さとりの小説紀行。   作:つらいむ

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さとりが失踪したその先のお話。
さとりは最終的にどんな小説を書くんでしょうかね


さとりの小説紀行。永遠亭

「あ!!さっきの手紙読まないと!!」

こいしはそこにある手紙を手に取り読んでみた。

 

「こいしへ。お姉ちゃんちょっと失踪するから後のことよろしくね( ๑>ω•́ )۶映姫には旅に出るって言っておいてね。原稿は出来上がり次第送るから。よろしく。 さとり」

……

「うわぁ…お姉ちゃん。またまた失踪したよ…しかも絵文字を書いてる所ふざけてるし…まぁいいや。とりあえずこの事を映姫さんに伝えないと。」

 

一刻も早く失踪したという事を伝える為、映姫が待っている部屋にこいしは足早に急いだ。

 

「映姫さんっ」

「お姉ちゃんが急に旅に出るって失踪したよ!!」

 

映姫は急に大声を出して部屋に来たこいしにびっくりして飲んでいたお茶を吹き出した。

 

「な、何ですって!?」

「さとりが失踪したですって!?」

「あの馬鹿…何考えてるのかしら?見つけたら直ちに丸一日説教しなきゃ。」

 

とりあえずこいしは怒っている映姫にさとりの置き手紙を見せた。

 

「………。」

「もう呆れて喋れないわ…」

「しかも手紙に絵文字書いてるし…」

「明らかに馬鹿にしてるわね。」

 

部屋には秒針の音が鳴り響く…

 

「私、あの馬鹿見つけに行きます。」

「もうこれは3日説教しないといけないようなので!!」

 

そう言うと映姫は鞄を手にし部屋を後にした…

 

「……とりあえずこれからどうしようかな~」

「あ、お燐とお空達にご飯あげなきゃ!!」

 

そして、こいしは少し早い夕食の準備をし始めた。

 

《迷いの竹林》

誰がそう名付けたのだろうか?

本当に迷うのだろうか?

そして永遠亭という家?があるらしいのだがこんな変な所にあるのだろうか?

心の中でそう思っていたさとりの前に1匹の兎が飛び込んできた。

 

「!?」

いきなり現れたうさぎに驚いたさとりだったがさとりは動物が好きなのでうさぎを愛おしく見ていたのだが。

うさぎは何かを急ぐように竹林の中に去っていった…

 

さとりはさっきは驚きで気づかなかったが何故こんな所にうさぎが?と疑問に思いうさぎの後を追うことにした。

 

さとりはうさぎを追いかけながら外の世界の書物を思い出した…

そう。こうやってうさぎを追いかけていたら未知の世界に少女が迷うお話を…

 

さとりはそんな訳無いだろうと考えを止め、うさぎを追いかけるのだけを集中した。

 

どれくらい経っただろうか…竹林に着いてから恐らく2時間は経っているだろう…

うさぎは見失い…周りには竹が方向感覚を狂わせるように生えている。

さとりはとりあえず戻っても無駄だと思い、再びうさぎが行ったであろう方向に進み始めた。

 

「!?」

 

竹林をずっと歩いていると光が奥から差し込んでいた。

さとりはようやく竹林を抜ける事が出来ると思い、夢中で走った。そこにはさっきまで竹林だった事をも忘れさせるぐらいの神秘的で古めかしい屋敷が建っていたのだった…

 

急に現れた屋敷に戸惑いながらもさとりは恐怖心より好奇心が勝り、屋敷に誰かいないか確認する為、正門前に立ったさとりはこの屋敷に似つかわしくない呼び鈴を押し誰かいないかを確かめてみた

 

「……」

 

やはり応答がないと諦めかけたさとりだったが

 

「…はーい。どちら様でしょうか?」

 

そう言ったのは偉く若々しい声をした女性だった。

 

さとりは応答に対しここに迷った旅人です。助けて下さい。と持っていた機械音声にする機械で対応した。

 

「…あ、そうですか~ちょっと待ってて下さいね」

 

そう言って少女は何の疑問を持たずに正門を開けた。

 

「……」

 

さとりはいきなりの機械音声に怪しいとは思わないのだろうかと思いながら正門を潜った。

 

玄関前にはうさ耳を付けた自分よりも身長が数十cm高い少女が立っていた。

 

「あ、旅人の方。いらっしゃい。お疲れでしょうからどうぞ家の中にお入り下さい。」

 

そう言って家に入ったさとりは迎えてくれた少女は

 

「どうぞこちらです。お部屋に案内しますよ」

 

そう言われたのでその少女の後をついて行った。

 

屋敷の中は木造で心地のよい雰囲気の屋敷だ。そう思っていると少女が

 

「ここはこんな所にありますが旅人さんは珍しく無いのですよ~こうして来る旅人さんには疲れを癒すために泊まって貰って居ます。」

「あ、申し遅れました。私は鈴仙・優曇華院・イナバと言うものです。」

「長い名前ですので鈴仙と気軽にお呼び下さい。」

 

彼女の名前は鈴仙と言うそうだ。

自己紹介をしてくれたのでこのままでは失礼だなと思いさとりは持っていたペンとスケッチ用の紙で古明地さとりと言うものです。さとりとお呼びください。と書き鈴仙に見せた。

 

「さとりさんって言うのですか~」

「失礼ですがさとりさんのご職業って何ですか?」

 

そう言われたので紙に小説家です。と書き鈴仙に見せた。

 

「小説家さんですか~凄いですね~もしかしてかなりの売れっ子作家さんだったりして」

「あ、そうこうしてるうちにつきましたよ~」

「さとりさん、今日はここを自由に使ってください」

「ここには私を含む4人が住んでますがここは空いているのでゆっくりと疲れをとってください。」

 

さとりは紙にありがとうございます。と書き、お辞儀をした。

そういえば鈴仙さん以外の人はどんな人なんだろう?と思ったが今日1日の疲労を回復する為の睡魔が襲いかかりさとりは目を閉じた…

 

こうして、さとりは迷いの竹林の不思議な屋敷に泊まることになった。

 

「鈴仙。あの旅人さんはどういった方でしたか?」

 

「少し変わった人でしたけどいい方そうですよ?」

「小説を書いてるとかなんとか…」

「話が合いそうですね!!輝夜様。」




pixivにも投稿していますが前話と共に少し内容変更がありますね。
基本的にpixivからここに投稿しているのでpixivは試作ですね。
次も永遠亭のお話になりますね。
映姫さんはどこに行くのやら。
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