ハリー・ポッターと導く者 作:匿名希望 2
「それにしても蛇ってホグワーツに持ち込んでいいの?」
ホグワーツには一部の動物を持ち込んでいいのだ。俺はロープの中から必要なリストを取り出す。
「ここにふくろう、または猫、またはヒキガエルを持ってきてもよい。って書いているだろう? 他の動物は持ってきてはいけないとは書いてない。」
ハーマイオニーとネビルは唖然とする。
「まぁ、校長に許可はとってある。俺は軽い疾患があってな。症状を抑えるために採れたての蛇の鱗がいる。その日の体調で調整しないといけないし、調合も難しいから自分で作ることで特別に許してもらった。」
「あなた...パーセルマウスよね?さっきアリアを抑えたわ。」
「あぁ、グレンスト家では稀にパーセルマウスを産まれ持った子がいるらしい。それより俺って何かおかしいのか?なんか人から凄く見られてる気がするんだ。俺は父上の仕事柄、人と触れ合う機会がほとんどなかったんだ。どこか浮世離れしてないか?」
ハウルはダイアゴン横丁から疑問に思っていた事を尋ねる。
ハーマイオニーとネビルはふとコンパートメントの外をみる。するとハウルを見ていた。周りのコンパートメントにいる女子生徒が一斉に引っ込む。中にはハーマイオニーを睨んでいる生徒もいる。
「とっ特におかしい所はないわよ。(あれよね?人と触れ合う事がないから自分がハンサムな事わかってないのかしら?)」
「そうだよ。普通だよ。(いつか分かるよね。説明するのもなんだし...。)」
ハーマイオニーとネビルは無言の会話をし、あやふやな回答をする。ハウルが一人なのはそばに行きたいが恐れ多いと感じ誰も入れなかったのだ。
「それはいいとして、2人はどこの寮に入りたいんだ?」
2人の引きつってる顔を見て、パーセルマウスは闇の魔法使いによく見られるという噂がある。そのせいかと勘違いして、無理やり話を変える。
「私はグリフィンドールに入りたいわ。絶対いいみたい。ダンブルドアもそこの出身だって聞いたわ。でもレイブンクローもいいみたい。」
確かにグリフィンドールやレイブンクローは彼女に合ってる気がする。
「ネビルはどうなんだ?」
会話に入れないネビルを見つけ、話を振る。
「ぼっ僕はグリフィンドールがいいな。だけど僕は多分ハッフルパフだ。もしスリザリンなんかに入ったりしたらばぁちゃんに殺されちゃう。」
ハッフルパフは劣等生が多いとされている。
「でも、ハッフルパフもスリザリンも悪いわけじゃない。自分がどうあるかではないか?」
ハーマイオニーとネビルは何も言い返せなくなる。間も無くその空気を見兼ねたハーマイオニーが空気を変える。
「ハウルはどの寮に入りたいんの?」
「あ〜何も考えてないかな...組み分け帽子が選んだ所に素直に入るよ。でも母さんはレイブンクローの一族だから俺もレイブンクローかな...。」
「そうね、貴方にスリザリンは似合わないわ。」
「そうだよ。君の凄く優しいし、スリザリンだけはないよ。」
そんな時に間も無くホグワーツに到着するとアナウンスがなる。
「そろそろ各々のコンパートメントに戻った方がいいんじゃないか?荷物とかも置きっ放しだろ?俺も着替えたいし...。」
「そうね、ホグワーツで会いましょう。じゃあねハウル。」
「あぁ、またな。ハーマイオニー、ネビル。」
「うん。」
ハウルは2人を帰し、また一人になった所で呟いた。
「俺は君達の為にどうするべきなのかな...。アイリス、ティンクス。君たちが笑って過ごせる世界を作る為に...。」
後にこの少年がイギリスだけでなく、世界を揺るがす事件を起こし、後世にハウルの名前を轟かせる事になるとは誰も思いもしなかった。