星界の風章「祝宴」    作:いち領民

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星界の風章「祝宴」 第七章

ハイド伯爵帝都城館では、ラクファカールの標準時間で17時より家臣と一部のゲストを呼んでの内輪の祝宴をやるために、それぞれが準備に取りかかっていた。

 

 

この帝都城館の主であるジントは、前日の深夜までにスルーフと酒を飲んでいたために、起きたのは昼頃だった。そして、ラフィールもジント同様に同じような時間帯に目を覚ました。

 

 

「もう、こんな時間か。でも、内輪の祝宴は確か、17時だから、まだまだ、時間あるな。これから、どうしようか?」

そう考えながら伯爵の長衣を着て、部屋を出ると、いつものようにサラカエルが部屋の椅子に座っていて、ジントに挨拶をした。

 

「わが君、おはようございます。昼食の準備はすでに終わっています。王女殿下もお目覚めになったみたいなので、二人で食事をどうぞ。すでに連絡は殿下には伝えております。」

まぶしい笑顔で迎えるサラカエル

 

 

「ああ、ありがとう。サラカエルさん。なんだか、こんな風に言われると、少しは貴族としての実感が沸くよ。それにしても、手際の良さは、1番だね。いいお嫁さんになるよ。…あ。ごめん。冗談だよ。」思わず場の流れ軽口を言うジント

 

 

「あ、あの…。わが君、そういうことを言われると困ります。それと…冗談を言うときは、必ずそう説明をお願いします。私たちアークエンジェルは、わが君の命令や言うことをいつでも真剣にうけるつもりなので、そう言わないと真剣に受け止める可能性があるのです。」顔を赤くしながら恥ずかしそうに言うサラカエル

 

 

 

「ああ、わかったよ。気をつけるよ。じゃぁ、ラフィールを待たせてはいけないから。食堂へいってくるよ。」

少し困った表情でジントは、食堂へ向かった。

 

 

食堂ではすでに、ラフィールが座っていて、その前の席をジントは座った。

 

 

「おはよう。ラフィール。」半分頭が眠ったような表情を浮かべるジント

 

 

「ジントそなた。相変わらず、しまりがないな。しかも、こんな時間におはようだとはな。すでに昼食の時間だぞ。」からかうように言うラフィール

 

 

「そういう君だって、この昼食の頃まで寝ていたみたいじゃないか。そのことで僕を非難はできないよ。それに、自分の城だから起きる時間くらいは、僕の好きにさせてもらうよ。」

 

 

「そうか、なら、もっと寝ていてもよかったのであろ。祝宴までには時間があるからな。私と一緒に昼食をつきあうこともないであろ」

 

 

「わかったよ。ラフィール。降参だ。君と一緒に食事がとれてうれしいよ。だから、機嫌を直してくれよ。」

 

 

「そうか、わかった。なら、昼食後、私をこの帝都城館を案内するがよい。祝宴までそなたも暇であろ」

 

「うん、その提案は魅力的だね。王女殿下を不肖の身ですが、このハイド伯爵・ジントがご案内させていただきます。」と慇懃な態度をとるジント

 

 

「ばか」口を尖らすラフィール

 

 

「わかったよ。ラフィール、案内するよ。まぁ、君の王宮には劣ると思うけど、自分なりに色々考えて作ったからね。少しは、楽しめると思うよ。」食後のスルグーを飲み干してジントは言った。

 

 

ジントとラフィールは昼食を済ませた後、ハイド伯爵帝都城館を移動壇にのって、散策した。

 

 

「ラフィール、ここが食堂で向こうが花園だよ。この花園には百合や薔薇や桜などあるんだ。ここで、宴会をしてもいいかもね。」

 

「そうか。結構、しっかりと作っているのだな。他の諸侯の帝都城館へ何回か遊びに行ったことがあるけど、ここは、他のところより地上の自然物をモチーフにしたものが多いな。これは、ジントの趣味なのか?」

 

 

「まぁ、僕と元男爵閣下の趣味かな。それより、向こうの人工の海にいってみないか。一応、色んな種類の魚がいるよ。レズワンもね。」そういって、移動壇を操作するジント

 

 

「海…。そなた、帝都城館の中に海があるのか?驚いた。そんなものをよく作れたな。」心底驚くラフィール

 

 

「海といっても波を起こす装置と砂浜とあとは、立体映像で誤魔化しているんだけどね。ただ、ここなら、釣りもできるくらいの魚はいるよ。」

 

 

「釣り…なんだ?それは、一種の遊びか。」不思議そうな顔をするラフィール

 

 

「ラフィールは、知らないのかい?そうだ。今、やってみないか。ちょうど、時間があるし、暇つぶしにはもってこいだよ。実はいうと、この釣りは、ダリシュに修技館時代に教えてもらったんだ。彼の趣味でね。やってみると、けっこう、僕の感覚にあってね。ときどき、帝都にある釣り堀とかも、たまに行くんだ。」

 

そう言いながらもジントは、海岸に一角にある岩場にどこからともなく、二つのつり竿を持ってきて、ラフィールを誘った。

 

 

「うーん、よくわからぬが。まぁ、暇つぶしにはいい遊びなのであろ。それにしても、そなたにそんな趣味があるとは、驚いたな。」

いつもは、鈍いジントがつり竿のリールや糸を確かめる様子が手際良くやっているのをラフィールは、感心しながら見ていた。

 

 

「まぁね。けっこう、自分でやりながらも性に合うんだ。ラフィールもやってみてよ。もしかしたら、はまるかもよ。」楽しそうに言うジント

 

 

「ジント、この糸の先についている針がついているものは、なんなのだ。変な形をしているけど、ちょっと光っているな。」ルアーを眺めながら言うラフィール

 

 

「これは、ルアーっていうんだ。いわゆる擬似餌さ。生き餌だとラフィールはいやがると思って、こっちにしたんだ。そうだ。初歩的なことを説明するよ。」

 

 

そういって、ジントはつり竿を持ちながら、ラフィールに説明した。

 

 

「うん。わかった。要するにこの擬似餌で糸と針で罠をはり、無能な魚たちをひっかけたら、このリールというものを回して、引っ張ればいいのだな。簡単ではないか。いくら初めてでも、鈍いそなたには負ける気はないぞ。」アブリアルらしく、勝気なラフィール

 

 

「そうかい。ラフィール、でも、やってみればわかるよ。釣りの奥の深さを。」悪戯っ子の笑みを浮かべるジント

 

 

ジントとラフィールは、こうして、釣りを楽しみ始めた。そして、ルアーをいれてすぐにジントは、ラフィール曰く無能な魚達を次々と釣っていった。しかし、ラフィールの方にはまったく、来なくて、だんだんと時間は過ぎていった。

 

 

「ジント、なぜ、そなたの方だけ来る。まさか…そなた、何か策でもあるもあるのか。」

まったく、釣れないのでいらだつラフィール

 

 

「策というより、簡単なやり方かな。ラフィールは、ただ、単に海に釣り糸とルアーを放り込んでいるだけというものだからね。いくら、無能の魚たちでも来ないと思うよ。」

そういいながら、すでに20匹目の魚をバケツにジントは放り込んだ。

 

 

「そうか。なら、教えるがよい。そなただけ、秘密というのは不公平だからな。」

 

 

「わかったよ。ラフィール。じゃぁ、構えとルアーを狙うポイントを教える。手はこうして…」

ジントはラフィールの手と握り、ルアーを放り込む方法を真剣に説明した。

 

 

「(あ…。ジントの手が私の手を握っている。しかも、真剣な顔で。なんだか、恥ずかしいけど嬉しい)」

ラフィールは、真剣な表情で手を握り締められて、ジントの考えとは別に頬を赤く染めていた。

 

「…で大丈夫かい。ラフィール?」不意にラフィールに声をかけるジント

 

「え…。うん、大丈夫だ。今度こそ釣って見せるぞ。」声をかけられ動揺するラフィール

 

そして、ラフィールがルアーを海に投げ込んでしばらくした後、彼女の竿にはじめて、アタリがあった。

ラフィールは、必死にリールを回そうとした。しかし、アタリがあまりも強く、引っ張る力も尋常でなく、逆に海に引っ張れていった。

 

 

「ラフィール、危ない。」

ジントは、後ろからラフィールを抱きかかえるようにつり竿をつかみ、かろうじて海に引っ張られるのを防いだ。

 

 

「ジント、なんだ、この魚は、こんな大きいのがここにはいるのか?」と必死に歯をくいしばりながら言うラフィール

 

 

「く、わからないよ。とにかく、大物だ。僕がつり竿を支えているから、ラフィールはリールを巻くことだけに集中してくれ。こんな大物なんて釣るのは、久々だ」

ジントの目は情熱的に輝いていた。

 

 

「うん、わかった。なら、これが釣れたら。私の勝ちだな。」そういって、少しずつリールを巻くラフィール

 

 

「わかったよ。ラフィール。あと、もう少しだ。頑張れ。」

 

ラフィールが徐々にリールを巻くとその魚が海面に現れた。その瞬間、現れた魚は海面から飛び出し、姿を見せた。ハイド伯爵家の紋章に描かれているレズワンだった。

そして、ラフィールとジントがその姿を確認した瞬間、釣り糸が切れた。

 

 

「あ、」

「うわ」

 

釣り糸が切れた瞬間、ジントとラフィールはその反動で二人とも倒れてしまった。

 

 

アブリアル・ネイ=ドゥブレスク・ラフィールは、一瞬、状況がわかなかった。倒れた瞬間、目を瞑った。そして、自分の唇に暖かい感触があるのを感じた。そして、空識覚にはジントが自分の下になっているのを確認しながらゆっくりと目を開けた。

そこには、顔を赤くしたジントが自分のすぐ目の前で目を見開きながら自分を見ていた。そして、自分の唇がジントの唇と重ねていることを認識した。

 

 

「(ジントとキスしている…私が。キスしている。私が)」ラフィールの頭はその思いがグルグルとめぐっているだけであった。

 

 

一方、ジントの方も完全に動揺していて、頭の中が目の前にいる麗しい顔立ちの美少女とその少女とキスをしているという極限状態に完全に思考が停止していた。

 

 

 

二人のうち、いち早く混乱から脱出できたのは、ラフィールだった。彼女はゆっくりと、ジントの唇から離れて、頬を赤くしながらジントを見つめた。

 

 

「ジント…」

 

「ラフィール」

 

見つめう二人。

 

 

 

「(ジント、事故であるけどキスのことは、気にするな…。私は、そなたのことが好きだから…愛しているから…むしろ嬉しい)」ラフィールは、そう言葉を口からつむぎだそうとしたが、鼓動がどんどん速くなり、彼女の麗しい唇は動き出そうとしなかった。

 

 

「(ラフィール、ごめん。でも、僕は嬉しい。君のことが好きだから、君のことが…)」ジントも混乱から立ち直り次の言葉を言おうとしたが、彼の心理状況から無理だった。

 

 

 

二人はその状態のまま沈黙して見つめあっていた。

 

 

ラフィールは、沈黙を破ると決心して、ついにジントを告白することに決めた。そして、ゆっくりとジントに離れながら立ちあがった。

 

「ジント…そなたのことを」顔を精一杯赤くしながらラフィールは告白しようとした。

 

 

「にゃーん」とディアーホが二人の側に現れた。

ディアーホは、バケツに入っていた釣っておいた魚を一匹加えて、その場を離れた。

 

 

 

「ディアーホ、そなたまで、邪魔をするのか」

そういって、去っていく猫をラフィール恥ずかしさと怒りで顔を真っ赤にしながら睨んだ。

 

 

「ラフィール、どうしたんだい?」相変わらず鈍いジント

 

 

 

「別になんでもない。長衣が汚れたから部屋に戻って着替える。祝宴までそこにいる。」そういって、ラフィールはさっさと移動壇にのって、その場を去っていった。

 

 

 

残されたジントは、状況を完全に把握できずにいて、しょうがなく、自室へ戻ろうとした。

帰る途中にジントは、少し落ちこんだ様子で歩いているとそこにサムソンが近づいてきた。

 

 

「わが君、どうなされた。そんな難しい顔をして。王女殿下と一緒ではなかったのですか?」いつものように陽気な声をかけるサムソン

 

 

「サムソンさん、ちょっと、色々とありましてね。 どうしようかなと思っているところです。」

 

「そうですか。では、これは、家臣としてではなく、友人としてその相談に乗りますぜ。坊やよりは多少の人生経験はあるからな」ジントの肩を叩きながら言うサムソン

 

「はい、ありがとうございます。」そういって、ジントはラフィールと事故でキスをしたことを話した。

 

 

 

「なるほどね。坊や、どうして、そのとき告白しなかったですぜ。艦長、いや王女殿下は、それを待っていたと思いますぜ。」決めつけるサムソン

 

 

「え…。なんだって、サムソンさん。でも、どうして…」完全に動揺するジント

 

 

「そのキスをしたとき、坊やを拒否する、あるいは非難する発言をしたのかい?あの王女殿下かなら嫌なことは嫌だとはっきり、言う性分でしょう。それがなかったということは、脈があると思うのは当然ですぜ。まぁ、いつまでも、告白しなかったので、それで、気分を悪くして帰ったのでしょうな。」

 

 

「そう言われれば、何かを待っていた気がする。ああ、どうして、僕は鈍いんだろう。絶好の機会だったのに」再び、落ちこむジント

 

 

「まぁ、もうすぐ祝宴が始まります。そのとき、家臣一同が全力でわが君をサポートするので、安心してください。だから、わが君は告白することだけを考えてください」と最後はあえて丁重な口調で言うサムソン

 

 

「はぁ、わかりました。とにかく、自室へ戻って、祝宴の準備を行います。」

 

 

 

一方、ラフィールは顔を赤くしながら、移動壇で薔薇の居室へ戻っていた。

そこへ、ラフィールのクリューノに通信が入った。

 

 

「王女殿下、シュリル・ウェフ=キルヒム・ダリシュです。お久しぶりです。例の事変以来ですね。」穏やかな口調で言うダリシュ

 

 

「ダリシュ、そなたか。確かにあれ以来だな。だが、私に何か用があるのか?」不思議に思うラフィール

 

 

「はい、殿下。ジントのことです。よろしかったら、直接話をしたいのですが、よろしいでしょうか?今、僕はこの帝都城館にいますので。」

 

「そうか…わかった。まぁ、ジントのことというなら、話を聞こう。薔薇の居室にいる。そなたなら、この場所はわかるであろ」

 

 

「はい、わかりました。殿下」

 

 

間もなくして、ダリシュは薔薇の居室へ入った。

 

 

「パリューニュ子爵殿下、お久しぶりです。では、もうすぐ祝宴のお時間のほうも迫っていると思いますので、単刀直入に言います。殿下はなぜロブナス星系において、あのような行動をとったのですか?」その瞳には静かな怒りをダリシュは灯していた。

 

 

「く…。そのことか。確か、ジントはそなたの親友だったな。ジントを見捨てたことを非難したいのか。だが、アブリアルならアーヴならそういう行動をとるのは、わかっているはずだぞ。」自分は間違っていないぞと一歩もひかない様子で言うラフィール

 

 

「少し違います。殿下。このことは、ジントには止められていたのですが、やはり、自分の気持ちを抑えられないので言わせていただきます。なぜ、命令でジントを一刻も早く輸送艦に乗せなかったのですか?殿下ならそのときできたはずです。」

 

 

「それは…ジントがそう決めたからだ。」ダリシュの意図を理解して少し動揺するラフィール

 

「殿下は、わかっていたのですか?当時の状況を。地上で叛乱が起きているのに自分の部下の命を優先させることが大事なのではないでしょうか。たとえ、部下の考えや誇りを傷つけても。僕ならそうします。ましてや、ジントは殿下にとって大切な人ではないのですか」あくまでも詰問する風に言うダリシュ

 

 

「それは…確かに私の判断は甘かったかも知れぬ。だが、あのときは、ジントの判断を認めたんだ。」鋭い視線を向けるラフィール

 

 

「そうですか、でも、その判断の結果が、ジントを死の淵に追いやったのです。ジントが助かったのは僕の個人的経験では奇蹟に近いです。その判断ミスが結果的にジントの拉致という結果を招いた。少なくてもそのときの判断によってジントはあんな目にはあわなかったのです。殿下の権限でそれができたはずです。」

 

 

 

「あんな目…(ダリシュの言うことはもっともだ。私は無理にでもジントを連れ戻せば、あんな…今にも死ぬのではないかという…)」ロブナス星系のことを思い出すラフィール

 

 

「殿下、最後に一言言っておきます。ジントは僕にとって殿下同様に大切な人なのです。そのジントを不幸にさせたら、許しません。絶対に。そして、もう一度、ジントについて考えてください。こんな判断ミスを2度としないように。」そういって、ダリシュは敬礼した。

 

 

「…わかった。そなたの忠告を聞き入れよう。ところで、ふと思ったのだが、そのロブナス伯国はどうなったのだ。」情報に関しては帝国のトップクラスにダリシュは入っているとわかったので、ラフィールは聞いた。

 

 

「殿下。たぶん、誰も住んでいないでしょう。生きているとしたら麻薬のアルカイクに手を出していない人間だけでしょう。」殺意に満ちた凄惨な笑みを浮かべるダリシュ

 

 

「どういうことなのだ。そなた、何か知っているか」ダリシュの豹変に驚くラフィール

 

 

「ちょっとした復讐ですよ。殿下。アルカイクの栽培地に特殊なウィルスをまいておきました。僕自身の手で、一本残らずね。もし、あれから抽出すれば、間違いなく感染するでしょう。生きながら体が腐っていくという病気にね。安心してください。麻薬をやらなければ、感染しませんから。」

 

 

 

「そなた…。なぜ、そんなことをしたのだ。あそこには、麻薬中毒者しかいないのだぞ」

 

「だからです。殿下。ジントをあれだけ、苦しめたのですもの。それ相応の地獄を味わって欲しいですから。でも、いいじゃないですか、麻薬をやらない健全な人間は生き残れる。もともと、地獄のような状態だったのですから、それに終止符を打つため手段としては有効だと思います。さて、ジントを苦しめた奴らの話なんてもういいでしょう。僕は、これから、帰ります。では、殿下。」

 

ダリシュは最後にはいつもの表情に戻り薔薇の居室から出ていった。

 

 

ダリシュが去った後でラフィールはロブナスのことを再び、思い出していた。

 

 

「(もう…あんな思いはしたくない。いつでも、どこでもジントと一緒にいたい。そのためには、自分の気持ちは伝えなければ、そうだ…ラマージュ陛下が、アドバイスをデータで送られていたな。それを見よう)」

 

ラフィールは、受け取った記録映像のデータを再生させて、真剣に見た。

 

 

「こ…これは、陛下。とても恥ずかしいです。でも、陛下が成功させたのだからやってみるしかないか。ジント、待っているがよい」

 

こうして、頬を赤く染めながらもラフィールは告白に向けて決意するのであった。

 

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