真・恋姫†無双~怒気ッッ グラップラーのいる三国志ッッッ~ 作:クーロン
烈海王は恋を見ていた。恋は烈海王を見ていた。
二人の横を何人もの人が通っていく。
だが、二人の間に入ろうとする人間は誰一人としていなかった。
「もう……やる?」
「やりたいのであれば、来るがいい」
烈海王は恋を睨みながらそう言った。
恋はキョロキョロと周囲を見た。
そして二人の間の空気から、静電気のようなシビレが、すぅっと抜けていった。
「……人が多い」
「そうだな」
「どこか……人がいない所……」
「わたしは、今ここで構わん」
烈海王が言った。
どこか弛緩した空気とは違い、烈海王の肉の中には猛き炎がある。
恋はそれを分かっていた。
その炎が、恋の中をチリチリと焦がしていく。
それでも、ここでやるわけにはいかない。
やったら騒ぎになる。
そうなったら、多対一の闘いになってしまう。
不利だ。
恋は無言で歩き出した。
二人の間合いが縮まっていく。
弓の距離から槍、槍から剣、剣から蹴り、蹴りから拳と変わっていく。
烈海王は動かない。
そして、二人は横に並んで歩き出した。
「……よかった」
「よかった、というのは」
「蹴られなくてよかった……」
恋は小さな声でそう言った。
「仮に、わたしが蹴ったならどうした」
「……やる。仕方ないから……やる」
「人がいない場所でやる方がいいのではないのか?」
「お前がイヤなら……敗けると思っているのなら……ここでもいい」
恋はそう言うと、大きく右足を踏み出して、烈海王の前に立った。
赤い色をした瞳は烈海王を映している。
周囲にあった人の波が徐々に引いて行く。
人通りのピークは過ぎたのか、それとも二人を避けているのか、という事はどうでもいいことだ。
やろう、と思えばいつでも出来る。出来るだけの広さもある。
「人気が無いところに行くのだろう」
「……ん」
烈海王はそう言い、歩き出した。
また、二人が並んで歩く。
どこかピリピリした空気を持ったまま歩いていた。
「……向こうだな」
烈海王は適当な所で路地裏への道を見つけ、首をそちらへと向けた。
油断はない。
いつしかけられたとしても、即座に対応できる心構えがあった。
恋もそれを感じていた。
同時に、隙を見せようものなら、スグに相手になるだろう、ということも感じていた。
二人同時に路地裏へと入っていった。
いい場所ではない。
入り組んでいて、夜の天気次第では、お互いが見えないくらいにまで暗くなってしまいそうだ。
「ここでいいだろう」
「……うん」
恋が返事するのと同時に、烈海王の腰がすぅっと下がった。
しかし、まだ、始めるという雰囲気ではなかった。
「一つ聞く」
「何……?」
恋は腰を軽く落とし、右拳を引いて左拳を突きだした状態で答えた。
足は軽くステップを踏んでいる。
「愚地氏、克巳さん、花山氏を相手に武器を使用したそうだな」
「……ん」
「今……武器はないようだな」
「武器を使ったら……恋が勝つ……」
「ほう……」
「だから……今は、武器なしで……」
やってみたい。
恋はそう続けようとした。
言えなかった。
言う前に、何かが飛んできたのだ。
鏢――手裏剣であった。
恋はとっさに顔面を両腕で防いだ。左腕に深々と突き刺さる。
もし防げなければ、左目を奪われていただろう。
「くっ!」
恋は一瞬だけうめくような声をあげ、手裏剣を抜き取った。
腕から血が流れ出す。その血が袖を赤く染めていく。
だが、ひるんでいる時間はない。
恋は痛みをこらえ、烈海王を睨んだ。
睨むと同時に、烈海王は服の留め具を力ずくで外して、服の裏地を恋に見せた。
圧巻だった。
服の裏地には、三十本を超える鏢があった。
それが、次々と放たれた。
恋は避け、防いだ。
辛うじて急所は外したが、何本かは手足に刺さる。
容赦はなかった。
本気で殺してくるような攻撃だった。
「キサマは中国武術を嘗めたッッッ!」
烈海王が、吼えた。
壱
凄まじい連撃であった。
蹴り、拳、肘、膝。
それが間断なく恋を襲った。
恋はそれを時に避け、時にいなし、時に防ぎながら耐えた。
そして、わずかな隙の中で身体に刺さった鏢を抜き、投げた。
ある物は刺さり、あるものは当たる。
烈海王の腕や足からも血が流れる。
「叭ッッ!」
烈海王は気を吐き、左手を突きだした。
距離はある。
烈海王の拳から恋までは、手首から肘ぐらいの距離がある。
――何をする気……?
恋は一瞬、そんなことを考えた。
だが、すぐに切り替えた。
技である、というのなら見る。ハッタリであるのなら、それでいい。
ありのままを受け入れる。
そう考えた。
恋は足を左右に開き、腰を沈めた。
両足の爪先は平行になり、真っ直ぐ烈海王を向き、膝から尻までの腿のラインは地面と平行だ。
空手をやったことのある人間であれば、誰でも知っている型だ。
騎馬立ち――
そして、掌は左右平行になり、手相が見える程まっすぐに、烈海王を向いている。
前羽の構え――
空手らしい構えだ。空手らしくはある。
だが、実戦的ではない。
足が開き過ぎ、腰は落とし過ぎ。素早い動きは望めない。
騎馬立ちは稽古では使われるが、それは足腰の鍛錬を目的にしているからだ。
実践的な型としては教えない。
それを今、このような場で使う意味は一つ――
打ってこい。受けてやる。お前の技を受けてやる。
そういう意味だろう。
実際、恋の眼はそう言っているようだった。
真っ直ぐ、烈海王を睨みつけていた。
「空手か……」
烈海王が言った。
特に抑揚がある言い方ではなかった。
「嵩山少林寺において生まれ、琉球にて、二度の禁武政策の影響もあり、独自の進化を遂げる。後……冨名越義珍により本土に渡る。その歴史……たかだか五百年。それに対し、中国武術は四千年……。空手だけでは勝てんッッッ!」
そう言うのと同時に、烈海王は動いた。
動いたが、恋にはそう見えなかった。
恋には烈海王の身体が、急に膨れたように見えた。
烈海王は左肘を曲げ、拳を動かさずに踏み込んだのだ。
拳の位置が変わらないため、恋はそのことが分からなかった。
だが、その時間はゼロコンマ一秒にも満たない。
恋はスグに対応した。
しかし、分からなかった時間は確かに存在している。
その間に、烈海王が間合いに踏み込んできた。
瞬間――
右手が動いた。
――こっち!
恋は左手で払おうとした。
だが、動きが無い。
――左……!
恋はそう考え、後ろへと下がった。
考えた、という時間ではない。一瞬のうちに、肉体が思考した。
恋の顔があった所を、烈海王の左拳が通る。
さらに、スゥェーバックのような形で、避けた。
恋の鼻先で烈海王の拳が伸び切り、止まる。
拳に口づけしよう、と思えば出来るような距離と位置だ。
「寸勁……」
一瞬、そんな言葉を恋は聞いた。
次の瞬間。
恋の視界が
ブン
と流れていった。
恋は理解できなかった。
――なんで……当たったの……?
腕に余裕があったのか? いや、肘は伸び切っていた。無理やり当てても、拳に高い威力はでない。
ならば、どうやって?
どうやって、恋を吹き飛ばしたのか。
恋は自分の周囲が、烈海王に向かって飛んでいくのを見た。
烈海王は恋が後方に飛んでいくのを見た。
――腕じゃない……なら……
吹き飛びながら、恋はさっきの技を想った。
力の発生源が腕でなければ、出てくる答えは一つしかない。
右足が地面を擦る。
そして、左足も地面に着けてから、恋は烈海王を睨んだ。
「足と……腰……」
恋が、ささやいた。
「さっきの技は……それを使った……」
「……寸勁を知らんのか」
烈海王の声は低く、抑揚も無い。
「都合……肩、肘、手首の稼働をなしに放つ打撃だ。寸勁はそれ以外の関節を用い放つ。これは……この技術は、我々が三千年前に通過した場所だッッッ!」
烈海王は失望を隠すように、大声で叫んだ。
叫ぶと同時に、烈海王が動いた。
真っ直ぐ。
拳も真っ直ぐだった。
崩拳――
恋は右へ動き、それを避けた。
左耳のすぐ近くから、空気を斬る音が聞こえた。
恋はスグに蹴りを放った。
右足のローキック。
烈海王は左足で、恋の右ももを抑えた。
どんな蹴りであろうと、根本を抑えられては威力はでない。
恋は舌打ちして、足を引いて左拳で烈海王の顔面を突いた。
空振り。
ついさっきまであった。
ほんのさっきまであった顔面が無くなっていた。
下だ。
烈海王は頭を下げ、それを避けた。
同時に、烈海王の右手が恋の左手へと伸びていった。
つかまれた。
――投げ!?
そう思うヒマなどなかった。
「痛っ!」
激痛が恋を襲ったのだ。
ワケが分からなかった。
恋が痛みから解放された時、烈海王の頭はさらに下にあった。
もしここで蹴り上げれば、爪先で烈海王の顔面を蹴り上げることが出来る。
しなかった。
できなかった。
激痛。
ワケが分からなかった。
つかまれただけなのだ。それだけなのだ。
それで、全身に激痛が走るのだ。
今まで経験したことはない。理解も出来ない。
激痛で恋の身体が崩れた。
どういうことなのか、まるで分らなかった。
恋の身体が崩れていく方向から、何かが来た。
地の底から、鞭のように跳ね上がってきた。
足の甲だ。
烈海王の足の甲だった。
恋は崩れながら、両腕で守った。
衝撃。
ガードの上からだ、というのに意識を持っていきそうだった。
ガードはしたが、恋の身体が左へと崩れていく。
痛みの余韻で足まで力が入らないのだ。
恋は決めた。
崩れるなら崩れるで、倒れるなら倒れるでいい、と。
その代償に一撃叩く、と。
恋の身体が左へ流れるのと同時に、右足が跳ねあがった。
爪先が烈海王の左頬を、刃物のように切り裂いた。
――浅い!
読まれていた。
当たった。だが、脳を揺らす一撃ではなかった。
恋の左肘が地面についた。
そのまま、ゆっくりしてはいられない。
恋は転がり、烈海王から距離をとってから立ち上がった。
「さっきの……何……?」
「技ではない。急所を突いた」
烈海王が突いた急所とは、経穴のことである。
もっと分かりやすい言い方――日本少林寺拳法開祖である故・
突いた所は三か所。
まず、手首の内側にある二か所。
ここを突くことで、鋭く深い痛みが身体をつらぬくのだ。
次に、すねの内側、足首から約十センチにあるとされる急所――
これも、相手に激痛を与える。
「……そこは……知らなかった」
恋はそう言い、構えた。
恋は決めた。
相手の今後の人生など、自分の知ったことではない、と。
警戒レベル5。
死に至る重傷、一生にわたる傷害を与えかねない技術――戦争レベルでの技術を解放した。
「……恋も狙う」
恋はそう言うと、独特な拳を作った。
中指の第二関節が拳から出ている。
一本拳――
それを作るのと同時に、恋は地面を蹴りあげた。
恋の左足は起き上がった時に、地面の砂と小石の下へと潜り込んでいたのだ。
恋の爪先に乗っていた小砂利が、烈海王の顔面に、まるで散弾のように飛んで行った。
砂と小石が烈海王の顔面を叩く。
烈海王の目が、反射的に閉じられた。
「しゃっ!」
恋の口から鋭い息が漏れる。
同時に、恋の右拳が烈海王の顔面へと迫った。
眼突き――
もし深く刺されば、脳へのダメージで殺すことが出来る。
仮に浅くても、激痛が襲ってくる。
ためらいはない。
恋は殺すつもりで打った。
だが、恋の右腕の下から烈海王の左腕が跳ね上がり、眼突きをそらせた。
それと同時に、恋の左手が烈海王の下半身へと伸びた。
恥骨狙いだ。
もっと言えば、膀胱を狙っている。
膀胱には神経の束があり、そこが傷つければ、わずかに刺されただけでも動けなくなる。
――っ!?
そこも防がれた。
なんたる男か。
視界を奪ったというのに、動きが見えてるかのように対応してくる。
恋は素直に驚いた。同時に嬉しんだ。
――これ以上も……いいの……?
これ以上に危険な所を突いてもいいのか?
いいのだろう。
恋も覚悟をしていた。
自分の視界を奪われる覚悟を。
自分の身体が一生、麻痺する覚悟を。
自分の命が奪われる覚悟を。
「くわっ」
恋は声をあげた。
左足が烈海王の股を斬るように上がっていく。
金的――
入った。
蹴りの勢いで、烈海王の両足が地面から浮いた。
金的の痛み。
その痛みは、女性は理解できないものだ。
男性が陣痛の痛みを理解できないのと同様に。
蹴りで睾丸を潰されるなど、耐えきれる痛みではない。
股間が爆ぜ、肉の一部が潰れる
ぐちっ
という気味の悪い感触が、打った側と打たれた側の両方にあり、打たれた側に激痛が走る。
骨を折られる痛み。刃物で刺される痛み。
そのどちらとも違う。
耐え切れない痛み。我慢できない、圧倒的な痛み。
潰されれば、その痛みで身体がビクビクと跳ね、歯をガチガチと鳴らして、あぶら汗を流して、その場に倒れて、うめく。
睾丸が潰され、袋が破裂すれば、ズボンは血に染まる。
場合によってはとれて、ズボンの裾から肉片――精巣が見えることもある。
恋が放った一撃は、そういう一撃だった。
烈海王の顔は変わらない。苦痛にうめく顔にならない。
金玉を体内に収納してしまう技、吊り鐘隠し――琉球空手ではコツカケと呼ばれる技法を使っていたのだ。
恋の身体をゾクリゾクリと甘い痺れがつらぬいた。
――もっと上でも……!
恋は右の親指をたて、喉を突いた。
そして、烈海王の右腕を左手で掴む。
身を回し、自分の腰を烈海王の腰につける。
そして、投げ。
本能的な動きだった。
こうすれば、人が崩れる。こうすれば、人が浮く。
恋にそんな知識は、まるでなかった。
それでも、本能的なゆえに
仏骨投――
少林寺に伝わる投げ技である。
本来ならば体捌きで投げる技だが、それは安全を考慮しているのも大きい。
恋のように柔道の背負い投げのように投げることで、仏骨――喉に相手の全体重がかかる。
自分の親指が折れる可能性もあるが、相手を殺せるということを考えれば安い犠牲だ。
「ぬう……ッッ」
恋は耳元から、烈海王の声を聞いた。
ためらわない。
殺すつもりだ。
投げ抜ける。
軽い。
布だけを投げたようだ。
事実、掴んでいたのは服だけだった。
烈海王は掴まれた服からスルリと抜け出したのだ。
――背中……! とられ……っ!
恋はスグに掴んでいた服を手放し、左の裏拳を放ちながら烈海王の方を向いた。
地面を蹴る音がした。
烈海王が飛び、後退したのだ。
「よく
「……なら、それ……使う……?」
恋は烈海王を見ながら言った。
正確には、その背後のものを見て言った。
「
烈海王は背中に帯で巻きつけていた青龍刀を抜いた。
そして、身体に巻いてある帯を脱いだ。
「わたしは使わん」
烈海王はそう言い、青龍刀を恋に向かって投げた。
重い音をたて、青龍刀が恋の一歩前に落ちる。
「使うといい」
「…………」
良いの?
と、問いかけるような目で、恋は烈海王を見た。
「気に病むな。わたしも刃を抜く」
そう言い、烈海王は靴に手を伸ばした。
靴を脱いで、素足となった爪先を恋に向ける。
「この意味……拳法家が素足になるという意味はワカるか?」
「……本気」
「ああ……そういうことだ。武器を……青龍刀使えばいい」
「…………」
「武器がいかに優れていようと、触れなければ意味はない」
「……使わない」
「そうか」
「花山に、恋の武器は壊された……。その時、恋は敗けると思った……」
恋はそう言い、一息吸った。
「それじゃ勝てない……。勇次郎に勝てない。素手の拳法家くらい、素手で倒せないと……ダメ」
「――――」
「たかが拳法家……素手で倒せないと、ダメ」
「成る程――鬼神・呂布……」
「っ!」
恋は息を飲んだ。
来る!
そう、直感した。
「キサマを――全身全霊にてッ! 叩き潰すッッッ!」
「烈海王……っ!」
恋は、これから襲い来るであろう烈海王の猛攻を想い、構えた。
弐
なんという猛者だ。
この少女――呂布は、俺の拳に蹴りに対応している。
この時代では、誰もが知らぬ技術を用いているにも関わらずに、だ。
蹴りを受け、拳を避け、急所を外す。
なんという技術。
中国武術を知らずして、ここまで捌けるとは……ッッ
他の海王に、これを捌けるものがいるか?
いないだろう。
この少女は、今のレベルでも十分、海王たる資格はある。
中国武術四千年をして天才と呼ばれる者の全力を捌き、なお打ち返してくる。
当然だろう。
才で見れば、この少女の方が俺よりも上だ。
三国志にて最強と言われる武将だ。
上でないほうがオカシイ。
嗚呼……。
たまらぬ……ッッ! この至福……ッッ!
この技で終わってくれるなッッッ!
捌くのかッッッ!?
この蹴りも捌くのかッッッ
来るッッ
拳!
俺の手が動く。そして、拳の起点を潰す。
それでは止まらない。
すでに懐深くへと踏み込んでいる。
蹴り上げた。
アゴをだ。
当たる。
触れた。
衝撃。
ないッッ!?
呂布のアゴが足先から消えたッッッ!?
否ッッッ! 受け、その衝撃を逃したのだ。
いや、当たる瞬間に、その方へと飛んだのだ。
消力ではない!
少女が地に両足をついた。
顔には笑みがある。
来る。
笑みを浮かべたまま、呂布は踏み込んできた。
左手が動いた。
払う。
外れた。
腕に力が無い。
スルリと払う腕を避けた。
呂布の左手は拳ではなかった。
掌。
その手が、愛おしむように、軽く俺のアゴ先をなでた。
瞬間。
視界が回った。
頭が首を中心に、回っているのだろう。
脳――震――盪……ッッ
視界が融けだす。
我以外……。敵……景色……全て融ける。
終わらない。
蹴 っ 。
腹。
る。
を つ。
打。
意識が、戻る。
打撃か。呂布の打撃か。それが気付けになった。
呂布が屈んでいる。
そうか。俺が腹を打ったのか。
今だ。
打。
あご。
意 とぶ。
蹴。
後 に
ま
眼
呂 って
闇。
だが
蹴
掴 。
落
膝 肘
!? 。
、 。
呂 闘 至福
打顎六連撃……ッッッ!