永遠に彷徨う兎   作:舞風

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プローグ的な感じなので一話目のみ文字数が少ないです
二話目以降は基本5000文字以上の話となりますゆえどうか一話目のみは許してください



一話

 

神様は私に願いを聞いた

 

『どんな人生を歩みたい?』

 

私は願った。自分のしたいことを

 

『いいでしょう、叶えてあげましょう』

 

そして私は行ってみたい世界についた。

 

 

私が願ったのはFateの世界。純粋に好きだった世界に行って魔術に触れてみたい、原作で出てきた世界を見てみたい、実際に原作に関われなくてもいい見れるのならば。という気持ちだったのだが、気が付けば私がいた場所は竹林。

何処だかわからず一先ず歩き回るが、何処を見ても出口が見つからず永遠と彷徨い続ける。道のようなものは一切なく唯只管(ひたすら)に生えている竹の間を通り過ぎていくが景色が変わる気配は一向にない。しばらく歩いてから自分自身に違和感を感じた。

 

神に転生させてもらう前はごく一般の女子高生。髪は校則で肩より上で胸はCカップ程度で大きくはない、眼鏡をかけていてバレーが趣味の女の子。しかし今は腰のあたりまで伸びる長い髪の毛、頭にはウサ耳、知らない高校のかわいらしい制服(ブレザー)。

胸も前世よりも大きく髪の毛の色も全然違う。違和感しかない、しかし鏡が目の前にあるわけではないのでちゃんと確認ができない。混乱気味の私の頭に何やら情報が流れ込んでくるかのような感覚がした。それと同時に頭の中が少しズキッ、と傷んだ。

 

頭の中に入ってくる情報は聖杯戦争や現代の知識についてだった。ある程度情報が終わった後に私は気が付いた、いや今頭の中に入れられた情報に嫌でも知らされたのほうが正しいだろう。

 

自信が従者(サーヴァント)であることに。

そして名前が某同人ゲームに出てくる兎であることに

 

その名前を聞いた(知らされた)瞬間に体のあちこちを確認するがどれもがあの兎とほとんど同じ容姿であることがわかる。

急に頭の中に情報が入ってきたことに関してもパニックを覚えているが、どちらかと言えばあの兎になっていることがパニックの原因である。体のあちこちを手で触って確認したり、頭を抱えながらどうにかして頭の中の情報を知りしようと頑張っているとある異変がまた起きた。私の体は粒子状になって徐々に消えていった。足もとからすこしづつ消えていくが足の間隔はちゃんとある、地面についている感覚があるが其処に足がないのだ。

 

先ほどの情報で私自身が聖杯戦争に呼ばれいるのだと直ぐに解るがそれでも初めての事なのでパニック状態がより一層ひどくなった。大声で「やめて」「消えないで」「助けて」等を叫ぶが聞き入れてくれるものなどだれ一人ここにはいない。抵抗虚しく顔まで粒子状になった時には先ほどの竹林とは違う景色が見えていた。

 

薄暗い部屋の中、目の前には偉そうな中年のオジサン。私を見た途端少し顔を歪ませながらも私に近づき『貴公はかの英雄、ジャンヌ・ダルクであるか』と聞いてきた。違うので一応先ほど知った自分の真名を答えると激しく怒り狂った。自分の狙った英雄と違うものが出てくれば当然だろう、それも知らない英雄(?)なのだから。その後、マスターの命令に従い一応戦いへと向かったが英雄を目の前にした途端、恐怖が私を支配した。戦いを知らない元日本人の女の子が急に戦えるわけないだろう。すぐに逃げ出そうとしたがその隙を敵の自慢の槍で心臓を貫かれあっさりと絶命した。

 

 

 

そして気が付けばまた竹林へと戻っていた。

 

横たわっていた私は上半身をすぐに起こし、貫かれた心臓あたりを何度も気が狂ったように触った。服を剥ぎ取るかのように脱ぎ捨て確認したが、先ほど殺されたのが嘘のように綺麗な体だった。傷など何処にもない玉のような肌であることが一目瞭然である。私はさっきのは夢だと思い込み、荒い呼吸を少しずつ整え上半身を倒し横になった。考えを整理して今はとりあえずこの竹林を出ることを第一目標としてその後はどうするかを考えた。

―――――この時私は竹林から出られないということを先ほど頭の中に入れられたのに忘れていた。

 

暫くして、考えがまとまったので取りあえず第一目標をクリアしようと立ち上がり行動しようとしたら頭の中に聖杯戦争と現代の情報が再び流れてきた。

 

『先程のことは夢ではなかった、また私は聖杯戦争に呼ばれる!?』

 

再び私は恐怖にかられ、急いで走ったがそれに意味はない。徐々に消えていく足、消えているのに走ることができるが今はそんなことを考えている余裕はない。

 

『誰か助けて!』

 

と再び誰かを求めて叫ぶがその願いは誰かに聞いてもらうことはなかった。

 

 

――その竹林には彼女以外に存在しないのだから

 

――この竹林は英霊の座

 

――神が彼女の為だけに作った英霊の座は彼女以外に存在するはずもなく

 

――これから先何度も彼女が訪れるであろう場所なのだ

 

――英霊の座であるがために逃げる場所など何処にもない

 

――彼女にとって此処は家も同然の場所なのだから

 

 

そして気が付けば足もとには魔法陣、目の前には先程とは別の若い男が立っていた。今度の若い男は私を見てガッツポーズをして私の真名を聞いてきた。この光景に涙を流すがその行為で現状が変わるわけでもない、これから待っているものは先程と同様にあっさりと殺されてしまった戦いなのだから

 

私の第二回目の聖杯戦争が始まった。

 





Fate/zeroのサーヴァント系二次創作って大体が原作キャラに憑依するものが多いのとハッピーエンド物多いしまた違った作品書きたいなぁって思った

正直この作品はオール・ユー・ニード・イズ・キルみたいな作品です。違うところは死んだら同じ成敗戦争を繰り返すのではなく死んだらまた違う聖杯戦争を行うことになるということです。
ループ物ってよくあるし何回も同じシーン書くと読んでる人も飽きちゃうんじゃないかなって思ったからループ物やめました。
まぁこの作品いろんな聖杯戦争を描くんじゃなくて3話目ぐらいからzeroの聖杯戦争かくんだけどね
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