女神達の奇妙な冒険   作:戒 昇

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それではどうぞ


第18話 ダイヤモンド・ダストその①

音ノ木坂学院内 弓道場 PM16:00

 

「矢」は放たれ真っ直ぐ園田海未の首に向かい飛んだ、彼女はその音に反応しこちらを向いたがそれは眼前まで迫った。

しかし、それが彼女に当たることはなかった・・・なぜなら

 

「・・・ッ!何?!」

 

飛鳥は突然の光景に後ずさりしてしまった・・絶対に当たると思っていた「矢」は突如現れた巻藁によって阻まれてしまったからだ。

 

 

「巻藁が・・何で・・?」

 

困惑していると、道場の入り口に二人の男女がいるのが見えた。

 

園田さんは「矢」と巻藁がぶつかった衝撃で後ろの柱に、飛ばされ気を失ってしまった

 

「海未ちゃんッ!!!」

「穂乃果、園田さんを頼む!」

「分かった!」

 

そう言い終わると、男の方がこちらに向かって歩みを進めた

 

「あんただったとはな・・」

「君は・・・園田さんと一緒にいた・・」

 

いい終わる前に、彼から出た「スタンド」の拳が飛んできた

 

「くッ・・!」

 

紙一重の所でかわして、距離をとる

 

「いきなりは・・・びっくりしたな」

「今のは当たったと思ったがな・・」

「しかし、園田さんの為にわざわざ来たのかい?」

「当たり前だろう」

「・・・・君が彼女にとってどんな存在かは知らないが、私の邪魔をしたのは許さないよ!!」

 

自分の「スタンド」を出す、透明の体色をした人型スタンド「ダイヤモンド・ダスト」を

 

「俺もあんたのことを許す気は・・ない!!」

 

お互いに距離を詰め、拳を繰り出す!

 

「はぁッ!!」

「オラッ!!」

 

ドガッッ!!!

 

拳がぶつかり合い、鈍い音が道場内に響く

 

「・・・フッ」

「うッ・・!」

 

彼が距離をとる・・・無理もない「スタンド」能力を発動したからな

 

 

 

 

 

~~~~~*****~~~~~

 

 

 

 

「う・・・くッ!」

 

さっきの拳がぶつかった時、腕が異常に冷たい・・これが奴の能力か

だが距離をとっていれば、問題ないはず・・そう思った時だった

 

パキ・・ピキ、パキ・・・

 

奴の背中のあたりから氷柱に似た鋭利な物質が生成せれていた、それを両手に持ちこちらに向かって投げてきた!

 

「オラオラ!!」

 

何とかラッシュで全てを払うことができたが、奴はいつの間にか距離を詰めていた

 

「・・・ッ!!」

 

バックステップで距離を取ろうとするが・・・

 

「な・・!」

 

足が凍らされたように動かなくなっていた・・!そして目の前まで迫ってきた

その手に氷柱が握られていた

 

「くッ・・・「アウタースローン」!!」

 

振りかざした腕に能力をかける、数メートル離れた所にある土盛りから土がその腕に集まり動きを鈍らせる

 

「オラッ!」

 

集まった土に戸惑っている所に、拳を入れる・・・だが

拳は届くことなく、数センチ手前で止まってしまう

 

「何だと・・・」

「私の能力を甘く見ては困るな・・」

 

言ったと同時に、右肩に激痛が走る・・

 

「うぐぁ・・!」

 

見ると、さっきの氷柱が自分の肩を貫いていた。そして傷口から赤い鮮血が滲み出てくる

あまりの痛さに膝をついてしまう

 

「いい格好だね・・・君は「スタンド使い」だから「矢」で貫いても意味がないから、このまま殺してあげるよ」

 

そう言って、ゆっくり近づいて目の前まで来る

 

「氷柱で全身を刻んであげてもいいけど、それだとここが汚れてしまうから・・・汚れないやり方で殺してあげるよ」

「知ってる・・?「人間」は温度が生死を左右することを」

「特に・・「脳幹」と呼ばれる場所はそこの温度を低下するだけで死に至る・・もう分かったよね」

「・・・まさか!」

「低下させるのは首の後ろの第一頸椎骨あたり!、そこから!」

 

そう言って手を首へ持って行こうとした時だった

 

バキッ!

 

突如現れた「スタンド」の拳が奴の腕を捉え、そのまま吹っ飛ばす。

 

「この「スタンド」は・・」

 

「スタンド」がやってきた方向へ振り返ると、そこには息を切らしながら立っている穂乃果の姿があった

 

「穂乃果!?どうして戻ってきたんだ?、それに園田さんは・・?」

「海未ちゃんなら保健室に運んだよ、今は静かに眠っている」

「なら傍にいてあげた方が・・」

「希ちゃんが来て、見ていてあげるから行ってあげてって」

「・・・分かった、だが無理はするなよ!」

「もちろん!」

 

穂乃果が加わり、改めて奴と対峙する。

 

「フ・・フフッ、まさか「スタンド使い」がもう一人いるとは・・・」

「これならこっちも「本気」をだすべきかな!!」

 

そう叫んだと同時に、奴の体が見えなくなっていく・・・

 

「ばかな!」

(あれも「スタンド能力」なのか・・!だけど能力は一人一つしか持てないはず)

「じ、承君・・・」

 

横にいた穂乃果が心配そうな声でそう言った。その時

 

ドゴッッ!!

 

腹部に鋭い痛みが走ったかと思うと後ろへ飛ばされた

 

「フフ、余所見している暇はないよ」

 

どこからか奴の声が聞こえる、痛む部分を押さえながら立ち上がり見渡すが姿はどこにもない

 

「大丈夫?!」

「ああ、平気だ・・」

 

だが今の状況は大丈夫じゃないな・・姿が見えない上にあの温度低下能力もある、しかも少しずつだか俺達の周りが寒くなり始めている・・

 

「うう・・・」

「大丈夫か?ないよりかはマシだろ」

 

そう言って、制服の上着を穂乃果に着せさせる。

 

「でも、承君は・・」

「構わないよ、それに奴を何とかするのが優先だろ」

 

とは言ったものの、どうする・・?

そう考えてた時、穂乃果が何かに気づいたらしく奴に聞こえない様にこう言った

 

「ねぇ、姿が見えなくても「音」ぐらいならだすと思うけど・・」

「音・・・なるほど!」

 

穂乃果の言葉で、前に姿が見えない「スタンド」と戦った時のことをが脳裏に浮かび、その時そいつを見つけた方法を思い出した

 

(だが、何か音が出るものは・・・)

 

周りを見渡し、目に飛び込んできたものは園田さんが持っていただろう数本の矢だった

 

(あれなら!)

 

「「アウタースローン」!!」

 

能力を使い、手にその矢を集める。そしてそれを周りにばら撒く

そして穂乃果に耳打ちをする

 

「これから奴を叩くが、その前に少し芝居をやってくれないか?」

「芝居・・?」

 

やる内容を伝えると、少し驚いた後にやると言ってくれた。

そして・・

 

「うう、寒くて・・立つこともできないよぉ」

「穂乃果!?諦めるな!俺が倒してみせるから!」

「でも・・・」

 

そんな会話を後方から見ていた飛鳥はやれやれと言った表情を見せた後

 

(焦らなくても今すぐに殺してあげますよ)

 

そう思い、ゆっくりと歩を進め後少しのところだった。

 

パキッ!

 

何かを踏みつけた様な音がしたかと思い、確認しようとした時だった

 

「オラオラオラオラオラオラァッッ!!!!」

 

「うぐあッッ!!!」

 

突然数発の拳が飛んできて、全て命中し大きく飛ばされる

 

「やっと見つけたぜ、このまま再起不能となってもらうよ!」

 

 




いかがだったでしょうか?スタンド紹介はなしです

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