ヒーローは英雄ではない   作:hakusai

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なんか右手が疼きます…

…そうか。私が風邪を引いたからか…

熱が36,3度もある…


はい。それはともかく、球磨川さんを書いてると、私の中の、『ナニか』が疼き出します。

もう重症ですかね。なんにせよ、手遅れなのはわかりきったことですが。


敵と悪と負

人気のない寂れた裏通り。

その通りの一角の、廃業したバーがあった空き家に黒霧はいた。

今日も黒霧は“ある人”の命令でここにいる。

その人は数年前、とあるヒーローとの戦いで、傷を負い、ここにはいない。

 

その代わり、手のような形のなにかを顔につけた男はいる。

 

その男の名前は死柄木 弔。手で触れたものを崩す【個性】をもっている。触れただけでは崩せないようだが。

 

そんな危険な【個性】を持つ男と黒霧がなぜいるのかと言えば──

 

 

 

──ここが敵連合のアジトのような場所だからだ。

 

 

敵連合というのは、名の通り、敵の連合だ。

 

目的は主にオールマイトの殺害である。

 

今は黒霧と死柄木とあの人の3人であるが、後々メンバーは増えていくであろう。

 

今もメンバーを増やすため、とある男を探している。

 

しかし、誰を送っても返り討ちにされ、その誰もが精神障害を負っているのだ。

 

不自然きわまりないが、この【個性】社会。何があっても不自然ではない。

 

 

 

──と、

 

バーの扉が開いた。

 

咄嗟に黒霧は身構える。

 

なぜなら、ここにいるのは、体に黒いもやがかかったような男(黒霧)と、顔に手がついている、見るからに犯罪者の男(死柄木)しかいないからだ。

 

どう考えても通報されるであろう。

 

さらに、今日は来客の予定はない。

 

 

 

しかし、中に入ってきたのは、意外な者であった。

 

「なっ」

 

その男を見て、黒霧は驚愕する。

 

 

なぜなら、

 

『来ちゃった』

 

入ってきた男は、今絶賛勧誘中である男だったからだ。

 

しかもその男は、全身から負のオーラを放っており、黒霧たちのような場馴れしているような者でなければ、見るだけですぐにでも気絶してしまうような雰囲気を纏っていたのだ。

 

「な、何でここがわかったのですか?」

 

『んーとね、そーだね、君たちのファンだからとか?』

 

どうやら答える気はないらしい。

 

だが、こちらに来てくれたのは好都合だ。

 

このまま協力してもらうように説得(脅迫)すれば…

 

「まぁ、ここがなぜわかったかは良いでしょう。それで、ここに来たということは、私たちに協力してくれるということですか?」

 

『なんのこと?僕は、たまたまこの通りを通っているときに、偶然にもこの店が目に留まったから、ここに入っただけだよ?』

 

「そうなんですか。ですが、私たちが何者かはわかるでしょう?」

 

『いやーわからないなー。まさか君たち、自分が有名だと思い込んでる痛い人達?うわー引くわー』

 

「いちいちこちらをイラつかせることを言いますね…まぁいいでしょう。貴方に拒否権などないのですから。」

 

『人権侵害は重罪だってママに習わなかったのかい?僕は君をそんな風に育てた覚えはないよ!』

 

「貴方に育てられた覚えはないですね。それに、私たちは既に、犯罪者です。」

 

『うわー。「犯罪者です」キリッ とか言って恥ずかしくないの?』

 

「…話す価値もありませんね」

 

『価値がないから過負荷《マイナス》なのさ。それで?敵さんは僕に何の用なのかな?』

 

「…それを話す前に、私たちに協力するかどうか、決めてください。」

 

『協力するかどうか決めるために、それを聞いているんじゃないか。頭大丈夫?』

 

「貴方に頭の心配をされる筋合いはないです。それに、貴方に選択肢などないのですから、順番なんてどうでもいいでしょう?やるか死ぬかの二択なら、やるのを選ぶに決まってますからね。」

 

『んーそうだなぁ……じゃあやらないから。じゃあね。』

 

そういって学ランの少年は立ち去ろうとする。

 

バーの扉を開け、外に出ると───

 

 

 

────バーの中に入っていた。

 

『……ふぅん。ワープの個性っていうのはそういうことね。』

 

「個性のことまで知られているとは…生かして帰すわけにはいきませんね。死柄木君、やってしまいなさい。」

 

「……はぁ、仕方ないなぁ。」

 

といって、先程まで座っていた死柄木は立ち上がり、学ランの少年の腕にに“五本の指で触れた”。

 

すると───

 

 

『うわぁぁぁ!腕が崩れてるぅ!』

 

本人が言った通り、腕が崩れた。

 

そしてそのまま、学ランの少年の腕は崩れ落ちた。

 

『あああああああああああ!痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!』

 

そういって喚いている。

 

「煩いですね…死柄木君、殺しなさい。」

 

「言われなくても。」

 

そういって、今度は少年の頭に触れた。

 

 

 

『いや、だ、死にたくない!』

 

 

 

 

その声を最後に、少年の頭は崩れきった。

 

もう死んでいるだろう。

 

 

「じゃあ黒霧、片付けはよろしく。」

 

「はいはい……言葉だけは達者な人でしたね。何でこんな人が必要だったんでしょうかね。」

 

 

 

 

『口だけは達者って誰のこと?』

 

 

「っっ!」

 

 

黒霧は少年の死体があった場所を見る。

 

 

そこには、

 

 

 

 

無傷でへらへらと笑っている学ランの少年の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『───【大嘘憑き】僕の絶命を無かったことにした』




球磨川先輩(;´Д`)ハァハァ


もうさすがに学ランの少年の名前を言っていい気がしてきた。
というかなぜ言わないのかわからない。

もう最後まで名前なしでいこうかな。



誤字、脱字などありましたら、教えてくださると幸いです。

『じゃあ、また明日とか!』
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