魔法少女まどか☆マギカ クロスss/2つの風車と7つの宝石   作:がとーショコラ

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お久しぶりです!
個人的な用事が終わったので執筆再開します!!

長い間書いてなかったので、少々読みにくい所などがあるかもしれません。



第7話 志郎、風見野に行く③

「さて、皆揃ったようだな」

 

17時、志郎はマミの家にいた。そこには、まどか、さやか、マミがいて、志郎の方を向いていた。

 

「3人をここに呼んだのは他でもない。俺の正体を教えるためだ。特に、まどかにな」

 

「え?私に?」

 

まどかがキョトンとする。

 

「そうだ。さやかとマミにはもう教えてあるからな。本来なら関わらない方がいいと思うが、ここまで来てしまっては仕方ないからな」

 

志郎はそう言って、チラッとマミを見た。

 

「分かってます」

 

マミはそう言い、魔法少女の姿に変身し、リボンの結界を張った。

 

「よし、それじゃあ今から見せるぞ?」

 

結界に入り、志郎は変身してみせた。すると、まどかは目を見開き、声も出ない様子だった。

 

 

魔法少女まどか☆マギカ クロスSS

2つの風車と7つの宝石

 

 

「まさか、風見さんが仮面ライダーだったなんて……」

 

テーブルに出された紅茶を啜りながらまどかは言った。

 

「驚いたでしょ〜!私も初めて見た時心臓止まりかけたもん!!」

 

「美樹さん、それ、自慢して言うことじゃないわよ?」

 

「たはは」

 

(本当に、仲がいいな)

 

志郎は漫才のようなやり取りを見て、自然にそう感じた。

 

(マミにとって、まどかとさやかは後輩か………)

 

ふと、志郎はある人物を思い出した。

 

(ここに、杏子とほむらがいればいいんだがな)

 

そんな事を思いながら志郎は目の前にあった紅茶を口に運んだ。

それは味を感じさせなかったが、暖かさは感じられた。

 

(本当はこいつらみたいな子供が戦わなくてもいいようにしたいんだがな)

 

そこで志郎はある決断をし、マミ達に話しかけた。

 

「俺が君たちを呼んだのにはもう一つ理由がある」

 

「え?理由?」

 

それまで談笑を続けていたマミ達は志郎の方を向いた。

 

「ああ。これからの魔女退治について話しておきたいと思ってな」

 

「魔女退治、ですか」

 

神妙な顔つきでマミが言う。

 

「ああ」

 

志郎が首を縦に振ると、さやかが急に立ち上がった。

 

「魔女退治ならこの期待の新人魔法少女、美樹さやかちゃんにお任せあれ!どんな魔女がこようともやっつけちゃうよー!!」

 

胸を張りながらそう言った。

 

「残念だが、期待はしていないな」

 

志郎が率直な意見を言う。

 

「むげっ!志郎、いくらなんでもそれは酷過ぎない〜?」

 

「いいえ、美樹さん。志郎さんの言うことは最もよ。特に魔法少女になりたての娘は慢心による油断が生じやすいわ。それでやられちゃうこともあるのよ?」

 

「そう言うことだ。さやかみたいなお調子者は特に注意しなければならないからな」

 

「うう〜、分かった……」

 

さすがにマミにも悟られては仕方ないと諦めたのか、さやかは素直に従った。

 

「それで、話を戻すが、これからは俺も本格的に魔女退治に参加しようと思う。お前らの仲間としてな。それに、やるべき事もあるしな」

 

「え?それだけ?」

 

さやかがキョトンとした調子で言った。

 

「?ああ、そうだが?どうかしたのか?」

 

「いや、志郎はもうあたし達の仲間かと思ってたから。そんな風に改められるなんて思ってなかったから。ねぇ?」

 

とさやかかマミとまどかに確認すると、2人とも頷いた。

今度は志郎がキョトンとした。そして、さやかの言葉の意味を理解した時、口角をわずかに上げ

 

「そうか」

 

と言った。

内心、志郎は嬉しかった。自分がここまで彼女達に認められているとは思っていなかったからだ。

 

「最後に、まどか。君は今日から魔女退治には参加しないこと」

 

「え?ど、どうしてですか?」

 

「危険だからだ。さやかやマミのように魔法少女であれば話は別だが、君は違う。普通の女の子だ。昨日までは何とかなったが、これからはどうなるか分からない。ネクスト・デストロンのこともあるしな。それに」

 

「ちょ、ちょっと待ってください」

 

まどかが志郎の言葉を遮る。

 

「それじゃ、納得、できません。確かに、危険なのは分かりますけど………。でも、それじゃあなんで私に志郎さんがV3だってこと教えたんですか?」

 

「簡単だ。君に信頼してもらうためだ。何も伝えないで参加するなっていうのもさすがに悪いしな。最も最悪な事態を避けるためにこうした。だから」

 

「………す」

 

「ん?」

 

「嫌、です」

 

それは、ハッキリした拒絶だった。

 

「わ、私は、志郎さんの言う通りマミさんやさやかちゃんみたいな魔法少女じゃないですけど、でも、2人が戦ってる事を知ってて、知らないフリをするなんて嫌です」

 

(俺も戦うんだけどな)

 

内心そう突っ込みながら志郎は困った。

まどかの目から強い意志が感じられたからだ。

この目をした人間は頑固で人の言う事を聞かない癖があるからだ。

 

「だが、だ、まどか。これからどんな魔女が出て来るか分からんのだぞ?それに、君の御両親だって心配なさるだろうし……」

 

「それでも、嫌、です」

 

まどかのそれは最早ワガママだった。志郎の言っている事は筋が通っていて、一番安全な手段だという事は分かっていた。しかし、頭では理解できていても理性が“YES”を出さなかった。

 

「…………」

 

「…………」

 

沈黙が続いた。が、先に志郎が折れた。

 

「分かった。君がそこまで言うのならこっちも安全なように対策を考えておく。だが、暫くは我慢していてくれよ?」

 

それを聞いたまどかは顔を輝かせ、礼を言った。

 

「マミとさやかもそれでいいな?」

 

「おうともさ!」

 

「はい」

 

2人に確認すると、2人とも了承した。

 

「よし、それじゃあ今日はこれでお開きだ。時間とってすまなかったな」

 

志郎がテーブルに手をついて立ち上がった。

それに続くようにまどかとさやかも立ち上がる。

 

『少し待ってほしいな』

 

急に、そんな無機質な、聞き覚えがある声が響いた。

志郎達は声の聞こえた方向に振り向くと、ベランダにQBがちょこんと座っていた。

 

『君達に話しておきたい事があってね』

 

そう言いながら窓の硝子を、猫が爪を研ぐように両前脚で摩った。

その真意を悟ったマミは窓を開け、QBを家の中に入れた。

 

『ありがとう、マミ。それと、久しぶりだね。鹿目まどか』

 

「うん、久しぶり」

 

「それで?お前は何を伝えに来たんだ?」

 

志郎がそう尋ねると、QBは一呼吸置いて、

 

『魔法少女狩の犯人がほぼ確定したんだ』

 

「ほう。で、誰だ?」

 

志郎が聞く。次の瞬間、QBが発した名前は彼女達-特にまどか-にとって残酷なものだった。

 

『暁美ほむら、さ』

 

「え………」

 

「そんな………」

 

「やっぱり転校生かよ………!」

 

「ふむ………」

 

ある者は驚き、ある者は怒りを滲ませ、またある者は何かを考え始めた。

 

「何故ほむらが犯人だと分かったんだ?」

 

『それは簡単だよ、風見志郎。僕が現場を“見た”からさ』

 

それからQBは自身の経験を大雑把に話し始めた。

 

『実は昨日、ある魔法少女に“狩り”が行われると忠告されてね。それで今日指定された場所に行ったら確かにやられていたんだ。そして、そこに暁美ほむらがいた、ということさ』

 

「その魔法少女はどんな風にやられていたか分かるかしら?」

 

マミが聞いた。

 

『何か鋭利な物で斬られた感じだったね。身体能力が向上されている魔法少女をあそこまで斬殺されているなんて、相当なものだよ』

 

そう言うと、QBはピョコっとテーブルの上に乗った。

 

『僕がここに来たのにはもう1つ理由がある。鹿目まどか。君についてだ。さやかは知っての通り昨日なったけど、君はどうする?もし君が魔法少女になったら、これまでにないほど強力な、素晴らしい魔法少女になれる事を約束するよ』

 

「…………………」

 

まどかはそれを聞いて黙り込んでしまった。

もし、QBがただの勧誘に来たのであれば断っていた。しかし、“これまでにないほど強力な、素晴らしい魔法少女になれる”という言葉が彼女を迷わせていた。

ここで魔法少女になる選択をすれば当然マミやさやか、志郎は怒るだろう。しかし、それを代償に皆の闘いを少しでも楽にできるなら………。

 

「き、QB、私は」

 

「QB、いくつか確認したいんだが」

 

まどかの言葉を志郎が遮った。

 

『少し待ってくれないか?まどかが何か言おうとしているじゃないか』

 

QBが少し苛ついたように志郎に答える。

 

「そうだな。悪かった」

 

志郎がフッと笑い、謝る。

 

『それで、まどか。決めたんだね?』

 

「うん、私は」

 

まどかが決意した言葉を言おうとした瞬間、頭の中に言葉が走った。

 

《魔法少女になる、なんて言うなよ?》

 

「え………?」

 

唐突に聞こえたそれは、紛れもなく志郎のもので、まどかの意志とは反したものだった。

 

《理由は後で説明する。とにかくここは断っとけ》

 

言葉を続けないまどかに疑問を持ったのか、QBが尋ねた。

 

『どうしたんだいまどか?』

 

「あ、えと、その、ゴメンねQB。魔法少女になるのは、また、今度でいい?」

 

自分の決意とは違う事を言った為か、言い切るのに苦労しながらまどかは断った。

 

『そうか。それは残念だ。でも、もしなりたくなったらいつでも声をかけてくれ。すぐに終わるから』

 

そう言い残し、QBは去ろうとした。

 

「おい、ちょっと待てよ」

 

それを志郎が止めた。

 

「俺の話が終わってないぞ?」

 

『………。そういえばそうだったね。それで、なんだい?』

 

「QB、お前はほむらの能力を知っているのか?」

 

『………、どうしてそんな事を聞くんだい?』

 

「そうだよ、志郎!まさか、あんた転校生が犯人じゃないと思ってるんじゃ………!」

 

「いや、違う。今度ほむらと戦う事になった時、対策が立てやすいだろ?」

 

「そう、だけど………」

 

『なるほどね』

 

志郎の答えに、さやかは納得しないように、QBは逆に納得したように反応した。

 

「で、どうなんだ?」

 

『残念だけど、わからないね。僕が彼女を見た時にはすでに戦闘は終わってるからね。それに、まるで瞬間移動したかのようにすぐにどこかに行ってしまう』

 

「そうか………。引き止めて悪かったな」

 

『いいよ。それじゃあ僕は』

 

「ま、待って!」

 

QBが出て行こうとした時、マミが止めた。

 

「QB、今日も帰って来ないの?」

 

『ごめんね、マミ。僕もやらないといけない事があるから』

 

「そ、そう………」

 

『それじゃあ、また今度ね』

 

そう言ってQBは出ていった。

それから数歩歩いて周りに誰もいない事を確認し、

 

「やはり感情というのは厄介だ。嘘をつくのがこんなに難しいなんて」

 

と、喋った。

 

「せっかくのエネルギー源が消されているんだよ?その容疑者である暁美ほむらの能力を調べないはずがないじょないか」

 

ニヤリと笑って、QBは街中へと消えていった。

 

 

 

「それじゃあ、行くか」

 

QBが去って数分。外に出る準備を終えた志郎たちはマミの家を出た。

 

「あ、じゃあ、私はこれで」

 

志郎との約束をしたため、まどかは志郎達について行かず帰ろうとした。

 

「待て、まどか」

 

それを志郎が呼び止めた。

 

「え?何ですか、志郎さん?」

 

「もう暗い。俺が途中まで送ってくよ」

 

「え、いいですよ?そんな、悪いですし」

 

「そーそー!あ、もしかして志郎って本当にロリコンだった、とかぁ!?」

 

まどかの反応よりもさやかの反応に面倒臭さを感じた志郎は、違う、と一蹴した。

 

「ネクスト・デストロンが出るかもしれないからな。さやかやマミは戦闘能力を有しているが、まどかは違うからな」

 

「またまた〜!そんなこと言って〜!このさやかちゃんの目は誤魔化せ……ムググ!!」

 

さやかがさらにまくし立てようとしたところをマミが手で肩を塞いだ。

 

「はいはい。美樹さんは少し落ち着きましょうね。では、志郎さん。お願いします」

 

「ああ」

 

2人のやりとりにクスリと笑いながらも志郎はまどかを連れてエレベーターを降りていった。

 

 

 

 

「志郎さん………」

 

エレベーターに乗ってる途中、まどかが口を開いた。

 

「なんだ?」

 

「どうして魔法少女になる契約を止めろって言ったんですか?」

 

志郎はそれを聞いて、ああ、と答え、説明し始めた。

 

「さっき言ったろ?」

 

「?」

 

「まどかの覚悟は知っている。だがな、魔法少女になる事だけが戦う手段ではない、という事だ」

 

「…………………」

 

「俺の仲間に世界一の科学者と技術者がいる。彼らに頼んでなんとかするさ」

 

「そう、ですか………」

 

少し納得がいったというふうにまどかが答えると、志郎は、本当はな、と言葉を続けた。

 

「お前には戦って欲しくなんだ」

 

「なんでですか?」

 

「もう分かっていると思うが、闘うと言う事は常に死と隣り合わせだ。一歩間違えればあの世行き。死に対する恐怖はたとえどんなに高性能でも生き物である限り簡単には消せない。死んでしまったらそこまでだからな」

 

「……………はい」

 

まどかはそう言うと、俯いた。

それから、2人には会話は無く、彼女の家に着いた。

 

「それじゃあ、志郎さん、ありがとうございました」

まどかがそう言って頭をぺこりと下げる。

 

「ああ。また明日な」

 

志郎はそう答え、その場を離れた。

 

(理由はそれだけじゃないんだけどな)

 

遠くなっていく鹿目家を尻目に、志郎は内心、そう呟いた。

 

(敬介が気になっている事は多分ソウルジェムとグリーフシードの関係…………。それに加え、魔女を倒した時のあの感覚………。杞憂であってくれればいいが………)

 

これまでの事を整理しながら歩く志郎。

最悪のケースが頭を横切る。

 

(そうでない事を願いたいな)

 

だが、彼の戦士としての本能がその願いを否定していた。

 

 

 

〜1時間後〜

 

志郎とマミは人通りの少ない橋の下でさやかの訓練をしていた。

今日は魔女が見つからず、さやかがまだ魔法少女になって間もないため、戦闘技術を叩き込むためマミと志郎が開いた。

この日は、マミは見学で志郎が指導役をしていた。

 

「甘い!」

 

「ぐっ………!」

 

さやかは何回目か分からない蹴りを腹部に受け、川の中に飛ばされた。

 

「ま、まだまだ!」

 

陸に上がったさやかはそう言い、怪我を負った部分の周りに魔法陣のサークルを出し、傷を癒した。

 

「ヤァァァァ!」

 

さやかがサーベルを構え志郎に斬りかかった。

 

「動きが大きすぎる!それでは隙を突かれてやられるぞ!!」

 

志郎はそうアドバイスし、ゆらりとさやかの剣を躱し、再び腹部に蹴りを入れた。

 

「こんのぉぉぉぉぉ!!」

 

しかし、さやかは咆哮を上げて両脚に力を入れ、その場に止まり、蹴られた勢いを利用して身体を回転させ袈裟斬りを仕掛けた。

 

「ほう………」

 

志郎は驚いたように声を出し、すんでのところで避け、距離をとった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

 

さやかは肩で息をしながら剣を構えた。

 

「今日はここまでにしておこう」

 

志郎はさやかのヘソの部分を見てそう言った。

 

「な、何でよ!?」

 

さやかは納得できないというふうに言った。

 

「簡単だ。お前、自分のソウルジェム見てみろ」

 

「あ…………」

 

さやか自身、意識していなかったが、彼女の腹部にあるソウルジェムはかなり濁っていた。さやかはグラーフシードを取り出し、ソウルジェムを浄化した。

 

「お前は魔法少女になったばかりだ。慣れていないというのも仕方ないな」

 

志郎は優しくそう言って、一呼吸置いた。

 

「だがな、さやか」

 

先ほどとは打って変わってトーンを低くして言った。

 

「むやみに突っ込むだけじゃダメだ。もう少し考えて闘え」

 

「…………」

 

「例えば、カウンターをするとか、な」

 

「どうやってやるのさ?」

 

少々荒っぽく、さやかは言った。

 

「簡単だ。サーベルを貸せ」

 

志郎がそう言い、さやかは素直に手に持っているサーベルを渡した。

志郎はそれを受け取り、構えようとした。

が、何かに気付き、そのサーベルをマジマジと眺めた。

 

「し、志郎?どったの?」

 

突然の事に戸惑いながらさやかが聞いた。

 

「いや、な。お前の武器、中々面白いと思ってな」

 

「面白い?」

 

「ああ。これな、サーベルと思いきやサーベルではないんだ。そして、日本刀かというと、そうでもない。その中間にある武器だな」

 

「それで?」

 

「つまりはな、両方の武器の利点と欠点を持ってる」

 

「はぁ」

 

「これはあくまで俺の推測だが、もしお前が我流でこいつを使いこなせるようになれば相当強くなるぞ」

 

「え、本当!?」

 

“強くなる”という言葉に反応したのか、さやかは急に明るくなった。

 

「ああ。だが、それを見つけるには苦労するぞ?」

 

そんなさやかの様子に苦笑いしながら志郎が言った。

 

「へへ〜ん!このさやかちゃんに掛かればそんなの1週間ぐらいでマスターしてやるさ!!」

 

「そうか。まあ、頑張れ」

 

「おうともさ!見ておきなよ、志郎!あっと驚かせて」

 

「はいはい、2人ともそれまで」

 

それまで空気だったマミが志郎達に割って入った。

 

「そろそろ7時になるわ。美樹さん、そろそろ帰った方がいいわ。お家の方が心配するでしょ?」

 

「え?もうそんな時間!?」

 

マミに指摘され、しまったという顔をするさやか。

その様子に志郎がどうした、と聞くと、

 

「今日、ご飯食べに行くんだったー!!」

 

さやかはそう言って走って帰っていった。

 

「全く、あいつは」

 

その様子を見て志郎は苦笑した。

 

「ええ、本当に、ですね」

 

それにつられてマミもクスクスと笑う。

 

「さて、俺達も帰るか」

 

そうして、2人も家に帰った。

 

 

 

 

 

某所。

ここで、2人の少女がケーキを食べながら会話していた。

 

「明日だよね?」

 

「ええ。明日、戦力が一つ、増えるわ」

 

「それにしてもソウルジェムにあんな秘密があったなんてね」

 

「後悔してるの?」

 

「まさか!?そのおかげで君とこうして出会えたんだ!!もし、そうなるとしても君のためなら本望さ!!!」

 

「まぁ、悪い子ね。そんな事言って。ダメよ?貴女は私にとってとても大切な“家族”だもの」

 

「君にそんな事言われるなんて、感動しすぎて涙が溢れてきそうだよ」

 

「フフフ…………」

 

「アハハ」

 

彼女達の笑い声がしばらく、暗い空間の中で響いた。

 

 

つづく




いつまで続くのか、この第7話。
しかもまだタイトル回収できてない………。
プロットは全部完成してるのに、こんなに長くなるとは思わなんだ…………。
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