正直ニコニコの動画投稿とこっちの小説を両立するのは
難しいです
「ところで・・・まだ名乗っていなかったな」
「私は、日本国海軍佐世保鎮守府司令の戸高一(とだか はじめ)中将だ、よろしく」
20代後半から30代前半に見える男、提督はそう名乗った
トダカという単語が耳に入った瞬間あの艦長の顔が浮かんだ
あの人が若かった時はこんな感じだったのかとも思ったが
名前で連想してそう見えるだけかもしれない
「どうかしたかい?」
「い、いえなんでもありません、すみません」
どうやら顔に出ていたようだ
あわてて取り繕う
「ところで・・・ですね・・・いまは何年何月ですか?」
「変かもしれませんけど・・・」
提督は机のにあった言われなければわからないような
シンプルな黒いパタパタ時計を黙って回し、こちらに向けた
2016/11/21
14:46
文字盤にはこう示されていた
パタっと音を立てて6が7に変わった
「えっと・・・西暦、です、よね」
「ああ、そうだ」
「ちょっと・・・・考えさえてもらっても、いいですか?」
提督は静かにうなづいた
それから数分が立ち気分が落ち着いてくると
ポツリポツリと、自分の知っていることを言った
提督は、静かに聞きいてくれた
「・・・・・これが、私の知っているすべてです」
「うぅん・・・なるほど」
提督はしばらく考えてから
「深海棲艦、って知っているかい?」
そう聞いた
[深海棲艦]聞いたこともない
字から察するに潜水艦の一種なのだろうか?
しかし、棲とくには生物のようにも思える
「なんなのですか?それは」
「君がここに来る前、化け物と戦っただろう」
「あれがそうだ」
「やつらは7年前に出現したんだ」
やがて提督が語りだした
2010年1月ごろ
ハワイ沖や大西洋の真ん中で次々に行方不明になる
民間船が続出した
2010年4月
アメリカ海軍が警備のため艦艇を派遣したが
あっけなく「撃沈」された
二隻の駆逐艦の一隻が最後に緊急で送信した映像には
ハンヴィーを一回り大きくしたぐらいのサイズの
海を自在に駆け回る黒い化け物と
其れの口から吐き出される砲撃であっけなく爆沈する僚艦の映像がうつされていた
これはインターネットで瞬く間に広まり、世界中が知ることとなった
各国が対応を急いでいる間に深海棲艦はどんどん版図を拡大し、日本の領海に迫っていた
2010年6月
急遽海上自衛隊の3個護衛隊群と横須賀を母港とする第7艦隊の一部からなる
空母1、軽空母2、巡洋艦3、駆逐艦30隻の計36隻の日米連合艦隊が防衛線を張った
しかし、人程度から大型車両程度のサイズでありながら
艦砲とほぼ同じ威力の砲撃と様々だが実際の艦艇サイズの硬さがある深海棲艦は
当初は重大な脅威だとされていたが、目視照準レベルの命中精度に誘導兵器を一切使わない
事から、アウトレンジでミサイル攻撃すれば問題ないとの見方が徐々に強まっていた
そのような状況で始まった西太平洋海戦は人類の大敗北に終わった
日米連合艦隊は総戦力の4割にあたる14隻を損失し
さらに10隻が戦闘不能の大損害を被り
それ以外の艦も何かしらの損害が出ているというありさまであった
しかも沈んだ艦の中に米軍の誇る世界最大の艦艇、ニミッツ級空母すらも入っていた
なぜこのような損害が出たのか
それは、深海棲艦が、艦載機を搭載した多数の空母を投入してきたからだった
深海棲艦の航空機は、人間の枕を3つ重ねたほどのサイズであり、
しかもそれが何百という規模の編隊をくんで攻撃してきたのだ
いくら神の盾イージスシステムといえども、そのような小型の物体が多数押し寄せては
対処ができなかった
そして、艦載機の兵装もまたサイズが小さいにもかかわらず、本物の爆弾と同等の威力があった
液体糊の容器ほどのサイズの爆弾でも、日米が世界に誇るイージス艦は簡単に大破し
片舷にペットボトルロケットより小さいの魚雷が何発も命中し、さらに爆弾を十何発も
当てられた原子力空母は大火災を起こしながら傾き、海の底に消えて行った
こうして人類の最先端科学の粋を投じて作られた兵器の数々は沿岸の浮き砲台程度にしか
役に立たないものとなった
そのまま日本列島に迫る勢いだった深海棲艦の大艦隊は、日米艦隊が港に引きこもると
小集団に分かれて南下していった
2010年8月
その先であっさりと負けた日米を馬鹿にするような発言を繰り返し、軍事力が弱体化したのをいいことに
版図を一方的に広げていた中国と戦闘が起こった
だがあんなに偉そうにしていた中国海軍も大損害を被った
ただ、日米の戦いを見て警戒していた分損害はわずかばかり少なかった
世界の三大海軍(正確には海軍ではないが)がズタズタにされたのを見た東南アジア諸国は沿岸防衛に徹し、
できるだけ気を引かないようにすることでたいした被害を免れた
2011年1月
深海棲艦はシーレーンを完全に封鎖し、石油が一切入らなくなった日中は物価が急上昇した
石炭が採れる中国はともかく、化石燃料が一切でない上、メタンハイドレートも
海が封鎖されていれば技術があっても採掘出来なかった日本は経済が大打撃を受けた
2011年3月
東北と関東地方を中心に大地震が発生したことで大パニックになった
地震で原発事故が起きたにもかかわらず、日本国内では石油不足からくる電力不足を解消するために炉の稼働率を
どんどんあげるという以前では考えられない事態が起きた
2011年5月
沿岸警備中だった海上自衛隊の護衛艦が、漂流する少女を救助
その後、そのような事件が続々と発見された
2011年8月
その少女らは、口々に深海棲艦を倒せる等の証言をしたため
海上自衛隊の監視の下検証したところ、
あっさりと深海棲艦の駆逐イ級を撃沈した
このころ、ドイツ・イタリアでも漂流中の少女が発見される
2011年10月
少女らに戦意があることなどから戦力運用を考え始めた自衛隊は
効率的な運用等のため、研究を始める
2012年4月
少女らは正式に「艦娘」と呼ばれるようになり
国会で審議が始まる
2012年8月
国会では散々議論になったが
艦娘は70年以上前の第二次世界大戦の海軍の艦艇について関係者でないと一切知りようのない
事を知っており、実際に生存していたわずかな乗員の証言もあった
政府からはこの理由として帝国海軍が非公式に少女を艦艇に乗せていたが
撃沈された際に酸素の残っていた艦内の一部にに閉じ込められ冬眠状態になっていたところを
深海棲艦との戦闘で海面に出てきたという信じられないような説を出した
また、このことから外見はどうであれすでに70歳以上であり、本人にも戦闘に参加する意思があるのだから
戦闘をしても問題ないと主張した
自衛隊から国防軍へ改正や艦娘の戦闘への投入についての国民投票では
賛成が過半数を越したため可決された
これにより、すでに進んでいた艦娘の戦力整備や後方支援に関する研究が公式に
スタートした
2013年4月
横須賀、呉、佐世保、舞鶴、大湊の五か所に
艦娘部隊の拠点が完成し作戦行動が開始された
2013年4月23日
横須賀鎮守府所属の第一艦隊が深海棲艦の艦隊を撃破
これを機に、日本の深海棲艦への反撃が始まる
2014年3月
ドイツでも艦娘の運用が始まる
2015年4月
イタリアで艦娘の運用が始まる
2016年11月
現在
日本は近海の制海、空権をほぼ掌握し
限定的ではあるが漁業や
沿岸の近い位置にあるメタンハイドレートの採掘なども始まっている
また、アメリカでも艦娘の運用準備が整いつつある
これが対深海凄艦戦争の歴史だそうだ
提督は丁寧に艦娘についても語ってくれた
未確認ではあるがほぼ確実にタケミカヅチも艦娘であるということも教えてくれた
「しかし・・・・・そんなこと私は聞いたこともありません」
「そうだな、僕も君の言っている歴史とはちがうようだな」
「もう少しで第二次朝鮮戦争がはじめり北朝鮮は併合されるのだろう」
「だが、第二次朝鮮戦争はすでに始まっているぞ」
「もしかすると・・・ですね、私のいた世界とこの世界は違うのではないでしょうか?」
もしそうだとすればどうなってしまうのだろう
「並行世界とかいうやつか?まあありえないではないな」
提督はあっさりといった
「信じるのですか?」
「少女が海の上をはしって戦う時代だなんだ」
「深海凄艦とかも想像すらできなかったからな」
「ありえない話ではないとおもうが」
まあそうかもしれない
「そうですね」
「ところで、君は我々日本海軍に入らないか?」
「近海は制圧できたといえまだまだ深海凄艦だらけだ」
「日々の生活に困る人も多い」
「協力してくれないか?」
「もちろん、正式な艦娘としての登録するが」
「いまの君はこのままでは不法入国者だ」
ああ、そうだったな
しかし、あっさり入れるのか?
「こんなあっさり入れるのですか?」
「艦娘は戦闘後にひょっと現れることがまれにあるからね」
「別に問題ないと思うが」
どうしようと一瞬惑った
ただ、人を守ることができるのなら
「お願いします」
「ありがとう」
提督が手を差し出してきた
しっかりと握り返した
「改めましてタケミカヅチ級大型機動空母タケミカヅチです、よろしくお願いします」
まあ今回は書くことがないですね
PC変わってキーボードも変わったんで
誤字、脱字があるかもしれません
2mmぐらいキーの位置が違うだけでも結構大変です