「お賽銭だ…俺、金持ってなかった気がするな…」
そんなことを言いつつ学生服のポケットをあさってみると諭吉さんとアルミの軽いやつがいらっしゃったから、とりあえず、多いに越したことはないだろうと思い、諭吉さんを賽銭箱にしぶしぶ入れた。
なぜわざわざ神社まできて諭吉さんを賽銭箱に入れたか?
それは約30分ほど前に遡る。
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コンコン
「入りなさい」
「しつれーしまーす」
咲雅はレミリアの部屋に呼び出されていた。
「話ってなんだ?」
「この館の目の前の湖の向こう岸に森がみえるじゃない?」
「あぁ、あったな森」
「そこを抜けると、山があるのだけれどね?」
「ふむ」
「その山の麓に神社があるのよ」
「ほう、つまり俺はそこにいってみればいいんだな?」
「ええ、そうよ。理解が早くて助かるわ」
~~
なんの意図があってかは知らないが(というより別に知らなくてもいいが)とりあえず神社に到着し、賽銭箱を見つけ今に至るわけだ。
そしてなぜかレミリアには賽銭箱には
できるだけ多く入れた方がいいと言われたので、しぶしぶ諭吉さんを手放した。
「諭吉さんが………」
ドタドタ
「ん?ドタドタ?」
ガラッ‼
スタスタ
「貴方?!お賽銭入れてくれたのね⁉」
しぶしぶ諭吉さんを手放して若干もったいないと思った矢先、ハイテンションな少女が家の中から出てきた。
「え?誰?巫女?」
と、咲雅がビックリしてる間に少女は賽銭箱を振って中身を確かめている。
「あれ? 音がしない?」
「………」
「貴方お賽銭いれてないじゃない!!
貴方は悪い人だわ‼」
「賽銭箱を振って確かめずに中を見たらどうだろうか」
少女はあやしがりつつも、そうっと中を覗いた。
「………お札……お札よ…お札だわ‼キャー‼
まぁ多分外の世界のお金なんだろうけどとりあえずお札よ‼
貴方‼いい人ね‼」
諭吉さん一人でこんなにも少女が喜んでくれるなんて思いもしなかった。
「とりあえずあがっていきなさいな♪お茶ぐらいならもてなすわよ♪」
この時咲雅は初めて思った。レミリアが多額を賽銭箱に入れろと言っていたのはこういうことだったのか。と
~~
「貴方の名前、聞いてなかったわね。私は博麗 霊夢この神社の巫女よ」
と、少女もとい霊夢はお茶をすすりながら自己紹介をする。咲雅もそれに続き自己紹介をする。
「赤桜 咲雅。ただのしがない人間だ」
「あら、服装からして外来人だと思っていたけど、わざわざ人間だと名乗るってことは人間以外の存在のことも知っているみたいね。」
「あぁ、紅魔館ってところでいろいろ教えてもらったからな」
「へぇ、紅魔館……(あのレミリアがねぇ……)それで?
うちに来たのは何か理由があって?」
「さぁ?」
「さぁ?ってなによ」
「いや、レミリアにここに行けと言われただけだからな」
「ふーん。まぁいいわ。おかげでお金が手に入ったもの」
などと霊夢と縁側でしゃべっていたときだった。空から謎の飛行物体が落ちて来たのは……