女神達の奇妙な冒険   作:戒 昇

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ではどうぞ!


第25話 ツヴァイヘンダーその③

 

ゆっくりと歩き、男との距離を縮める。すると男は若干後ずさりして困惑気味に落合さんに問いかけた

 

「何故・・・?俺様の能力が分かった?数回しか見せてないのに・・・」

 

「数回でも見れれば十分だよ、それにあんたの動きも分かりやすかったからね」

 

そう言い、自らのスタンドを出す。

 

「能力の解説は後にするとして、今は聞きたいことが山ほどあるからそれを聞かせてもらうよ!!」

 

言ったのと同時に、男に向かい走り出す!俺も後に続くように走り出す。

 

「く、来るなぁーー!!」

 

男は絶叫しながらスタンドを出し、応戦しようとするが動きが雑な為全て当たらなかった。

 

「ツヴァイ!!!」

 

「そしてダメ押しの「波紋疾走」!!!」

 

スタンドの大盾が男の腹部を捉え、さらに落合さんの右拳に稲妻の様に光ったかと思うとそれを顔面に食らわせた!

 

「ドギャァァーーー!!!」

 

男は後方へ大きく跳び、気絶はしなかったが動けそうにはなかった。

落合さんは男の傍に近づき、静かに問いかけた

 

「さて、まずは一番疑問に思っていたことだけど・・・・どうやってあのビルに入ったんだ?」

 

俺が思っていたのより意外な質問だったので、聞き返してしまう

 

「あの・・落合さん?それなら誰でも入れるんじゃ・・・」

 

「いえ、スピードワゴン財団が所有するビルに立ち入るのには専用のカードが必要になるの」

 

「カードを発行するのには財団支部に問い合わせてもらうしかない、それに偽造のできないようになっている」

 

「他の誰からか奪ったとかは?」

 

「それもないね、カードを受け取る時に指紋を取られ、ビルに入る際に認証することになっているから」

 

「・・・・確かにそれではどうしようもないですね」

 

「裏口から入った形跡もない・・戦いが始まってからずっと気になっていたのよ」

 

「・・・ク、誰が・・・答えるかよ」

 

「答えないのなら、あなたの携帯を見せてもらうからね」

 

そう言って落合さんが懐に手を伸ばそうとした時だった

 

ミシ・・・ミシ・・・

 

何かが軋む音がし、上を見ると二人の真上の天井が大きくひび割れて今にも崩れそうになっていた。

 

「ッ!、落合さん!あぶない!!」

 

その声に反応して、落合さんは素早く男から離れる。それと同時に天井が崩れ落ちあたり一面が砂ぼこりになる。

 

ようやく晴れたかと思うと、男のいた場所は瓦礫の山となっていた。

 

「こ、これは・・・・」

 

「スタンド攻撃・・?、いやそんな気配は無かった・・・どちらにせよ口封じの為か」

 

そう言って肩を落とす落合さんの足元に、キーホルダーみたいなのがあることに気づく

それを拾ってみると、赤い文字でアルファベットの「O」で真ん中に「I」が貫くようになっているものだった。

 

「これが落ちていたんですけど、何ですかね?」

 

それを受け取ると、一瞬だけ驚いた表情になったがすぐに元に戻った。

 

「なるほど・・・ここが関係しているのか」

 

「あの・・・それは?」

 

「これはとある会社のマークだよ」

 

「会社の・・・マーク・・」

 

「ええ、世界最大の製薬会社にして遺伝子工学等の様々な分野に精通している「オデュッセウス・インダストリー社」・・ここが出てくるなんてね」

 

 

 

 

 

 

~~~~~~~*******~~~~~

 

 

 

 

 

 

同時刻 社団法人「永和の会」本社ビル 正面ロビー

 

(ここが「永和の会」か・・・特に何も無いのが不気味だな)

 

そう言ってロビー近くのソファーで座っているスーツ姿の「三枝三機哉」は、ここへ見学と称してやってきたのだ。

 

(偶然にもこのビルの隣のビルで商談を行った時、やたらと私の「スタンド」が反応していた・・・その時は分からなかったが・・・)

(この前の音ノ木坂学院での出来事でようやく理解した。私の「キング・ロマネスク」は「弓と矢」に反応を示すのだと!)

(何故かは知らんが、好都合だ!内部を調べる為にここへやって来たが・・・)

 

「いつまで待たせる気だ・・・」

 

(かれこれ十分近く待っているが、一向に誰も来ないとは・・!)

 

そんな憤りを感じていると、奥から事務員らしき女性が出てくる。

 

「お待たせしまい申し訳ございません、ただいま許可が下りたのでご案内します」

 

「ええ、宜しくお願いします」

 

女性の案内で、まずは二階からの紹介が行われた。四階で「瞑想の部屋」と呼ばれる場所でのこと・・

 

「ここが、「瞑想の部屋」となります。入会したらまずここで座禅をくんでいただきます」

 

「はぁ・・・」

 

(馬鹿らしい・・・)

 

そんな事を考えていると、ふと柱に掲げられている一枚の絵が目に留まった。そこにはあの「弓と矢」の矢尻の部分が描かれていた

 

(・・!あれは・・)

 

「すみません、あの絵は・・?」

 

「ああ、あれはここの代表が描いたものなんですよ」

 

(やはり、ここにあるのかもしれないな・・・)

 

「ここはこのくらいでいいでしょう、次は五階になりますので階段で行きましょう」

 

そう言って、女性は階段へ向かう。三枝は密かにスタンドを出していた。

 

階段へ着くと、三枝はスタンド能力を使い女性の脚の感覚を「消した」、女性は感覚が無くなったことに驚き、前のめりに倒れ顔面を階段に強打してしまい気絶する。

三枝は用意していたガムテープで女性の口と手と足を封じて空いている部屋に押し込んだ。

 

「さて、これで邪魔者はいなくなった」

 

軽い足取りで五階に上がり、捜索を始めようとした時不意に声をかけられた

 

「どこに行こうとしているのかな?あんたは~?」

 

「誰だ・・?」

 

「ただのバイトマン・・・さ!!」




いかがだったでしょうか?ここでスタンド紹介です

スタンド名:「グローリーサンド」
   本体:本郷 健人
破壊力-B、スピード-C、射程距離-C
持続力-D、精密動作性-なし、成長性-C

能力
右手のメリケンサックから「音波」を出し、それを操る能力
「音波」の強弱、方向等も操作することが可能、ただし自身で発生させた「音波」は操れない

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