長瀬宅早朝
準一「さて、行くかな。」
準一は毎朝ランニング、その後とある場所を訪れている。
剣術の師、比古清十郎の住む山中の一軒家である。
準一「師匠、本日もよろしくお願い致します。」
比古「来たか、もう1人の馬鹿弟子も少しは見習って欲しいもんだな。」
準一「緋村さんなら今も自分で稽古してるんじゃないですかね。俺の兄弟子であり、愚直な方ですから。」
比古「まぁいい、今日は能力は一切使わずに己の身体能力のみでの稽古をする。俺に一撃入れてみろ。」
準一「はい。では・・・行きます!」
そして、その山中に木刀同士のぶつかり合う音が何度も響き渡った。
準一「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・。」
比古「今日はこのくらいだな。ほれ、さっさと帰らねぇと学校に間に合わないんじゃないのか?」
準一「はぁ、はぁ・・・はい。ありがとうございました。」
比古「それと、何度も言うが剣術は殺人術。しかし飛天御剣流は時代の中で人々を救っていくものだ。お前の進む道をとやかく言う気はねぇが、踏み外すなよ?」
準一「ええ、わかっています。」
比古「ならいい。ほら、さっさと行け。」
私立聖祥大附属小学校3年
準一「おはよう。」
和人「おはよう準一。今日も朝から修行か?」
準一「ああ、お前のように剣の才を持っているわけじゃないからな。修行の毎日だよ。」
和人「お前が言うと嫌味にしか聞こえないぞ。それに俺とお前じゃあ剣の性質が違うだろ。」
準一「確かにな。」
桐ヶ谷和人、クラスメイトであり、魔導師としての俺を知る友人、魔導師でもある。
アリサ「えぇ!?あんた達、剣術を習ってたの!?」
すずか「なのはちゃんは知ってた?」
なのは「ううん、全然知らなかったよ。」
アリサ・バニングス、月村すずか、高町なのは。3人は昔から仲が良かったらしく、いつもいっしょにいる。
準一「知り合いに剣の先生がいてな。小さな頃から習ってるんだよ。」
和人「俺はゲームの影響で興味が湧いてね。まぁ我流何だけど。」
アリサ「我流って、1人でやってるってことでしょ?本当に出来てるの?」
準一「ゲームといってもVRMMOでの体験を元にしてるからな。それでもあの技量は凄まじいが。」
和人「だからお前が言うな・・・。」
すずか「VRMMOって、バーチャルリアルを売りにしてるあの?」
準一「ああ。和人は生粋のゲーマーでもあるからな。」
なのは「ねぇねぇ、2人共なのはの家に来ない?」
和人「高町の家?」
なのは「うん。私の家って道場があるんだけど、お父さんとお兄ちゃんとお姉ちゃんが剣の稽古もしてるの。きっと話しも合うと思うの!」
準一「いや、俺は・・・」
アリサ「いいはね。実際あんた達の腕前も見てみたいし。」
準一「待て。行くとは・・・」
なのは「じゃあ今度の週末に、なのはの家がやってる喫茶店翠屋に集合ね!」
準一「・・・はぁ、わかったよ。」
すずか「あははは・・・ごめんね、長瀬君、桐ヶ谷君。」
準一「いいさ。久しぶりに和人の腕前も見てみたいしな。」
和人「こっちこそな。」
こうして、週末に高町の家に集まることとなった。