女神達の奇妙な冒険   作:戒 昇

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今回でストゥーム戦が決着します!
それとスタンド案の募集は締め切らせてもらいましたのでご了承ください
それではどうぞ!


第14話 ストゥームその③

ホテル内2F PM15:08

 

(気流を操る能力か・・・厄介だな)

 

さきほどの攻撃を躱し、今は第二会議室と書かれている部屋の中で体勢を立て直しているところだ

 

(だが、本体の姿が見えないのはどういうことだ・・?)

 

本来なら遠隔操作型は本体が目に見えない位置だと正確に攻撃はできない・・あの消火器の動きはあきらかに俺を狙って飛んできた。

 

(つまり考えられるのは、俺から見えず相手から見えている方法があるかもしくは遠隔自動操作型か)

(前者ならその方法を見つければいいが無闇に動くわけにもいかないし、後者なら探す範囲がこのホテル全域に・・いやホテルの中にいるという可能性はないかもしれない)

 

何か方法はないか・・・そう考えてた時

 

バタンッッ!!

 

「・・ッ!」

 

突然二つある会議室の扉の内、奥の方の扉が開いた。そして

 

ガシャ・・ガシャ・・・

 

奥側にあった椅子が少し浮いたかと思うとこちらに向かって飛んできた!!

 

「くッ・・!!」

 

飛んできた椅子を避け、奥の出口に向かって走る!そして扉を閉める

 

ガンッ!ガシャンッッ!

 

扉と椅子同士がぶつかり合う音が聞こえ、すぐに静かになる

そしてすぐに周りを見渡すがやはり誰もいない・・

 

「やはり、遠隔自動操作型の可能性があるな・・」

 

そうなるとホテル内にいるのは得策ではない為、この階から出ようとエレベーターホールに向かおうとし、さきほどまで使われていた第一会議室の前まできたところで

 

バンッ!バンッ!

 

会議室の扉が開かれたと思うとそこから数個の机と椅子が飛んできた!

 

「「アウタースローン」!!!!」

 

能力を使い、さっき触れておいた柱に飛んできたものを集めさせる。

すると中から全身渦を巻いた半透明の人型スタンドが出てきた

 

「やっとスタンドのお出ましか・・!」

 

一瞬の静寂のあと素早く拳を繰り出す!

 

「オラオラオラッ!!」

 

奴は身を捻って躱そうとするが、拳の到達が早かった為右腕に直撃する。すると

 

うああッッ!

 

痛みのあまり本体が叫び声をあげた、そこは・・

 

「男子トイレか・・」

 

エレベーターホールのすぐ近くにある男子トイレだった、乗り込もうと一歩踏み出したところ一人の男が出てきた・・だがその人は・・

 

「え・・・・?」

 

見間違えではなければ、その人は数時間前この階でぶつかった人だった・・・やっぱり男だったんだ

 

「え・・?あなたはさっきの・・」

 

どうやら向こうも驚いているだった・・驚きたいのはこっちだがな

 

「まさか・・・あなたが・・!!」

「へ・・・何が・・?」

 

何か気に障ることでも言ったのか、肩をプルプル震わせながら俺のことを睨みつける

 

「とぼけても僕は許しません!!」

 

そう叫ぶと、さっき柱に集めさせておいたはずの机達がこちらに向かってくるのが見えた

 

「仕方がない・・・!」

 

一気に彼との距離をつめ、拳を繰り出す!

 

「オラッ!」

「う・・・・ぐぅ・・!」

 

アッパーの要領で繰り出された拳は顔面を確実に捉え、そのまま気を失った

 

「何とか終わったな・・」

「しかし聞きたいことができたからしばらくはここにいるか、穂乃果達には何て説明しようか・・・」

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~*****~~~~~

 

 

 

 

 

 

「う、う~ん・・・・」

「気が付いたか」

 

あれから数十分後、目が覚めたらしいので話しかける

 

「ま、まだいたんですか?!」

「いやいや、そんなに警戒しなくていいよ・・」

 

起き上がるのと同時に、後ずさりして距離をとられてしまう・・

 

「しかし、あなたは・・!」

「待ってくれ、俺が何かしてしまったのか?」

「・・・・本当にわからないんですか?」

「ああ、全く・・・」

 

そう言うと、一呼吸おいてゆっくりと話始めた

 

「実は、彼女達いや「μ’s」に危険が迫っていることを伝えたくてここまで来ました」

「危険だって・・!?」

「はい、僕は「音ノ木坂学院」の学生なんですが、そこでこんな「写真」を拾って・・」

 

受け取った写真には見慣れた人が写っていた・・

 

「これは園田さん!?どうしてこんなものが・・・」

「分かりません、ただこれを見た時とてもイヤな予感がして・・・」

「確かに・・普通ではないな」

 

ぱっと見た感じは普通に見えるのだが写真の角度が下向きなのと被写体である園田さんがこちらを向いていないのが余計に不気味だ、これではまるで「盗撮」されたとしか思えない、そんなことを思ってると

 

「そう言えば、名前を聞いてなかったですね・・」

「そうだな、俺は「比屋定承一」音ノ木坂学院の二年生だ。宜しく!」

「先輩だったんですか?!僕は「久井武臣」です、一年生です」

 

同じ学院だったとは・・・しかも年下という、何か今日は驚きぱなしの一日だな

それよりも・・

 

「今は一刻でも彼女達の元に向かわなくては・・」

「僕も着いて行きます、元は勘違いで襲ってしまったから・・・せめてお手伝いだけでもさせてください!」

「・・分かった、じゃあ行くぞ!」

「はい!」

 

そう言い俺達はエレベーターに乗り込む・・・時間は15:45分か、何も起きていないことを願いホテルを出発する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~*******~~~~~~

 

 

 

 

 

同時刻 音ノ木坂学院 弓道場

 

 

ヒュンッ!トンッッ!

 

弓矢が風を切り、的に射られる音が鳴る道場で一人の女子生徒が道着姿で練習をしていた、彼女は最後の一本を抜くと弓にあて、弦を引き矢を放つ

 

ヒュンッッ!トンッッ!!

 

さきほどと違い力強く的に刺さる矢、それを見つめ一礼しその場から去る

 

 

「ふぅ・・・」

 

ここは弓道部の更衣室である、女子生徒は着替えている最中だった・・・すると鞄の中から一冊のノートを取り出す

 

「はぁ~今日もいまいちだったな、やっぱり「あの人」がいないと練習に身が入らないよ~」

「でも「これ」さえあればいいもんね~」

 

そしてそのノートを開く、そこには・・・

 

「いつ見ても凛々しいですわ~「園田さん」は」

 

開かれたページにはびっしりと「園田海未」の写真が張り付けられており、そして一枚一枚はすべて違う角度から捉えられている、それらの写真を恍惚の表情で見ていてやがて満足したのかノートをしまい、こう言った

 

「早く帰ってこないかしら~私は「あの矢」で園田さんを射ったらどうなるか早く試したいよ」

 

そう呟き、ロッカーの中に目をやるとそこには鈍く光る「弓と矢」の一式が置かれていた・・・・

 




いかがだったでしょうか?今回もスタンド紹介はなしです

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