遊戯王ARC-V Undead Duelist 仮面を添えて。   作:羽吹

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× ソリティア
○ パズル


その開闢は、仮面。(vs遊矢)

「……揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け、光のアーク! ペンデュラム召喚!

 (いで)よ! 我が僕のモンスターたち!」

「どういう、ことだ……まるで意味が分からんぞ!」

 

 思わず叫んだが、隣の柚子もアユちゃんも同じ感想だったのか、突っ込まれることはなかった。

 

 ーーー

 

 何があったのかをざっくばらんに話そうと思う。

 事の始まりは遊勝塾に見学者が来たことだ。タツヤ君という優等生を絵に書いたような子だった。

 その子へのプロモーションデュエルを榊君と、何故か権現坂君が行った。しかし、柚子がストロングだったので機械が壊れたのだ。

 そのタイミングで榊君にデュエルチャンピオンのストロング石島さんとのデュエルが決まったのだ。

 報酬は新しいソリッドビジョンシステムだった。

 

 その結果がこれだ。榊君が新しい召喚をやり始めたのだ。控えめに言って意味が分からない。

 だが、それよりも大きな問題がある。遊勝塾が目立つことだ。私は目立たないからこそここ(遊勝塾)に入塾したというのに。

 

 そして次の日になった。案の定遊勝塾に人溜まりができていた。辟易した私は自主休塾しようとしたのだが、柚子に力ずくで引きずり込まれた。酷い。

 

「はーい、入塾希望者はこちらにお並び下さーい」

 

 棒読みである。誰よこの女! とかここが遊矢のハウスね、といった声が聞こえる。因みに榊君のハウスはここじゃないので。あしからず。

 

 そんなこんなで色々あって、ペンデュラム召喚のプロモーションに榊君と柚子がデュエルをしたのだが、酷かった。ペンデュラム召喚はできず、その上ペンデュラムカードが必要だと判明し、入塾希望者は居なくなった。嬉しい。

 

 それからが大変だったのだ。榊君の特訓が始まったからだ。一日中ペンデュラム召喚の繰り返し。それを数日間ずっと。

 ペンデュラム召喚だけに拘るのはかえって危険だと思うのだけど、私は別に困らないので無視しておいた。

 

 そんな時期だ。赤馬社長から電話がかかってきた。

 ペンデュラムについて詳しく話せ、と言われたので、「振り子、変動の英字表記。アクセントはe」と答えて切った。その後にも何度か電話がかかってきたけど無視する。仮面デュエリスト・ユーカとペンデュラム召喚に接点はありません。

 

 そんな日々が数日続いたある日、榊君からデュエルを申し込まれた。なんでもペンデュラム召喚の基本が分かったので、塾の全員とデュエルをするらしい。私はその内の一人だったのだ。

 

「私が、最初にデュエルを……?」

「そうだ! 遊歌ちゃんは最近塾ではデュエルしていなかっただろう! それに君のタクティクスは相当洗練されてる。初見のペンデュラム召喚でも対処できるかもしれない」

 

 つまり、天狗になっている榊君の鼻っ柱を折れと? 嫌です。その内勝手に折れると思います。

 そう思いはしたのだが、私もペンデュラム召喚に興味がないわけではなかった。私は塾長におーけーの返事をしたのである。

 そしてデュエルの当日。榊君の目に生気がなかった。

 

「俺が三日間徹夜で考えた新しい『EMペンデュラムデッキ』の初公演。お楽しみは、これからだ!」

「……えっ? 三日間、徹夜で……?」

 

 大丈夫なの? そのデッキ? と言いかけて止める。榊君の表情は暗く、隈も凄い。明らかに寝不足だ。

 私は一末の不安を感じながらもデュエルフィールドに入っていくのだった。

 

 ーーー

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが!」

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い!」

「フィールド内を駆け巡る!」

 

「「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形!」」

「アクション──」

「「──デュエル!!」」

 

「アクションフィールド、セットオン!

 今回のフィールドはっ! これだぁ!」

 

 《ネザーワールド(Nether World)ハーデース(Hades)》!

 

「あっ……使用頻度の高いテーブルから選ばれたかな……? 遊歌ちゃんの得意フィールド!

 このフィールドは死の世界! 暗く淀んだ雰囲気をお楽しみください! ン熱血だぁ!」

 

 

「俺が先攻を貰う! 《EM(エンタメイト)ユニ》を召喚!

 更に《EMユニ》の効果で手札から《EMコン》を特殊召喚! 2体揃ってユニ☆コーン!

 更に《EMコン》の効果! 《EMユニ》と《EMコン》を守備表示にすることでデッキから『オッドアイズ』モンスター1体を手札に加えられる!」

 

 ユニ! コーン! と露出の多い女性型モンスターが現れ、彼女たちが遊矢へと投げキッス。

 実体を持ったハートが遊矢の手の中で弾け、中から1枚のカードが出現した。

 

「それじゃあ、遊歌、皆! 俺の練習の成果をしっかり見ていてくれよ! ペンデュラム召喚だ!

 俺はレフトペンデュラムゾーンに《EMギタートル》をセット! 更にライトペンデュラムゾーンに《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》をセットする!

 1ターンに1度《EMギタートル》がある時にもう一方に『EM』ペンデュラムカードが発動した時、カードを1枚ドローできる!

 これでレベル4と5のモンスターが同時に召喚可能となった! ペンデュラム召喚! 手札より現れろ! 《EMペンデュラム・マジシャン》!」

「《EMギタートル》のスケールは3、《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》のスケールは6。

 スケール間のレベルのモンスターを手札から特殊召喚できる召喚法……」

(それだけ……? メリットが消費に見合っていない……。きっとまだ何かあるに違いない)

 

 遊矢の左右に光柱が現れ、その中にペンデュラムモンスターとスケールが描かれている。

 彼らの間を振り子のソリッドビジョンが揺れ、その間から魔術師が召喚された。

 

「特殊召喚された《EMペンデュラム・マジシャン》の効果! 自分フィールドのカードを2枚まで破壊して、デッキから『EM』モンスターを手札に加える!

 俺は《EMペンデュラム・マジシャン》自身と《EMコン》を破壊して《EMドクロバット・ジョーカー》と《EMリザードロー》を手札に加える!

 そして破壊されたペンデュラムモンスターはエクストラデッキに行き、ペンデュラム召喚時にはエクストラデッキからもペンデュラムモンスターを召喚できる!」

 

 ペンデュラム・マジシャンとコンが煙に包まれる。

 遊矢が 1(ワン). 2(ツー). 3(スリー)! の掛け声を上げるとそのモンスターたちは別のモンスターに変わり、手札に戻っていった。

 まるで手品のような演出にアユちゃんやフトシ君、タツヤ君も歓声を上げていた。

 

「更にカードを1枚セットしてターンエンド!」

 

【遊矢】

 LP4000

 手札3枚

 P 《EMギタートル》

   《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

 場 

   《EMユニ》

   伏せカードが1枚

 

(エクストラデッキからペンデュラム召喚できる?

 アンデットよりよっぽどゾンビじゃない……)

「私のターン! ドロー!

 《トレード・イン》を発動。《闇より出し絶望》を墓地に送って、カードを2枚ドローする。

 続けて永続魔法《ミイラの呼び声》を発動し、手札から《地獄の門番イル・ブラッド》を特殊召喚!

 更に《イル・ブラッド》をデュアル召喚する!

 《イル・ブラッド》のデュアル効果を発動! 墓地から《闇より出し絶望》を特殊召喚する!」

 

 軽快なリズムを奏でているように、大型のモンスターが簡単に並んでいく。一切の無駄がないタクティクスに場外から歓声が上がる。

 

「遊歌さんのデュエル、始めて見ましたけど、凄い。カードの選択に躊躇いが全くない。即断即決でこの完成度。信じられない、新しくドローしたカードを一瞬で戦術に取り込んだ……」

「うん、凄いよね。数えきれないくらいデッキを回さないと辿り着けない境地だと思う。

 でも遊歌お姉ちゃんって公式戦では勝てないんだよ。いつも相手が逆転しちゃうの!」

「不思議だよなー」

 

 小学生組が談笑しているのをよそ目に見て、遊歌は闇より出し絶望の肩に飛び乗る。

 風に揺られてロングスカートが微かに靡いた。

 

「バトル! 《地獄の門番イル・ブラッド》で《EMユニ》を攻撃! ヘルズゲート!」

 

 相方が居なくなって一人寂しそうに座っていたユニは地面に開いた地獄の門に引きずり込まれ、悲鳴を上げて消えていった。

 

「続けっ! 《闇より出し絶望》でダイレクトアタック! ディスペアー・オブ・ダークネス!」

「そうはさせない! ここで奇跡が起きる! フェニックス・マニピュレーション!」

 

 ぽんっ、と何かが破裂するような音と共に白煙が辺りに立ち込める。

 数瞬の後に煙が晴れ、そこにはオッドアイズ・ライトフェニックスが守備表示で存在した。

 

「《EMライトフェニックス》? そのカードはペンデュラムゾーンに置かれていたはず……!」

「俺はペンデュラムゾーンの《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》の効果を発動したのさ!

 このカードは相手の直接攻撃宣言時に発動できる! もう一方のペンデュラムゾーンのカードを破壊して、フィールドに特殊召喚する!

 更に永続罠《臨時収入》をチェーン発動していた! このカードは自分のエクストラデッキにカードが加わる度にカウンターを置く!」

「……《闇より出し絶望》で《ライトフェニックス》を攻撃。ディスペアー・オブ・ダークネス!」

 

 せっかく出てきたライトフェニックスだったが、闇より出し絶望に破壊され、フィールドからいなくなった。奇跡とは儚いものである。

 

「《ライトフェニックス》はエクストラデッキに行く! これで《臨時収入》のカウンターは2個!」

「私はカードを3枚セットしてターンエンド!」

 

【遊歌】

 LP4000

 手札1枚

 場 

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   伏せカードが3枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札3枚

 P 

 場 

   永続罠《臨時収入》C2

 

「俺のターン! ドロー!

 《EMドクロバット・ジョーカー》を召喚!

 このカードが召喚に成功した時、デッキから『EM』モンスター・『魔術師』ペンデュラムモンスター・『オッドアイズ』モンスターのいずれか1枚を手札に加える!

 俺が選択するのは《EMパートナーガ》!

 更にレフトペンデュラムゾーンに《EMパートナーガ》を、ライトペンデュラムゾーンに《EMリザードロー》をセッティング!

 そして《EMパートナーガ》のペンデュラム効果を発動! 自分フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで、自分フィールドの『EM』カードの数×300アップする!

 これで《EMドクロバット・ジョーカー》の攻撃力は900上昇して、2700にまで上がった!」

 

 ドクロバット・ジョーカーが巨大化する。

 遊矢はモンスターを満足そうに見上げて、次の戦略を頭の中で思い描いていく。

 

(ここから《EMペンデュラム・マジシャン》と《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》をペンデュラム召喚する。

 そして《EMペンデュラム・マジシャン》の効果で自身と《EMパートナーガ》を破壊。

 デッキから《EMシルバー・クロウ》と《EMラディッシュ・ホース》を手札に加える。

 《EMシルバー・クロウ》をレフトペンデュラムゾーンにセットして《EMリザードロー》の効果で1枚ドローする。

 ライトペンデュラムゾーンに《EMラディッシュ・ホース》をセッティングして、効果を使用。

 更に《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》の効果で《EMドクロバット・ジョーカー》の攻撃力を上げれば、あら不思議!

 4000ポイントの超過ダメージを与えられる!)

 

 よしっ、と小さく声を上げて遊矢は顔をあげる。

 見上げた先には闇より出し絶望に乗った遊歌が見下ろしていた。ロングスカートなので見えない。ちゃんと計算されているのだ。

 

「俺はスケール3の《EMパートナーガ》と、スケール6の《EMリザードロー》でペンデュラム召喚!

 現れろ! 《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》《EMペンデュラム・マジシャン》!

 特殊召喚された《EMペンデュラム・マジシャン》の効果を発動! 破壊するのは自身と《EMパートナーガ》だ!」

「罠発動! 《無力の証明》! 自分フィールド上にレベル7以上のモンスターが居る時、相手のレベル5以下のモンスターを全て破壊する!

 更に速攻魔法《相乗り》を発動! このカードが発動したターン、ドロー以外で相手がデッキからカードを手札に加える度に私はカードを1枚ドローする。

 まだ。チェーン4に罠発動! 《積み上げる幸福》! このカードはチェーン4以降にのみ発動でき、その効果で私はカードを2枚ドローする!」

 

 絶望が吠える。冥界を模したアクションフィールドが呼応して、足元の血の池から腕が突き出される。

 遊矢のモンスターが全て血の池に引きずり込まれる。始めは上がっていた水泡がだんだんと小さくなり、やがて上がらなくなった。

 

「絶望は消えない。どんなに忘れようと努力をしても、絶対に消えはしない。心のどこかに残り続ける。

 いつまでも、いつまでも。終わることなく……」

「そんなことはない! 絶望の中にだって希望はある! 微かでも、頼りなくても! 絶対にあるんだ!

 その証明に《EMペンデュラム・マジシャン》の効果は生きている! 《EMパートナーガ》が破壊されたことで、デッキからカードをサーチする!

 俺は《EMラディッシュ・ホース》を手札に加え、レフトペンデュラムゾーンにセット!

 そして希望は繋がる! ライトペンデュラムゾーンの《EMリザードロー》の効果を発動。リザード・カードロー!」

 

 リザードローが遊矢のデュエルディスクに乗る。

 一礼した後、杖でディスクをコン、と叩く。するとデッキトップのカードが光り、遊矢はそのカードを引く。その衝撃でリザードローはディスクから落ちて、煙になって消えていった。

 

「《リザードロー》はもう片方のペンデュラムゾーンに『EM』モンスターが居る時、自身を破壊して1枚ドローできる! ありがとう《リザードロー》。

 更に永続罠《臨時収入》を墓地に送ってカードを2枚ドロー! 《EMパートナーガ》が破壊されてエクストラデッキに送られた事でこのカードのカウンターは既に3個貯まっている!

 そして《金満な壺》を発動! このターンのペンデュラム召喚以外の特殊召喚を封じる代わり、エクストラデッキから《EMリザードロー》《EMギタートル》《EMドクロバット・ジョーカー》をデッキに戻して2枚ドローする!

 カードを1枚セットしてターンエンド!」

 

【遊歌】

 LP4000

 手札4枚

 場 

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

 

【遊矢】

 LP4000

 手札5枚

 P 《EMラディッシュ・ホース》

 場 

   伏せカードが1枚

 

「私のターン。ドロー。

 魔法カード《アドバンスドロー》を発動する。

 自分フィールド上の《闇より出し絶望》を墓地に送って2枚ドロー。そして《イル・ブラッド》の効果で《闇より出し絶望》を蘇生する!

 さあ、バトルよ! 《地獄の門番イル・ブラッド》で攻撃! ヘルズゲート!」

「永続罠発動! 《EMピンチヘルパー》!

 このカードは相手の直接攻撃宣言時に発動できる! その攻撃を無効にして、デッキから『EM』モンスター1体を特殊召喚する!

 来い! 《EMスプリングース》!」

 

 遊矢がシルクハットを取り出して投げる。

 ふわりと宙を舞ったシルクハットだったが、ポン、と軽快な音と共にその姿を鳥へと変貌させた。

 

「《闇より出し絶望》で《スプリングース》を攻撃! これでガチョウは焼き鳥になったわね!

 カードを4枚セットしてターンエンド!」

(もはや罠デュエルになってる。エクストラなしのデュエルは流石に厳しいと言わざるを得ないか)

 

【遊歌】

 LP4000

 手札2枚

 場 

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   伏せカードが4枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札5枚

 P 《EMラディッシュ・ホース》

 場 

   永続罠

   《EMピンチヘルパー》

 

「俺の、ターン! ドロー! いくぜ、遊歌!

 これが俺が三日間徹夜で考えた『EM』の力だ!

 ライトペンデュラムゾーンに《EMオオヤドカリ》をセットして、手札から速攻魔法《揺れる眼差し》を発動!

 お互いのペンデュラムゾーンのカードを破壊する。そして2枚破壊した時は500ポイントのダメージとペンデュラムカードを1枚サーチできる!」

 

 隈のできた目を揺らして遊矢は速攻魔法を発動する。今までも普段の遊矢よりテンションが高かったが、更にハイになっている。徹夜の代償である。

 

「残念ね。既にその戦略(自らPカード破壊)はお見通しよ!

 速攻魔法発動! 《魔力の泉》!

 相手フィールドの表側表示の魔法・罠の数だけ私はデッキからカードをドローする。その後、自分フィールドの表側表示の魔法・罠の数だけ手札からカードを捨てる!

 私は4枚ドローして2枚捨てる!

 このカードの発動後、次の榊君のターン終了時まで、榊君のフィールドの魔法・罠カードは破壊できず、効果が無効にもならない!」

 

 破壊してサーチするなら、破壊できなくすればいいじゃない。と言わんばかりのタクティクス。これで揺れる眼差しは効果を適用できなくなった。

 だがその効果はあくまで副次効果だ。本来は手札増強カード。それも1枚のカードで4枚ドローし2枚捨てたのだ。宣言通り、遊矢の戦術は読まれていたのである。

 

「くっ! 《揺れる眼差し》が躱された!?

 でも、まだ手はある! 俺は墓地から《EMスプリングース》の効果を発動する!

 このカードを墓地から除外することで、ペンデュラムゾーンの《EMラディッシュ・ホース》《EMオオヤドカリ》の2枚を手札に戻す! 破壊はしない!

 そしてライトペンデュラムゾーンに《EMオッドアイズ・ユニコーン》、レフトペンデュラムゾーンに《EMヒックリカエル》をセット! これでレベル4から7のモンスターが同時に召喚可能!」

 

 一瞬考え込んだ遊矢だったが、その表情から笑顔が消えることはない。最後までデュエルを楽しもうと言う意思の現れなのだろうか。

 再びペンデュラムカードをセッティングした遊矢の両端に光の柱が現れ、ペンデュラム召喚の準備が整った。

 

「お楽しみは、これからだ!

 さあ、遊歌! 俺が見出だしたペンデュラム召喚の一つの可能性を見せてやる!

 それは、モンスターの絆! そしてパワーだ!

 手札から《EMラディッシュ・ホース》を特殊召喚! 相手フィールドに特殊召喚されたモンスターが存在し、更に相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターの数より多い時、このカードは手札から特殊召喚できる!」

 

 レベル4 ATK500 DEF2000

 《EMラディッシュ・ホース》

 

 このモンスターが皆を繋げる架け橋になる!

 そう遊矢が笑って、遊歌も微かに笑って返す。

 

「モンスターの絆。思い入れ。愛着や執着。

 それはデュエリストなら持っていて当然のもの! その想いがデッキに伝わり、応えてくれる!

 さあ、榊君が見出だした新しいデッキへの想い。私に全力でぶつけてくると良い!

 私が、私のデッキが丁寧に捩じ伏せてあげる!」

「俺たちの絆☆パワーは負けはしない!

 初めに《EMヒックリカエル》のペンデュラム効果を発動! 《EMラディッシュ・ホース》の攻撃力・守備力を入れ換える!

 そしてペンデュラム召喚だ! 俺は手札から《EMオオヤドカリ》を、エクストラデッキから《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》《EMパートナーガ》を特殊召喚する!

 そして特殊召喚された《EMパートナーガ》の効果を発動! このカードが特殊召喚された時、自分フィールドのモンスター1体を選択して発動する。

 そのモンスターの攻撃力は自分フィールドの『EM』モンスター数×300ポイントアップする!

 俺は《EMラディッシュ・ホース》を選択して、攻撃力を1200ポイントアップさせる!」

 

【遊歌】

 LP4000

 手札4枚

 場 

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   伏せカードが3枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札2枚

 P 《EMオッドアイズ・ユニコーン》

   《EMヒックリカエル》

 場 

   《EMオオヤドカリ》

   《EMパートナーガ》

   《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

   ATK3200

   《EMラディッシュ・ホース》

   永続罠

   《EMピンチヘルパー》

 

「まだだ! 《EMオオヤドカリ》の効果も発動!

 《EMラディッシュ・ホース》の攻撃力を自分フィールド上の『EM』モンスターの数×300ポイント、アップさせる!

 仲間の結束によって《EMラディッシュ・ホース》の攻撃力は4400まで上がった!

 でもこんなものでは終わらせない! お楽しみは、まだまだこれから! CM無しのノンストップ!

 フィールド魔法《EMドラマチックシアター》を発動する! 自分フィールドのモンスターの攻撃力は、自分フィールドのモンスターの種族の数×200ポイントアップする!

 そして主役は遅れて登場する! 我らがドラゴン! 世にも珍しい二色の眼! 《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》!」

 

 フィールドに虹が架かる。

 赤の《ラディッシュ・ホース》

 橙の《ライトフェニックス》

 黄の《パートナーガ》

 緑の《ヒックリカエル》

 青の《オオヤドカリ》

 藍の《オッドアイズ・ユニコーン》

 紫色が足りないが、それはオオヤドカリとオッドアイズ・ユニコーンが補っていた。

 

 冥界の世界が明るく照らされていく。薄暗いと感じられるまで照らされた世界。その上空に現れた虹に向かって、遊矢はライトフェニックスに乗って空を飛んだ。

 今度は遊歌が遊矢に見下ろされる。見上げる遊歌を傍目に、遊矢は虹を駆けている竜に飛び乗った。背中に主人を乗せた竜は、赤と青の二色の軌跡を描く眼でフィールドを見渡して歓喜に吼えた。

 

「《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》……! まさかそのフィールド魔法には更なる効果が……」

「その通りだ! 俺は《EMドラマチックシアター》のもう一つの効果を発動したのさ!

 自分フィールドの『EM』モンスターの種族が4種類の場合、手札・デッキ・墓地から『オッドアイズ』モンスター1体を特殊召喚できる!

 更に自分フィールドにドラゴン族モンスターが増えたことで《EMドラマチックシアター》の攻撃力上昇は1000ポイントになった!」

 

 《オオヤドカリ》は水族

 《パートナーガ》は爬虫類族

 《ライトフェニックス》は鳥獣族

 《ラディッシュ・ホース》は植物族

 4種類の種族がフィールドに存在していたからこそ呼べるエースカード。まさに主役である。

 

「これで皆の想いは繋がった! 《EMラディッシュ・ホース》の効果を発動! 遊歌の《地獄の門番イル・ブラッド》の攻撃力を《EMラディッシュ・ホース》の攻撃力分下げ、自分フィールドの《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の攻撃力に《EMラディッシュ・ホース》の攻撃力を加える!

 最後に《EMパートナーガ》をリリースして《EMドラミング・コング》をアドバンス召喚!」

 

【遊歌】

 LP4000

 手札4枚

 場 

   ATK0

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   伏せカードが3枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札0枚

 P 《EMオッドアイズ・ユニコーン》

   《EMヒックリカエル》

 場 

   ATK1500

   《EMオオヤドカリ》

   ATK2600

   《EMドラミング・コング》

   ATK3000

   《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

   ATK5400

   《EMラディッシュ・ホース》

   ATK8900

   《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

   フィールド魔法

   《EMドラマチックシアター》

   永続罠

   《EMピンチヘルパー》

 

「さあ、バトルだ! 《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》で《地獄の門番イル・ブラッド》を攻撃っ! 螺旋のストライクバーストォ!

 この瞬間、ペンデュラムゾーンの《EMオッドアイズ・ユニコーン》の効果を発動! 『オッドアイズ』モンスターの攻撃宣言時にそのモンスター以外の『EM』モンスターの元々の攻撃力を攻撃モンスターに加える!

 俺は《EMドラミング・コング》を選択して《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の攻撃力を1600ポイントアップさせる!

 これで攻撃力は10500!《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》のリアクション・フォース(効果)で2倍の21000のダメージだ!」

「っ、墓地から《タスケルトン》の効果を発動!

 このカードをゲームから除外することで《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》の攻撃を止める!」

 

 たーすけーるとーん、と小さな豚が攻撃に割って入り、身代わりになった。

 圧倒的に不利な立場に追い込まれ、虎の子であろうタスケルトンを使わされたと言うのに、遊歌の表情に焦りは感じられない。むしろこれから楽しくなるのだと、生死のギリギリこそ楽しいのだと笑っているように見えた。

 

「止められた……! ならこれはどうかな!

 《EMラディッシュ・ホース》で《地獄の門番イル・ブラッド》を攻撃!5400の超過ダメージだ! 野菜のストライクバーストォ!」

「永続罠発動! 《光の護封霊剣》!

 1000のライフを払って攻撃を無効にする!」

 

 更なる防御策。光の剣がフィールドに降り注いで、遊歌に向かって飛んできていた大根を貫く。

 自分の尻尾を貫かれたラディッシュ・ホースは悲しそうに大根を見つめていた。

 

「まだだ! 俺の攻撃は続いている! 《EMドラミング・コング》で《地獄の門番イル・ブラッド》を攻撃! ドラミング・ハウリング!

 そして《EMドラミング・コング》の効果発動! モンスターと戦闘する時、自分のモンスター1体の攻撃力を600ポイントアップさせる!」

「永続罠《光の護封霊剣》の効果発動!

 ライフを1000支払って、攻撃を無効にする!」

 

 再び光の剣がフィールドに降り立つ。

 ドラミング・コングの打ち鳴らした振動が剣に吸収され、イル・ブラッドには届かない。

 遊矢は顔を歪ませて最後の攻撃を宣言する。

 

「《EMオオヤドカリ》は守備表示……。

 最後の攻撃だ! 《EMライトフェニックス》で《地獄の門番イル・ブラッド》を攻撃する!」

「私は当然《光の護封霊剣》を使う。

 1000のライフと引き換えに攻撃を止める!」

「……俺は、ターンエンドだ……!」

 

 遊矢の声に微かに悔しさが混じる。このターンで勝敗を決めたかったのだろう。

 だが実際は遊歌のライフは残り、モンスターすら倒せていない。この状態で遊歌にターンを渡す不安はある。だがペンデュラム召喚は立て直しが容易だ。次の自分のターンにもこのターンと同じことができる。

 そこまで考えて遊矢は顔を上げて、遊歌を見る。

 

 笑っていた。表情に目に見える変化は無くても分かるほどに、楽しそうに愉しそうに笑っている。

 その表情を見て、遊矢はゾッとする感覚を覚える。笑顔ってこんなにも違和感のあるものだろうか。いいや、そんな筈はない。遊矢はそう思う。

 デッキトップのカードを爪で軽く弾き、できた空間に中指を差し込む。人差し指と中指でカードを挟み、遊歌は静かにカードを引いた。

 

【遊歌】

 LP1000

 手札4枚

 場 

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   《闇より出し絶望》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   永続罠

   《光の護封霊剣》

   伏せカードが2枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札0枚

 P 《EMオッドアイズ・ユニコーン》

   《EMヒックリカエル》

 場 

   ATK1500

   《EMオオヤドカリ》

   ATK2600

   《EMドラミング・コング》

   ATK3000

   《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

   ATK2700

   《EMラディッシュ・ホース》

   ATK3500

   《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》

   フィールド魔法

   《EMドラマチックシアター》

   永続罠

   《EMピンチヘルパー》

 

「私のターン! ドロー!

 魔法カード《マジックプランター》を発動する。永続罠《光の護封霊剣》を墓地に送って、デッキからカードを2枚ドローする。

 そして墓地から《ヴァンパイア・ソーサラー》を除外! このターン1度だけ『ヴァンパイア』モンスター召喚時のリリースをなくす。

 手札から《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》を召喚! このカードの召喚に成功した時、自分より攻撃力の高いモンスターを装備する!

 その効果で《オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン》を装備する!」

 

 エースカードが奪われた遊矢は狼狽えてはいたものの、デュエルから意識を逸らしてはいない。

 このターンを耐えて次のターンまで持ちこたえてみせる、と遊矢は意気込んでいるのだ。

 

「更にフィールド魔法《アンデットワールド》を発動する。これでフィールドに存在するモンスターは全てアンデット族になった!

 よって《EMドラマチックシアター》の攻撃力上昇は200ポイントのみになる。

 次に永続魔法《奇跡のピラミッド》を発動する。

 相手フィールドのモンスターの数×200ポイント、自分フィールドのモンスターの攻撃力を上げる!」

 

【Corps of corpse 遊歌】

 LP1000

 手札3枚

 場 

   ATK2900

   《地獄の門番イル・ブラッド》

   ATK3600

   《闇より出し絶望》

   ATK5300

   《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》

   フィールド魔法

   《アンデットワールド》

   永続魔法

   《ミイラの呼び声》

   《奇跡のピラミッド》

   伏せカードが2枚

 

【遊矢】

 LP4000

 手札0枚

 P 《EMオッドアイズ・ユニコーン》

   《EMヒックリカエル》

 場 

   ATK700

   《EMオオヤドカリ》

   ATK1800

   《EMドラミング・コング》

   ATK2200

   《EMオッドアイズ・ライトフェニックス》

   ATK1900

   《EMラディッシュ・ホース》

   フィールド魔法

   《EMドラマチックシアター》

   永続罠

   《EMピンチヘルパー》

 

「さあ、バトルの時間よ!

 《闇より出し絶望》で《EMライトフェニックス》を攻撃! ディスペアー・オブ・ダークネス!」

「っ、ぅぁあぁぁあああぁあああああっ!」

 遊矢LP4000→2600

 

 ライトフェニックスの光が失われていく。羽が黒く染まり、体に侵食し、二色の眼まで共に黒く染まり、冥界の地層へと沈んでいった。

 ライトフェニックスに跨がっていた遊矢は、落下の衝撃をまともに受けて空を舞っている。

 主人の身を守ろうと、落下地点にドラミング・コングが駆ける。受け止めることで衝撃を減らすのだろう。

 だからこそ。

 

「《ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア》で《EMドラミング・コング》を攻撃! ヴァンプ・サック!」

「っ永続罠《EMピンチヘルパー》の効果を発動!

 攻撃宣言時にこのカードを墓地に送ることで、その戦闘で発生する自分へのダメージを0にする!

 避けろっ! 《ドラミング・コング》っ!」

 

 遊矢も意地だ。空中で永続罠の効果を処理する。これで今の状況は、受け止めてくれる存在のいない空中ブランコそのものである。

 ドラミング・コングがヴァンパイアに血を吸われて崩れ落ちるのを横目に確認して、覚悟を決める。

 マントを無理矢理脱いで、パラシュートの要領で勢いを殺す。空中で反転して着地点を確認。背中から接地して転がることで衝撃を殺した。

 

「っ、はっ、はぁ、はあっ! い、生きてる……!」

「残念、ここは冥界。貴方は既に死んでいるの」

「後ろっ!? っ、いつの間に背後を!?」

「ダメじゃない。油断しちゃ。悪夢にうなされて起きたからって、別に幸せになれる訳じゃないのよ。起きてからが本当の悪夢かもしれないのに。

 罠発動。《ナイトメア・デーモンズ》!」

 

 嘲笑が聞こえる。甲高い、耳障りな声が遊矢を取り巻いて、その声が悪魔へと変貌する。

 3体の悪魔が遊矢のフィールドで主人を煽っている。ナイトメア・デーモンズの効果は相手の精神にまでダメージを与えていた。

 

「私は《ナイトメア・デーモンズ》のコストとして《闇より出し絶望》をリリースして、榊君のフィールドに《ナイトメア・デーモン・トークン》を3体特殊召喚する。

 そして《闇より出し絶望》がフィールドから墓地に送られたことで、手札より速攻魔法を発動する。《デーモンとの駆け引き》!

 その効果によって、デッキから《バーサーク・デッド・ドラゴン》を特殊召喚する!」

「あっ、そんな……」

(俺のフィールドを埋めるカード……?

 それは、そのままペンデュラム召喚の対策になる筈。どうして前のターンに使わなかったんだ……? そうか。遊歌は俺が見出だした可能性を潰さずに、試させてくれたんだ……!

 ああ、悔しいなぁ。でも、俺はこれからまだまだ成長できる。そしてこのデュエルだって、諦めるにはまだまだ早すぎる!)

 

 このデュエルはアクションデュエルなのだ。アクション魔法でこのターンを凌ぎきれない道理はない。

 だが駆け出そうとする遊矢の足に何かが絡み付いた。粘ついた悪意のようなもどかしさを感じて遊矢は原因を探る。

 父親だった。遊勝だった。

 驚いて遊矢が手を伸ばすと、遊勝は消える。そして罵声が聞こえてくる。嘗て聞いた、心を殺す言葉が。

 

 ナイトメア・デーモンズに取り憑かれて動けない遊矢を見て、遊歌はゴメンね、と小さく呟く。

 出来ればこのカード(ナイトメア・デーモンズ)は榊君相手には使いたくなかった、と続けて、手を翳しながらバーサーク・デッド・ドラゴンを見上げる。

 そして、静かに遊歌は手を振り下ろした。

 

「《EMユニ》と《EMコン》の効果は知ってる。榊君が前から使っていたカードだからね。

 だからこそ言うけど彼女たちでは防ぎきれない。まあ、悪夢にうなされて聞こえてないだろうけど。

 ……《バーサーク・デッド・ドラゴン》で《ナイトメア・デーモン・トークン》3体を連続攻撃。バーサーク・ストラグル!」

 

 遊矢LP2600→0

 

 ーーー

 

「柚子、榊君の様子はどう?」

「大丈夫。寝てるだけみたい。デュエルが終わった途端に倒れるから何事かと思ったけど、単純に寝不足なだけね、これは」

 

 呆れたような口調だった。デッキの調整の為に3日間寝ていないことは言わないでおいてあげよう。

 

「あぁ、でも《ナイトメア・デーモンズ》のせいで悪夢にうなされてなければいいんだけど……ぅん?」

 

 電話だ。表示された番号を見て、顔をしかめる。

 赤馬社長からだ。無視したいところだけど、何回もかかってくるのは面倒くさい。しょうがないにゃあ……。

 

「柚子、ゴメン。電話がかかってきたから、ちょっと席を外すね。塾長にも言っておいて!」

 




遅くなりました。書いてる時間が無かったのじゃ……
因みに遊歌の残りの伏せカードは《非常食》です。魔力の泉、光の護封霊剣、ミイラの呼び声の全てに意味のあるカードです。始めのプロットでは使ってたのですが、細部は常に変化しているのでお蔵入りになっちゃいました。

 お☆ま☆け

遊矢「皆! 俺のデッキを紹介するぜ!」

『ぐるぐる☆脳☆筋☆エンタメイト☆デッキ』

・モンスター
 EM各種1枚ずつ
 オッドアイズPモンスター各種1枚ずつ

・魔法
 EM各種1枚ずつ
 揺れる眼差し(目眩)
 金満な壺(置物)

・罠
 EM各種1枚ずつ
 臨時収入1枚(年1回のボーナス)

・エクストラデッキ
 お菓子は300円まで

「さあ、皆さんご一緒に! 
         お楽しみは、力ずくだ!」
 (攻撃力10500のオッドアイズに攻撃される音)


?<こんなものはデッキではない!(無言の腹パン)
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