ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

1 / 156


文才がマジで無いです。多少の誤字脱字も気にしないという人なら楽しんでいただけるかと思います。


プロローグ
導く者誕生


ホグワーツ

 

 

割れた窓、四方八方に建物の残骸と思われる瓦礫が散らばり、制服の若者や黒いローブを羽織っている大人達の死体が所々目に付く。わずかに生き延びた人々も無事では済まず、血と舞った土埃によって汚れている。終わった戦争に疲れ果て家族や友人に恩人の死によって目が虚ろになっている。素人目で見てもここが凄惨な戦場であった事を容易に想像できる。だがここが学校であると理解する人はそういないだろう。

 

ここはホグワーツ魔法学校。その名の通り我々の思う普通の学校ではない。ここでは魔法を教えている。例えば、物を浮遊させたり、火を操るなどといった我々の常識では考えられない世界である。わかりやすく言えば魔法使いの卵達を偉大な魔法使いにするべく建設された学校である。魔法使いから見て魔法を使えない人々の事をマグルと呼ぶ。我々マグルは魔法使いの存在を空想の中の物語と認識しているが、本当は実在している。

魔法使い達とマグルの人口の差は大きいからか、マグルに魔法を認識される事をあまりよくは思っていない。一部の魔法使いは魔法の世界、魔法界にマグルの存在を排斥したいと考えている。この思想の中でも過激な思想を「純血主義」と言われている。純血とは魔法使いの両親から産まれた子供たちをそう呼び、また魔法使いとマグルから産まれた子供たちを半純血と呼ぶ。

 

この戦争の発端はマグルを排斥するためなら魔法使いであっても殺すべきだと考える「闇の帝王」ヴォルデモート率いる純血主義の集団「死食い人<デスイーター>」と強力な闇の魔法を赤ん坊の時に食らったのになぜか生き残り、ヴォルデモートを打ち破った「生き残った男の子」ハリー・ポッターとヴォルデモートが唯一恐れたという偉大な魔法使いにして、今は亡きホグワーツ前校長アルバス・ダンブルドアが率いた「不死鳥の騎士団」との闘いであった。

 

両軍は多大な犠牲をはらったがハリー・ポッターがヴォルデモートを打ち破った事により、戦争は終結。

だが勝者とはいえ、決して勝利した側だと思えない面持ちである。

 

 

***

 

 

ホグワーツ 橋の上

 

 

三人の人影が橋の前にいた。一人は黒のクシャクシャの髪に眼鏡をかけた青年。あの<闇の帝王>ヴォルデモートを打ち破ったハリー・ポッター。その右隣にいるのが赤毛で鼻のそばかすが印象的なハリーの親友のロン・ヴィーズリー。また左隣にいるのがマグル産まれなのに優秀な親友のハーマイオニー・グレンジャー。三人とも死喰い人との戦いで疲弊し、傷を負っていた。

 

「僕らその杖どうする?」

 

ロンがハリーが手にした杖に見て話す。

 

「僕ら?」

 

ハーマイオニーが少しイラっとしてロンの方を向く。

 

「だってニワトコの杖だぞ。世界で最強の杖だ。それがあれば無敵だぞ。」

 

ニワトコの杖を持ったハリーにロンがその杖をどうするか尋ねる。

 

ハリーはニワトコの杖に手をかけ、二つに叩き割り、崖の下に放り投げる。ロンとハーマイオニーは驚くがどこかで納得したような顔をする。

 

 

 

***

 

 

 

数分後

 

 

崖の下

 

 

「<アクシオ> ニワトコの杖の残骸。」

 

彼は杖の残骸を呼び寄せ呪文を使用し、折れた杖を手にする。この杖の価値を知らない者からしてみればただの折れた白い杖だが、彼を含める知る人々にとっては命をかけてでも欲しい物だった。

 

「<レパロ> 治れ 」

 

今度は杖に向かって修復呪文を使い、杖を治す。魔法使いが魔法を扱うのに必要不可欠な杖を修復するのは至難の技だが、彼の天才などと呼ぶには生ぬるく、ましてや鬼才とも呼ぶのもおこがましいそんな彼は青年であるが、神童と呼ぶに相応しい魔法の力量とセンスによって杖はまるで息を吹き返した様に折れる前の状態に戻る。復元された杖は先ほどまでの残骸とは思えぬほどの威圧感を発する。それだけでなく、威圧感の中に高貴な美しさを持っていた。その杖を手にした青年は持ち主として相応しい容姿をしていた。

 

どんな黄金を前にしても、ひるむ事が無いと思わせる長く、サラサラとした金髪。一目みれば虜となるどこまでも深い漆黒の瞳。上品かつ高貴な印象を思わせる黒いコート。平均身長を軽く上回る身長に、十人がみれば三十人が振り返る端整な顔立ち。(十人の漏らした羨望から来る嫉妬の声や手中にしたいという願望から来る声により、目にしなかった人も振り返る) 彼は史上最高傑作の彫刻とも連想させるような完璧な容姿だった。

 

 

「フフフっ...。ハリーも愚かだな...。自身の折れた不死鳥の杖も修復できたのならこのニワトコの杖も折っても意味が無いと考えるのが自然であったのに、この杖は俺の理想のため役に立って貰おう。」

 

 

 

 

これは魔法界をあるべき姿へと変える事を夢見たハウル・グレンストという若者の話。

 

 






ちなみに映画と原作を織り交ぜています。原作ではハリーの折れた不死鳥の杖はダンブルドア(肖像画)に直してもらい。また映画ではニワトコの杖を橋の上から投げ捨てています。この事から最強のニワトコの杖を直し手に入れる人物も居ては不思議では無いと思い、投稿しました。


以前の作品では文章力は無いがストーリーが面白いと評価されてきました。ですのでストーリー重視で読んでいただけると幸いです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。