IS 欲を持たないものの戦い   作:腐ってない女子

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遅れて申し訳ありません!もう、遅れないようにします。


4話

「すいません。オルコットさん!待ちましたか?」

 

あの後、授業を受けて、準備をした後に待ち合わせ場所に向かったけど、色んな人が騒いでるせいで、少し遅れてしまった。

 

「だ、大丈夫ですわ」

 

オルコットさんは慌てたように大丈夫と言ったが、慌てている様な感じがする。もしかして、この後、用事があるのかな?

 

「も、もしかして、この後に用事がありましたか?」

 

顔を覗き込んで、そう問うと、顔が真っ赤になった。

 

「顔が赤いですけど、熱でもありますか?」

 

そう言って、僕のおでこをオルコットさんに当てた。うーん、別に熱はなさそうだけど

 

「だ、大丈夫ですわ!」

 

そこまで大丈夫と言うのなら、平気かな

 

「あ、そうだ!呼んだ理由を忘れていました。先ほどはすいませんでした。つい、我を忘れて・・・」

 

「なぜ、あなたが謝るんですか?私のほうが謝るべきなのに・・・」

「そ、その、怖がらせてしまったので」

「そんな事、気にしなくてもいいですわ!それに、代表候補生である私があの程度で怯えるわけがないですわ!」

「そ、そうですよね。」

 

よかった!もしかしたら、殴られるかもって怖かったんだよね。

 

「そ、それより、いつまで僕の手を握っているんですか?」

 

そう。オルコットさんは先ほどから、僕の手をずっと握っているので少し疲れてきた。べ、別に嫌ってわけではないけど・・

 

「あ、忘れていましたわ!すいません!」

 

「その、あのときはすいませんでした。あの時の事は私に火がありましたわ。許してくださいとは言いません。唯、謝らせてください。」

 

オルコットさんはそう言って、謝ってきた。その、面と向かって謝れると、どうしていいかわかりませんね!

 

「えーと、頭を上げてくれませんか?どうしたらいいのかわからないので・・」

「そ、そうですか。」

「あ、あの!僕が言っていい事かわからないですけど、友達になってくれるなら、許しますよ?」

 

そう言うと、オルコットさんは目に涙を溜めて、僕のほうを見てきた。小動物みたいでかわいい!

 

「ほ、本当ですか?」

 

僕が頷くと、オルコットさんは涙を流して、また、僕の手を握った。

 

「ぜひ!よろしくお願いしますわ。」

 

オルコットさんはすぐに涙を拭いて、笑顔を見せてくれた。その時の笑顔はとても、眩しくて、ドキッ!としたのは言うまでもないだろう。それから、しばらく話をして、好きな食べ物の話になった。え?小学生か!って?上等です!かかってこいです。

 

「えーと、甘いものが好きです。アップルパイとか、パフェとか・・」

 

正直、好きな食べ物を言うと、撫でられるから言いたくないです。その、僕ってそんなにかわいいですか?

 

「かわいいですわ!す、少しだけなら・・」

 

そう言って、僕の頭を撫でてきた。気持ちいいけど、すごい恥ずかしい!はふぅ!

 

「その・・まだですか?」

「パフェを買ってあげますから、もう少し!」

「パ、パフェ!?す、少しだけですよ?」

 

パフェを頼んだ後も結局、撫でられ続け、1時間程の時間を使ってしまった。

 

「それでは、そろそろ戻りましょうか?」

 

そう言って、オルコットさんは伝票を持って、お会計に行った。

 

「あ、自分の方は自分で払いますよ!」

「せめてもの、お詫びです。奢らせてくださいな。」

 

結局、お金を払ってもらった。実を言うと、貯金はいっぱいあるんだけど・・

 

「ご馳走様でした。」

「もしよかったら、また」

「はい!次、奢ってもらえるなら、もっと高いの頼みますね。」

「ふふ!では、今度は私もたくさん撫でさせてもらいますわ。」

 

そう言って、オルコットさんは去って行った。オルコットさんはかっこ良く去って行ったつもりだろうけど、口元によだれが付いていた。

 

「僕も戻ろう。」

 

そう言って、僕は部屋に戻った。

 

「ただいま!」

 

そう言うと、ベッドのほうでガサゴソと音が聞こえた。

 

「「「お、おかえり!今日は遅かったね!」」」

 

見事に3人の声がピッタリだ。逆に怪しいけど・・

 

「ねぇ?僕に何か隠してない?僕、家族だと思ってる人に隠し事されると悲しいな・・」

 

僕はそう言って、落ち込むように下を向いた。

 

「その、これ」

 

簪ちゃんはそう言って、一枚の写真を見せてきた。その写真は僕と刀奈さんのツーショット写真だった。その写真は確か、小学2年生の時の写真だ。

 

「この写真がどうしたの?」

 

そう聞くと、簪ちゃんが、刀奈さんの生徒手帳を見せてきた。

 

「ここに挟んであった。」

 

そう言って、渡してきた。見ると、小学2年生のときの手紙があった。それは僕が刀奈さんに書いた手紙だった。内容は言わないでおく。

 

「この手紙を読もうとしたら、入ってきちゃって・・・」

 

そうなのか。でも、この手紙は読ませないよ。だって、黒歴史だもん。

 

「この手紙は特に面白くないから、見ないでいいよ。」

 

そう言って、僕はその手紙をポケットの中に入れた。

 

「なんで?もしかして、黒歴史とか?でも、冬奈の黒歴史とか、すごい知りたい。」

「私も!」

 

そう言って、二人は僕に詰め寄ってきた。

 

「だーめ!これは本当に見せないからね!」

 

そう言って、話を無理やり終わらせた。

 

「はあ!だったら、隠し持っとけばよかった。」

 

そんなに、見たかったのかな?まぁ、見せないけど

 

「ただいま!ねぇ私の生徒手帳知らない?たぶん、ここにあると思うんだけど・・」

 

「あ、それなら、あったよ。はい!」

「ありがと!よかった。あれっ!?ない!」

「どうしたの?」

「簪ちゃん!この中みた?」

「見てないけど・・・何か大事なものでも入って他の?」

「いや・・な、なんでもないよ。」

「そう。私たち、ごはん食べに行くけど、お姉ちゃんは?」

「うん。行く。」

 

そのような会話をした後、刀奈さんはずっと落ち込んでいる。あとで、こっそり戻しとこう。そのあとはごはんを食べて、布団に入った。もちろん1人で。これで、刀奈さんが寝るまでまとう。

 

「はぁいつになったら、寝るんだろう。」

 

もう、あれから、3時間くらいたっている。いまだに刀奈さんは布団に入ろうとしない。

 

「どこにいったのかしら。」

 

そうつぶやいたのが聞こえた。そのあと、すぐに鼻を啜る音が聞こえた。泣いているのだろう。でも、あれがそんなに大事なのかな?そう考えているとき、無意識に動いてしまった。やばい!

 

「起きてるの?」

 

刀奈さんはそういうが、ここで動いたら負けだと思い、動かずにいた。

 

「もしかして・・・」

 

そう言って、刀奈さんは僕の制服がかけてあるところへ行った。しばらくガサゴソとポケットの中を探っていた。

 

「あった。でも、どうしてこれを冬奈が?」

 

見つかったか・・・はぁ。どうしよう?そんなことを考えていると、急に布団をはがされた。

 

「やっぱり、起きてる。それより、どういうこと?」

「えーと、何のことかな?」

「これ!」

「それって、確か僕があげたやつだよね?」

「そう!って今はそれはいいの!なんで、冬奈が持っているの?」

「えーと、その落ちてたのを拾っただけですが・・」

「そんなはずないよ!だって、これが落ちるんなら、写真だって・・」

「写真?」

「あ!えーと、そう。」

「それより、もう寝ませんか?明日も早いですしお寿司。」

「そうね。それより、お寿司食べたいわね。」

 

見事に話が脱線したが、予定通り。これでいい。そう言って、眠りついた。

 

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