言えまだまだ未熟だ。そんな彼女が中級妖怪と戦っても、せいぜい一匹と互角に戦う事しか出来ない。

......ちぃ、巣がわかれば一気に殲滅出来るのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

姉御&変態移動中......。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて皆様、俺らが戦っている時に諏訪子は何をしていたのでしょう。

食事?修行?仕事?どれも違う。正解は

 

 

「うー、グースピースヤア」

 

 

縁側で寝てました。(^ω^#)

 

 

「こ、これは......豪快に寝てますね」

 

「......どうやらO☆SHI☆O☆KI☆が必要みたいだな」

 

 

「派手なのはやめてくださいよ」

 

「大丈夫、大丈夫

 

さて......そんな君にpresentだYO☆!!

 

必殺『アイスバケツチャレンジ』」

 

 

俺は諏訪子の頭上に氷水がたっぷり入ったバケツを創造する。

さて、皆はアイスバケツチャレンジと言う物を知ってるか?知らないならググれ。

 

 

俺は空中で浮いているバケツをひっくり返す。バケツは氷水と一緒に重力に従い、落ちていく。そして

 

 

バシャン

 

 

「ッ 、ヒャアアアアアア!!!冷たいィィィィィ!!!」

 

 

諏訪子はあまりの冷たさに叫びながら飛び起きる。しかしその先には空になったバケツが......

 

 

ガッシャン☆

 

 

「いったぁぁぁぁぁぁい!!!もうやだな゛に゛こ゛れ゛え゛ぇ゛ぇ゛ぇ゛!!!」

 

 

落ちてきました。バケツは諏訪子の頭にすっぽりと収まっています。どうやら取れないようです。

 

 

「まあそう泣くな。いいもんくれてやっから」

 

 

そう言って楼夢は懐から黒い瓶を取り出す。どうやら中には酒が入っているようだ。ラベルには『奈落落とし』と書いてある。

 

 

「あーうー、ありがとう」

 

 

ゴックン

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォン!!!

 

 

 

 

その後、夕食抜きにされました。作ってるのは俺なのに。畜生め......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




~~今日の狂夢『様』~~


「三度の飯よりおふとゅんに入りたい、狂夢だ」

「最近絵を書く練習をしてますが髪が書けない!作者です」


「さて今回は前から気になってましたが聞いてもいいですか?」

「ふぁい(ボリバキ)ふぉおけいざ(バキ)」

※略:ああ、OKだ

「板チョコ食いながら言うのやめてくれません。地味に腹立つ。......まあいいでしょう。ズバリ、何故楼夢さんと戦ったのか?」

「はあ?んなもんどうでもよくね」

「私、気になります!!」

「あー、はいはい。作者、楼夢が死ぬと俺はどうなると思う?」

「狂夢さんも一緒に死ぬと思います」

「はい、正解。だけど楼夢が精神崩壊するともっと酷い事になる。それはなんだ?」

「な、なんなんですか、それは?」

「ズバリ、家の電化製品の電気が全て消える」

「......ふぁ!?」

「家の電化製品の電気が全て消える」


ヒュルルルヒューー


「......一つ言ってもいいですか」

「ああ、いいぞ」

「......くっっっっっだらねえええええ!!!!」

「くだらなくねえよ!奴のせいで俺のセーブデータが、セーブデータが......」

「逆に言えばアンタはゲームの復讐の為に殺し合っていた訳 ?これほどくだらない復讐初めて見るよ!!」

「あ“あ“ん?丁度いい、俺の新しい技で消し飛ばしてやる」

「それは本編でやってください!!」

「じゃあ聞くぞ、作者よ。俺の本編登場は何時だ?」

「......あ」

「さあ、何時なんだよ。教えてくれよ~~」

「お、お助けください」

「だが断る☆

乱弾『マルチプルランチャー』」



「ホッギャアアアアアア!!!」



「こうして作者は星になったのだ」




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