ジャンキー・コレクション   作: 凛キチ

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「しののの」って言い辛いですよね。


第3話 「傷心・焼身・昇進」

皆さんこんにちは、神波 四季(かんなみしき)です。

 

突然だけど、IS学園における私の立場は「サポーター」である。いきなり学園に入れられ、ISの知識が足りない、基礎知識が足らなすぎる織斑君。その手助けとしてISの基礎の基礎の基礎を教える。

 

つまり「生徒」兼「家庭教師」って感じかな?

 

私の仕事は…

 

 

「先生……ほとんど全部わかりません!」

 

↑コレを半年で使いものにする手助け。

 

 

ごめん、正直できる気がしない。

 

 

 

 

 

第3話 「傷心・焼身・昇進」

 

 

 

 

「うぉぉぉぉ……」

 

 

「えっと…お疲れ様」

 

 

織斑君は授業が終わった途端に机に突っ伏してしまった。訳のわからない授業聞かされたらそうなるよね。ちなみに私は「織斑君専用勉強ノート」を作るために授業の全てをメモしたよ!すっごく疲れたけどね!

 

「俺もう無理…」

 

「そんな弱気にならないで?私ができる限り教えるからさ。それに部屋も一緒だし」

 

 

「…マジで?」

 

 

「しにょ…篠ノ之さんも一緒らしいよ」

 

 

「今噛んだよな?」

 

 

その後謎の金髪ドリルにちょっかい出されたりしたけど、その話はまた次の機会に。

 

 

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

 

 

 

「ここか…神波さんはまだ来ていないのか」

 

 

神波 四季。一夏と共に特殊な条件でこの学園に入学してきた生徒だ。彼女の気になる点は2つ。

 

 

1つは自己紹介のときのあの言葉。

 

()()()()に接してくれたら嬉しいです」

 

普通である事を強調しているように聞こえる。チヤホヤされたくないという見方もあるが、それだけとは思えない。

 

 

そしてもう1つは、右手に巻かれた包帯だ。

 

包帯をしていることが怪しいわけではない。ただ私は見てしまったのだ。()()()()()()()()()()()()()()()神波さんの姿を。

 

見られなくないものでもあるのだろうか?

 

 

 

『うぁ……!!』

 

 

 

不意に私の、いや私たちの部屋から声が聞こえた。神波さんか?いや違う、これは…男性の声だ。

 

 

私はドアに耳を傾け、そのまま会話を聞くことにした。

 

 

『っ!……はぁ…神波さん…もう大丈夫だ…くっ!』

 

 

 

 

この声…一夏!?神波さん、一夏に一体何を…!

 

 

 

『何言ってんの…まだこんなに硬いじゃない……あっ…ん…!』

 

 

 

か、神波さん?硬い…とは?

 

「…っ!///」

 

べ、別に何も想像してないぞ?いや断じてしていない。いやらしい想像などこれっぽっちも…

 

 

 

 

『そ、そうか…。神波さん、大丈夫か…?ぶっ通しだろ?……はぁ…!!』

 

 

 

一夏の苦しそうな声が部屋に響く。ぶっ通し?ナニを、いや何を通して…何を言っているんだ私はぁ!!

 

 

 

『んっ…!少し痛いけど平気…!っ……!あぅ…!』

 

 

 

痛みに耐えながら体を動かす神波さんの声。初めは痛いらしいが慣れると……私は熱でもあるのか?

 

 

 

『…こんな部屋、箒に見せられないな』

 

 

…あぁ、見たくないとも。幼馴染が汚れていく様などな。

 

 

『そのときは篠ノ之さんも誘って3人でやりましょ?3人でやれば()()が全然違うし』

 

 

 

なっ…!?さ、3人で…だと!?それに今、「腰」と言ったようだが?

 

 

 

『でも、ホントにできちゃったな』

 

 

『私は信じてたよ?織斑君とならつくれるって』

 

 

 

 

デ…デキチャッタ?

 

 

二人で………つくる?

 

 

 

「な………な………」

 

 

もう黙っていられるはずがなかった。

 

 

 

「何をしとるか貴様らぁぁぁぁ!!!」

 

 

私はさながらギャグ漫画のような勢いでドアを蹴破り、部屋の中に入る。

 

 

 

「ほ、箒!?」

 

「しにょ…篠ノ之さん!」

 

そこで繰り広げられていた行為、そしてその異様な光景に…私は絶句した。

 

 

 

床一面に散らばる白い粉、そして駒板、包丁、麺棒…

 

 

「何を…している?」

 

 

 

 

 

一夏と神波さんはきょとんとした顔で答える。

 

「何、って…見ればわかるだろ」

 

 

「蕎麦打ってんのよ」

 

 

 

「そ…蕎麦?」

 

何故だ、なぜ部屋で蕎麦を打つんだ。蕎麦が食べたいのなら食堂へ行けばいいじゃないか。

 

そう聞いてみると神波さんに「蕎麦といえば手打ちでしょ?」と返された。

 

 

 

…神波 四季。

 

 

「まるで意味がわからない」

 

心底そう思った。これが私、篠ノ之 箒(しのののほうき)と彼女の出会いだった。

 

To be continued…

 

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

第4話 「蒼いしずくと緑のめがね」




ISの二次創作難しい…でも逃亡はしません、必ず完結させます。

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