アリサ「準一と和人は、以前から魔導師、つまり魔法使いみたいなもので、なのははこの前なったばかり。そしてそれを隠していたと。」
準一「そうだ。」
すずか「なのはちゃん、巻き込みたくないって気持ちは嬉しい。けど、大好きな友達が危険な目にあってるのを知らなかったのはすごく悔しいんだよ?」
なのは「うん、ごめんね?すずかちゃん、アリサちゃん。」
アリサ「ふん、次からはちゃんと話しなさいよね!」
すずか「でも、お互い様だったかな?私もなのはちゃんに秘密にしてたことがあるの。」
なのは「え?」
アリサ「ちょっ、すずか!?」
すずか「良いの、アリサちゃん。いずれ話そうと思ってたことだから。準一君達も聞いていて。」
準一「ああ。」
和人「わたった。」
すずか「私を含めた月村の一族は、〈夜の一族〉っていう吸血鬼なの。」
なのは「き、吸血鬼!?」
準一「ほう。」
和人「ふ〜ん。」
すずか「準一君達はあまり驚かないんだね。」
準一「そういった存在と関わったことがあるからな。」
和人「地球では珍しいけどね。」
アリサ「地球ではって、どういう意味よ。」
準一「俺たち魔導師の使う魔法には〈転移〉と言って、別の場所に移動するものがある。そしてその移動先には、異世界も含まれる。」
アリサ「こことは違う世界が存在するっていうの!?」
和人「それも無数にね。」
アリサ「現実味がなさ過ぎてついていけないわ・・・。」
準一「話しを戻すが、すずか。人の血を吸っているのか?」
すずか「輸血用の血をね。でも、人から直接吸ったことはないよ。吸血衝動も抑えられているし、その頻度も少ない。」
なのは「アリサちゃんは知ってたんだね。」
アリサ「知ったのは、偶然、すずかの家の人が話してたのを聞いてね。それからすずかから直接聞いたわ。なのはに嫌われるんじゃないかって相談も受けてた。」
なのは「そんな、関係ないよ!すずかちゃんはすずかちゃんなんだから。私達3人、ずっと友達でしょ?」
すずか「・・・うっ、なのはちゃん・・・。」グスッ
アリサ「もう、泣かないの。言ったでしょ?なのはならこう言うって。」
すずか「うん!」
準一「話しはまとまったようだな。お前はお前だ、すずか。」
和人「これからもよろしくな。」
すずか「ありがとう、2人共。」
アリサ「それから準一と和人にお願いがあるの。」
準一「何だ?」
アリサ「私とすずかも魔導師になれるよう、魔法を教えて。」
和人「・・・はい?」
準一「本気か?」
すずか「うん。私達もなのはちゃんの力になりたいの。」
アリサ「守られてばかりなんて、まっぴらごめんよ!」
なのは「アリサちゃん、すずかちゃん・・・。」
準一「まぁ、2人も敵の標的になる可能性がある。身を守るすべは持っていた方がいいか・・・。」
和人「なら、あれのテストにちょうど良いんじゃないか?」
準一「そうだな。明日、なのはの家に行く約束があったな。その前に2人に渡したい物がある。」
こうして、少年、少女達の物語が進んで行く。