ハリー・ポッターと導く者   作:匿名希望 2

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裁判

 

 

「というわけだ。二人は騎士団入りを望んだがダンブルドアと両親の許可を得たほうがいいと話したらこうなった。」

 

俺はハリーにオーナーになった経緯を教えた。

 

「それはいい。僕に騎士団の情報を教えてよ。」

 

ハリーは俺に頼む。俺は反対派だから援護しない。

 

「私は賛成だ。ハリーは騎士団の大多数のメンバーより多くの事を成し遂げてきた。」

 

シリウスは賛成意見を皆に伝える

 

「誰もこの子が成し遂げてきた事を否定しやしません。この子はまだ「ハリーは子供じゃない!」

 

シリウスがイライラしながら言った。

 

「大人でもないわ!シリウス、この子はジェームスじゃないのよ」

 

ハリーの死んだ父親の名前をだす。

 

「お言葉だが、モリー、私はこの子が誰かはっきりわかっているつもりだ。」

 

シリウスは冷たく言い放つ。

 

「私にはそう思えないわ!時々あなたがハリーの事を話す時、まるで親友が戻ってきたような口ぶりだわ!」

 

モリーが少し大きな声をだす。

 

「それのどこが悪いの?」

 

ハリーが言った。

 

「ハリー、あなたはお父さんとは違うからですよ。どんなにお父さんそっくりでも!」

 

そういうとシリウスを睨む。

 

「ハリーはまだ学生です。責任を持つべき大人がそれを忘れちゃいけないわ!」

 

「わたしが無責任な名付け親だという意味ですかね?」

 

シリウスは声を荒らげて問いただした。

 

「ただし、あなたがアズカバンに閉じ込められていた間はこの子の面倒を見るのが少し難しかったのじゃありません?」

 

するとシリウスが椅子から立ち上がろうとした。

 

「モリー...。それ以上シリウスを侮辱することは私が許さん。シリウス...モリーも悪気があったわけじゃない。抑えてくれないか?」

 

ガリムの低く威厳のある声に皆が静まりかえる。

 

「モリー...ここにはハリーの事を気づかっていない人間はいない。私はハリーに答えるべき質問は答えるべきだと思う。だがその質問はダンブルドアが決めるべきだ。ダンブルドアがいない以上私がここのリーダーだ。私に従ってもらおう。」

 

ハウルと同じ威圧感を放ち周りを納得させた。

 

「ハリー。私はお前の騎士団入りに反対だ。お前には実力が無い。そのことは十分に理解できるはずだ。」

 

ハリーは学校生活の事件はすべてハウルの手助け無しではとっくに死んでいたことを思い出したため言い返すことができなかった。

 

「ハリー...お前は騎士団入りより裁判の心配をすべきだ。父上はお前のために魔法省に圧力をかけている。」

 

父上はイギリス最強の闇祓いと同時にグレンスト家の当主でもある。魔法省に圧力をかけるぐらい楽勝だ。

 

「気にするな。私は君を退学にさせたくないだけだ。それに法律では君に有利だ。私が何もしなくても無罪の可能性が高い。」

 

ハリーはガリムの口調がハウルとよく似ていたのでかなりの親近感が湧いた。

 

 

***

 

 

裁判所

 

 

「証人、姓名と被告との関係は?」

 

裁判所が俺に質問した。

 

「ハウル・グレンスト。ハリーとは友人です。」

 

俺が名前を答えると裁判員と陪審員の顔が変わった。父上の影響と新聞だな。ドラゴンを殺すのはマズかったか...

 

「よろしい。報告書には君が被告に守護霊を教えたとか?」

 

魔法大臣のファッジが俺に尋ねる。守護霊はルーピンが教えたが、狼人間のルーピンよりグレンスト家の次期当主の方が効果的だろうとして俺が守護霊を教えたことになった。

 

「えぇ、学校内でしたので違法ではありませんし、校長の許可を得ましたので。」

 

「疑うわけでは無いが、君の年齢では守護霊の呪文を教えられるほどの力があるか分かりかねないのでな。」

 

ファッジがこちらを見ている。

 

「ならばお見せしましょう。<エクスペクト・パトローナム> 守護霊、来たれ。」

 

俺の杖から青白い光の大蛇が現れる。

 

「素晴らしい。さすがはガリムさんの息子だ。いつ覚えたのかね?」

 

拍手をしながら一人の裁判官が尋ねた。

 

「九才ですね。この質問は裁判に関係ないと思われますが?」

 

俺が少し挑発的に言う。

 

「その通りだ。それでは君はなぜ被告に守護霊を教えることとなったのかね?」

 

ファッジが先ほどの裁判官を叱り、質問に戻った。

 

「二年前のブラックがホグワーツに侵入した疑いがあった時に汽車の中に吸魂鬼が調べに来た時にハリーを襲ったので、居合わせた私が守護霊を使い追い払いました。その後に頼まれたので教えました。」

 

二年前、ダンブルドアはそのことで大いに怒らせたので魔法省には負い目を感じているから効果的のはず...

 

「...それでは守護霊は何に効果があると話したのかね?また見せびらかしていいとでも言ったのかね?」

 

ファッジが少し嫌味を含めて言った。

 

「私は守護霊の専門家ではないため詳しくは知りませんでしたので吸魂鬼を追い払うのに効果的としか言いませんでした。また守護霊を覚えようとするハリーは真剣そのものだったので吸魂鬼に使う以外に使用するとは思えません。」

 

ファッジは俺からボロをださせるような質問を考えるが何も出てこないようだ。

 

「...もう下がってよろしい。」

 

その言葉に俺は裁判所を退出した。もう無罪は確定だな。

 

 

その後、守護霊を使わざるを得なかったと判断されハリーは無罪となった。

 

 

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