女神達の奇妙な冒険   作:戒 昇

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お待たせしました、新章が遂に開幕します!

それではどうぞ!


第3章 承一と過去と因縁編
第36話 承一、沖縄に立つ!


 

5月1日 西木野総合病院 PM15:30

 

 

「んん~~~、ふぅ・・」

 

軽く背伸びをしてベットから体を起こす、どうやら背中の傷は完全に塞がったみたいだ・・・昨日は少し痛むぐらいだったからな

 

外の景色を見ながら昨日の出来事を思い出す。

・・・・あの後、気を失った俺を病院まで運んでくれたのは雪穂ちゃんとご両親だったみたいらしい(このことはお見舞いにやってきた穂乃果達が教えてくれたことだ、因みに一番心配していた穂乃果が俺を見た瞬間いきなりダイブしてきて、また気を失う所だった。)

 

傷関係で思い出したのが、ここへ運ばれた時一番目立ったのが背中の傷だけだったと担当の先生が言っていた。

 

(顔の傷や骨折がいくつかあると思っていたが、それらがなかったのは少し気がかりだな・・・・)

 

それも俺に新しく発現した「スタンド」の影響なのか・・・?分からないが今は深く考えないでおこう、それよりも・・・・川和が最後に言っていたのが気になる。

 

 

「お前の父を・・・本当にトドメを指したのが・・・・お前の故郷にいる・・・・」

 

 

あの言葉の真意は分からない、だけど確かめなくてはいけない・・・ようやく父の死の謎が解けるかもしれなから・・・

 

 

「一カ月振りに、帰るか・・・・沖縄に」

 

この時俺は気づかなかった、この一言を病室の前で聞いていた人物がいることに・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~~********~~~~~~~~

 

 

 

 

翌日 沖縄、那覇国際空港 AM10:30

 

 

「懐かしいな、この空気の感じ」

 

東京の羽田から三時間弱、ここは沖縄県の那覇国際空港、俺の故郷である。

(正確に言えば、那覇ではなくここから南に行った所が故郷だが・・・これは追々説明することにしよう)

 

さて、これからどうするか・・・?

 

実家の鍵は持っているから、そこに行くのは当然として・・・・まだ時間はあるから町を見て回ってみるかな?

そう言えば、首里城でバイトしているクラスメイトがいたな・・・行ったついでに驚かそうかな・・・・

 

そんな事を考えていると視界の隅で動くものが見えた、それは俺から左前方にある空港内の土産店からだった。

 

よく見てみると置物の「シーサー」の前に陣取り興味津々に見ていた(俺の位置からだとそう見える)

問題は見ている人物が、オレンジ色の髪にサイドポニーテールをしていることだった。

 

(俺の中でそんな特徴を持っている人物は一人しかいないんだが・・・・)

 

 

まさかと思いつつその人物に近寄ろうとした所・・・・

 

「海未ちゃん!ことりちゃん!これ・・!」

 

「穂乃果・・・・何でここにいる・・・?」

 

「え、えーーと・・・あはは・・・」

 

苦笑いを浮かべる彼女・・・いや本当に何でいるんだよ、俺が沖縄に行くことは誰にも言ってないはず・・・じゃあ

 

そう思っていた時、後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた・・・しかも一人じゃなく何人も・・・

 

「穂乃果!急に走り出しては・・・!」

 

「穂乃果ちゃん!・・・あ・・」

 

「暑いにゃ~~・・・」

 

「大丈夫?凛ちゃん、お水いる?」

 

「こんなに暑いと日焼けしそうね・・・」

 

「日焼けはアイドルの大敵!日焼けクリームなら沢山あるニコ!」

 

「五月なのにこんなに暑いなんて・・・」

 

「流石海開きが日本で一番早い所やな!」

 

 

そこには「μ's」のメンバーが勢揃いしており、全員が俺の姿を確認すると一瞬だけ固まった。

 

・・・・まぁ予想はしていたよ、穂乃果を見た時からな

 

 

この後どうやって俺が沖縄に行くことを知ったか問い詰めてみると、昨日穂乃果が一人でお見舞いに行った時病室の扉の前で聞いたらしい・・・(あの独り言同然のを聞いていたなんて、すさまじい聴力だな・・・・・)

それでせっかくのゴールデンウィークといこともあり、全員を誘ったという訳である。

 

どうやら神様は俺にただでは帰郷させないつもりらしいな・・・・全くこの先どうなることやら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~~~******~~~~~~~~

 

 

 

 

 

 

沖縄県 某所 

 

 

とある部屋の一室、男が電話を耳にあて話している。

 

「はい・・・そちらは無事に選出されたようですね・・・・こちらは問題ありません・・・ええ、面白い「スタンド使い」を発見しましたので・・・・はい・・・・はい失礼します」

 

男は受話器を置くと、部屋をグルリと見回した。そして・・・・

 

「君らに指令を出そう・・・目標がこの地にやってくる、その人物を抹殺してもらいたい、当然報酬は各々の希望通りにさせていただくよ」

 

 

「・・・・・・」

一人はブツブツ呟いており、そのまま部屋を出た。

 

「・・・・ケケ」

一人は小さく笑うと、即座に外へ出た。

 

「・・・・・・」

一人は何も言わず、部屋を出て行った。

 

 

誰も居なくなった部屋で男はポケットの中に手をやり、一枚の写真を取り出した。

 

 

「まさか・・・のこのこと貴様の方から来るとはな、ここが終焉の地となるのだ・・・・・比屋定承一」

 

男は写真を握りつぶした。

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?今回から新章「沖縄」編となります、承一達の新たな戦いをご期待ください!

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