ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
グレンスト家屋敷
「あ?」
ハウルはホグワーツからの必要テキストの入った封筒の中に見覚えの無い手紙とバッチが入っていたのに気がついた。
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監督生任命
新たな監督生として貴殿を任命することが決定しました。伝統あるホグワーツの監督生として皆の手本となるように期待します。
副校長 ミネルバ・マクゴナガル
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「面倒だな...学校のために尽くすなど何の価値もない。」
ハウルは学校でぶっちぎりで首席、そして優等生で社交性も高い。監督生に選ばれないわけがない
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地下室
「ダフネ。ホグワーツから手紙来たか?」
夏休み恒例の特訓をしに来ていたダフネに尋ねた。
「私、監督生になったわよ!勿論貴方もよね?」
ダフネがレイナとの修行を中断し、俺に抱きついてきた。
「あぁ勿論だ。二人で学校のためにつくそう!」
ハウルは監督生に任命された時の感情は一瞬で消え去った。
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グレンスト家 庭園
グレンスト家は庭園というより自然公園だった。珍しい草花が多く植えられてあり、動物達も遊びに来る。近くにはグレンスト家所有の山も存在し、魔法薬に使える薬草やキノコも多く生えている。
「よぉラートス。今日も俺達を乗せてくれるか?」
ホグワーツから盗ん...買い取ったヒッポグリフのラートスは嬉しそうに雄叫びをあげて背中を下げた。たまに俺とダフネは本当に重要な話を上空でしている。上空なら盗聴される心配も無いし、敵わない敵に遭遇したら屋敷の結界に逃げ込めばいい。俺とダフネを乗せたラートスは上空へ飛んだ。
「まずは俺の<スパイ>活動の報告だ。かなりの神経を使うが問題無い。」
「貴方なら楽勝でしょ。」
「フッ、まぁそれはいいとして、賢者の石だ。あれはまもなく完成する。あと二ヶ月かかるか、かからないかって所だ。」
あと少しだ。復元だけなのにかなり苦労した。
「そう!さすがね!これで私達の夢にかなり近づくわ!」
ダフネが興奮している。ダフネに隠し事をしないと決め、俺が情報を与えるたびに凄く嬉しそうなのだ。
「あぁ。だが一つ聞きたいことがある。お前はこれから永遠に俺と共に歩む覚悟はあるか?数えきれないほどの友人の死に耐えることができるか?」
賢者の石を使用し、永遠の命を得ると寿命による人の死を体験し続けなければならない。
「貴方が賢者の石の存在を教えてくれた時から覚悟していたわ。どれほどの屍を超えても私はずっと貴方のそばにいる。」
「ダフネ...。」
「永遠に貴方と一緒にいられるんでしょ?そんなの最高じゃない。」
ダフネは俺を後ろから優しく抱きしめた。