東方心奪録   作:Agies

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 誰だよ!?予約投稿のところに2017年5月っていれたやつ!?俺だよ!というわけでまた遅れました。すいませんm(_ _)m
 ではでは、第十四です。どーぞ。


第十四話

 

 

「居た………」

 そう言う紫の視線の先には背の高い一人の男が佇んでいた。あれが恐らく俺の父親でこの異変の犯人だろう。

 その男が不意に口を開く。

 

「おや、もう来たのかい。紫。それに咲雅じゃないか。大きくなったな」

 優しそうに言っているように聞こえるが、その眼光()は鋭く、殺気で溢れていた。

 そして、紫も殺気や妖気を織り交ぜ身体に(まと)わし、鋭い眼差しで男を見やる。

「嵐、単刀直入に言うわ、この異変を終わらしなさい」

 

「嫌だ、と言ったら?」

「………実力行使よ」

 口角を少し上げ、薄く笑う犯人をキッと睨めつけ戦闘体勢に入る紫。それに釣られ、霊夢やレミリアたちも戦闘体勢に入る。

 犯人と紫の間にバチバチと閃光が見えたように錯覚するくらい引き締まったした空気に背中をゾクゾクさせながら俺は雅嶺の隣に立っていた。どちらか一方が少しでも動けばこの地は戦場と化すだろう。その時を待つのも暇だ。雅嶺としりとりでもしていようかな。

 

 

 

 

 

~~

 

 

 

 

 戦闘が始まっておよそ5分経った今、霊夢は何か違和感を感じていた。

「………?(そういえば、咲雅と雅嶺は戦闘に全く参加してないわね…それに咲雅たちの霊力が重なってるように感じる、なにかしら?)」

 霊夢がそう感じた時にはもうすでに咲雅たちは行動を起こしていた。

「行くぞ雅嶺!」

 

「おう!」

 

「「フュージョン! ハ!」」

 

 

 

 

~~

 

 

 

 俺と雅嶺はこの魔界へ来る前、伯父さんに連れていかれた、こちらでの一日があちらでの五年分に当たる、某大人気漫画ドラゴンボ●ルの精神と時の部屋のような異世界で身につけたフュージョンを試してみようと話していた。

 かなり説明くさくなってしまったが、要するに、フュージョンやろうぜ!ウェーイ!ってことだ。

 そういう訳なんで(どんな訳だ)今からフュージョンします。

 

「行くぞ雅嶺!」

 

「おう!」

 

「「フュージョン!ハ!」」

 

 

 

 ……おぉ、成功した。練習の時は成功確率が五分の一くらいだったからな、よかったよかった。

 それにしても身体が軽いな、やっぱりフュージョンすると霊力が身体に漲る(みなぎる)ようだね。うん。

 さてと、じゃあ犯人さんと戦いますか。なんか紫とかがこっちをガン見してるけど無視しようそうしよう。戦闘が最優先だ。

 

『まずは……スーパーゴーストカミカゼアターック!!』

 この技はドラゴンボ●ルでゴテンクスっていうキャラが使ってた技で、原作では自爆してるイメージがあるけど失敗しなければ強いと思う。因みに原作みたいにオバケ型じゃあなくてあたると爆発するただの弾幕なんだけどね。

 

「………」

 余裕の表情で嵐は軽々と避ける。

『ありゃりゃ』

 簡単に避けられちゃった。まだ始まったばかりだけどこうも簡単に避けられるとちょっと自信なくすなぁ。

 

『お次はー、連続スーパードーナツ!!』

 この技はリング状の弾幕を相手に巻き付け相手を完全に球の中に閉じ込め自由を奪う技だ。かなりエゲツない。

『よし、成功~成功~♪そしてー、突撃ウルトラ犯人さんバレーボール!!』

 これはさっき犯人さんを閉じ込めた球でバレーボールをする技だ。これもまたエゲツない。

 そうだ、紫に協力してもらおう。紫にトスを上げて貰って俺がスパイクを叩き込む。よし、これで行こう。

 

『紫~行くわよ~』

 

「え、え?」

 

『なんだよー、ノリが悪いなー、もう。そこは、はーい!!って元気よく返事をするところでしょ』

 

「え、いや、え?咲雅と雅嶺がくっついた?」

 

『今さら!?そういう技なんだよ。わかった?』

 

「完全に融合したわけ?じゃあなんて呼べばいいのかしら?」

 

『そんなことどうでもいいよ、とりあえず咲嶺とでも呼べばいい。それより!紫~行くわよー!』

 

「え、あ、は、はーい!!」

 

 紫が返事をすると同時に紫に球を投げる。

 

「紫!その球こっちに弾き返せ!」

 

「え?あ、わかったわ!」

 

「おー、ナイストス!」

 

 紫のやつ、バレーボールなんてやったこと無いのに、なかなかいいトスを上げるな、今度バレーボールをやらせてみるか。

 

『オリャー!!!』

 紫がトスした球をおもいっきり地面に叩きつける。すると、地面にちょっとしたクレーターができる。やり過ぎたかな?それに、霊夢たちが冷ややかな目でこちらを見ている。なんでなんで?

 

『なんで霊夢さんたちはそんな冷ややかな目でみるの!?』

 

「だって、雅嶺と咲雅が融合するなんて気持ち悪いじゃない」

 

「右におなじだぜ」

 

「そうね」

 

「気色悪いわ」

 

 ……ひどい、これはひどい、俺の木綿豆腐メンタルが七割くらい消滅したぞ……それはそうと、犯人さんはどうなったかな?……おやおや、まだ立ち上がるんだ。割と本気で叩きつけたのに……

 

「変態!来るぞ!」

 

『おい魔理沙!誰が変態だ!誰が!って危な!?』

 

「だから言っただろ。来るぞって」

 

「あんな攻撃されてもまだ反撃できるのね。化物か何かなのかしら?」

 とレミリアが呟く。確かにまだ反撃できるなんて化物か何かなのかな?それに、さっきの攻撃の威力から察するにまだまだピンピンしていると見た。おお怖い。

 そんなことを考えていると突然、犯人さんが笑い出す。

 

「フフフ、ハハハハ!合格だ!咲雅!そうだろ?紫!」

 

「えぇ、そうね。合格でいいんじゃないかしら?」

 

 はい?何を言ってるんですか?紫さんまで。頭がおかしくなっちゃったのかな?ハハハハ。

「じゃあ帰りましょ♪はーい六名様ごあんなーい♪」

 突然そんなことを言われても困る。だから、つい、6人同時に叫んでしまう。

「「「「「「いや、どういうことだよー!!?」」」」」」

 そこでちょうどフュージョンが解け、視界がだんだん暗くなっていく……もうやだおうちかえりたい。

 

 

 

 

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