東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:日差丸

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能力とは所有者の本能を映す鏡だ。


by白咲楼夢


蛇狐の能力と開花

 

 

永琳の助手として此処で暮らしてから軽く2ヶ月の時が流れた。

 

まず、楼夢はこの都市で暮らして分かった事があった。

それはこの世界にはまだ狐が存在しない事だ。

永琳に自分の種族を告げたところ「狐って何かしら?」と言われた。

つまり楼夢は世界最古の狐という事になる。

まあ狐の先祖が蛇の様な尻尾を持っている時点でいろいろ問題があるだろうが。

 

まあそんなこんなで現在永琳のに居る。

 

「永琳、オレンジジュース取って」

 

「はい、どうぞ」

 

楼夢は永琳に渡して貰ったオレンジジュースをコップに注ぐ。

だがこうもこの都市の科学技術が進み過ぎているとわざわざコップを手に持って飲むのは面倒だと思ってしまう。

楼夢は思わずBL●ACHの銀城が手も使わずにオレンジジュースを飲んだ時を思い浮かべた。

自分も完現術(フルブリング)が使えたらなと思っていると、永琳が目を丸くしながら訪ねた。

 

「貴方……今どうやってオレンジジュースを飲んだの?」

 

「へっ?」

 

そこでことの異常性を理解する。楼夢の口に、突如オレンジジュースが突っ込んできたのだ。それを楼夢は無意識に飲み干していたのだ。

意味不明だと思うが、実際のところ楼夢もよくわかっていない。

オレンジジュースは物であって生物ではないのだ。

ではどういう原理で動いたのか。

 

「いやオレンジジュースが勝手に口の中に入って来る所を想像しただけだが」

 

「......」

 

とりあえず現状を永琳に伝える。すると彼女はは楼夢の言った事に対して真剣に考え始めた。そして

 

「多分、それは【能力】ね」

 

「能力?」

 

楼夢はこの世界に来て初めて聞く単語に首を傾げる。

 

「そう。本来は妖怪が持っている物だけどたまに人間が持っているわ。

特徴としては一人一人別々の能力を持っている事ね。ちなみに私の能力は【ありとあらゆる薬を造る程度の能力】ね。まあ私の場合は材料と知識が必要なんだけどね」

 

「わーお、めっちゃ物騒な能力だな」

 

それを聞いて永琳のアイアンクローが顔にめり込む。

しばらくして開放され、楼夢は永琳の説明を聞いて疑問に思った事を聞いてみた。

 

「なんで【程度の能力】なんだ」

 

「さあ?気がついたら誰かがそう呼んでいたわ。ちなみに貴方にもそういう物があるって事」

 

「どうやったら分かるんだ?」

 

「目を瞑って心を無にしなさい。それくらい出来る......わよね?」

 

「おいおい俺を誰だと思っている。一応剣術を扱ってんだぞ。精神統一くらい五時間以上出来るわ」

 

そう言い楼夢は精神を統一する。

そういえば楼夢が蛇狐の姿から人間の姿になる時もその姿を想像したら出来たはずだ。

……おっ、出て来た。なんて書いてあるんだろう。

 

「えーとなになに、【形を操る程度の能力】?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「【形を操る程度の能力】?イマイチピンと来ないな」

 

そう首を傾げながら楼夢は永琳を見る。だが永琳は

 

「……チートね」

 

どうやらどういう能力か分かる様だ。

 

「まず形を操るという事は全ての物を操る事が出来るという事。例えば此処にある木材等は勿論、火や水や風などという物まで操れるわ」

 

「何そのチート能力。呆れる程凄いじゃん」

 

実際そうだ。全ての物には形と言う物がある。

それを操るという事はほぼ全ての物を操るという事に等しい。

 

「まあ物は試しよ。今から道場にでも行って試してみましょう」

 

楼夢は永琳と一緒に道場に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、まずはこの鉄の形を操ってみて。」

 

楼夢は言われるがままに鉄の塊に触れて形を操ろうとする。

こういう物は剣にした方がやりやすそうだ。

楼夢は剣の形を想像する。

 

バシュッ

 

「出来たわね」

 

あらまぁー何と言う事でしょう、とどこかの料理番組のように内心思う。

洋風の剣をイメージしたらロ●の剣が出来てしまった。

ところでロ●の剣をご存知だろうか?ド●クエの伝説の勇者ロ●が持っていた剣で別名王者の剣と言われる程切れ味が鋭い。

その秘密は刀身が伝説の金属オリハルコンで出来ているのが理由である。

そこまで思考して、話を止める。どうやら話が脱線し過ぎた様だ。

間違えてド●クエの歴史について熱く語ってしまう所だったと、深く反省する。

取り敢えず楼夢の目の前にはそのロ●の剣が出来ていたのだ。

 

「中々良いデザインね。」

 

パクリ何だけどね永琳。

だが楼夢は日本刀しか扱った事が無いのでロ●の剣の出番はおそらくもうないだろう。

というかこの能力あれば鍛冶師はもういらないじゃん。哀れ、この世の鍛冶市。

 

「そう言えば貴方ちょっと疲れた様な気がしない?」

 

「そう言えばちょっと疲れた気がする。でもなんでだ?」

 

「それは貴方にある妖力が使われたからよ」

 

「妖力?何それ?」

 

「妖怪が持っている力の事よ。基本的にこれを使って戦うみたいよ。ちなみに人間が持つ力が霊力。神が持つ力は神力と言うのよ。だけど貴方には霊力もあるのが不思議ね」

 

「それは俺が元人間だったからじゃないか?」

 

そう言い楼夢は修行を開始する。




ふー何時も1500文字以上書くの疲れる。
そして今回は楼夢さんの能力についてでしたね。
ちなみに作者はド●クエオタクです
ロ●の剣は何時か出ると思います。
それでは次回もゆっくり待って下さい
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