人里での事件があった翌日咲雅は
「………?……んあ、そうか魔理沙の家に泊まったんだった。 にしてもいい朝だな」
咲雅は大きなあくびをもう一回すると布団から出た。
「さてと、どうしたものか」
やることがない。今の状況を説明するならその一言につきる。なんせ人の家だ朝食をとろうにしても台所を勝手に使うのも人としてどうかと思うし、そもそも食料が置いてある場所がわからない。
「んー、やることないなぁ。魔理沙が起きてきてくれれば何かしらできるんだけどな」
などとぶつぶつと独り言を零していたときタイミングよく魔理沙が、咲雅の寝ている部屋に入ってきた。
「咲雅~起きてるかー?」
「おはよう、魔理沙」
「あぁ、おはよう、もう飯にするけどいいか?」
「あぁ、かまわない。腹減ってたしな」
と、魔理沙とあいさつを交わし朝食を食べ始める。
「なぁ?」
「ん?」
「今日はどこに行くんだ?」
「んー、そうだな、じゃあ
朝食中、今日はどこに行くのか咲雅が聞く。すると魔理沙が答えたのは、幻想郷でもそれなりに危険とされている、迷いの竹林だと答えた。
なぜ危険か?それは、
~~
「ほいっと、ついたぜ。ここが迷いの竹林だぜ」
「ほー竹ばっかりだな」
そんなことを言いつつ竹林に入って行く二人。
~~
迷いの竹林に入ってから約1時間ほど、すっかり二人は迷っていた。
「にしてもどっちに行けばいいかわからないな」
「ここは何時来てもワケわからんぜ」
などとぼやいていたとき、突然咲雅に浮遊感が襲った。
「うおっ⁉」
「おい、大丈夫か?」
と、駆け寄ってきた魔理沙にも浮遊感が襲う。
「うわっ⁉」
二人とも落とし穴に落ちてしまった。落とし穴を仕掛けた犯人は言わずもがな、神代から生きているあの、
「う~さウサウサ。人間たちが二人もかかったウサね」
てゐがどんなやつが自分の罠に引っ掛かったのか、穴を覗いたみたら、這い上がってきた咲雅と魔理沙に……
「おい魔理沙、こいつが犯人なんだよな」
「あぁそうだぜ」
「そういえば、さっきから歩いてばかりで腹がすいたなぁ」
「私も腹減ったぜ」
「今ウサギ肉が食べたいの俺だけか?」
「私も食べたいぜ」
「ほら、見てみろよ魔理沙。あそこにウサギ肉がいるぞ」
「あぁ、ほんとだ。咲雅、今日の夕飯は決まりだな」
「あぁ………」
「「おらぁ!!ウサギ狩りだぁ!!」」
今まで歩き続けてきたときの鬱憤が落とし穴に落ちたときに爆発したのだろう。ウサギ狩りと称してゐを全力で追い回す。
「おらぁ‼ウサギィ‼覚悟しろよォ‼」
「い、イヤァー?‼」
~~
てゐがお仕置きとして二人の鉄拳制裁を喰らってからおよそ30分ほど、てゐに道案内を(脅して強制的に)させた魔理沙と咲雅は永遠亭に到着していた。
「ついたウサよ、ここが永遠亭ウサ」
二人に鉄拳制裁されてふて腐れているてゐが目的地に着いたことを教える。
「永遠亭か」
「んじゃ早速入ろうぜ」
「じゃあ私はお師匠様に報告するウサ、屋敷の中の案内は今、鈴仙を呼んだから鈴仙にしてもらうといいウサ」
そう言っててゐは
「さてと、鈴仙が来るまでちょっと待つとするか」
「鈴仙?」
「あぁ、てゐと同じようなウサギだぜ」
「ふーん、ウサギねぇ…そんなものまでいるんだな
「そういえばお前、外来人か。全然違和感ないぜ?すっかり馴染んでる」
そうか? あぁ。 などと魔理沙と雑談していたときに学生服を少しアレンジしたような服を着た少女がやって来た。
「すいません。お待たせしました魔理沙さん。で、そちらが……咲雅さんでよろしいですよね?」
「あぁ、そんなかしこまらなくていいぞ?呼び捨てでいい」
「あ、はい」
「それじゃ、行こうぜー」
~~
魔理沙たちは、客室に通されていた。そして、その目の前にいるのは、日本人なら誰しもが知っているかの、なよ竹のかぐや姫であった。
「それでな、外の世界にはテレビっていう情報を画や文字、音で伝える便利な────
なぜこんな話を咲雅がしているのかというと、咲雅が外来人だと言ったところでかぐや姫が目を輝かせてこういったのだ『外の世界の話をしなさい。あと、貴方を今日帰す気はないわ。今日と明日私の遊び相手になりなさい』と。とんでもないお姫様だ。そして、咲雅は輝夜の遊び相手になると同時にあの永琳の実験台になることをまだ知らない………