和人「へぇ、昨日そんなことがあったんだ。」
翌日、クラスで会った和人に昨夜の事件について話した。
和人はVRMMOにダイブしていたらしく、気付いた時には全て終わったあとだったとのこと。
準一「まったく、家が襲撃される事態を考えたことはないのか?」
和人「いや、自宅にはもちろん備えはしてるさ。家族もいるし。でもこの世界にそんな奴が現れるなんてなぁ。」
準一「やれやれ・・・!この話はまた今度にな。」
すずか「ねぇ、2人共ちょっといいかな?」
和人「いいよ。何かな?」
アリサ「郊外の公園で爆発事件があったらしいのよ。面白そうだから見に行かない?」
準一「(戦闘の痕跡を残したままか。あいつは失敗したのか?)爆発?」
なのは「うん。でも何があったのか全然わかってないんだって。」
準一「面白そうだな。和人は?」
和人「俺もOKだよ。」
アリサ「じゃあ決まりね!放課後そのまま行くわよ!」
準一(あいつはどうなったか。少しは情報が集まるといいが。)
なのは「ほぇ〜。」
アリサ「何よこれ。」
すずか「みんなボロボロ。」
公園についたものの、地面はえぐれ、木々は倒れ、その景色に3人は驚愕していた。
和人(確かに魔力の残滓がある。はぁ〜、こっちは平和だったはずなのにな。)
[誰か・・・。]
準一、和人、なのは「!」
和人[準一。]
準一[ああ、俺も聞こえた。]
なのは「え、今・・・?」
準一「!(高町も聞こえたのか?)」
すずか「なのはちゃんどうかした?」
なのは「今、声が聞こえたの。」
アリサ「声?すずか聞こえた?」
すずか「ううん。気づかなかったけど。」
[誰か・・・]
なのは「聞こえる。こっち!」
アリサ「ちょっ、なのは!」
すずか「なのはちゃん!」
3人は木々の奥へと走って行った。
和人「いいのか?準一。」
準一「ネロ・カオスらのシナリオがまだ読めない。ここは様子見だな。」
そして、高町達は小動物を抱えて戻って来た。
和人「これって、フェレット?」
すずか「多分そうだと思う。でも怪我してるみたいで。」
なのは「早く病院に連れて行かなきゃ!」
アリサ「近くに動物病院があるわ。私達はこの子を連れて行くから!」
そう言うと3人は走って行った。年相応というか、純粋だな。
和人「ところで、ネロ・カオスって奴については何かわかったのか?」
準一「ああ。死徒の中でも強力な個体で、666の獣を操る。正確には獣1頭1頭がネロ・カオスであり、〈個として群れを、群れとして個を成す存在〉だ。」
和人「なんだそれ。おまけに物理攻撃無効なんて俺と相性悪すぎだろ・・・。」
準一「普通にやればだろ。それより、頼んでおいた周辺のデータ収集は終わったか?」
和人「もちろん。だろ?ユージオ?」
ユージオ『うん。今からテルティウムに送るよ。』
準一のデバイスと同じペンダント型である和人のデバイス、ユージオは周辺の破壊状況や魔力残滓を記録、分析したものを送った。
相手の戦力、目的、他にも調べることは多い。これからのことを思い、準一は知らず溜め息をもらしていた