魔法少女リリカルなのは〜魔眼の転生者〜   作:雪歩P

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第11話

準一「ハァ、何故こんなことに・・・。」

 

現在、高町家にある道場にいる。なのはの兄である恭也さんに試合を申し込まれ、辞退しようと思ったんだが、

 

和人「いいですね、やりましょう!」

 

和人が若干バトルマニアだったことを失念していた。というか、恭也さんもそうなんだろうな・・・。

 

なのは「にゃはは・・・、ごめんね準一君。」

 

準一「いや、いい。断り切れなかったのは俺だ。それより、3人共よく見ておいた方がいい。」

 

なのは、アリサ、すずか「うん(ええ)。」

 

高町家の人には魔法について話してある。それでも思っていた程の驚きではなかったことから、この家が非日常に関わっている感が否めないが。

 

和人「それじゃ、最初は俺からお願いします。」

 

恭也「ああ、遠慮なく来てくれ。」

 

和人は竹刀を1本、恭也さんは二刀用の竹刀を両手に持って構える。

 

俺は目を写輪眼に切り替えた。

 

士郎「では、初め!」

 

開始と同時に両者共接近、凄まじい剣戟の応酬が始まった。これは速すぎて3人には厳しいか・・・。

 

すずか「2人が凄いっていうのは分かるんだけど・・・。」

 

アリサ「速すぎてわけわかんないわよ!」

 

なのは「うう、目で追えないくらい動きが速いの。」

 

準一「今はそれでいい。まずは2人の打ち合いを肌で感じるところからだ。」

 

アリサ「そういえば気になってたんだけど、準一のその不気味な目はなんなの?」

 

準一「これは〈写輪眼〉といって、洞察力が高く、相手の動きを見極める。まぁ、他にも特殊な力があるが、今はあの2人の動きをよく分析するために使っているんだ。」

 

すずか「どっちが優勢なの?」

 

準一「若干だが恭也さんの方が優勢だな。体格差、手数の差が要因だが、プレッシャーを与えているのは和人の方だな。」

 

なのは「どうして?」

 

準一「体格差や手数の差があるのに、2人に大きな差がないということは、それだけ和人の実力が高いことを知らしめている。もちろんパワーや手数で全ての勝敗が決まる訳じゃないが。」

 

ユーノ「でもこのままいけば・・・。」

 

準一「和人のジリ貧だな。」

 

 

 

 

 

恭也「そろそろ、ケリをつけようと思うんだが、どうかな。」

 

和人「ええ、望むところです。」

 

恭也「では、行くぞ!」

 

そして、瞬間移動のように一瞬で間合いを詰め、二刀をクロスさせるように切り上げた。それを、

 

恭也「な!?」

 

同じく和人も瞬間移動のような速さで後方に避け、

 

和人「はぁっ!」

 

右の水平切りから始まる、高速3連撃を放った。

 

恭也「ぐぁっ!」

 

2発目まで捌くも、3発目の垂直斬り下ろしが命中した。

 

士郎「そこまで!」

 

すずか「和人君の勝ち?」

 

準一「そうだな。」

 

なのは「お兄ちゃんに勝っちゃった。」

 

アリサ「和人がここまで強かったなんて。」

 

ユーノ「でも2人共凄かったよ。」

 

士郎「大丈夫か?恭也。」

 

恭也「ああ。最後の一撃はわざと浅くしてくれたみたいだ。完敗だよ。」

 

士郎「しかし、和人君も〈神速〉と同じ高速移動ができるとは。」

 

和人「こっちが使ったのは〈瞬動〉っていうんうですけどね。ちなみに準一も使えますよ。」

 

恭也「最後の攻撃は?」

 

和人「〈サベージ・フルクラム〉っていう、俺が使う3連撃剣技です。本来は魔力でブーストするものなんですがね。準一との試合はどうしますか?」

 

恭也「いや、次の機会にするよ。君達の相手をするには万全の状態じゃないと厳しいようだからね。」

 

士郎「それじゃあ店に戻るとするよ。桃子達に任せっきりだからね。恭也は休んでいてくれ。」

 

 

 

 

こうして高町家との最初の触れ合いは終わった。翠屋に戻って食べたケーキとコーヒーはとても美味しく、今後も通うこととした。

 

試合は遠慮したいんだがな・・・。

 

 

 

 

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