ジャンキー・コレクション 作: 凛キチ
世界で唯一の「ISを動かせる男」、
要するに、ISの「あ」の字も知らない男に知識面でのサポートをする人間が必要ってわけ。そりゃそうよね。ISの事勉強する男なんて、技術者志望だけだから。
その「サポーター」を募集していることを知った私、
「正直に言った方がいいのかな…私が『ジャンク』だってこと」
『ジャンク』ってのは簡単に言うと、『IS不適合者』の蔑称。まぁ『池沼』みたいな使われ方をするんだけど、あまり気分のいいものじゃない。当たり前だけどね。
「ったく…レディーの身体に
私は右手の甲に刻まれた
「やっぱり正直に言おう。隠してたら後でマズイことになりかねないし」
「その他」の項目に「IS不適合者」と打ち、メールを送信する。これで応募完了。よし、寝よっか…
♪〜
「って返信はやっ!!?」
やっぱり落ちたか…ジャンクなんていらないって訳ね。わかってたけど傷つくわぁ…
【おめでとうございます】
ハイハイおめでとさん……はぁぁぁ!??
「嘘…マジで!?当たったの!?」
まだ試験も受けてないのに、騙されてないよね?
よくわかんないけど…やったわ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
3日後…
あれからとんとん拍子で事が進み、「サポーター」という特殊な条件でのIS学園への入学を許可された。サポーターっていっても授業は受けられる。座学でいい成績を残し年一回の昇格試験をパスすれば、正式な生徒として迎えてくれる…らしい。憧れの白い制服もそれまでお預け。まぁそれはいいんだけど…いいんだけどさぁ……。
これは…
「これは…想像以上にキツイ……」
とか考えてんだろうな、織斑君。実際このクラスの7割の視線が君に集中してる。なんせ世界初だもんね…それに中々イケメンだし、そりゃあ一番目立つわ。
ちなみに二番目に目立っているのは何を隠そう私だよ。
もっさりした地味〜な制服を着て、織斑君の真後ろの席に座っている私。残りの3割の視線に耐えつつ、周りの様子を伺う。
周りは白一色なのに私だけありきたりなブレザーに暗めのスカート。藍越の制服も悪くはないんだけど、この中じゃ完全に地味なのよね。
「…さん。神波さん?」
「…え?」
不意に教壇の方から声がする。担任の
「あのね、『あ』から始まって、今織斑君が終わったから、次は『か』なの。自己紹介、してくれるかな…?」
「わかりました」
一言そう言って席を立つ。昔から自己紹介は得意だった。いつものように私の特徴を伝えればいっかな…
「この度、織斑君のサポーターという形で入学させて頂きました、神波 四季です。サポーターなんて堅苦しい言い方ですけどね…まぁ何やるかっていうと、この美少女だらけの学園で織斑君が
クラス中に笑い声が響く。当の織斑君本人はというと
「やらかすって…何をだよ?」
こんな調子。鈍感というか何というか…
「性格はよくいい加減とか、やる気なさげとか言われますけど…決して漫画の影響とかそんな事は全然ないんで安心してください」
「身長は156cm、体重は年相応にあります。チャームポイントは3つ、赤髪と緑眼とハスキーボイス。趣味は登山、嫌いなものはハーレム。こんないい加減な女ですけど、
こうして私のIS学園での生活が始まるはずだった………
To be continued…
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次回予告
第3話 「傷心・焼身・昇進」