東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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怠惰の神が座る、月の世界

よこせよ、よこせよ

あいつが愛した月の世界を、俺によこせよ


by白咲狂夢


月は時空の僕也

 

「んでェ。ヒーローの登場には遅すぎたんじゃないかねェ?月の神」

「ふっ、後で治療すればいい話だ。月の都の技術に不可能はないのだからな」

 

  明らかにこちらを見下している月の神ことツクヨミ。

  確か神無月の宴会にも参加しない変わった神様で有名になっている奴の一人だ。

  ちなみにオレもまたその宴会に行っていない。一応ウロボロスという存在として認知されているが、そもそもオレは日本産の神ではないので行く必要がないのだ。

  だがこいつが宴会に行かない理由は酷い。生ゴミよりも酷い。

  曰く、地上で開かれているから、だとか。

  こいつは自分が与えられた月の大地を勝手に『この世で最も美しい聖地』と言っているため人望が驚くほどない。

  それこそ、姉や弟のアマテラスやスサノオに嫌われるぐらい、人望がない。

  まあそれでも一応日本の最高神の一人らしく、立場が下の神たちはあまり強く言えないようだ。オレには関係ないが。

 

「というかよ、引きこもりのもやし何だったら黙って家に帰ってろ。そして寂しくボッチらしくアニメでも見てやがれ」

「ほう、流石穢れし者。その汚物のような口からは嘔吐物しか出てこないのだな」

「……ヘェ。そういう言葉は、強者になってから言えや!」

 

  時を止め、凄まじい速度で蹴りを放つ。

  それは見事に直撃し、重症……にはなっていなかった。

  ヤツの体に金色の光が集まったかと思うと、ヤツが受けた傷が一瞬で消えてしまったのだ。

 

「ああん?」

 

  それを不思議に思い、今度は顔面を殴る。

  血が飛び散り、盛大に吹っ飛んだ……かと思うと、やっぱりヤツは何事もなかったかのように立ち上がってきたのだ。

 

「……ふふふ、ずいぶんと痛いじゃないか」

 

  気色悪く笑うと、ヤツは左手から複数のレーザーを放ってきた。

  オレはそれを軽いステップで避ける。

  すると、着弾した地面が大爆発を起こした。

  それに気を取られていると、ヤツは両手でマシンガンのようにレーザーを放った。

 

「っ!チィッ!」

 

  だんだんと数が多くなり、術を使って撃ち墜とさなくてはならなくなってきた。

  おかしい。

  ただの何気ない弾幕一つで地面が大爆発を起こすなど、いくら神といえどできないだろう。

  オレは、ヤツの神力を姉のアマテラスと同等ぐらいだと認識していた。

  だが実際ヤツの神力はアマテラスの倍ぐらいはあった。

  今でも地面が爆発するレーザーをあれほど連射しても衰えないのがその証拠である。

  だが情報だとツクヨミはアマテラスより弱いはずだ。ではこの異常な力は何だ?

 

「ああもう!しゃらくせえ!『黒虚閃(セロ・オスキュラス)』っ!」

 

  手のひらから黒い巨大な閃光を一直線に放った。

  それは進路上にあった光を全て吸い込み、ツクヨミへと迫る。

 

「っ!『月盾』っ!」

 

  その直前で光の盾が現れたが、関係ない。

  黒虚閃はそれすら容易く破壊し、ツクヨミを呑み込んだ。

  オレが放った一撃だ。最高神ごときでは止められない。

  だが……。

 

「くっ……ふふふふ。ハッッハハハハハハ!!」

「……気持ち悪い」

 

  体中が焼け焦げていても、ツクヨミはかろうじて生きていた。

  そしてそこから例の金色の光が集まり、傷跡が綺麗に消えた。

  だが、これでヤツの能力が分かった。

 

「ハハハハハッ!無駄だ!いかなる攻撃も私の前では無力だ」

「ったく、面倒くせェ能力だな。んで、自分のじゃない魔力を吸い込んで満足か?」

「私は月の神。つまり、この月は私の所有物だ。そこからいくら魔力を吸い上げようが、問題はない!」

 

  ----いや問題ありすぎるだろ。

  今の会話で分かったとおり、ツクヨミの能力は『月の魔力を吸収する程度の能力』だ。

  この能力は名のとおりに自分が月にいるとき限定で月の魔力を発動者に吸収させることができる。

 

  月からは膨大な魔力が溢れている。地球で生物が成長するのも、月から流れた魔力が空気に紛れて生物が吸い込むからだ。

  だが、ツクヨミの能力はその膨大な魔力を自分に集中させるという、強力かつ下手したら自然破壊につながる能力だ。

  そして現在はその自然破壊が起こる一歩手前のところである。

  ヤツは、自分の瀕死の怪我を治すのに三回、大量の魔力圧縮ビームを数百回は使ってしまった。

  というより、完全に傷跡を治す術など禁術に等しい。

  オレの『ベホマ』は時間回帰なので正確には治療術ではないのだが、ツクヨミが使ったのは天才と呼ばれるレベルの魔法使いの魔力全てと引き換えに他人の怪我を治す禁術なのだ。

  その魔力を月から引っ張って、怪我を治したようだが、どのみちこのままでは地球の自然が破壊されてしまうだろう。

 

「おい、クソ神。テメエ、月の魔力を使い潰すつもりか!」

「地上がどうなろうが関係ない!この月にとってはどうでもいいことなのだからな!」

「……ちィ、このクズ野郎が!『無限装弾虚閃(セロ・メトラジェッタ)』!」

 

  もはやこいつを生かしとく意味はない。

  地球の自然破壊を止めるには、こいつを殺すしかなさそうだ。

  死んだら神社で復活するだろうが、力が格段に落ちるのでその後は八百万の神に任せよう。

  数百という魔方陣を展開させ、そこから無数の閃光をツクヨミに叩き込んだ。

  相手が再生するのなら、回復する間もなく消してしまえば問題ない。だが事はそう簡単にはいかなかった。

  数百個の閃光の内、一つでも着弾すると同時に金色の光が現れる。

  マジかよ……アイツっ……!

 

「一撃喰らうごとに回復してやがる!」

 

  しまった。計算に入れていなかった。

  普通月の魔力を使いすぎないように、数発に一回のペースで回復するのかと思っていた。

  甘かった。ヤツは本当に月の魔力を吸い尽くすつもりなのだ。

  とにかくこれ以上魔力を使われるのはまずい。

  オレは展開してあった魔方陣を消し、攻撃を中断させた。

 

「もう終わりか!だったら次はこっちの番だ!」

 

  ツクヨミは空に浮き、両腕を天に掲げると、元気玉のポーズをとった。

  そしてそこに集まる、ここら一帯全ての魔力。

  馬鹿すぎる。こんなに魔力を消費したら、月の都もどうなるかわかったもんじゃない。

  だがヤツにとってはそんなことよりプライドを潰されるのが嫌なのだろう。

  宝くじに全財産をつぎ込むように、ありったけの魔力を集中させた。

 

「喰らえ!『聖星滅撃(セイント・サクリファイス)!」

 

  オレに向かって放たれる、月の魔力の塊。

  ……仕方ない。

 

 ()()()()()()()()

 

「妖力解放」

 

  そう呟くと、オレの体から膨大な妖力が溢れた。

  そのまま次々と言葉を紡ぐ。

 

「霊力解放。気力解放。神力解放」

「!……なんだと!?」

 

  一言言うたびに力が倍になる。そして、オレは全ての力を解放した。

  ツクヨミは気づかなかったようだが、オレはさっきから()()しか使っていない。神であるにもかかわらずだ。

  そして今オレはこの世に存在する五つ全ての力を解放した。単純計算でオレの戦闘能力はさっきの五倍だ。

  そのデタラメな力を身に纏いながら、抜刀の構えを取る。

 

  刹那、偽物の月が二つに分かれた。

 

  制御を失った魔力の塊は行き場を失い、暴発した。

  ビリビリと衝撃を感じたツクヨミの最初の思考は、ありえない、だった。

 

「馬鹿なァ!?太陽の最高神天照大御神(アマテラスオオミカミ)を超えた私の、全力の一撃だぞ!?それが一撃……!」

 

  ツクヨミは何かを言いかけたが、すぐにその言葉を引っ込めた。

  なぜなら。

  晴れた煙の中に、その()()()がたたずんでいたからだ。

 

「よォ、どうだ、自慢の一撃が叩き潰された気分は?」

 

  宙に浮くオレは、一振りの巨大な刀のような物を担いでいた。

  長さは刀身だけで三メートル以上あり、柄も合わせると全長四メートルはあった。

  だが奇妙なところはそこではない。

  その刀身は、刀の刃を一つ一つ大量に貼り付けたような姿をしていたのだ。

 

  この大刀は『八百万大蛇(ヤオヨロズ)』。オレが世界中の希少な金属を集めて作った妖魔刀を超えた刀だ。

  こいつには名前のとおり、八百万個の短刀を全て溶接させて作られている。

 しかもその短刀の素材はオリハルコン、ミスリル、アダマンタイトなどなど……全て伝説級の鉱石を使っている。

  そんな刃を繋げて作ったので、刀身は三メートル以上、横幅は人間より大きいという、デタラメなサイズに出来上がった。

  何よりも目立つのがその刀身だ。八百万個の刃を溶接させてあるため、刃の刀身も腹も全ての場所がギザギザしている。つまり、これに触れるだけで指が切れるということだ。

  簡単に想像するなら、八百万個の刃を繋げた刀、っと思ってくれていい。

  蛇足だが、この刀は重さは五トン以上あるので持てるのは扱えるとしたらオレの他に鬼子母神ぐらいしかいないだろう。つまり、他者から見れば全く役に立たないロマン武器になる。

 

  そんな大刀を軽く振りながら、ニヤリと笑う。

  一振りで空気が数百回切断された。その音がツクヨミに恐怖を植え付ける。

 

「う……ウワァァァァァァァア!!!」

 

  発狂したかのように、ツクヨミは逃亡を始めた。

  だが。

 

「伸びろ、八百万大蛇」

 

  急に伸びた八百万の刃によって体を貫かれ、あっさり拘束された。

 

「いや〜ごめんな。この刀、刃一つ一つに伸縮変形自在の術式刻んでんだよ。つまり逃走は不可能ってことだ」

 

  雑に刀を振るうと、刺さっていた箇所がすっぽ抜け、ツクヨミは宙に放り投げられる。

  それに、ビリヤードのように刀を構え----

 

「ってことでェ、さよなら」

 

 ----突きを放った。

  すると、八百万の刃が枝分かれし、喰らうように、ツクヨミを一斉に貫いた。

  なす術なく、ツクヨミは大蛇の海に飲まれ、死体ごと消滅した。

 

 

 ♦︎

 

 

「……ちっ、もう復活したか。予想より早いな。なんか復活を早める機械でも使ってんのか?」

 

  月の都の中心の宮殿を探知した結果に、オレはため息をついた。

  神は信仰さえあれば蘇る。それは純日本産の神々の特徴だ。オレや楼夢のような妖怪から成り上がった神や、外国の神にはない能力だ。

  だが一度killしたので、神力もだいぶ落ちているはずだ。

  そこまで考えて、その希望的観測を打ち消した。

  ヤツの能力は月の魔力を吸い込むことができる。月の負担を考えなければ、元の力に戻すことも可能だろう。

 

  ふと、オレの探知に高密度の魔力反応があった。

  空間を操り、紫のスキマのように穴を空け、宮殿の中を覗き見た。

 

「つ、ツクヨミ様!月の魔力が急速に失われております!このまま続けたら……」

「うるさい!私がこの世界の王なのだ!この世のことは私が全て決める!許さん、許さんぞ汚物めが!今度こそ滅ぼしてやる!」

 

  おーお、その話本人に丸聞こえだぜ。悪口は本人に気づかれないようにな。

  復活して早々、ツクヨミは顔を真っ赤にして吠えていた。負け犬の遠吠えというやつである。

  その体にはさっきのいかにも高級オーラ溢れる貴族服ではなく、こちらも金ピカに光る黄金の鎧を着ていた。見事に顔まで兜で隠して完全装備である。いや、ビビりすぎだろ。

  腰には純日本感溢れる日本刀をつけていて、手には西洋の三又のトライデントを握っていた。その背中には大砲やら機関銃やら、科学味溢れた装備をしていた。

  いや、ツッコミどころありすぎて困るんだが。

  まず一つ、なんでお前はそんな金ピカが好きなんだ。そんなに好きなら、金閣寺でも立てとけ。

  その二、統一感出せや。何和風と西洋風と科学の夢のコラボレーションしてんだよ。んなゲテモノ装備、誰がつけるか。

  その三、明らかに重量オーバーだよ。いや馬鹿だろ。どこに大砲に銃火器に刀に槍を持って戦場を駆ける将軍がいるんだよ。普通に馬から落ちるわ。

  ふー、ふー、ふー!

  ヤバい、笑い死にそう。

  あの装備は神力を宿していたので、神器なのだろうが、そんなことよりもヒョロもやしが超重量のガチガチ鎧を着ると、あんなにクソダサいんだ!

  ここから射撃して一網打尽にできるが、あんなに着飾ってるやつを殺すほどオレは鬼畜じゃない。というか今ここで殺したらホンキで泣きそうだから怖い。

  まあここは心の広いオレに免じて、たどり着くまで待ってやろう。

 

  あのお笑い装備を見てから十分後、とうとうツクヨミが部下を引き連れてオレのところにたどり着いた。

  待ってストップ、ストップ!

  お前ほんとにその装備でやるつもりか?というか自慢げに誇らないでくれ!そのドヤ顔とその装備は、反則だッ!……プフッ!

 

「さあ、本番を始めようじゃないか、邪神」

「いや今一度装備確認してこい!そんな格好で『大丈夫だ、問題ない』って言われても問題ありすぎるわ!」

「貴様!確かにツクヨミ様はセンスの欠片もないが、そのゴミのような感性で必死に考えたんだぞ!」

 

  オレが突っ込むと、ここぞとばかりに後ろにいた男がツクヨミをディスった。おそらく相当溜まってたんだろうな……。

  あ、男がツクヨミに殺された。

  おいおい、仲良く喧嘩してんじゃないよ。それ待つオレの身になりやがれ。

 

「ゴホンッ!……なんだその目は?」

「いや、お前が人望絶望的にないって情報本当だったんだな〜、て、思って。噂じゃ実の姉弟にも嫌われるほどとか」

「私の考えを理解できないクズどもが悪いのだ!断じて私の責任ではない!」

 

  ツクヨミは手に持ったトライデントを向けると、そこに神力を込めて突撃した。

  向かい打とうと、地面ごと斜めに八百万大蛇で切り上げた。

 

  互いの武器が衝突する。

  だがぶつかった瞬間、トライデントはバラバラに砕け散ってツクヨミごと吹き飛ばした。

  当たり前だ。五トンの武器と正面衝突すれば、神器だろうと無事なわけない。

  追い打ちをかけるため、上空に飛んだツクヨミを追いかける。

  だが、やつは近づいてきたオレに逆に接近してきたのだ。

  なるほど、知恵は回るらしい。これほど密着されれば四メートルの大刀は振り廻せない。

  ツクヨミは密着したまま、腰にぶら下げた刀で抜刀切りをしかけてきた。

  だが、その斬撃は蛇のようにしなる無数の刃によって防がれた。

 

「食い散らせ、八百万大蛇!」

 

  八百万大蛇の刃は枝分かれし、鞭のようにそれぞれツクヨミを襲った。

  その圧倒的な数量と質量に、刀はツクヨミごと切り刻まれ、使い物にならなくなった。

  かろうじて生き残ったツクヨミは地面に墜落し、ピクリとも動かなくなった。

  降参したか? と思ったが、超圧縮されていく月の魔力を感じ、そこに目を向けた。

 

「ハハハハハッ!!私はァッ!無敵、だァァァ!」

「……そうかよ。どうやってもやめる気はないんだな」

 

  ツクヨミの大砲に、無数の魔力が集まっていく。

  おそらくは、この一撃で月ごとオレを滅ぼす気だろう。

  ……はぁ、こうなっては仕方ない。久しぶりに全力でぶちかます。

 

  八百万大蛇を時狭間の空間にしまい、遥か上空に飛翔する。

  そして、足元から紫電を放つ黒い球体を出現させた。

 

「だったらここで死んでろ」

 

  黒い球体は、急速に巨大化していった。

  まるで空間を喰らい、黒く塗りつぶしているかのようだった。

  球体は巨大化していく。そこにあった景色を飲み込み、代わりに埋め尽くすように。

  やがて、月の空全体を、黒の球体が覆った。

 

 

「空が……黒い?」

 

  月の都内の誰かがつぶやいた。それはそこにいた全員の気持ちを代弁していた。

  上を見上げても、そこにあるはずの星の輝きはない。人工的に作り出した明かりだけが、彼らの頼りだった。

 

  空を、天を覆い尽くした暗黒の球体(ダークマター)の上に、オレは浮いていた。否、乗っていた。

  下の視界全てを埋め尽くす、漆黒の闇。

  そこには、見つめたら吸い込まれるような美しさがあった。

 

「見せしめだ。後は自分でなんとかすんだな」

 

  魔力で作り出した漆黒の天使の翼で、空をふわりと飛んだ。

  そして一回転しながら、かかと落としを暗黒物資(ダークマター)に落とした。

 

「『ハルマゲドン』」

 

  絶望を具現化したような闇が、地上に落とされた。

  それはあらゆる障害を飲み込み、食い尽くし、そしてーーーー

 

 ーーーー月の3分の2を消滅させた。

 





〜〜今日の狂夢『様』〜〜

「とうとう新学期!とはいえ外に出ないオレには一切関係ない!正統派ヒキニートこと狂夢だ」

「とうとう新学期!転校したところで初日誰とも友達になれなかった!やっぱり私にはボッチが相応しい!作者です」


「それにしても今回の終わり方は色々謎が多いな。多分読者の方も気になることが結構あると思うぞ」

「そんなこともあろうかと!今回は読者が多分疑問に思ったことをQ&A形式で説明したいと思います」


Q 月の都はどうなりました?
A 狂夢さんが親切に外してくれたので、月の都自体には直撃していません。なので無事です。

Q 月の3分の2が消滅したようですが、物語では月はそのままなのですか?
A 月の都の方々がその後月の科学(魔法の言葉)でなんとかしたようです。

Q その後それぞれのキャラはどうなりました?
A
紫ーーハルマゲドンされる前に亜空間に回収。

綿月姉妹--狂夢さんが戦っている間に救助隊に回収。無事生還。

ツクヨミ--もちろん死亡。その後ショックで表に出れなくなったという。やったね、引きこもりが増えたよ。


「こんなところだな」

「いや最後のおかしいだろうが!おい、ナレーター真面目にやれ!」

「ナレちゃんはもう帰ったよ」

「あのやろォォォォォ!!!」



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