Fate/kaliya 正義の味方と桜の味方【完結】   作:faker00

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第8話 急転

 冬木ハイアットホテルと言えば、ここいら近隣の住民の目からすれば天空の楽園である。

 地上32階建ての超高層は地方都市と言えど東京や大阪に比べれば片田舎と言って差し支えないこのそこそこの街並みにはより眩しく光る。

 もちろんの事、高さのみで終わるようなでくの坊ではなく、一般にも開放されている――値段は桁が違うが――レストランは星付きのシェフが腕を振るうということで常に盛況、シアター設備や温水プール等の設備も当然のように完備するそのエンタメ性は国際基準として冬木が国内に誇るものであった。

 その最上階のスイートルームと言えばもう是非もない、一晩止まるのに云十万という値段がかかるのも誰もが当然のように受け入れている。しかし、その部屋の全てを同一名義で1ヶ月という長期で借りるという大富豪が現れたのには、金銭感覚が多少通常と離れたホテルのフロント員でさえ動揺を隠せなかった。

 

 その富豪の名は――ケイネス・エルメロイ・アーチボルト

 

 

 

 

 

 

 

「ソラウ、身体は大丈夫かね?」

 

「ええ、大丈夫よ。ちょっとだるいくらい……貴方こそよく平気ね。比率は確か7対3で貴方持ちなんでしょう?」

 

「ふん、私を誰だと思っているんだい? アーチボルト家9代目当主ケイネス・エルメロイだぞ。如何に狂戦士といえどたかが使い魔、御し切れないほど落ちぶれてはいないさ」

 

 気だるげにソファーに横たわるソラウに毛布をかけると、ケイネスはどかっとソファーに全身を預けた。先の言葉どおりまだ彼のキャパシティに余裕は確かにある、あるのだが短時間の魔力行使でここまで消耗したこともない。

 気丈に振る舞うも疲労感を隠し切ることは出来ていなかった。

 

「そう……私の方は結構いっぱいいっぱいかも。あのバーサーカーが本気出すのなら時間はなるべく控えてね? それか私から持っていく分を抑えるか」

 

「無論、そのつもりだとも。今回試運転を行ったことで私の身体も少しは耐性が付いたはずだ。今度はこの様に額から汗を垂らすような醜態を晒すつもりは毛頭ない」

 

 しかしながら、バーサーカーの行使による魔術師を襲うフィードバックとしては、ケイネスが今感じているそれはかなりの軽症と言えた。そう見えないのは、ひとえにケイネスの力量の高さによるものだが、疲労困憊したソラウが気づかない以上その小さな偉業は誰にも気づかれることはない。

 

「しかし――」

 

 今夜の戦いは余計な邪魔が入らなければパーフェクトと言えたのに。

 落ち着いたことで疲労感がまるでソファーに吸い込まれるように消えたことで、逆にふつふつと湧き上がる苛立ちがケイネスを包む。

 バーサーカーの負担を推し量るために敢えて参戦のタイミングを遅らせ、狂化も出来る限りゆるめた。もちろん、緩めすぎて口を開かせれば面倒どころの騒ぎではないのでそこは調節していたが。とにかく、そんな状態でもあと一歩で強大なサーヴァントを一体脱落に追いやれる寸前まで行ったのだ。だと言うのに

 

「征服王イスカンダル、ウェイバー・ベルベット……」

 

 ケイネスはぎりっと奥歯を軋ませる。

 不愉快なイレギュラー、思いつく限り最悪の組み合わせに邪魔をされたことが怒りを増大させる。出来ることなら今すぐにでも八つ裂きにしてやりたい……それが本音だった。

 

「ケイネス、今後はどうするの?」

 

「そうだな……負担の具合も分かったが――あまり運用回数を増やすのは得策とは言えないだろう。非常に業腹だが私の魔力も無尽蔵ではない」

 

 だが、その怒りに任せて猪突猛進に走るほど冷静さを失ってはいない。あくまで今回の参戦はテストを兼ねたものであり、その結果は最悪でこそなかったものの最良ではないのだ。そんな現状を鑑みず、一見だけでその大火力の片鱗を見せつけたライダーに挑めばどうなるか……結果は明らかだ。

 早々にマスターを仕留めたとしても、全開での運用をせざるを得ないバーサーカーによって魔力を根こそぎ奪い取られるだろう。そうなれば今後の支障は免れない。

 

「となれば――」

 

 次にバーサーカーを以って動く時、それは必勝の機でなければならないだろう。それも最低でも1日……もしくは2日の休息を取ったうえでの話だ。ケイネスは結論を頭の中で組み立てる。

 幸いにして拠点は既に要塞と化しているのだ。相手が攻め込んでくる分には望むところだと。

 

「ソラウ、君は休む事に専念してくれたまえ。私も明日、明後日は使い魔を使用した索敵、もしくは昼間のうちに自ら足を運んでの偵察活動のみにとどめるつもりだ――勿論、動く事で何かしら利があると判断すればまた話は別だかね」

 

 焦ることはない。聖杯戦争はまだ始まったばかりなのだから――ケイネスは立ち上がり、何処かに倒すべき敵がいるであろう冬木の街並みを見下ろした。

 

 

 

 

 

 

 

―――――

 

「んで、どうするつもりなんだよお前は」

 

「ぬう? 何がだ」

 

「何がじゃねえよ。今後のことだよ今後のこと。サーヴァントの顔も結構割れただろ? いよいよここからが本当の始まりじゃないか」

 

 そんなケイネスも、まさか一番目の敵にしている相手がなんの変哲も無い民家に半ば居候のような形で転がり込み、しかもサーヴァントが堂々と実体化し煎餅を囓りながら海外の軍事ニュースを興味深げに眺めているとは夢にも思わないだろう。

 

 グレン・マッケンジーとマーサ・マッケンジーからなるマッケンジー夫妻、オーストラリア出身の2人はグレンの仕事の都合により赴任した日本を気に入り、そのまま永住を決意、子も設けるもその息子は孫の誕生を機にオーストラリアへと帰郷、現在はまた2人暮らしに戻っているのだが、つい先日イギリスに留学していたウェイバーがオーストラリアへと戻る前に家に立ち寄っていて、しばしその友人のアレクセイと共に4人暮らしの日々を送っている――これが現在この家の"設定"である。

 

 

 

「ウェイバーちゃーん! お風呂湧きましたよー!」

 

「……ったく……余計なことでばっか気が回るんだから――分かった! すぐいくよ!」

 

 鬱陶しさを隠そうともせずドアを開け、階段下にいるであろうマーサに半ば怒鳴り口調で返すウェイバー。親族の情でもあればもう少しまともな対応をしただろう。それすらしないのは、老婆との関係がそのようなものではないからだ。

 当たり前の事ながら、暗示はあくまでも対象者を信じ込ませるものであり、術者にはなにも影響などありはしない。だから自分達が家族だと信じているのはマッケンジー夫婦のみであり、ウェイバーから見ればただの他人だ。

 もしも自分も彼らが家族だと信じることができたならば、このストレスも大方消え去るのではないだろうか……ウェイバーはそう出来もしないことを想像し、すぐ落胆に肩を落とした。

 

「坊主、今の態度はどうなんだ。マーサもグレンもいい人柄をしているというのに」

 

「うるさいなあ! 元はと言えばお前が勝手に下に降りるから僕が暗示をかけ直すはめになったんだろ!」

 

 これみよがしに溜め息をついたライダーにウェイバーは頭を掻きむしった。どうしてこうも首尾よく進まないのか、つい数時間前抱いたあの安心感はなんだったのか、分からないことだらけだった。

 

「はぁ……まあ良いわ。ところで方針と言ったか? そんなもん無いわ」

 

「はぁ!?」

 

「今日実際に見て分かっただろうが、此度の戦はどいつもこいつも猛者ばかりよ。このような英雄を片っ端から狩って行く。これ以上に心躍ることなどあるまい」

 

「――!!」

 

 ――お前やっぱり大馬鹿だ!!

 

 豪快に笑うライダーを、そうどやしつけたい衝動を抑えるのにウェイバーは必死だった。下にはマッケンジー夫婦もいる。ここで騒いで介入でもされたら厄介どころの話ではない。

 

「分かった……じゃあ僕が方針を決めていいって事だな?」

 

「ほう……何か策でもあるのか、坊主。あのステルス機を買う以上に上々な策はそうそうないぞ? クリントンに協力でも仰ぐか?」

 

「それが出来るならこの戦い、僕はもう勝ってるよ――そこのアタッシュケース取ってくれ」

 

 これ以上近代兵器に興味を持たれても困るだけだ。ウェイバーはTVのスイッチを切るとオモシロイと唸るライダーの隣に投げてあった黒いケースを取るように促す。

 ウェイバーとて魔術師の端くれ、ケイネスのような最先端かつ高次の礼装こそ持っていなくとも、ある程度の器具を持参することくらいはしていた。

 

「魔術師らしいではないか。で、何をするつもりだ?」

 

「茶化すなよ――魔力残滓の追跡だよ。お前のことだ、放っといたら昼夜問わず相手探して飛び回るなんて普通にやりかねないだろ? それじゃあ魔力も無駄だし、何よりこっちの足がつきやすくなるだけ……僕だってマスターなんだ。確かに戦闘はお前に任せるしかないけど、それまでのサポートくらいしてやる」

 

「ほほう」

 

 憮然とした口調で語りながら淡々とビーカーやら得体の知れない液体やらをセットするための機材を組み立てていくウェイバーに、ライダーは感心を覚えていた。今までほとんど……いや、全くと言っていいほどマスターらしいとは言い難かったマスターがようやくそれらしいところを見せようとしていると。

 サーヴァントとマスターの関係は複雑なものだ。本来なら令呪という絶対命令権を持つマスターが上になるはずなのだが、かと言って人として成し遂げた偉業から見れば、元々マスターなどサーヴァントには及びもつかないほど下にあるのだ。加えて令呪の数も有限となれば、往々にしてその上下関係がひっくり返ることも起こりうる……ウェイバーとライダーとの関係性のように。

 

「うむ、やってみるが良い。貴様が成果を出した暁には、余も全霊を持ってそれに見合う働きをしてみせよう」

 

「言ったな……すぐに馬車馬みたいに働かせてやるから覚悟しとけよ」

 

「むはは! 良い! それでこそマスターとしての気概というものよ!」

 

「へぶっ!」

 

 少なくとも、豪快に笑って激励のビンタを背中に見舞う姿は主に対するものではない。どちらかというと未熟者を笑いながら見守る師というほうがよっぽどあっている。

 

「いやしかし……確かに片っ端から狩るだけってのも味気ないかもなぁ……」

 

 それでもウェイバーが必死なのは分かっている。ライダーはしばらくの間グレンと日本の文化について語りでもして時間を潰そうと思い立ち、その巨体の割に静かに部屋を出た。

 そして階段を降りながら、ウェイバーの語った方針、とやらについて考えを馳せる。

 

「そうさなあ……やはり武だけではなく、言葉で語るのもこれだけの英雄が揃っている以上やらなきゃもったいないよなあ」

 

 もしもウェイバーがこの言葉を聞いていたなら、全力でそれを止めただろう。しかし非常に残念なことに、ライダーが気を使って声を抑えていたがためにその声は届かなかった。

 そうして知らぬ間に、グレンに指摘されるまでライダーの頬は自らのうちに閃いたアイデアによって緩んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――

 

「動きはなく2日目か……まああいつもそんな毎日毎日派手にドンパチやるわけじゃないとは言ってたけどさ」

 

 拍子抜けだな、なんてことを思いながら雁夜は眠い目を擦りながら居間へ続く廊下を歩いていた。

 体調はすこぶる良好。なぜか先日桜とともに臓硯の招集をうけ、警戒するもアーチャーも行けというので信じて行ってみれば、2人とも体内から何やら大きめの蟲を抜き取られた。それ以来、桜も自分も体調が良い。あれが一体何の蟲なのかは分からなかったが、抜くぶんには別段問題ないので雁夜は気にも止めなかった。

 

「おはようアーチャー、桜ちゃん……あれ、今日もあいついないんだ」

 

「……おはようございます。おじさん」

 

「うん、おはよう」

 

 出迎えは、今日も今日とて食べかすを口周りにつけた桜のみであった。やれやれと苦笑しながら雁夜は直接食卓には向かわずに食器棚からナプキンを取り出す。

 

「只でさえパス無しで好き勝手やれるアーチャーだからな……まああいつの事だから心配する必要もないんだろうけど」

 

 愚痴をこぼしながらも、そこに不満の色は見られなかった。元々自らの力量でどうにか出来ほど思い上がっておらず、なるべくサーヴァントに歩み寄ろうと言う方針ではいたのだが、先日の戦闘での立ち振る舞いを見てその方針は確かな信頼へと変わっていた。

 アーチャーが何も言わずに自分をおいてどこかに行っているのならば、それはそれで理由があるのだろうと思えるくらいに。

 

「テレビでも付けてみるか……」

 

 喋る相手のいない朝食ほど虚しいものもなかなか無いだろう。口を拭いた桜が満腹から膝の上でうたた寝している以上、この場には実質一人だけ。

 桜を起こさないようにリモコンに手を伸ばし、音量を抑えテレビの電源を入れた。

 

『続いては今朝のニュースです』

 

「ニュース番組なんて久しぶりに見るな」

 

 最近はそんな余裕などなかったために見ることなどほとんどなかったテレビだが、入れ替わりの激しい夜のバラエティー番組ならともかく朝のニュース番組は1年見ない程度ではそうそう変わらないらしい。どことなく懐かしさを覚えながら、雁夜は静かなアナウンサーの声を流し聞く。

 

「なあ、桜ちゃん……おじさんはどうすれば良いかな」

 

 そんなアナウンサーとは対照的に、1年で相当変わってしまった桜の髪を撫でながら雁夜は呟いた。

 

「おじさんはね、桜ちゃんを助けたいよ。それだけは誓って本当さ」

 

 最初に話した時のアーチャーの言葉が脳裏をかける。

 

「けど……それと同じくらい葵さんに振り向いて欲しいって思っちゃってる自分もいるんだ。桜ちゃんと、凛ちゃんのママなのに……そしてそれとも同じくらい……時臣を殺したいとすら思ってる。桜ちゃんのパパなのにだ」

 

 この感情は矛盾し、絡まっている。そして、それを自覚してなお雁夜は未だ解決する術を持たなかった。

 

「全てを救うことはできない――」

 

 アーチャーが最後に零した言葉が空に木霊する。

 

 仮に……彼の言葉を自分に当て嵌めるなら、救うべきはこの3つの感情、欲望だと雁夜は仮定する。

 

「分かってる。なら何かを捨てなきゃならない」

 

 あくまで勝利することが前提であるが――

 時臣を殺すことをやめれば、葵がこちらを振り向くなどありえない。そして、時臣への葛藤はどこへいく? 桜はその後どうなる? 疑問は尽きない。

 葵に振り向いて欲しいという感情を捨てることができれば、もしかすれば全てを良く回せる"可能性"もあるかも知れない。けれど……それが出来なかったから今ここにいるのではないか? 聖杯を得た自分は、そう簡単にその決断を下せるのか? そしてアーチャーの指摘が楽観的希望を打ち砕く。

 桜を救わない……こればかりは論外だ。

 

 ごちゃごちゃになった思考は渦を巻く。

 

 

「あいつと……時臣とも直接話さないと答えは出ないのかもな……」

 

 二度と顔すら合わせたくないが、それもやむを得ないかもしれない。そう思ったところで、今までBGMに徹していたアナウンサーの声が急に雁夜の意識を引っ張った。

 

『冬木市内で起こっている連続子供誘拐事件はその数50を超え警察は対策を――』

 

「冬木で誘拐……それも50だって!? ありえないだろこんなん!」

 

 一年間桜の事ばかり考えてきたからだろうか、今の雁夜にとってそのニュースは他人事とは思えなかった。

 

「凛ちゃんは……いや、流石にそんなヘマを時臣はしないだろう。しかし……」

 

 それと同時に浮かぶツインテールの活発な少女。遠坂凛ならば、こんなニュースが出ようが部屋で留まることを良しとせず外で遊び回りたがるだろう。そんなことは許さないと信じている、いるのだが……どうも凛という少女は大人の常識には収まりそうもない所があるのもまた事実。

 昔、桜とともに公園で遊ぶのを眺めていた頃には、それも大器の片鱗なのだろうと微笑ましく思っていたものだが、今となっては冷や汗をかく原因でしかない。

 

「ここまでおかしいとサーヴァントの可能性も捨てきれないし……あいつが帰ってき」

 

「戻ったぞ、雁夜」

 

「アーチャー!」

 

 まるで天が雁夜の声を聞いたかのように、アーチャーが居間へと姿を現した。その表情はかなり厳しめである。

 

 

 

 

「む……このニュースか。ちょうど良い」

 

「おい……?」

 

 雁夜に有無を言わせずアーチャーが目の前に仁王立ちする。その姿からは紛れもない怒りの感情が、静かにながら溢れ出ていた。

 

「この誘拐犯はサーヴァントだ、予想に過ぎんが手口からしてアサシンがありえん以上キャスターだろう……ようやくその尻尾を掴んだ。私は今から討伐に向かう。着いてくるかは君に任せる」

 

 突然の急転に、雁夜は言葉を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 






結構新規の読者様も増えてきたと思うので、ここで一番皆さんが疑問に思われるであろうあれについて個人的な解釈を……

「なんで時臣はギルをアーチャーで呼ぼうとしてたのか?そもそも予想外でアーチャー嫌だったんじゃないの?」

これなんですけどね。個人的には順序が逆だと思うんですよ。アニメ1話?で「問題はアーチャーのクラスで限界したこと〜」とか言ってたと思うのですが、それは間違いないです。そして原作を読んでもアーチャーで来て単独スキルのせいでとどめるのがきつい、と書いてあります。
英雄王ギルガメッシュがアーチャーとして召喚された事を時臣は気にしている。その通りです。しかし原作を見る限り
ギルガメッシュがアーチャーとして呼ばれたのがきついというよりかは、ギルガメッシュが放蕩グセを持っていてその上アーチャーなのがきつい、という解釈のが正しいのではないか?と思いまして。

そうなると、ギルガメッシュの性格まで完璧に把握できる訳がない召喚前=放蕩グセについてまではわからない段階でアーチャークラスを嫌がるのか?と言われるとどうも合わないような気がした。という解釈です。


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