アリサ「で?何か言い訳があるなら聞くわよ?」
準一、和人「・・・。」
鬼気迫るオーラを背に纏い、アリサ・バニングスが詰問してくる。
その隣では、月村すずかと高町なのはが苦笑いをしている。なんなんだこの状況は・・・。
ことの発端は、朝に俺たちとアリサたちが会った時、
なのは「あっ、おはよう。準一君、和人君!」
アリサ「!!!!!?」
この短いやり取りが原因となっている。
アリサ「あんた達。放課後、屋上に来なさい。」
それ以降は、常にバニングスは俺たちを睨み続け、なのはの言い分も聞こうとしなかったようだ。
俺たちがいったい何をしたというんだ・・・。
アリサ「さあ、なんとか言いなさいよ。」
和人「いや、なんとかと言われても・・・。」
アリサ「知らばっくれるんじゃないわよ!なのはは昨日まであんた達のこと名字で呼んでたじゃない。それが今日になっていきなり名前呼びになるなんておかしいでしょ。夕方から朝にかけて、どんなことをしてなのはを誑かしたのよ!」
なのは「アリサちゃん!?」
誑かしたって・・・お前は本当に小学生か?まぁ俺が言えたことじゃないが。
準一「人聞きの悪いことを言うな。昨日の夜なのはから電話があって、フェレットの生態について色々聞いてきたから答えたら、なのはの方から名前で呼んで来たんだ。私たちはもう友達だからってな。」
和人「俺にも電話があったよ。よっぽどフェレットが心配だったんだろうな。」
アリサ「どうなの?」
なのは「う、うん、そうなの。ほら、ええと、最近はいつも一緒にいるでしょ?だから、ね?」
アリサ「ふ〜〜〜ん。なんか釈然としないわね。」
すずか「ふふ。アリサちゃんはなのはちゃんが長瀬君たちに取られちゃうと思って、ヤキモチを妬いちゃったんだよね?」
アリサ「す、す、すずか!あ、ああんたは何訳のわかんないこと言ってくれてんのよ!」
なのは「え・・・アリサちゃんはなのはのこと好きじゃないの?」
アリサ「な、別に嫌いじゃないわよ!」
和人「・・・ツンデレめ・・・。」ぼそっ
アリサ「何か言った?」
和人「いえ、何も。」
準一「もう良いか?友達を名前で呼ぶのはおかしなことじゃないだろ?」
なのは「!」
すずか「ごめんね。アリサちゃんはなのはちゃんのことが大好きだから心配しただけなの。」
アリサ「ちょっとすずか!あんたはさっきから何言ってんのよ!」
すずか「でも、だったら私達も友達だよ?私のことも名前で呼んで欲しいな。」
アリサ「無視するんじゃないわよ!」
準一「ああ。よろしく、すずか。」
和人「俺もよろしく、すずか。」
すずか「よろしくね。準一君、和人君。」
アリサ「う〜〜〜〜。わ、私も呼んであげても良いわよ!」
準一「わかったよ。アリサ。」
和人「よろしく、アリサ。」
アリサ「ふん!」
すずか「もう、素直じゃないんだから。」
なのは「でも、これでみんなもっと仲良しだね!」
友達か・・・。こういうのも悪くはないのかもな。