辺境鎮守府 狂犬録   作:マキシマムダンガル

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第二話 微笑む死神と純心なフフ怖

現在、二人は今後の事について話し合うために司令室にいる

 

「なぁ、吾郎ちゃん、前の鎮守府ってどんな所やったん?」

 

「あぁ?そうやなぁ、一応写真撮ってあるから、見るか?」

 

そう言って懐から写真を一枚取り出した

 

「見る見る!」

 

龍驤は食いつくように写真を見ると、真ん中に吾郎が椅子に座りその周りに六人の艦娘が立っている

 

「何か、どっかの映画でこんな感じの写真見たことあるわ」

 

「懐かしいのぉ、わしがまだ二十歳やった頃の写真や」

 

「せや・・・な?」

 

龍驤は写真の真島に目線を向けると、驚きの物が写っていた

 

「この真ん中に座ってる人だれ?」

 

「わしや」

 

「えぇぇぇ!!??Σ(゜Д゜)」

 

龍驤は大きな声でそう言った

 

「何や急に」

 

「いや、マジで誰やねんこいつ!?眼帯やなくグラサン!?しかも、長髪を後ろで縛ってタキシード!?」

 

「そら、二十数年も経っとったら見た目の一つや二つ変わるやろ」

 

「いや、これもう、他人やろ、両目開いてるし!」

 

「ほんまに懐かしいのぉ、その頃、まだ両目が見えとったなぁ」

 

染々と写真を眺めていた

 

「ん?この隣の艦娘・・・」

 

「おぉ、龍田か、わしの元秘書艦や」

 

「(゜ロ゜)」

 

龍驤は驚いた、秘書艦が龍田だと言うことではなく。その秘書艦の薬指に指輪がはめられている事に驚いた

 

「マジで・・・」

 

「何もかも懐かしいわ、まぁ、今も面白そうやけどな」

 

「吾郎ちゃんに恋心があったとは・・・」

 

「失礼な奴やのぉ」

 

その時、司令室の扉がバンッ!と大きな音をたてて開いた

 

「おう!俺が、世界水準を軽く越えた天龍だ!フフフ、私g」

 

「「あぁ?」」

 

天龍が意気揚々と扉の前で自己紹介していると、戦場の鬼と狂犬に睨まれ、天龍はフリーズした

 

「何や、ワレ」

 

真島のナイフのような目で睨まれ天龍は視線を逸らしおどおどしながら

 

「あっ、えっと・・・て、天龍って言います・・・あの、その・・・」

 

真島は天龍の怯えた姿を見て

 

「フフフ、俺が怖いか?」

 

冗談半分でドスの効いた声で言うと

 

「ひぇぇぇ!!」

 

悲鳴をあげて司令室の隅にまで下がった

 

「何やこいつ?」

 

「さぁ?」

 

二人は怯えて部屋の隅でガタガタ震えながらうずくまる天龍を見ながらそう言った。すると

 

「天龍ちゃん、ダメよ~、ちゃんと自己紹介しないとぉ」

 

おっとりした声が聞こえ、目線をそっちに向けると

 

「私は龍田と申します、どうぞよろしくお願いたします」

 

優しくゆったりとした声と、柔らかな表情でゆっくりとお辞儀した

 

( ̄□ ̄;)

 

真島は唖然とした、そこには前に配属されていた鎮守府の龍田がいたいたのだ

 

「な、何で?」

 

「また、よろしくね。吾郎ちゃん」

 

確実に裏のある笑みで笑った

 

「何でお前が、お前鎮守府の中でも一番戦力になっとったやろ」

 

「ん~、何でも、私が怖くて命令し辛いって」

 

「お前ってそない怖いか?」

 

「んふふ、それは~」

 

龍田はゆっくりと真島に歩み寄り、真島の肩に手を置いて耳元で恐ろしい笑みを浮かべ

 

「吾郎ちゃんの肝が座ってるからよ」

 

その時、真島の背筋にまるで、毛虫がくっついた様な不快な感触がした

 

「ホンマ、お前の声は何時聞いても身震いするわ。うちの組に欲しいもんや」

 

龍田はクスクスと笑いながら

 

「たかがこれだけで怯えて動けなくなる提督がいるんだから、軟弱よねぇ」

 

クスクスと笑いながら天龍の元へ行き天龍を起こした

 

「それと、この子は天龍ちゃん、私の姉なの。仲良くしてね、吾郎ちゃん、龍驤ちゃん」

 

ほくそ笑み龍田はゆっくりお辞儀した、その姿はさながら仮面を被り殺すタイミングを図る死神のようだった

 

「お、俺は天龍・・・だ、よ、よろしく」

 

さっきの勢いはなく、ちぐはぐな言い回しで自己紹介した

 

「姉妹艦か、まっ、多いに超したことはないな、二人ともこれからよろしゅう」

 

真島は二人と硬い握手をした




新しくやって来た天龍型の姉妹、二人の新たな戦力と共に遂に動き出す

次回「キャラ崩壊のロシア艦」
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