ジャンキー・コレクション 作: 凛キチ
クラス代表をめぐってデュエ…決闘をすることになった織斑君とセシリアさん。ただ機体がなく、専用機を用意することになった。羨ましい!!…と、まぁそれは置いといて…
決闘は一週間後に決まった。全くの素人である織斑君をなんとかして勝たせるため、彼と私と、しにゃ…篠ノ之さんの三人で作戦会議をすることになった。会議っていっても、一緒にごはん食べるだけだったけどね。
第5話 「セシリア・オルコット大勝利!!(前編)」
三人で日替わり定食を食べながらの作戦会議が始まった。
「なぁ、箒。ISのこと、教えてくれないか…?このままじゃ何もできずに終わりそうだ」
織斑君は自信がないみたい。初心者だから仕方ないね、でも大丈夫。正しい知識と基礎体力さえあれば十分勝てる相手だし。
「くだらない挑発に乗るからだ。そもそもなぜ私なんだ?ISの知識を手助けするのは、神波さんの役割のはずだが」
「
そう、私に任せなさい!
「そこをなんとか頼む!」
「私は手伝わないぞ」
「
「…神波さん。食べるか話すかどっちかにした方がいいのでは?」
「神波。女の子がリス食いなんてするもんじゃないぞ」
「…」
…善処します。
「……ん、ごちそうさま。教えるったって一週間じゃそう高度なものはできないからね…『当たり前の動き』だけをたたき込むしかないかな」
そんなこんなで篠ノ之さんが剣術を、私がISの知識、戦略面をサポートするという形に落ち着いた。放課後さっそく特訓の様子を見にいくと…織斑君がボロ負けしてた。
「どうしてそんなに弱くなっている!!中学では何部に所属していた!!!」
おぉ、篠ノ之さん激おこだよ。
「帰宅部!三年間皆勤だった」
自信満々で答えてる。帰宅部っていいよね…周りがバカみたいに練習してんのを横目に堂々と帰る快感!そして卒業式で自分になんも残ってなくてめっちゃ寂しくなるやつ。最悪じゃん。みんな、部活は入ろう?帰宅部は絶対後悔するよ。
それはさて置き、大丈夫…じゃないっぽいのよね。まず彼には、
剣道をかじってるのなら、戦略面はそれをベースに組み立てるつもりだったけど…それもダメみたいだし。これはもうホント急ピッチでやるしかない!
「これから放課後3時間びっしりと…」
「あ、篠ノ之さん。ちょっといい?」
「…あぁ。神波さん、来てたのか」
「まぁね。それよりさ…これから一週間、織斑君借りてってもいいかな?」
「一夏を?」
「うん。多分今のまま剣道やってても成果は微妙なところだと思う。先にやってもらいたいことがあるし」
そうだ、ISを動かすために最も重要なこと。それを全力でたたき込まなきゃいけない。
「私に任せてほしいの。心配しないで?絶対勝たせるから」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
翌日の放課後。IS学園の敷地内にある、使われなすぎて忘れ去れたスケート場。ここから、私たちの挑戦が始まる。勝つための挑戦が…
「神波、これは一体…?」
織斑君はスケート靴に履き替えながら尋ねてくる。
「
「コレ、ってなんだよ?」
「それは後で教えるから。じゃあ早速始めようか、『しっぽ鬼』。いやリボン鬼かな」
私はそう言って制服のリボンを緩めた。
「私が鬼、君はハンターね?」
「…は?」
「ルールは簡単、私が逃げる。あなたが追う。リボン取ったら勝ち。…はいスタート!」
そして私はそのまま氷の上を勢いよく滑りだした。
「…よく分かんねぇけど、やってやるか!!」
そう言って猛スピードで追いかけてくる。さすがワンサマー、ノリがいいね。君がこの特訓の意味を理解できなかったら、決闘は
100%負ける。そうならないことを祈ってるよ。
祈ってるだけじゃ、ダメだよね?
絶対勝たせるから、私が。いや…私たちが!
to be continued…
次回予告
第6話「セシリア・オルコット大勝利!!(後編)」