Fate/kaliya 正義の味方と桜の味方【完結】   作:faker00

11 / 45
皆様回答ありがとうございました。


第10話 狂った工房

「イカは嫌い。だってヌメヌメしてて気持ち悪いもの」「昆虫も無理。なんか見た目が……」「触覚とか脚が多いとか……もう最悪!!」

 こんな言葉を聞いたことがある人も少なくないだろう。その感情は理屈抜きでなんとなく本能的なものなのか。所謂、生理的になんとやら〜というやつだ。

 だが、そのような感情を持つのはそれとは対極にある可愛い物好きな女の子や、子供や、神経質な人であったり綺麗好きな人であったりすることが多く、その存在自体は一般大多数に嫌悪感をもたせるほどのものではない。

 しかし、何事にも例外はある。少なくとも間桐雁夜はそういった要因を何も持たず、今までも特に嫌悪感を抱いたことがなかったのだが、そういう類は二度と見たくないとこの数分で固く心に誓っていた。

 

 

 

 

 

「おらおらおらぁぁああ!! もっとがんがんこいやぁあ!!」

 

「こなくて良いから! こういうのは音に引き寄せられるとかいうだろこのバカ!」

 

「バカは放っておけ雁夜!! とにかく死角を作らないように蟲を展開することに集中するんだ!……身体に負荷をかけすぎるなよ! 進み続けている間はともかく止まれば私も君を庇いきれん!!」

 

 一応休戦を合意しているとはいえ、その脅威を嫌と言うほど知っているランサーに対して雁夜はバカと怒鳴りつける。

 これがどれだけの異常事態なのかは考えるまでもない。

 

 排水溝の中は地獄絵図だった。入って数歩進んだ途端視界という視界すべてが怪異に埋め尽くされたのだ。触手なのか水棲類の魔物なのか、そんなことは分かったものではない。

 とにかく、生きるものに反応して無秩序に襲い来る肉塊を雁夜は必死に押し留め、とにかく奥へと進み続ける。後退しようにも出口は結界が張られ出ようがないのだから。

 

「数だけじゃ芸がねえ! もっと色々やってみろや!!」

 

「はぁあ!!」

 

 雁夜1人ならもちろんの事、仮に軍の特殊部隊数百人が完全武装していたところでこの場では3秒と保たないだろう。雁夜を引き裂かんとする海魔はそれだけの威力を持っている。

 それがまるで一騎当千のモブキャラの如く塵芥のように吹き飛んでいるのは、前を行く戦士2人の力量がそれだけ図抜けているということに他ならない。

 

 ランサーの赤槍にアーチャーの双剣、目にも止まらぬ勢いで動き続け敵を蹴散らすその武器裁きは誇張抜きで"無双"という言葉がしっくりくる。

 特に先陣を切るランサーは異常だ。今や雁夜の目に彼は、範囲に入るものすべてを粉々に粉砕するブラックホールか何かにしか見えなかった。それも自ら獲物を求めて超速で動くから相手からしてみれば質が悪いなんて話ではない。

 

「蟲よ――!!」

 

 そんな中で、身体能力、危機察知能力、武装、何もかも一般人の雁夜が生き残れているのには当然訳がある。

 まず、大部分を人外2人が雁夜に辿り着く前にどうにかしているというのが大きい。マスターである雁夜を守るのが当然のアーチャーはもちろんの事、好き勝手に暴れているだけのように見えるランサーも、実は雁夜の死角に入りそうな相手は軌道をずらして確実に仕留めているのだから恐れ入る――しかしそれだけではない。雁夜が目を背け続け今まで嫌悪し続けたもの、間桐の魔術が彼の命を繋いでいる。

 

「◆◆◆!?!!」

 

 嫌いな者が見たならば有無を言わせず卒倒するに違いない。雁夜から放たれる蟲は肉を求めて海魔を食い破り、海魔も負けじと蟲を絞め殺し、どちらも腐った液をこれでもかと撒き散らす。その光景はグロテスクという以外に表現が見つからないほどに凄惨だ。慣れているはずの雁夜ですらこみ上げる吐き気を抑え込むのに意識の半分以上を割かれるほどに。

 

「これ! どこまで続くんだよ!」

 

「恐らく貯水の為に拓いた空間があるはずだ! 工房にするなら恐らくそこだろう!!」

 

 肉片が目に入らぬように、それでいて前を行く赤い外套を見失わぬように、雁夜はアーチャーに怒鳴り、アーチャーも同じように怒鳴り返す。

 別に怒っているわけではない。ただ異形の断末魔と絶叫で、そうでもしなければ互いの声など掻き消されてしまうのだ。

 

「だからそれがどこにあるかって聞いてるんだよ!!」

 

「残念ながら私は国土省の人間ではないのでね! そこについては門外漢だ!!」

 

 とは言え、大声というものは自然に感情を昂ぶらせる。それは当たり前のことであり、どちらが悪いとかそういう問題ではない。だが過大なストレスが掛かる状況下でそんな応酬を繰り返していれば次第に苛々が募るのは仕方なのないことで

 

「そこが1番肝心なとこだろ! 国土省とかそんな知識いらないからそっちに頭回せよ!!」

 

「なら黙って手を動かしたまえ! 耳障りな声で視野まで狭くなっては余計に分からなくなるわ!!」

 

「んだと!!」

 

 もはや盛大な子供の喧嘩である。具体的には桜が一瞥して軽蔑の溜め息をつくくらいの。

 そんな阿鼻叫喚の中をとにかく必死に、時々家に帰った後のシャワーを思い浮かべながら、雁夜は進み続けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おぇ……なんだよ……これ」

 

「――――」

 

「あー……こりゃ仕方ねえよ。ほら、とりあえず全部出しとけ」

 

 ここの気色悪さに比べりゃお前のゲロは気品に溢れてるよ。なんて言いながらランサーが雁夜の背を擦る。

 雁夜にとってもここで嘔吐感を抑えきれなくなったのはまさかの事態だった。一般の人が想像する気持ち悪いもの、という概念を具現化したような海魔の群れを結局心をへし折ることなく突破したのだ。これ以上状況が悪くなることなどあるはずがない……目の前が拓けた時に雁夜がそう思ったのは仕方のないことである。

 だが、その認識は甘かったと言わざるを得ない。今までがあくまで普通の人でも想像が出来る範囲内だったのに対し、現在彼の目前に拡がる光景は紛れもない狂人でなければ想像すら難しいものなのだ。

 

「どうだ、"まとも"に生き残ってる奴はいそうか? 慈善活動は趣味じゃねえが今回は流石に別だ。こんな悪夢の中生きてるのがいるなら救ってやるのが情ってもんだろ」

 

「……ダメだな。息がある者も、もう人として生きるのは無理だろう」

 

「……そうかい」

 

 アーチャーが非情な現実を突きつけ、隣に立ったランサーは心底残念そうにそう呟く。

 感性が似通っているとは言い難い2人だが、この惨状に対する意見は確かめるまでもなく一致していた。

 

「ったく。悪趣味なもんだぜこりゃ」

 

「同感だ。こいつだけは必ず殺さねばならん」

 

 2人は同じように強く拳を握る。どちらも戦場においてはシビアなリアリストである、という点においては合致している。同時に闘争に巻き込まれる哀れな被害者というものも確実に存在することを理解しているし、その存在自体は別段怒りを呼び起こすようなものではない。

 しかし、それとこれとは別問題なのだ。

 

「……どうなってるんだここの主は……狂ってる」

 

「無理をするな雁夜。これはそうそう慣れるものではないし慣れる必要もない」

 

「大丈夫。幸いえげつないものは蟲蔵でさんざん見てるんでな……まさかあのくそったれな場所に感謝する日が来るなんて思いもしなかった」

 

 いつの間にか復活していた雁夜を気遣うアーチャーだが、雁夜は大丈夫だとそれを制するとランサーとは逆に彼の隣へと並ぶ。

 そしてこの工房の全貌を目を背けることなく見据えた。

 

「快楽殺人者ってやつじゃねえか。意味なんてありゃしねえ、ただ自分の欲の為に殺す。但し殺される覚悟はない。そういうやつじゃなきゃこんなことはできねえよ」

 

「それは間違いないと思う……けど、それだけじゃない」

 

「どういう意味かね?」

 

 何か確信めいて断言する雁夜にアーチャーが問いかける。

 

「俺、昔はライターやっててさ……その都合で芸術家なんて類の人間も結構な数を見てきたんだけど――」

 

 ここで雁夜は1つ区切りグッと言葉をためた。出来ることなら今からでも否定したいと言わんばかりに。

 

「そういう人は上にいけば上に行くほど、皆例外無く"狂気"ってやつをはらんでる。こいつは……同じようなものを持ってる。その対象がものじゃなく、人になってるだけで……」

 

 張り付けられ釘を身体中至る所に打ち付けられた少年、腸を引きずり出されそれが身体の周りに何か図形を描いている少女。挙げればキリがないのだが、惨いとしか言いようの無い嘗て人だった何かが至る所に"展示"されている。

 けれども、何一つとしてただ打ち捨てられているものは無いのだ。その全てが何かしらの意図を持って手を加えられている。

 それは、さながら死の博物館のように。

 

「……それなら尚更早く片付けねばならんな。今後エスカレートしていくのは目に見えている」

 

「そうだな」

 

 厳しい表情を崩さずに絶望的観測を述べたアーチャーに雁夜は頷く。人としての良心があるなら、キャスターだけは倒さなければいけないと。

 

「まあ言ってもここにクズがいないのは間違いないしさっさと退散しようや。ここ、いるだけ気が滅入るだけだわ――弔いたいって言うなら手伝ってやってもいいが」

 

「出来るなら燃やすくらいはしてやりたいが……残念ながら私も君もそんなに都合の良い能力はもっていない」

 

 下は舗装されたコンクリート、もしくは水路。埋めてやるのは無理だ。となると当然の帰結としては燃やすくらいしかないのだが、アーチャーもランサーもそんな能力を持ってはいない。かと言って外に持ち出すのも論外だ。

 

「あ――」

 

 早くも手詰まりか。そんな空気が流れる中、なんの気無しにパーカーのポケットに手を突っ込んだ雁夜が声を上げた。

 

「これ……使えないか……?」

 

 その手に触れたのは未だ殆ど未使用のライターだった。ライターは成人男性なら誰しもが当たり前のように持っていても何らおかしくないものではあるが……間桐の家に帰ってからというもの鍛錬の間に煙草を吸う余裕などある訳もなく、加えて桜と接することを謂えば例え余裕があった所で使う機会など有りはしなかった。

 そういうわけで同じように使いもしない外出用のパーカーに放り込まれていたのを、雁夜は今の今まで完全に忘れ去っていたのだ。

 

「些か不安は残るが……やれないこともないだろう。但し下手を打つと我々も吹き飛ぶがな」

 

 物騒な言葉ながらもアーチャーは肯定した。曰く、これだけ大量に死体があればそこから自然発生するガスもそれなりの量があるらしく、一発ライターのガスに引火させることさえ出来ればどうにかなるかもしれないということだ。

 因みにその一発目をどうするかということだが、それは部屋の中心に放り投げたライターをアーチャーが双剣を投げつけ破壊、それも双方向から同時にライターにぶつけ、ガスを空気中を放つのと火花を放つタイミングを合わせ引火させるという雁夜からしてみるとかなりとんでもなやり方だが、アーチャーからすると大したことではないらしい。

 

「おい、ちょっと待てやてめえ」

 

 それに対して異議を唱えたのは今まで黙っていたランサーだ。本当に嫌そうな顔でアーチャーにつめよる。

 

「理屈はまあ分かる。効率よくする為に死体を部屋の中心に動かしたうえで真ん中に火を起こすのが1番良いのも問題はねえ。けどな、一体誰がそこまでライターを持ってくってんだ?」

 

「ん、決まっているだろう? 私はタイミングを合わせて投擲するという大事な役割がある。そして雁夜では爆発に巻き込まれるのは目に見えている。となれば結論は1つしかないと思うのだが」

 

「ざっけんな! ようするに俺に行けってことだろ!? お断わりだ!」

 

「弔うのなら協力すると言ったのは君の方だが?」

 

「一歩間違えりゃ死ぬじゃねえか! そんなん誰が承諾すんだ!」

 

 先ほどの言質を盾に、アーチャーは若干ニヤつきながらランサーにさっさといけと言わんばかりに指を指す。そしてそれに食ってかかるランサー。

 それを見ながら雁夜は愕然としていた。英霊と言うのは元を辿れば普通の人間だと言う。それが何故、こんな場でここまで平然としていられるのか。こんな所で思うのもおかしな話だが、戦闘という目立つものでないからこそ、英霊というものの恐ろしさを自らの理解が及びつく次元で彼は改めて実感した。

 踏んできた場数、人としての精神が違いすぎると。

 

 

 

「おい、そろそろ……ん?」

 

 終わりの見えない言い合いに辟易し始めた雁夜だが、とある違和感に意識を奪われる。

 今までここにあったのは沈黙のみだ。当たり前である。生きるものは全てランサーとアーチャーが殺した。なら一体この地響きのような音はなんだ?

 

「下がれ雁夜! サーヴァントだ!」

 

「へっ、ようやくお出ましか! そりゃ自分の城こんだけ荒らされちゃあ黙ってるわけねえよな!」 

 

「え――?」

 

 急展開に理解が追いつかない。雁夜は言われるがままにアーチャーの背の後ろへと下がる。アーチャーもランサーもほんの数十秒前の緩みなどなく警戒心剥き出しで出口を睨みつけていた。

 

「速いな……!」

 

「つうかこの音はなんだ? おい、アーチャーのマスター。死にたくなかったら絶対出てくんじゃねえぞ」

 

 2人の言葉通り、闇の先から近づいてくる相手が途轍もないスピードなのは雁夜も見て取れる。そして、先程感じた地響きは今やゴォーッと空間全体を揺るがす轟音へと変わっている。予想以上の超弩級のサーヴァントが来るかもしれない。

 何が出来るというわけでもないのだが、雁夜もカラカラに渇いた喉にゴクリと唾を飲み込み――――

 

 

 

 

 

 

 

 

「Aalalalalalaaai!!」

 

「は――?」

 

 絶句した。もう何も言えないくらいに。

 

 バァンッ!!と最後に一際大きな炸裂音とともに飛び込んできたのは勇壮な2頭の牝牛だった。そこから放たれる雷は目を開けていることすら厳しい。

 間違いなく弩級のサーヴァントだ。問題は、そのサーヴァントに見覚えがある、というところだが。

 

「おおう。お主等であったか。なるほど、キャスターめはもともといなかったわけだな……」

 

 ひとしきり旋回すると何事も無くチャリオットは彼等の前に止まり、また何事も無いようにライダーがマスターのウェイバーを伴って降りてくる。何故かすでにウェイバーが涙目なところは雁夜にも気になるところだったのだが……それ以上にこの展開についていけず何も言えなかった。

 

「あー……察するにお前もキャスター目当てで来たってとこか? 残念ながら空振りなわけだが」

 

「うむ。余のマスターがようやくらしい所を見せた故、気合いを入れてきたのだがなあ。実に惜しい」

 

 完全に崩れた場の空気にランサーが頭をかく。それはアーチャーも雁夜も一緒だ。先の港でもそうだったのだが、どうもこのライダーという男が来ると良くも悪くも色々なことがリセットされてしまう。

 

「まあ良いわ。収穫が無かった訳でもなし、それにお主達が揃っているということは余にとって実にタイミングが良い」

 

「む……その2つは別件かね?」

 

「おうよ。どっちが先が良い?」

 

 フフン、と胸を張るライダーにアーチャーはなにか背中に薄ら寒いものが走るのを感じた。

 賭けてもいいがこれは厄介事の種に違いないと、人間として、英霊として、少なくない経験が絶対の確信とともにそう告げている。

 

「では後者から聞こうか。前者は私達にとって全く持ってどうでも良い話かもしれんが、後者は少なくとも関係はあるはずだからな」

 

「釣れん奴だなあ、どちらも興味深い話だというのに。まあ良いわ、ランサー、お主も聞いておけ」

 

「へいへい」

 

 何を言ったところで無駄と悟っているのだろう。ランサーもひらひらと手を振りながらアーチャーの横へとやってくる。

 

「む、何をしておるアーチャーのマスター。お前もだ」

 

「お、おれ?」

 

 雁夜は思わず人差し指で自分の顔を指差した。ライダーは、そうだ、と言うと雁夜を2人と共に並ばせる。

 

「いやな、この聖杯戦争ってのはまっこと面白いものだと思うんだよ。時代も国も超えて選りすぐりの英霊が集い集まるなんてまず体験出来ることじゃあない」

 

 両手を広げたライダーからは既に大演説の空気が滲み出ている。

 

「でな、ただ戦うだけじゃつまらないと思うんだよ。勿論それだけでも十分凄いんだけどな」

 

「説明は良い。早く本題に入りたまえ。私はマスターをこの空間に長居させるのは気乗りせんのでな」

 

 その空気をぶち壊したのはアーチャーだった。

 不機嫌さを隠そうともせずライダーを睨み付け、ライダーはそれに嘆息した。

 

「……はあ、分かった。では単刀直入に言おう……余はな、お主等と酒を酌み交わしたいと思っておるのだ。場所はアインツベルンの城なんかが良いだろう。日時は今夜、酒は余が工面する。参加するのは……アサシン以外全てのサーヴァントになれば僥倖だと思っておる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――

 

「死者の弔い、感謝するぞ。征服王」

 

「まああんな死に方じゃああの者達も浮かばれんからなあ……だが案ずるな、余の神牛の雷ならば彼等の魂を速やかに天へと送ってくれることであろうて」

 

 数時間ぶりの日向に目を細めながらアーチャーはライダーに頭を下げた。それに対してライダーは快活な笑みで応える。

 結局火葬はライダーの雷に任せたのだ。その方がよほど安全で、死者も喜ぶだろうから。ついでに工房は完膚なきまでに焦土と化した。そこにライダーの個人的意思も介入しているのはもはや言うまでもないだろう。

 

「なあ征服王、1つだけ問いなのだが……」

 

「アサシンのことであろう? 間違いない。坊主が御車から降りた瞬間を狙ってきおったからな。全く安易な奴よ。余もなめられたものだわい」

 

「そうか……」

 

 ライダーの話の前者……収穫についてアーチャーは首を傾げた。唐突過ぎるアサシンの脱落。ライダーの話だと、海魔の残骸を何があったのか確認するためにマスターのウェイバーが降りたところを襲いかかってきたという事なのだが……どこか釈然としなかった。

 

「まあ教会の方でも監視してみるとしよう。あと今夜、ほんとにやるのだろうな?」

 

「おうとも。何ならお主も余のチャリオットに乗っていくか? ランサーは承諾したが」

 

「有り難い申し出だが用意があるのでな、私達は文明の利器を使うとしよう――ではな」

 

 アーチャーはライダーの申し出をやんわりと断ると、コンクリートで舗装された土手の上で待つ雁夜へと向かう。

 その彼の脳裏には、アサシン脱落の報に一瞬だけ眉を顰めたランサーの姿が焼き付いていた――

 

 

 

 

 




なんでこうなった(白目)おかしいな。シリアス一直線になるはずだったのに……


まあそんなことは置いといてとりあえず次からいよいよ聖杯問答じゃあああ!!!(飲み始めるとは言ってない) 何話かかるか分からんけどとりあえずトッキーのストレスがマッハなのだけは断言しておきます!――ここでのアサシン死亡は実は原作準拠

ではでは!!ここは気合い入れるしかないんで皆様応援お願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。