神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第106話(幕外) 緊急招集

 事実上の派遣状態とは言え、全ての事をやらなくても良い訳では無い。常に戦闘の後に待っているのはアラガミに関するレポートに代表される事務仕事だった。

 元々他の地域から来た人間は極東に長期滞在する訳では無い。自分が感じ取った内容を常に提出するのは、他の支部から見た極東のアラガミの受け止め方の確認の為だった。

 

 他の地域と何故異なるのかだけでなく、今後元の支部に戻ってからの感覚の乖離を消すための一環でもあった。

 他の支部では事実上の一個中隊を出す程のアラガミだとしても、ここでは一つのチームだけで討伐するのは当然の事だった。

 実際に極東支部でそれ程の出動をしたのは数える程しかない。大量のアラガミが発生した場合や、正体不明の感応種が出没した際にあっただけだった。

 それでも精々が2~3チーム。だからなのか、その差を確認する為に派遣された人間はここに常駐する部隊以上の提出物が求められていた。

 本来であれば肉体労働専門と言いたいげな人物でも、皆等しく要求されている。それはアランもまた同じだった。

 

 

「ったく、なんでこんな面倒な事をしないといけないんだよ。俺達はこんな事の為に来たんじゃねえんだよ……」

 

 事務仕事は基本的には部隊長がやるべき内容だからなのか、アランはこの手の作業を苦手にしていた。

 自身もこれまでに何度かイタリア支部でやってきたが、極東支部の要求する内容は、これまでに感じた事は一度も無いと言える程の量。実際にはそれ程ではないが、体感的にはミッションよりも長い時間を必要とする程だった。

 ここに来る前に、事前に極東支部へ行っていた人間から聞いた言葉。『戦闘はアラガミだけではない』を実感していた。

 

 

「最初の内は大変ですよね。私もそうでしたから……」

 

「あれ、アリサさんもですか?」

 

「ええ。碌に教えられていないのに、それですから」

 

 アランの呟きを聞いたかの様に気が付けば隣にはアリサが座っていた。

 あのハルオミと飲み明かして以来、アランは引く程ではないが、アリサにアプローチをしていた。

 元々左指の指輪の存在も知っていたが、ハルオミの言葉を正しく理解するならば、確実にそれは男避けの指輪。恋人が居ないのであれば自分が立候補すべきとの謎の使命感を基に、時間をかけるかの様に近づいていた。

 しかし、アリサは他の部隊ではなくクレイドルの中軸として動く人物。同じ支部内のはずにも拘わらず、ゆっくりと話をする時間が殆どなかった。

 一時期はそんな環境に諦めようと思った事もあった。元々ここには期間限定で来ている為にタイムリミットが存在する。幾ら伊達男を装っていても、時間と言う物まで凌駕する事は出来ない。

 そんな中での今回の逢瀬。アランは少しだけ自身の幸運を噛みしめていた。

 

 

「結構面倒な記述が多すぎるんだと思うんですけどね。同じ様な事を何度も書いたので」

 

「私も実は最初の頃は同じ事を考えていたんですよ。でも、似たような事を書くのは意味があるので……」

 

 アリサの言葉にアランは少しだけ聞き入っていた。

 元々書類作業を得意とするゴッドイーターはそう多く無い。事実、極東でも〆切に間に合う人間は早々居なかった。

 最近になって一部の人間が少しだけ提出に関して改善されたものの、トータルで見れば少数だった。

 似たような作業が続くのは、偏に極東支部内で使う情報と、他の支部に使う情報が事なる点だった。

 最初にアリサから聞いた際には疑問が残ったものの、話を聞くうちにその意味がアランにも理解出来ていた。

 元々極東には変異種と呼ばれる個体が割と頻繁に出没する。見た目があからさまに異なる個体であれば注意する事も出来るが、通常種と何も変わらない個体となれば話は大きく異なっていた。

 見た目だけで判断すれば、待っているのは自身の死。どんなアラガミであっても侮る事は出来ない証拠だった。

 実際に侮った為に殉職した人間が居るのも事実。苛烈な環境を生き残るのはゴッドイーターだけでなく、アラガミもまた同じだった。

 

 

「成程ね……まさかそんな事があったとは」

 

「他の支部に秘匿している訳では無いんですけどね。他の支部だと遭遇する事すら少数ですから」

 

「って事はアリサさんは他の支部に行った事が?」

 

「他と言うよりも、本部ですね。何度か任務の関係で足は運びましたので」

 

 そう言いながらのアリサの表情は先程とは少しだけ異なっていた。

 旧時代とは違い、今の世で旅行に行くと言う概念は既に失われている。精々が他の支部への異動か移動。それ位しか所属する支部を離れる事は無かった。

 何かを思いだしたかの様な表情のアリサは何時もとは違ったのか、少しだけ女の表情を浮かべている。

 これがアリサの近しい者であれば、また何かを思い出しているんだと予想出来たが、生憎とこの場にはアランしか居なかった。

 そんなアリサを見るアランもまた違う側面を見れた事によって改めて自身を奮い立たせる。同じ場所に居ながら全く異なるベクトルを向けた笑顔に、カウンターに居るムツミでさえも何も言わなかった。

 

 

「へぇ、色々な所に行ってるのかと思ったんですけど」

 

「中々行くには難しいですから。それに、極東にも良い場所は幾つもありますよ」

 

「成程……出来れば、是非紹介してほしいですね」

 

「ええ。私で良ければ紹介しますよ」

 

 アリサの言葉にアランは内心ガッツポーズを作ってた。元々アプローチを仕掛ける場面がかなり少ない。勿論、そんな数少ないチャンスを潰す様な真似はするつもりは毛頭無かった。

 出来る事ならこのチャンスを元に一気に親しくなる。そんな取り止めの無い事を考えていた。

 しかし、そんな甘い考えは直ぐに消え去っていた。アリサだけでなく、アランの端末から緊急のコール音が鳴り響く。オープンチャンネルによる緊急招集の合図だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 サテライトの入植は予定していた人員を全て収容して終わりではない。幾ら建物があろうが、人は霞を食べて生活している訳では無い。実際に入植してから生活の軌道が順調になるにはそれなりの時間が必要だった。

 既に配給の準備は完了している。後は日程の調整を何時までやるのかが焦点だった。

 現時点で入植者に出来事は限られている。その中には生活に関する内容も含まれていた。飢えによる感情悪化は最低限避けなければならない事態。ゴッドイーターとは違い、一般の人々はまだ何も出来ないまま。少なくともこれまで立ち上げたサテライトの経験がそうさえたのか、派遣されたゴッドイーターが最初にするのは炊き出しだった。

 腹が満たされれば、多少の苦労も乗り切れる。それと同時に、それまでの間は何らかの保証を余儀なくされていた。

 

 

「炊き出しは人数分ありますから、慌てないで下さい」

 

「何だか済まんな」

 

「いえ、折角ここまで来たんですから、温かい食事をして落ち着かれたらどうですか?」

 

「そうか……催促したみたいだな」

 

「気にしないで下さい。これも当然の事ですので」

 

 入植した者達は自分が何処に住むのかを事前に聞かされていた。

 元々サテライトの建築は外周の防壁を作るものの、内部まで手を入れる事はしなかった。

 当初はそれをやっていたものの、あくまでも黒い雨が降る事が前提だったからだった。

 しかし、今は黒い雨に怯える必要は何処にも無い。時間のゆとりがあるからなのか、建築資材を搬入しながら今後のビジョンを明確にするのかを焦点にしていた。

 だからなのか、入植した者達も初めて見た際には驚きはしたが、最終的には自分達の終の棲家となるのであればと了承していた。

 それと同時に、資材が届くまでは一定量の身の回りの事も世話をする。エイジが炊き出しをしていたのはその一環だった。

 匂いにつられるかの様に人々が集まってくる。初めて目にする光景ではない。だからなのか、エイジは来た人間に対し、次々と食事を振舞っていた。

 

 

《エイジさん。すみませんが、少しだけ時間を頂けませんか?》

 

「何かあった?」

 

《はい。実はオープンチャンネルによる緊急出動要請が出ています。既に帰投中の第1部隊と同時に、アナグラからも応援として部隊を派遣しています》

 

 炊き出しの際に飛び込んで来たのは緊急応援要請だった。エイジがここに居る事はヒバリだけでなく、フランも知っている。

 クレイドルとしてのスケジュールだからなのか、耳朶に飛び込むフランの言葉にエイジが少しだけ考えていた。

 

 

「参考に聞きたいんだけど。応援要請を受けて、出てるんだよね?」

 

《はい。ですが、こちらで観測できる状況を見ると、今は第一陣と言った所です。そちらに向かう可能性はゼロではありませんが、可能性を考えれば選択肢からは外しても問題無いかと》

 

「第一陣となれば当然、次があるはずだけど、アナグラで観測できるのと、今後の予測レベルは?」

 

《少なくとも、こちらで観測できるレベルであれば三陣までは可能性としてありえます。ですが、緊急要請で出ている部隊のバイタル情報は良いとは言えません》

 

 フランからの通信にエイジは炊き出しの状況を見ながらも少しだけ考えていた。

 緊急事態に陥る以上は救出は当然の結果。しかし、この場にはエイジと北斗。あとは数人のクレイドルの隊員しかいない。

 炊き出しを続けるのは簡単だが、少なくとも入植は今日で完了する。だとすれば、今後の予定がどうなるのかは考えるまでもなかった。

 

 

「了解した。でも、移動の足はどうするの?」

 

《それに関しては既に迎えを出しています。到着まで凡そ300秒と言った所です》

 

「了解。至急寄越してくれ」

 

 

 

 

 

 エイジの言葉に通信機越しのフランから安堵の雰囲気が漂っていた。

 元々救援要請をだすのは当然ではあるが、こちらもサテライトの入植と言う重要な内容を実行している。

 本来であればこの状況下でサテライトから離れるのは自殺行為でしかない。それと同時に折角安心できる環境に来たばかりの人間に不安ももたせる可能性もある。それを考慮するととてもじゃないが、エイジに通信を繋げる事がどれ程厳しいのかを理解した上で繋げていた。

 

 戦力としてみれば最大の戦力。しかし、クレイドルとして考えればフランが取った行動は下の下の行為だった。

 幾ら尽力を尽くそうが、些細な事で信頼は簡単に崩壊する。仮にここで横槍を入れるとなれば、ある意味で矢面に立つのはクレイドルだった。幾ら緊急事態だと言っても入植者には何の関係も無い。それを理解した上て通信を繋げていた。

 後で何を言われようとも覚悟をした上の話。だからなのか、通信が切れた際にはまるで大きな戦闘が終わったかの様に大きく息を吐いていた。

 

 

「フランさん。どうかしましたか?」

 

「いえ。何でもありませんよ」

 

「だったら良いですけど。でも随分と疲れ切った様にも見えますよ」

 

 ウララの言葉に気が付けばじっとりとてに汗を握っていた。しかし、戦場で命を懸けて戦う事を考えれば、この程度の事は造作も無い。

 フランは改めて移動しているヘリに対し、通信を繋げていた。

 

 

「取敢えずは私達が出来る事はやるしかないです。少なくともこれを見ればある意味仕方ないかもしれませんね」

 

 フランが示した先にはアラガミを表す光点が集団となっていた。

 以前にも見た大規模な派生程ではないが、それでも脅威としか言えなかった。

 今のアナグラには幸か不幸か戦力として数える事が出来る人間は割と多い。しかし、その大半はベテランではなく教導目的の派遣組だった。

 光点ではアラガミの状況ははっきりと判断出来ない。距離が近くなれば偏食場パルスで予測出来るも、現時点では未定のままだった。

 

 

 

 

 

「北斗。聞いたと思うけど緊急要請だ。炊き出しは他の人に頼んでこちらも直ぐに移動する」

 

「了解しました。ですが、ここの人達には話をした方が良いんじゃないですか?」

 

 先程の緊急の通信を聞いたエイジと北斗は切れると同時に今後の事を考えていた。

 ただでさえ疲弊した状態でここに来ている。そんな中でアラガミの強襲となれば混乱を来すのはある意味当然だった。

 もちろん北斗の考えは分からないでもないが、現時点ではそこまで話す必要は無いとエイジは判断していた。

 

 

「あの話だと、ここに来る可能性は低い。一陣と言うからにはそれなりの数にはなると思うけど、今はいたずらに告げる必要は無いよ。ここにもクレイドルの人間が居るんだ。何かあったとしても彼等を信じよう」

 

「そうですね。では急ぎましょう」

 

 連絡は2人だけではく、ここに駐留している全クレイドルの人間に届いているからなのか、入植する人達には気が付けれない程度に空気が変化していた。

 クレイドルは特定の人間がだけが突出した戦力を持っているが、実際にはここに配属される人間もまた極東支部内でも高い武力を持っている。

 

 常に人類とアラガミが対立する最前線に立つ以上、生半可な力量は無駄な死を招く一因でしかない。

 これまでは弛緩しない程度に柔らかい空気が漂っていたが、気が付けば少しづつ空気は張りつめていく。それが2人を前線に押し出すかの様にゆっくりと広がっていた。

 そんな空気を感じたからなのか、既にお互いが神機を握りしめている。今出来る事は集団だと思われるアラガミを屠る事だけだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……これは……」

 

 アナグラで広域レーダーを見ていたヒバリは思わず言葉が淀んでいた。

 ヒバリの記憶の中でもこれまでに何度か厳しい状況になった事はあったが、今回のアラガミもまたこれまでに経験したのと同等のレベルの数になっていた。

 未だ大量に発生するアラガミのシステムは確立されていない。事実上の防衛戦であると同時に、その中に幾つかの通常とは異なった偏食場パルスが存在していた。

 

 

「どうしたんだいヒバリ君?」

 

「榊博士。今回のアラガミの中には感応種と思われる個体が幾つかあります。ですが、それぞれが異なった場所に居る為に今の手持ちのリンクサポートシステムの数が足りません」

 

「……現在の利用状況はどうなってる?」

 

「今の所は戦闘中に使用している箇所はありません。少なくとも今から回収して現地に運ぶにはギリギリです」

 

 ヒバリの目に映っているのはリンクサポートシステムの稼動状況だった。

 最近では防衛の為に使用されるケースが多いからなのか、以前よりも数は多少なりとも増えている。

 しかし、感応種の偏食場パルスは既存のアラガミ以外には役に立たないのはこれまでに実証されていた。

 感応種特有の波形ではあるものの、今光っている一部にはデータが存在しない物も含まれていたからなのか、ヒバリの越えは無意識の内に強張っていた。

 

 

「仕方ない。直ぐに回収と同時に稼動の準備。それとブラッドには部隊を2つに分けて行動してもらおう。ヒバリ君、連絡は頼んだよ」

 

「了解しました」

 

 榊の言葉にヒバリは直ぐに通信回線を開く。この時間帯であれば北斗以外のブラッドは全員が聖域に居る。

 移動時間を考えればまだ余裕があると思われる程度だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シエルちゃん。このサツマイモ、結構大きいよ」

 

「確かにそうですね。ですが、本来はこれ程大きく育つのでしょうか?」

 

「詳しい事は分からないけど、大きいなら問題ないと思うよ。早速収穫したら試食会を開催しないと」

 

 聖域では以前に植えられたサツマイモの苗が順調に成長を続けていた。

 実際に聖域での植物の成長は通常よりも早い。それと同時に、この周辺だけは周囲に囲まれたオラクルの山脈の影響なのか、余程の事が無い限り気候は穏やかな事が多かった。

 

 

「また随分と大きく育ったんじゃな」

 

「でしょ!でも実際にはここまで大きいと味はどうなんだろう?」

 

「そうじゃな……ここまで大きいと本来ならお同じになる事が殆どじゃが、ここは土壌も良いし、味は期待出来ると考えても良いんじゃないかの」

 

 北斗はエイジと共にサテライトの地で警備をしていた事もあり、ブラッド全員が聖域での作業に没頭していた。

 周囲を見渡せばシエルは収穫された野菜を一か所に集め、ジュリウスとロミオ、リヴィは他の畑で収穫をしている。何時もの光景の中で、不意にシエルの通信機が鳴り響いていた。

 

 

 

 

 

「そうか……だとすれば作業は一時中断だな」

 

「だが、規模が大きいのと同時に、これまで観測されなかった感応種が相手になるか……」

 

 ログハウスの中で作業をしていたギルもまたシエルと同じく通信機が鳴った事で事態を確認していた。

 これまでにも何度かアラガミの大群がアナグラに向けて襲い掛かった事はあったが、結果的にはそれ程手間がかからないうちに収束を迎えていた。

 一番の要因はそれぞれが一定以上にアラガミの侵攻を食い止めた事によって、部隊を統率した事が要因だった。

 しかし、今回お襲撃はその中でこれまでに無い感応種が配置されている。リンクサポートシステムの恩恵はあくまでもこれまでに観測された感応種の偏食場パルスを相殺させた結果。

 データが無いのであればリンクサポートシステムの恩恵を受ける事は出来ない。新たに調べる必要がそこに存在していた。

 

 

「ですが、今回の件に関してはそれ程時間に余裕がある訳ではない様です。現時点でオープンチャンネルによる救援要請が出ていますので、我々もこのまま直ぐに出動する事になります」

 

 シエルの言葉に誰もが更に表情を引き締めていた。

 未観測の感応種の討伐任務となれば、それなりに様子を伺いデータの採取が優先される。ブラッドに関してもこのデータ収集の戦いはストレスが溜まりやすい任務だった。

 だからと言ってこのまま普通に討伐すると、今後の任務にも大きく影響が出てくる。だとすれば、選り好みする事無くそのままデータを優先し、完了時には即時討伐するのが今のやり方だった。

 

 

「そっか……で、応援要請した人って大丈夫なのか?」

 

「現時点ではまだバイタル情報に乱れは無いそうです。ですが、その地点までの移動時間を考えると、急ぐ必要はありますね」

 

「じゃあ、遠慮なく行くしかないね」

 

「そうですね。今回の件はサテライトに派遣している人間もまた来ますので」

 

 シエルのサテライトの言葉に誰が来るのかが直ぐに理解出来ていた。

 現在進行形でサテライトの入植を進めているのは一つだけ。それ以外は未だ建設すら始まっていなかった。

 それと同時に今回の招集。少なくとも北斗が派遣されるのは自明の理だった。

 シエルの言葉にナナやロミオもまた表情が明るくなる。今は少しでも戦力の嵩増しが出来るならと考えた所での投入はブラッドの士気を自然と高めていた。

 程なくしてヘリのローターが徐々に近づいてくる。詳細は不明だが、このまま現地合流するのであればとの思いに、全員の意志は戦場に向っていた。

 

 

 

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