4月10日、金曜日
「うーん・・・暇だ」
手にしている雑誌を机の上に置くと、そう呟く。
ここは西木野総合病院の一室である、まぁ何で病院にいるかと言うと・・・
「え・・・に、入院ですか・・?」
「正確に言えば、骨がくっつくまで安静にしていてください」
あの後、西木野さんの計らいで病院にて精密検査を行ったのだか、結果は肋骨を二本骨折していた為入院となった・・・別に家にいればいいと思うのだか、みんなが・・
「無理しないで、入院した方がいいよ!」
「でも、入院なんて大袈裟な・・・」
「何言っているの、骨折は十分重症じゃない」
「そうだよ!無理して怪我が大きくなっちゃたらどうするの!」
「西木野さん・・・穂乃果・・・ありがとう、そうするよ」
「学校でのプリント類は私達が持ってきますので」
そして現在に至る訳だか・・・やることが限られているのでほぼ一日中寝ていることしかない、昨日あまりにも暇なので病院内を見て回ったら看護婦さんに「安静にしてないと困ります」と注意されてしまった・・
「そうだ、確か・・・」
昨日のことを思い出していたら、あることを思い出したので机の上の小型の携帯音楽プレーヤーを取る、これは「μ’s」のみんなが「暇になったら聞いてね!!」て言われて渡されたものだ・・・
「一昨日のライブの曲が入っているんだな・・」
イヤホンを両耳にあて、再生ボタンを押す
~~♪~~♪
「いい曲だな・・・」
激しい曲もあるかと思うと、切ないラブソングもある。どの曲も完成度は高く素人の俺でも聞き惚れてしまうほどである
「すごいな・・・彼女達は」
そう思いに浸ってると、病室の扉が開かれる
「やっほ~~承君!!」
「具合はどうですか?」
「新しい雑誌を持ってきたよ~」
穂乃果、園田さん、南さんの三人がやってきた、学校で配られたプリント類をこうして持ってきてくれる
「いつもありがとうな」
「何言ってるの!守ってくれたんだからこれくらい何ともないよ」
「そうだよ!承一君がいなかったら、私達ずっと不安のままだったんだよ」
「そ、そうなのか・・」
「そうですよ、これで今までのように歌えますよ」
三人とも嬉しそうに話している、本当に良かった・・・
その後、他愛もない話をしてから三人は帰っていった
「さて、じゃあ寝るか」
そう思っていた時
ガラガラ・・
扉が開く音が鳴ったので、そちらに目を向けると西木野さんが立っていた
「どう?具合は?」
「多少動いても痛みは感じなくなったからいいと思うよ」
「そ、そう・・良かったわ///」
何か、頬のあたりが赤くなっているのだけど・・何でなろうな?
そう思っていた所、白衣を着た男性が病室にやって来た
「どうですか?具合は?」
「動いても痛くないですね」
「では、明日には退院ですね・・おやお嬢様もいらしていたんですね」
「か、柏原先生、執事じゃないんだからその呼び方はやめて・・」
「はは、すみません・・それじゃお大事に」
「じゃあ私もそろそろ帰るね、お大事に」
「ああ、ありがとう!」
~~~~~*****~~~~~
西木野総合病院 外科医室 PM23:00
「ふう・・・」
当直医としてこの日の仕事を全て終わらせ、椅子に深く座るのは外科医の「柏原 暁」である
「全く!何で俺がこんなこをしなくちゃならないだ!」
名門の医大を卒業して20代で様々な病院で何百回にもおよぶ手術を成功させ、確かな実績を引っさげこの「西木野総合病院」にやってきたのが・・
「来る日も来る日もやるのは、そこいらの三下がやることばかり!メスを握ったのが数回しかないなんて・・」
「きっと、あのクソ院長俺の才能に嫉妬しているんだな!じゃなければこんな事やらせないもんな」
「何が「もう少し鍛錬が足りない!」だ、自分の地位がなくなるのが怖いだけだろ」
そういい終わると、彼の背中から八本足の軟体動物みたいなものが出てくる
「けどそれも終わりだ、この「力」でクソ院長をブッ殺してこの病院を俺の物にしてやる!」
「そう言えば、あの院長に似つかわしくない娘がいるな・・殺す前にあの娘を見せしめとして嬲ってやろう・・そして絶望のどん底に叩き落してから殺すとしよう」
「明日が楽しみだ・・」
電気を消し、仮眠室へ消えていった
~~~~~~******~~~~~
翌日
俺は患者用の服をたたみ、病室から出るとこだった
「二日も横になっていたのか、鈍るといけないから早速運動だな」
「とか言って、また怪我をしないでよ」
振り返ると制服姿の西木野さんがいた
「今日は学校は休みじゃないの?!」
「「μ’s」の練習よ、行くついでにあなたの様子を見に来たのよ」
「わざわざありがとうな、お礼に何か奢らせてよ!」
「ヴェエエ!?、い、いいわよ!」
「そっか、お嬢様だったもんな・・」
「そ、そういうことじゃない・・・よ」
「じゃあ、気が・・向いたら・・お願いするわ//」
そう言うと、西木野さんは小走りで行ってしまった
「何か可愛いな・・さて俺も行くとするか!・・・・ん?」
小走りで行った西木野さんの後姿を見ている白衣の男が、俺の目に映った・・
その時、言葉では言い表せないような不安を覚えた・・
「イヤな予感がする・・・・・・・」
いかがだったでしょうか?主人公が羨ましくて作者が別の意味で倒れそう・・・・・まぁ気を取り直してスタンド紹介です
スタンド名:クローザー・グロップ
本体:柏原 暁(あきら)
破壊力‐なし、スピード‐B、射程距離‐B
持続力‐A、精密動作性‐なし、成長性‐なし
能力
蛸のような軟体動物の姿をしたスタンド
足の先端から神経系の猛毒ガスを噴出する能力
毒の威力は本体が強弱の調整ができ、すぐに殺したい場合は「強」になり、苦しめたい場合は「弱」にする
本体にかかっても抗体ができてるため効かない
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